今回のテーマは「なんとなく」を大事にしよ。です。
なんとなくが一番大事よ。
※この記事は、本能的に身体や心が、なんとなく〇〇と思うことについて、たぶん無視ししないほうがいい7つの事柄をピックアップしつつ直感っていい感じだよねということをお伝えする内容になります。
理屈では説明できない感知能力のことを第六感といいます。一方で、その感知能力(予感)が、なんかよくないこと起きそうかもと主にはネガティブな事柄を察知することを虫の知らせと日本語では言います。
どちらも含めてスピリチュアル界隈では、「直感」というとぼくは思っていますが、人生で一度くらいはなんとなくこうかも。みたいな自分のアンテナが働くときが誰しもあると思います。
一方で、本能とは、後天的に知識や経験として身につけたものではなく、生まれつき持っている行動の様式や能力のことで、多くの場合は自分を守るために発揮されます。
この道は危険かも?みたいなあれです。英語だと、腸の本能(gut feelings or instincts)なんて表現をされます。腸で本能的な行動を決めているのでしょうね。
スピリチュアル界隈では、理性や本能よりも直感を大切に!と言われることが多い印象ですが、個人的にはバランスでその内容にあったものに比重を置くのがいいのかなと感じています。
理性的な部分を疑いつつも、本能や直感を大切にいってみよう。そんな人の参考になれば幸いです。
- 本能とは?
- 直感と本能の違い
- 無視しない方がいい7つの本能
- 本能と恐れの違い(本能の奴隷ではなくマスターになる)
- まとめ
まずは本能の説明をしてみましょう。
本能とは?
本能の定義を辞書でみてみると、
- 生まれつき持っていると考えられる行動の様式や能力
- 動物が外囲の変化に対して行う、生得的でその種に特有な反応形式
というような用語が散りばめられています。
本能の目的はサバイブすることなので、自分を守るときに強く働く最も原始的な第六感のようなものだと個人的には思います。
本能の反対は理性ですが、これやったら経験的に一般的にやばいからやめよう。(いいから)やろう。という脳に基づく意思決定プロセスの1つです。
例えば、いきなり、理由も原因もわからないけど、通学&通勤ルートを変えてみたら、危険を避けられたなんて話はまさに本能が自分の身を守るために働いたといえるシチュエーションです。
本能の役割
(腸の)本能は、繰り返し言っているように自分の身体を守るために自然に働くことが多いです。
簡単に言ってしまえば、潜在意識が電波として発信したものを身体(本能)が受信するデバイスです。
なので、基本的には、直感の声というのは身体の反応として頭で考えるよりもはるかに早く瞬時に身体でキャッチすることができるといえます。
直感や本能の声を無視するのがスピリチュアル界隈でいわれている「エゴ」になりますね。
ちなみにですが、ガットフィーリング(腸の本能)は結構信頼できるかもよ!という研究データはわりとあるみたいです。
次に直感と本能の違いをみていきましょう。
身体か心か
直感も本能も、顕在意識を離れたところ(知識や経験などではない)からくる意思決定や行動プロセスですが、本能は身体ベースの働きをします。身体の声を聴くってやつです。
一方で、直感は、普段の「自分ではない何か」から導き出されるような感覚や智慧(ひらめき)です。スピリチュアルな言い回しを含めるのであればハイヤーセルフ、本来の自分、宇宙、内なる神などです。
言い換えれば、本能は個人的なひらめき(エネルギー)で、直感は全体的なひらめきです。
直感の声は、穏やかで中立的なものに対して、本能の声は、少し感情的でボディに来る感じがあります。
内なる神さまとは?内なる神とつながる方法5選直感と本能の違いがなんとなく理解できてところで、次に本能の声の特徴やサインを並べてみます。
①唐突に沸き起こる恐怖心
この道なんか通らない方がいいかもな。とか、この選択は自分にはなんとなく合わないかも。みたいなときに身体が反応することがあります。
また、警戒心なんかもここにあたります。昔友人の親族がなくなるとき、胸のあたりがきゅーっとしめつけられるような感覚があったのはまぎれもなく本能なのかなと感じています。
②衝動的に何かしたい
自分の興味や好奇心が働く方向に身体が反応する本能の1つのパターンです。
異性だけでなく、なんか相性がいい人と会ったときに胸のあたりとかお腹のあたりがじんわり温かくなるようなあれです。
③全身の悪寒、鳥肌、背骨の反応
自分とは良い意味でも悪い意味でもかけ離れたバイブレーションに触れると、鳥肌がたったり、背骨がうずくような感覚はまぎれもなく本能の声に近いかもしれません。
合わないバイブレーションだと、吐き気や不安感情の増幅なんかもあったりするといわれます。
④何かをするorしないほうがいいという明確な声
身体の本能で何かをしたほうがいいあるいはしないほうがいいという声をキャッチすることはないでしょうか?
例えば、普段ならこれくらいならいつも通り持ち上げている荷物だから大丈夫だよな。と頭で理解はしていても、なんとなくそれ持ち上げたら腰イカれるよ。とかですね。
迷っていた出来事を、なんで今までこんなことで悩んでいたんだろうという感じでスムーズにスタートさせたりですね。身体がスムーズに反応するときは本能が働いている可能性がめちゃくちゃ高いですよ。
サイキック能力の覚醒・開花をブロックする5つのことここからは本題の本能の方が意思決定や行動プロセスの意図に向いているっぽいかもね。ということを羅列していきます。
①「危険にされされているかも?」
人生において、理由や根拠がなく、意志判断をすることは多くありますが、「なんか危険かも」「なんとなくやめておこうかな」という声は潜在意識の声を本能がキャッチするもっともポピュラーなものの1つです。
身体の声が危ないといっているなら迂回ルートを模索してみましょう。
②突然、知人・友人・家族のことが心配になる
虫の知らせというのはネガティブな意味合いで使われますが、それが自分の知り合いのニュースをキャッチすることも本能の声の1つです。
それらはたいていの場合、現実にあらわれる可能性が高いので、なるべくなら聞いてあげる方がいいと思います。
それに基づいて何かできるかというとそれはわからないんですけどね。
③「この道は自分には正しくない」
自分の今やっていることがあっていない、正しくないというときはその声はほとんどの場合、あっているので聞いてあげるのが良いと思います。
そこに明確な根拠、論理的かつ倫理的な理由がなくとも、それはまぎれもなく自分の声だからです。
本能ってそのときは愚かな選択と周りには言われるかもしれませんが、長期的にみたらやっぱりよかったなんてものもあるんですよね。
人生で間違った道を歩いている時のサインと進むべき正しい道にいる違いとは?④「SOSサインを出したい、助けが必要」
本能は、危険などを警告する要素だけではなく、自分に安心感、信頼、充足感などポジティブなエネルギーで満たす作用もあります。
なので、物理的にも精神的にも、「ヘルプミー!」と腸の本能が叫んだときは、ぜひ周りのサポートを得るのをためらわないでおきましょう。
⑤「彼・彼女は助けが必要かも」
自分だけでなく他人の領域においても、あなたができることや、やったほうがいいことが出てくる場合、本能の知らせがあります。
表面上はまったく心配なさそうにみえても、なんか声をかけてあげたほうがいいかもなあ。と感じたときはないでしょうか?
自他の領域はとても難しいですが、もし相手が声をあげたいけど・・というのをキャッチしたらそっと手を差し伸べるのもありです。
心の境界線を引く7つの方法!バウンダリーは健全な人間関係に必須?⑥なんか体調がよくない
本能は身体の声なので、自分の健康状態をみると本能の声がわかるといわれます。
慢性的にどこどこ痛いとか、なんか体調がすぐれないとか、原因や理由がわからないけど調子がわるいことが慢性的にも続いている場合、それは本能の声のSOSであることがあります。
身体の部位別!体の不調が伝えるスピリチュアルメッセージを徹底解説⑦「これだ!!」
これだ!という声は直感が働いた時にも生じますが、前述のとおり直感の声はわりとニュートラルゾーンからくることがほとんどなので、ぼくらは気が付きにくいかもしれません。
いうなれば、静かにいえー-すといっている状態なので。
一方で、本能は感情や体にアピールするので、「おっしゃ!これだ!!」となるときが多い印象です。それは間違いなく本来の自分の声なのでぜひ聴くようにしてみましょう。
「本来の自分」を生きている人がなぜかしっくりくる9つの言葉なんとなくやばい!みたいなものは、本能的に反応を起こすこともありますが、一方で恐れの感情感覚と結びつきやすいものだとスピリチュアルでは考えます。
なので、その行動のプロセスや意思決定の思考パターンなどが恐れからくるものか、それとも、本能的な部分で自分を守るために潜在意識からきたものかを見分けるポイントを少しだけ整理しておきましょう。
本能と恐れ
恐れと本能からくるシグナルの区別はぼく的にはとてもシンプルで、自分の反応を観察することでわかることが多いと思っています。
恐れから来る反応は、基本的には後天的に身に着けた防衛反応に近いもので、心がカオスになったり、誰かや何か、あるいは過去の自分などと比較したり、必死感を出すときです。
一方で本能から来る反応は、直感からダイレクトに受け取る反応なので、比較的中立にあって、あ、なんとなくこうかな。という感じだったり、おっしゃ!これだとぶれがないリアクションになるときがほとんどです。
例えば、この道を通るか通らないかの選択があったとします。
恐れからくる反応の思考決定プロセスでは、この道は不審者が出るという噂が過去にあった。この道で昔、よくないことを体験した。この道を通れるものは賞賛を受ける。などなど、余計な「不純物」がつきまといます。
一方で、本能からくる意思決定プロセスでは、この道は自分に合いそうだから行こう。とか普段はこの道を通るのがいいんだけど、なんとなく今日は身体がYESと言わないからやめよ。などなど、迷わない結果を生みます。
なんとなくこっちかもなあ。の直感が身体や感情、マインドなどにちょびっとスパイスを与えてくれるイメージですね。
自分を冷静に保ちながら(脳みそが中立ゾーンにあるっぽいとき)の智慧(ひらめき)がでてくるのが本能で、それは経験則としては蓄積しない傾向があると思っています。
一方で、恐怖心や恐れは蓄積するので、自分がクールなゾーンにはいません。しつように反芻されたり、クリアではない疑念だったり、心がもやもやするところから智慧(ひらめき)が出てくるときのほとんどが恐れです。
恐れや恐怖の本質とは?手放す方法、克服する方法ってなんかある?本能のマスターになる
スピリチュアル界隈にもいろいろな意見がありますが、個人的には、本能は大切なぼくら人間に備わっている機能の一部だと思っています。
もちろん、本能や理性、エゴではなく、直感を大事にしていきましょうという意見がありますが、それだけでは不十分な気がします。
理由としては、
基本的に直感とは、潜在意識(≒無、宇宙、創造主、エネルギーの大元)から来るものだとぼくは思っていますので、自分をここぞ!というときに発揮できる(本来の自分と近いエネルギー)シチュエーションももちろんたくさんありますが、
よりワンネス的な世界観に近く、全体性の要素が近いという感覚を覚えています。
一方で、本能はワンネス的な世界観というよりは、今の自分が最も必要なときにベストな選択を提示することが多いと感じています。
状況やシチュエーション、環境に応じて、自分から来る根拠のない思考や意思決定プロセスが直感でも本能でも対立することは基本的にはないと思いますが、もしかしたら相対する性質を帯びることもあるかもしれません。
例えば、
ぼくらは生まれてから死ぬまでに魂として、いろいろなことを経験するために生まれてくるんだよ。だから無限の可能性を信じてみようよ。と包み込むような広がりをもたらすのが直感だとしたら、
本能は、いやいや無限の可能性とか感じられるほど元気じゃないから、今はとりあえずそっと逃げておいて、あとからそれ考えればよいよ。みたいなイメージです。
時と場合によっては、本能の声の方が自分にとってしっくりくる答えだったりするとも思います。
ワンネスとは?スピリチュアル的な意味とわかりやすい宇宙の法則直感の方が大切、本能の声がすごい、理性の方がやっぱりいいぞ!というのは、うどんのトッピングにはわかめがいいか、油揚げか、はたまた天ぷらかというくらい不毛な議論だと個人的には思っています。
ただひとつ思うのは、人間として生まれてきたので、どうせならバランスよく全部の声を適材適所で聴いていくのが良いと思います。
全部エネルギー的には自分にとって必要な構成要素ですからね。
あと、個人的には身体からのメッセージというのは、本当に多種多様でそれを紐解く作業なんかが妙に面白かったりします。
ぼくはノドが弱かったり、鼻水が昔から出やすいんですけど、そこから紐解ける深層心理とか自分の行動パターンをみると、なるほどなるほど。と正解のない問題を解くのが好きです。
だからなんだよ。と言われると別になんもないんですが、人生においてつぶせる暇はいくらあってもいいとひいひいばあちゃんの仲良かったおじさんが言っていたのでそのくらいが人生はちょうどいいんだと思います。
みなさんは普段、本能はどんな風に働かせていますか?
いつも読んでくださってありがとうございます。