今回のテーマはドリームワークです。
夢は自分を知るのに役立つよ
※この記事は、ドリームワークという心理系のテクニックを使って、自分の潜在意識と繋がり、それをクリアにして覚醒につなげるためのヒントをお伝えする内容になります。
気まぐれで、素晴らしく、奇妙で、恥ずかしく、愉快で不思議なのでが夢の世界だと思います。人はなぜ睡眠を必要としていて、なぜ夢をみるかについてはいろいろな見解がありますが、
スピリチュアルな世界では、潜在意識とつながる場として夢を捉えます。要するに自分の魂への入り口であり、パラレルワールドの自分がいる世界なんですよ。
そのため、内面、内側の自分を知るとても貴重なヒントが夢には隠されています。
それゆえ夢の意味を解き明かすドリームワークでは、スピリチュアルな覚醒につながる可能性が大いにあります。覚醒の定義は人それぞれですが。
ぜひ夢を活用するヒントにしてみてください。
- 自分を良く知りたい人
- 潜在意識、深層心理の自分を深くみたい人
- 内側と向き合って覚醒につなげたい人
- 夢の意味を自分で分析してみたい人
まずは、ドリームワークについて説明してきます。
ドリームワークは、自己認識を広げ、スピリチュアルな側面で成長、そして人生の指針を得ることを目的として、夢の意味を解き明かすテクニックです。
ゲシュタルト心理学のテクニックと説明されることもありますが、フロイトやユングも夢については研究しているので一概にオリジナルテクニックとはいえないかもです。
ドリームワークをかなりかみ砕いて言えば自分で紐解く夢占いって感じかもです。
ドリームワーク、つまり日本語にすると夢を自分なりに解釈して落とし込んでいくことは、
エゴの声を認識し、本来の自分と繋がるのに役立ちます。つまりエゴの声を把握するきっかけと、それの癒し方のヒントが隠されているんですよね。
なので、スピリチュアルな目覚めにつながる可能性がほとんどの場合あります。(覚醒の捉え方を自己認識の拡大とワンネスとする場合とかね。)
また、強烈かつ印象に自分にとって印象に残る夢はハイヤーセルフやガイドからのメッセージだとする説もたくさんあります。自分が進化するサインって感じですね。
毎日メッセージをくれているガイドなんですよ。
ここで大事になるのは、夢占い的に、例えば、「追われる夢 意味 スピリチュアル」とかで調べたことが、あなたの今に本当につながるわけではないという可能性です。
夢占いは、もちろん自分で読んでみてしっくりくるときもあると思いますが、ぼく個人的な意見としては、夢は共通項でくくれるような夢ばかりではなく、
個人にとってのメッセージである夢もたくさんあると思っています。
なので、今あげた追われる夢と調べるといろんなシチュエーションで焦っているとか、そういう説明があったとしても、もしかしたらあなたにとっては、現実から逃げているから向き合いましょうというメッセージだったり、
はたまた、抑圧している感情を解放してみようというメッセージなのかもしれません。
夢占いが悪いとか外れるからダメということではなく、自分で読み解く意識をもっているほうがわかりやすいときもあるということです。
スペイン語をドイツ語の辞書を使ってネイティブ日本人が翻訳しようとするみたいな夢占いになっていることも多々ありそうです。※勝手なイメージです
一般的にドリームワークでは、夢を3パターンに分けます。
①情報処理としての夢
ぼくらが睡眠をする理由の1つではないかと言われている夢です。
得た情報、感じた感情で脳がキャパオーバーにならないよう処理的な意味合いでみる夢がまず1つ目です。
このタイプの夢は、脳が休もうとリラックスしようとしていると考えてみましょう。それ以上の意味合いは特にありません。
②深層心理を反映する夢
サイケドリームとか言われる夢です。
こちちは、あなたの内側(あるいはパラレル)によってつくられる、感じる夢であり、ある種の感情や思考など、マインドなどで満たされる傾向があります。
たとえば、目を覚ました後、興奮したり、怖がったり、神経質になったり、動揺したり、懐かしくなったり、性的に興奮したり、その他いろんな感情を感じることがあります。
こういた夢を見ているときは、いわゆるメッセージなので、何かを理解したり、特定の問題を解決するよう求められることがほとんどです。
スピリチュアルから見た夢はほとんどこれなんですよね。
③神聖な夢
この種の夢はまれであり、人生で数回しか見られないという人もいます。
神聖な夢を見るとき、それは「現実よりも現実的だ」という感覚があります。
そのような夢は、集合的無意識またはアカシック領域から来ると言われ、あなたの魂(本来の自分や創造主、元)からの直接のメッセージとなっています。
ぼくは多分みたことあるのないのか謎です。一度だけ「なにもないところ」にいった感覚があります。なにもないのにないってことが目が覚めると言語化できたので、たぶんなんかはあったんだとおもいます。
光(まぶしいとかそういう意味は含まない可能性もある)に包まれるあの感覚の夢だと思います。
ドリームワークは主に3つのアプローチをスタイルとしてとることができます。自分の好みで選んだり、全部混ぜながらやるのもいいですね。
①客観的アプローチ
夢を現実世界の出来事、状況に関する直接的な何かしらのメッセージだと信じて、今の自分の人生に役立てる試みです。
このアプローチでは、私たちの夢は、外部の出来事、人、状況に関する現実とリンクします。
例えば自分の親が登場する夢ならそれを比喩ではなくありのまま親と捉えます。また、自分の住んでいる家に友達が遊びに来て何か伝えていったら友達が何か話したいことがあるのかも。とかですね。
恐怖心や不安感情を反映していない場合、予知夢になるなんてこともありえそうです。
②主観的アプローチ
主観的アプローチでは、客観とは反対で、夢をすべて自分の内側の反映だと捉えます。
なので、登場人物、状況、出てくるもの、シーンはすべて自分のマインドだったり、自己の一部の投影になります。
夢占いとは違って、あくまで個人的な感情やマインド、自己の一部が夢として現れるので、例えば、夢占いにおいて、うさぎは恋愛成就とか出産を表すと一般的にはいわれていますが、
その人にとっては、もっと運動すると身体も心もヘルシーになるよというメッセージになるかも。というイメージです。うさぎを恐怖対象として認識していたら、うさぎが出てくる夢は恐怖心を表すとかですね。
③元型的なアプローチ
元型とは無意識に働くイメージのパターンです。
基本的には②の主観的アプローチと同じで、自己の一部として夢をみるのがこのアプローチですが、元型として出てきたシンボルや人物をみます。
例えば、母親=命を生み出すものとしての無意識のイメージが全人類にあることから、母としてのアーキタイプがあります。
夢で母親が登場したら、自分の個人的な意味合いというより、包まれるような愛情、生命、無償の愛がテーマになっているかもね。的なイメージです。
これは、夢占いのスタイルだと思います。さきほどいったように、うさぎの夢をみたらラッキーみたいな。
さてここからはドリームワークの具体的な方法とヒントをいくつか書いてみます。
①夢のタイプを知り、使用するアプローチを決める
まずは、自分の夢を覚えておくのが大変という人もいると思いますが、夢の切れ端でもいいので覚えている夢を先ほどピックアップした3種類のタイプからどれに当てはまりそうか予測していきましょう。
次に、①-③でご紹介したどのアプローチを使いたいかを直感に従って決めます。
②夢を書き出す、夢日記をつける
次に夢についてなんでもいいので紙やスマホに書き出しましょう。
登場人物、シチュエーション、シンボル、モノ、感情、時間帯、エネルギーなどなどとにかく書いてみるといいです。
この時点でかなり整理されて、メッセージやヒントを受けとるっていう人もたくさんいると思います。
③夢占いに頼りすぎない
元型的なアプローチをとるなら別ですが、基本的には〇〇の夢にはどんな意味がある?と調べる必要はないです。
夢は個人的なものとしてみるアプローチの方が自分で発見があって面白いからです。
夢占い的なアプローチに近いですが、例えば猫の夢をみたら、猫の神話とか伝説とか、シンボルとかを調べたりするのはヒントがみつかるかもしれないのでおすすめです。
④夢の再現をする
ここからはわりと実践的に使えそうなテクニックになります。
夢の一部をそのまま再現しするドリームワークがあります。
例えば、誰かが見覚えのある通りを歩く夢をみたとしたら、実際にその夢の登場人物と同じように歩きます。
夢を現実世界で再現すると、ひらめきや気づきを得られる可能性があります。ただ、再現できないだろという夢もあると思います。
上司をビンタするとか、自分や誰かを意図的に傷つけるとかですね苦笑
このやり方は主に、解読できないかつ繰り返しでてきて再現の可能性がある夢において使えます。
⑤周りに協力してもらう
④の周りを巻き込んで夢を再現するやり方です。
例えば、いろんな見知らぬ誰かが夢の登場人物としてでてきたとしてその代役を友人だったり家族にやってもらって、そのシーンを再現します。
もちろん主役はあなたでその夢には登場しないかもしれませんが、ナレーション役とかをやってみてください。どのような感情、考え、ひらめき、気づきが起こるかを試してみましょう。
友人や家族に自分の考えを聞いてもらうのもありです。こちらも思わぬヒントに恵まれる可能性があります。
⑥連想ゲーム
夢で登場した人、モノをすべて書き留めてみます。そして、自分のオリジナルの感覚でいいので、それがどんなものを想起させるかを直感的に書いてみましょう。
例えば、ぼくだったら、
階段ー上る、コツコツ頑張る、目の前のゴールがみえる、自信
あまりしゃべったことない昔の友人ー興味はあるけど怖い、無関心、なげやり、後悔
スイカー豊かさ、育む、円形、快適さ
こんな感じで、あまりしゃべったことない昔の友人も、階段もスイカももちろん最近の夢には出てきていませんが、昔の夢にでてきたものをピックアップしてみました。
これは、あんまり考えずにやってみてください。
これはインナーチャイルド案件に直結する感情などが出てくることもあるのでとてもおすすめです。
⑦夢のなかにいく
起床後すぐがわりとおすすめですが、イメージでいいので、もう一度夢の世界にいくと意図してみましょう。
登場人物やキャラクターがでてきたら、その人やシンボルに自分が気になる質問をしてみましょう。
断片的にでも夢を覚えていたら、そのことを尋ねるでもいいし、まったく覚えていなかったらその時浮かんだ質問でもいいと思います。
これもしっかり日記につけておくのがおすすめです。
⑧タロット、オラクルカードを使う
タロットやオラクルカードなどを使い慣れている人はこちらで夢の解釈を行うことも可能です。
- この夢を見た理由は?
- この夢は私に何を伝えようとしているの?
- この夢の中でアドバイスは?
なんて感じのシンプルな3カードのスプレッドで良いと思います。
自分で自由に質問して、こちらもメモしておきましょう。
最後に・・
ドリームワークはリラックスして、すべての可能性にオープンになって行うのがおすすめです。
自分はこれをやって覚醒するぞ。とかメッセージはなんなんだ!とかなると肩の力が入り、エゴいドリームワークになるからです。
また、大前提として楽しみながら、誰に披露するわけでもないかもしれませんがやるのがいいですよ。
今回は夢をテーマに、普段からできるスピリチュアルワークを紹介してみました。
夢なんて覚えていないよ!という人も本当に多いと思います。そんな人は、夜眠る前に、今日ベストな夢をみてそこからベストなメッセージを受け取ります。と宣言してから眠るといいです。
寝る直前は良い方向にも悪い方向にも自分の思ったことが反映されやすいですから。
そして一言でもいいので夢を書き出すのをおすすめします。つまらなかったとか、なんか懐かしかったとかだけでもいいんですよ。
それを続けいくうちにいきなり象徴的な夢が現れる可能性もあるのでぜひお試しください。
いつも読んでくださって本当にありがとうございます。