ネヴィル・ゴダード氏のテクニックを紹介します。
イマジネーションを育むといいよ
※この記事は、ネヴィルゴダード氏の意識・想像を使った引き寄せテクニックをご紹介する内容になります。
引き寄せテクニックというのは、世の中にたくさんあるんですが、その元祖ともいえるのがネヴィル・ゴダード氏の「想定の法則」(The power of awareness)になります。
なんせ1952年くらいにはこの本の初版が出ていますからね。
彼の主張は簡単に言ってしまえば、良いイメージが良い現実をつくるという引き寄せ本を読んだ人なら一回は聞いたことのある理論です。馴染みはめちゃくちゃあると思うのですが、
大事なことは何度読んでも色あせないのと、具体的なテクニックが敷き詰められているのでそちらを今回は紹介します。
今回のテクニックは、あまり余分なことを考えずに、練習がてらやってみよ。という感じと、わりと天真爛漫な?元気な?エネルギー感の人はとてもいいです。数秘でいうところの1と3と5あたりです。
なにかしらの参考になれば嬉しいです。
- 引き寄せの元祖を知りたい人
- イメージ力を育てたい人
- 余分なことを考えず引き寄せを実践してみたい人
- 足し算の引き寄せをしてみたい人
ネヴィル・ゴダードは、1905年生まれのニューソート(19世紀後半でブームになったキリスト教における潮流のひとつでスピリチュアルムーブメント)の作家や講演家をしていたなんか偉い人です。
「想定の法則」を世に広めた人で、ザ・シークレットで有名なロンダバーンやウェインダイアーさんも彼の著書に影響を受けたとかいわれています。
昔の引き寄せの法則は想定の法則だったといっても過言ではないと思います。
なぜなら、想定の法則とは、自分の願望を想定し、想像力を使って、願いが叶っている状態を意識の中で経験する。そうすると、現実化するというシンプルなものです。要するに思ったことが現実になるってやつです。
これを1930年代の世界恐慌の時に講演で広めていたとか言われているので引き寄せの体現者なんですよ。
よく言われる、引き寄せの法則は感情や感覚が大事だから、願いが現実化するまで、本当にそうなっているかのように振る舞う。みたいな引き寄せの法則のコツの1つがあるんですが、
それがまさに彼が言わんとする、想像力(目覚めた意識)の力なんですよね。
スピリチュアルは、いろんな歴史があるんですが、言っていることはけっこう変わっていないんですよ。
ぼくの勝手なイメージでは、昔のスピリチュアルはちょっと前に流行った?流行っている?スピリチュアルのいい気分でいましょう!を押し出すような感じで、今のスピリチュアルは、いい気分でいられなくてもありのままでいたらいいよ。って感じのスタイルがメインストリームになっているかなと思っています。
そのどちらも間違いや正しさではなく、自分に合うエネルギーを知るためのツールだと思います。
少し話をもどして、彼の哲学は主に2つです。
①想像力が現実を創造する
前述のとおり、彼は意識の力をエネルギーレベルで信じていたので、想像できることはなんでも実現可能と考えました。つまり、想像力を働かせれば、誰もがなんでも達成できると考えていたのです。
21世紀、令和の時代ですらこれに懐疑的な人が多い中、20世紀初頭にこんなこと言ってたらそうとうやばいやつだったに違いありません。(※個人の意見です。)
②誰もが神(顕現したイエス)である
彼はキリスト教でしたので、聖書の教えをベースに自分なりの趣向を加え、意識の力を広めていったされています。
彼のユニークなところは、聖書は歴史的な本ではなく心理学の本であり、聖書のすべての登場人物は精神機能とイメージプロセスであり、誰もが達成できる神の状態であると信じていました。
さらに、イエスは人ではなく、誰もが顕現を通じて達成できる神の状態であると考えていました。
つまり、みんな聖書にはこうしろよという教えがあるのではなく、人のかたちをして神になるにはこういう感じのプロセスがあるんだよって彼なりに解釈したということです。
ゴダードにとって聖書は、自分の想像力を使って、「本来の自分」に最も適した人生を達成し、創造する方法についての本だったそうです。
どこまでが真実かはぼくは彼の著作を全部読んでいるわけではないのでわかりませんがなかなか面白いですね。
さて、そんなゴダードパイセンのテクニックを今回はぼくらも学んでいきましょう。馴染みが深いしそんなの知ってるよってやつも多いと思います。
①ラダーテクニック
彼の教えの中でもっとも有名なテクニックの1つがこのラダーテクニックです。
至ってやり方はシンプルです。
寝る前とかがおすすめですが日中でも可
彼のポイントは、想像力なのでこれは時間がかかっても良いのでリアルに想像できるまで何度も繰り返します。
ラダーテクニックは、顕在意識(現実)と潜在意識(想像)のどちらがパワフルな影響力を持つかを調べる意図があるので、この実験の醍醐味はこれです。はしごを登りません。はしごはみません。みたいなはしごが登場しない文言を書いて、財布とかに入れて日中気づいたら読むようにします。
はしごを上らない紙もみないようにする
これだけです。
要するに1週間時間をつくって、3日間は寝る前に鮮明にイメージできるまではしごを登ったり降りたりする自分をイメージします。1日休んでまた3日同じことを繰り返します。
現実世界においては、紙に「はしごを登りませんよ。」と書いてそれを目に届くところに置きます。
彼の生徒がこれをやるとほぼ全員が1週間の間にはしごを登る現実を体験したそうです。そういうシチュエーションにたまたま出くわしたそうです。
はしごは比喩で、これを自分の願望に置き換えればなんでも叶うよというのがこのラダーテクニックです。
3ー1ー3のリズムも個人的には好きです。
②気分をつかむテクニック
ゴダードがすべては気分(感情、エネルギーなど)が結果を生み出すと考えていました。
なので、悲しい出来事あったときに、彼は最初はなかなかスムーズにはいきませんがポジティブな気分を内側に創造します、そしてそのポジティブな気分がデフォルトになるまでその気分に居座ろうとします。
このテクニックで大切なのは、その気分になるまでそこにこだわる姿勢です。
悲しい出来事があったとして、一時的に無理にポジティブをつくってもそれはかりそめです。
なので、ポジティブな気分がまるで自分のホームかのように感じ、それがデフォルトになるまで居座ろうとするのが大切です。
人は自分の内側でどんな気分でも創り出し、それを現実のものにすることができると彼は言います。
いい気分でいればいい現実が生まれるよのはじまりですね。
彼の教えがどこまでのものだったのかはわかりませんが、無理なポジティブはわりと毒だよと考えるのが現代のスピリチュアルです笑
おそらく彼は潜在意識のパワーを信じていたので、無理にポジティブになれとかそういうことじゃなくて、内側はわりと平和さをクリエイトしているのに気付こうよあたりなんじゃないなかと推測します。
③呼吸法
彼の教える呼吸法は、自分のかなえたい望み、願望をイメージ(ビジュアル化)しながら呼吸をするというものです。
最初はゆっくり息を吐いたり吸ったりして、徐々にそのペースをあげていきます。徐々にエネルギーが充電されるイメージをしていきましょう。
たっぷりエネルギーが全体に満ちてきたら、吸う息でエネルギーを取り入れるイメージをします。吐く息で、そのエネルギーが自分の願望をかなえるガソリンとなるようなイメージをします。
時間に関してはどのくらいやっても大丈夫ですが、これは望みが叶うまで何度も繰り返すのではなく、一度だけやるようにするといいみたいです。
引き寄せを加速させるのは1度で十分ってことですね。これもぼくはけっこう共感します。
④詳細なイメージ
これは現代の引き寄せでもよく使われるテクニックでゴダードの基盤をなすようなテクニックですね。
叶えたい願望はすべてもうすでに現実にあるように想像するということです。
例えば、理想のパートナーに出会うを願望に据えたとします。
イメージの中で、その相手はどういう人でどういう歴史をもっているのか、どういうプロセスでそういう相手と出会うのか、出会う時期はいつ頃か、そのときの感覚はどうなのか、
友人たちが祝福してくれる感じ、家族が応援してくれる感じこういったものをイメージすればするほど自分の想像が宇宙に届くようです。
ポイントは、まさにそのイメージ通りに現実がならなくてもまったく落ち込む必要はなくて、そういうエネルギー感をどんどん潜在意識にインプットすることだと思います。
⑤イベントを創る
叶えたい願望に寄りますが、例えば理想のパートナーなら結婚式、仕事ならビジネスでのイベント、お金ならちょっと贅沢な旅行などなどです。
その出来事やイベントが自分の願望とどうつながっているのかを明確にしましょう。ゴールですね。
これらのイベントをイメージするのが第一ステップです。
次に、完全にリラックスして瞑想状態をキープします。
そのイベントをイメージしたときに何が起こりそうかを創造しながら、感情感覚をたっぷり味わいましょう。そしてその感情になるべく長い時間浸るといいです。
⑥おめでとう
これは、いわゆる予祝といっしょです。
その願望があなたかも叶った後のように前祝いをするってやつですね。実際にお祝い事をしてもいいし、イメージの中で、それが叶って祝福してくれる友人や知人家族などを想像するのもありです。
⑦すでに現実のように振る舞う
これも鉄板中の鉄板、王道引き寄せテクニックですよね。
自分が叶えたい望みが叶っていると信じ込んで、現実的にそういう行動をするってやつですね。
例えば、億万長者になりたい!を願望に持っているとしたら、億万長者のように振る舞うってやつです。
パートナー欲しいが願望でパートナーいるように振る舞ったとして、レストランで二人分頼んだら間違いなく誰かしらにはドン引きされますけどね笑
このテクニックは勇気と自尊心が必要です。なぜなら現実に行動できない場面もでてきて、やっぱり無理じゃないかなと自分は必要なモノは何一つ持っていないと自己批判モードに入るからです。
自分にはその願望を体験するにふさわしいと思えるならこの信じ込みテクニックはかなり強力に働くと思います。
⑧噂テクニック
こちらもイマジネーションを育む良いテクニックです。
まずは、瞑想してリラックス状態になります。叶えたい願望にオープンになりましょう。
次に、その願望達成したことを耳にした友人や知人、全く知らない人がなんと噂話をするかをイメージします。どんな会話をするかはっきりとイメージすればするほど良きです。
誰が話しているのか、何を言っているのか、声のトーン、言葉、あなたはどう感じるか、詳細に想像してみましょう。
その会話を聞いたときに感じる感情を内側に落としこみ、それらの感情を本当の感情に変えてください。
賞賛、祝福、喜び、困惑、驚き、嫉妬、蔑みなどなどいろんな感情を共有すると思いますがその人物になり切ってその感情を自分のものとします。
このポイントは、自分だけでなく周りの感じ方もリアルにイメージすることでそれが現実化するという側面ですね。なので後押ししてくれるエネルギー感をつかめたりしやすくなると個人的には思います。
⑨寝る直前に意図する
こちらも引き寄せテクニックの王道も王道のテクニックです。
寝る直前というのはエゴの声が小さくなるので願望が叶いやすくなるといわれます。
なので、眠るほんの直前まで、自分が達成したい願望を意図します。このときのエネルギー感こそが現実になるといってもぼくは過言ではないと思います。
昔の人が、夜は深刻に暗くなる悩みごとをしない方がいいよ。といったのはあながち本当かもしれませんね。
⑩ゴールの感覚とプロセスをイメージ
自分の願望がすでに叶っている感覚をイメージしてそれが身体や心、自分のオーラフィールドを満たしているところを想像します。
そして、そこに至るまでの道のりにどんな困難があったのか、どんなステップをしたのかを瞑想の中で思い浮かべます。最後にもう一度すでに叶っている感覚を浸透させるというシンプルなモノです。
このプロセスをイメージするというのは、もし、周りにあなたを疑い、自尊心を下げるようなエネルギー感をぶつけてくる相手がいても常に自分自身でいられるというのを先回りして行うので、
プロテクションの役割を果たします。あなたの道は安全で安心ですってやつです。
- ラダーテクニック
- ムードをつかめ
- 呼吸法
- 詳細なイメージ
- イベント設定
- 祝福
- もうすでに現実です
- ウワサされちゃいます
- 寝る直前がいい
- プロセスをイメージ
さてこれでみなさんも明日から引き寄せマスターです。
この手のテクニックはもう紹介し尽くされた感もあるのですが、改めてまとめるとけっこういろいろとやることがあるんですよね。
引き寄せがなかなかうまくいかないよって人はたくさんいてそれぞれ固有の原因があると思うのですが、大きく分けると2パターンだと思います。
①イメージできない、②イメージはできるけど前提条件を付けすぎている。
①に関しては今回のテクニックである程度想像力を育む練習をすることで取得できると思います。それが自分が望みなら想像してるだけで気分が良い感じになりますからね。
②に当てはまる場合、例えば、お金が欲しい!を願望に持っている場合、純粋にお金が欲しいではなく、
誰かに見下されるのが嫌だからとか、お金をもつ自分を周りに認めさせたいからとかですかね。
こちらのエゴの声がでてきたら①のテクニックが使えないあるいは使っていてもつまずく可能性があります。そういう場合は、なんでそもそもお金が欲しいと思っているのかをよりクリアにする過程で
おそらくインナーチャイルド案件になってきます。世の中も自分も絶妙に陰と陽のバランスになっているのですね。
ぜひみなさんの引き寄せテクニックがあればお披露目お願いします。いつも読んでくださって本当にありがとうございます。
初めまして。sik187です。最初で最後です。職場が家の近くにできますように。