今回のテーマは家族との境界線です。
めちゃくちゃむずいいいい
※この記事は、毒親に育てられた?かもしれない人の特徴をいくつか述べつつ、家族との境界がぼんやりしている人のあれこれについて学んでいく内容になります。
毒親とは精神医学者のスーザン・フォワードさんのtoxic parentsが有名で、「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」のことです。明確にその定義がされているわけではないです。
この「害悪」については、比較的ダイレクトでわかりやすい、暴力、ネグレクト、暴言、精神的な虐待もあれば、人それぞれのボーダーラインが異なる過干渉&過保護もあります。
人によっては6タイプあるといわれるこの毒親ですが、基本的には過保護、過干渉、管理&支配、罪悪感を情に訴えるみたいな4つの形態にわけられるんじゃない?という説がポピュラーです。
子どもは親からの影響を多かれ少なかれ与えられるのは当然なんですが、これが行きすぎたり足りなすぎる場合、それは毒親育ちといわれると個人的には思います。
私はあんだけひどいことをされたから毒親育ちなんだ!って人には怒られるかもしれませんが、親からの「呪縛」(という名のギフト)は程度の多い少ないはあれど誰しもあると思います。
今回はそんな毒親育ちの中でも、境界線があいまいになってエンメッシュメント状態を体験した人達に向けて書いてみます。
なので、毒親育ちじゃない人にも読んでもらえると参考になる部分もあるかもしれません。家族とのかかわりに悩むすべての人の参考になれば嬉しいです。
- 毒親育ちの心理的弊害を持つ人
- 毒親育ち、アダルトチルドレンなんかのキーワードが気になる人
- 自己認識力、自己肯定感が低い人
毒親育ちは親との境界線がバグっている?
今回は毒親とはなにかという話はあんまりせず、家族×境界線の話です。
なので、毒親育ちの最大の特徴の1つである、境界線の曖昧さ=エンメッシュメントについてみていきましょう。
境界線、エンメッシュメントとは?
境界線とは、人や物事を隔てる物理的かつ心理的なボーダーラインを指します。
そして、毒親育ちの大きな特徴はこの境界線がバグっていることに個人的にはあると思っています。この状態を心理学など専門用語でエンメッシュメントといいます。
(※エンメッシュメント自体は家族との関係でなく、パートナーや仕事との関係性でも用います。)
エンメッシュメントとは簡単に言えば、
境界がぼやけている、弱い、または存在しない状態のこと
を言います。
境界線がバグるとどうなる?
このエンメッシュメント状態になると、自分の価値観、考え、感情などを親のそれらと切り離して考えることができなくなります。
つまり、自己理解、自己認識力(自分はどういう人間で何が好きで何が嫌いかなど)が乏しく、明確に形成されたアイデンティティがもてなくなるといわれています。
これが、機能不全家族をつくったり、アダルトチルドレンになるともいわれます。
エンメッシュメント状態だと例えばこんな感じを体験します。
- 親が子供の人生を決める
- 互いに「期待」と「失望」を行き来する
- 親が子どもに価値観を押し付ける
自己認識力が乏しい毒親育ち
親には親の人生で、子は子の人生なのよというヘルシーな境界線が保てないまま大人になると自己理解、自己認識力が育ちません。
この自己理解が乏しくなると、自分が誰で、何をしたくて、何をしたくないかがあいまいになるので、以下のようなことを体験するといわれます。
- 共依存
- 社会不安
- 有毒な関係
- うつ
- 空虚
- 困窮
- 不健康な人間関係を引き寄せる
- 共感過多
- 自己価値が低い
自分がどういう人で、内側や外側からの見られた方などを落ち着いて俯瞰できなくなる状態ができます。
これこそがエンメッシュメントの最大にして最高のデメリットの1つであると思います。
毒親育ちあるある。親との境界があいまいで経験しそうなこと
次に毒親、というか親との境界がエンメッシュメントな状態で育つと以下のような体験を持つかも。というところをピックアップしていきましょう。
- 自発的な行動がダメ
- プライバシーがない
- ノーを家族に言えない
- 支配的かつ厳格
- 素の自分になれない
- 集団思考
- 親の感情に左右
- 親の世話をする
- 自分によって家族の価値が決まった
- 権力と服従
①自律的な行動=裏切り
自分の立てたルールを自発的に進めることを自律といいます。
自ら進んで決めたり、自分で決断して習慣をつくっていくことは大変にすばらしいことですが、それが親のルールと抵触することはあります。
その自律性を全肯定してくれないまでも、ある程度認められるのは近しい両親であればしてほしいところですが、それを否定するばかりか、それが裏切り行為のように教わるのは毒親育ちあるあるです。
ライトな例えでいうと、朝どうしてもお菓子が食べたくなって食べていると理由や助言なく叱られたり、朝からお菓子食べるなんて、私に対する裏切りよ。と匂わせあるいは直接言ってきたりです。
②プライバシーがない
大人でも子供でも自分だけの空間や時間、人に言えない、隠したくなることの1つや2つ誰でもあります。
でもエンメッシュメントが起こっていると、過度の関与があり、プライバシーがほとんどありません。これは親が心配だからっていう言葉で片づけられないこともたくさんあると思います。
そしてこれは毒親育ちあるあるで最もポピュラーなものの1つです。
③ノーが言えない
子は親の言うことを聞かなければならない。という強い価値観の押し付けがこれです。
自分の意見で、それはちょっととかいやあ、自分は嫌かなということを発言したり行動に出すと、罪悪感を植え付けるような言動をとったり、拒絶あるいは無視するのはだいぶエンメッシュメントさが強いです。
④支配&厳格
毒親育ちあるあるですが、親が子供の人生をすべてコントロールしていたり、必要以上に厳格なルールをしいると、子どもは自分が一体全体誰なんだろう?と自分の存在意義を疑うような価値観を形成しやすくなります。
しつけ。の範囲はぼくも親になって初めてわかるんですが、めちゃくちゃ難しいんですよ。
それ厳しいでしょ。っていうラインがその個と個の間によって全然異なるからです。だから両親がいる場合は、お母さん厳しめでお父さん甘めとか良きバランスをとりたいところです。
⑤素の自分でいられない
両親の喜ぶ顔がみたくて、外でお行儀をよくする。一生懸命に部活動に打ち込んだり、勉強したりする。これは子供ならあるあるの言動でしょう。
ただ、あまりにもそれが顕著で、両親の前でも自分の素が出せなかったり、家族の前で本音をさらけ出すのが怖いなどを経験した場合、毒親育ちかもしれません。
親は子供にこうなってほしいという願望や期待を持つのは自由ですが、その期待に応えるかどうかもまた子どもの自由の範囲内にあるんですよね。
⑥集団思考
個々の意見を家族内で発言するのではなく、家族というグループがあたかも個であるかのようなときにこれは起こります。そして、その決定は絶対なモノだったりします。
例えば、他人に親切に振る舞うことは良いことか悪いことかという議論があったとします。
これ、本来なら良いも悪いも個人の判断や価値観に委ねられ正解はないんですが、毒親育ちの場合、親の価値観は自分の価値観なので、自分が本当は親とは反対の価値観をもっていてもそうみなされません。
〇〇家は他人に親切に振る舞うことは絶対の正義とします。だからあなたもそうでしょ。的なイメージです。
⑦親の感情に左右
これは共依存状態の家族、家庭が陥る現象ですね。
親が怒っていたら、自分も理由もなく怒りっぽくなったり、親が悲しくなっていたら、本当は楽しい気分なのに落ち込むとかね。
境界線の曖昧さは物理的だけではなく、心理的な影響も大きいので、当然ながら感情も吸収します。
⑧親の世話をする必要性
これは兄弟、姉妹がいる人が体験しやすいんじゃないでしょうか。
例えば3兄弟の長男。長男だからお母さんのお手伝いたくさんしてよ。というのはわりとライトにあると思うのですが、行き過ぎると、お母さん(お父さん)こんなに大変なの!なんで
あなたはわかってくれないの?みたいなシチュエーションです。
子供は子供のままでいる必要があるときもたくさんあるのに、未熟な親の世話や心の拠り所とならないといけないみたいな環境下に長くいた場合、毒親育ちの可能性が高いです。
子供を自分の使い勝手がいい労働力とみなす親もいますからね。
⑨自分によって家族の価値が決まった
学校であなたがいい成績をとったら、あなたの家族の価値観が高まったり、逆に素行の悪い態度で問題児扱いされtら、家族の価値観が低くなったりです。
個人をグループとしてみるのはカテゴライズやラベリング好きな人間ならあるあるですが、別にそんな責任子供が負う必要はないんですよ。
世間体を気にしなければいけないへんないきものです。
⑩服従と権力
親であれ、子どもであれ、家族なら平等さやリスペクトをベースに人間関係を気付きたいところです。
ですが、毒親育ちの人、あるいは毒親もまた自己認識力が乏しいので、如何に相手より優れているかあるいは劣っているかで自分の価値が決まると勘違いします。
その結果、家庭内でのランク付けが知らず知らずのうちにされるのは毒親育ちかもしれません。
例えば、お兄ちゃんは勉強が得意、弟は特に学校とか社会で秀でたところはないけど優しいし動物に好かれる。ここで優劣をつけるのはとても難しいんですが、権力と服従大好き過程は、
お兄ちゃんはなんて素晴らしいんだ!となってお家の中でのカースト上位にランクします。
もっともいろんな毒親育ちあるあるはあると思うんですが、もし幼少期にこれらがあったらおそらくエンメッシュメントが発生しています。
ぼくも思い返すといくつか当てはまったりします。程度の差はあれ、みなさんあるのではないでしょうか?
毒親育ちの特徴。アダルトチルドレンあるある
子ども時代に、親との関係で何らかのトラウマを負ったと考えている大人を自己認識の概念としてアダルトチルドレンと呼びます。みんなどこかしらにそういう部分ありますけどね。
そんな毒親育ちが大人になるとこんな感じかもというのをいくつかピックアップしてみます。自分が毒親育ちじゃなくても当てはまるよってポイントはあるはず。
- 自分よりも他人を優先しすぎる
- 求められたい欲が強い
- 他人の感情、習慣、選択に責任
- 自分の感情と周りの人の感情の違いがわからない
- 他人によって自分が「完成」している
- 他人のドラマに巻き込まれやすい
- 疎外感を常に感じる
- 他人への貢献度によって自分の価値が決まる
- 執着と気に掛ける違いがわからない
- 自分がわからない
- 他人に自分のアイデンティティを明け渡す
- 家族・友人・恋愛関係以外に興味や趣味があまりない
- 自分の感情の責任を他人に負わせる
①自分<他人優先
自分を優先して、自分のために時間やエネルギーを注ぐことに罪悪感を感じるばかりか、もっといくと〇〇さんを助けてあげなくちゃ、自分がなんとかしなくちゃ。
とすごくなりやすいのが毒親育ちさんです。自分を犠牲にしてそうするんですよね。
誰かに親切に振る舞うのはとても良いことなんですが、そこに自己犠牲は本来ならいらないんですよ。
②求められたい欲爆発
誰かに認められたい、誉められたい、求められたい。みたいな承認欲求は誰しも持っています。ですが毒親育ちになると、それが自己価値のすべてに成り代わります。
どれだけ求められているかで自分の価値が決まるみたいなね。
③他人の感情、習慣、選択に責任
本来なら他人が感じたこと、言動すべては、その人の責任の範囲内にあります。ですが、毒親育ちの境界線の曖昧さはすさまじいので、自分がいけないんじゃないか。自分が原因で彼・彼女が今そうなっているんじゃないか。
という誇大妄想にとらわれがちです。
④感情が区別できない
いわゆる繊細さんやHSP、エンパスの性質がある人もあるあるですが、
周りの感情と自分の感情を混同してしまうのが毒親育ちさんです。親の感情をいつも引き受けていたから癖になっているんですよ。
⑤他人によって自分が成り立つ
行きすぎた承認欲求と被るところがあるんですが、友人やパートナーが自分を「完成」させていると感じるのが毒親育ちです。
本来なら他人の評価やジャッジメントなしで自分は完璧ですよ。と思ってもいいところをその感覚を忘れてしまうあるいは教わらないんですよ。
⑥他人のドラマに巻き込まれる
②と類似ですが、他人の人生は他人が責任をとって進めていくものです。そこに相互作用や影響はあれど、最終的な判断や決定は自分でしていくほうがヘルシーです。
ですが、エンメッシュメントが常の状態で育つと、他人の幸不幸に自分が巻き込まれていると感じます。
⑦仲間外れ、疎外感
自分のパートナーや友人が、あなたをパーティーに誘わなかった。これだけでどうしようもない不安に襲われたり、嫌われているんじゃないか?自分が何か失礼を働いたんじゃないかと執拗に恐怖心が出てくることがあります。
嫌いとかそういうんじゃない理由がこの地球上には五万とありますよ。
⑧他人への貢献度
①と類似ですが、どれだけ人に対して良いことをしたか、どれだけ誰かの役に立ったかで自分の価値観が決まると勘違いするのが得意です。
他人や周りの評価によってあなたが決まる部分も多少はありますが、大部分は自分の価値は自分で決めても誰も何も言いませんよ。
⑨執着とケアの違いがわからない
他人に気配りをしたり、他人に思いやりを持って行動することはとても素晴らしいことですが、〇〇さんは私なしでは生きていけないんじゃないか?あるいは私がいなかったら会社はどうなっちゃうんだ?
などなど必要以上に責任を負ってそれが執着めいたことになるのもエンメッシュメントがなせる業です。
⑩自分がわからない
自分のことを100%理解して、完全に取扱説明書できてます!っていう人はまれだと思いますが、自分が何をしたくて何をしたくないか。
そして何が好きで何が嫌いか。もし、なんの結果も気にしなくていいとしたらどう振る舞うか。というときになにもわいてこない可能性が高いのがアダルトチルドレンあるあるです。
⑪他人にアイデンティティを明け渡す
自分が良い人、悪い人、親切な人、いじわるな人、これは自分で決めていいことなんですよ。でも相手によって自分が変わるのが毒親育ちさんの特徴なので、アイデンティティが勝手に一人で放浪しています。
いろんな人の最大公約数をとったのがあなたではなく、あなたはただのあなただったりします。
⑫恋愛関係以外に興味や趣味があまりない
人との依存関係を作りやすいのがエンメッシュメントを体験している人あるあるです。
なぜなら、幼少期にはこの「人」という部分に両親がすっぽり収まっていたからです。めっちゃ恋愛好きです!っていう人もいるとは思うんですが、それ以外に自分が構成する要素がいくつかあっても人生損はしないはず。
全然関係ないけど、日本で恋愛番組とか占いショーがわりと流行るのってたぶん毒親育ちという名のエンメッシュメントがはびこっているからだと個人的にはにらんでいます。
⑬自分の感情の責任を他人に負わせるあるいは逆
他人の責任を自分に追うパターンもありますが、自分が今傷ついたり、惨めだったり、逆に元気だったり、良い感じなのは、誰かのせいあるいはおかげというのが強すぎるのがアダルトチルドレンです。
他人に感謝したり、謙遜したりするのはとても良いことなのですが、それが指標になるのはきついです。
自分の言動、習慣によって人生が変えられる、あるいは現実が創造できるとはとうてい思えなくなるからです。
なぜ毒親であることを親は許容し境界線をバグらせるのか。
毒親というか、親が子供の境界を侵害するのにはいくつか理由があります。いわゆる子離れできないのは絡み合う理
由があるんですよ。
①守る必要を感じたから
生まれてすぐに重篤な病気、あるいはトラウマ、または学校で深刻な問題を体験した場合、両親は必要以上に子供を守るぞと身構えます。
大事に大事にと思っていたことが、大人になって成熟していくにつれ、離れるタイミングを逃すようなパターンです。
子ども=弱いものって決めつけもありますよね。ここには。
②親の親がそうだったから
これは本当に多いと思います。意識的に私は毒親になるぞ!って決める人ってほとんどいないんじゃないでしょうか。
親にそう育てられたからそれが当たり前だった、あるいは自分がしてほしかったことを親がしてくれなかったら子供にしている。それがバランスを崩して必要以上にでると、これは無意識レベルで境界線があいまいになる要因になります。
世代間でずーーっとそれを繰り返す家系もありますよね。これがファミリーカルマです。
子離れってなんで怖いの?
子どもの精神的あるいは感情的な成熟は本当であれば喜ばしいことではありますが、エンメッシュメントを体験している親はそうは思えないのです。
なぜなら恐怖心があるからです。
- 子供が成長して離れていくことが親を捨てる、見放すんじゃないかと思い込んでいる
- 自分の価値を認めることを教わらなかった
- 親としての役割がなくなったら自分の存在意義って?
- etc…
色んなものがまとわりつくとは思いますが、親が本当に毒だったのかそれとも、毒を自覚していない人間なのか、それとも本当は毒になりたくなかった親なのか考えてみることは未来につながります。」
「私の親の行動の根底にあるのはどんな恐れだったのだろう?」これをリピートしてみてください。
毒親育ちが自己理解を深め親との健全な境界線を引く方法
境界線を引くぞと意識するってことも大事なんですが、エンメッシュメントを体感している毒親育ちさんは、まずは自分を大切にしていいんだよ。自分ってこうなんだよ。というところを取り戻していく作業がいると個人的には思います。
なのでいくつかの方法を紹介しておきます。
①自分の興味を探る、自分探し
恋人、パートナー、人間関係で自分を消耗させている人は、まずは人間関係以外で、自分の興味関心を思い出してみましょう。
そこを探求することで自律性が育まれます。何やったって自由なんですよ。
注意しておきたいのは、誰かがこれやっているから自分もこれやってみようかしら。とかじゃなくて、自分で探して自分で決めるところです。
②ノーは言ってもいい
親であっても家族であっても、仲のいい友人であっても、本当に嫌で本当にあなたがふさわしくないと思うのであればノーを言うようにしましょう。
最初は言えなくても粘り強く続けるのがポイントです。
③自分だけの楽しみを増やす
エンメッシュメント状態、つまり家族との共依存、毒親育ちが当たり前になると自分で何かをしたり、自分だけが楽しむあれこれを忘れてしまいます。
なるべく一人の時間をつくって、人間関係のしがらみから抜け出し、自分を楽しむことに没頭する時間を意識的に設けてみましょう。
かといって孤独になりなさいというわけではないので0か100みたいな思考には注意しよう。
④自己愛を実践する
境界線のバグは、セルフラブとセルフリスペクトに必ずといっていいほどアンバランスさをもたらします。
無条件に自分を認めても大丈夫。無条件に自分を愛してもいいんだよ。と言葉でいくら言われても、それを学んでこなかったのだから、いきなり完全完璧にできるわけがないんですよ。
ポイントは、一歩進んで二歩下がってもいいから、とにかく歩みをやめないことです。そうすれば自分を愛するなんて思わなくても愛せるようになっていきます。
親との境界線を見直して自己認識力を取り戻そう
親とすごい仲良くてそんな毒親なんて、今も親大好きだし。という人もたくさんいると思いますが、ぼくらが生まれてから初めて接する人間は基本的には親です。親じゃなくても大人です。
その大人が無垢な存在かといわれると、ほとんどの場合、そうでないと思います。
だから彼からぼくらは多かれ少なかれ必ず影響を受けます。この影響が自分にとって合うか合わないか、自分を必要以上に決定づけていないか、そんなことを反芻していくといいでしょう。
毒親だろうと、そうじゃなかろうと、結局親もそうやって生きてきたのだから、で許せないこともたくさん経験する人もいるとは思いますが、
彼らに感謝ることも、ひどく憤ることもなく、もし自分が毒親育ちだとしたら、その背景を理解すればするほど出てくる感情は思いやりに近いものになっていきますように。
みなさんは子供の頃の体験覚えていますか?そして親の影響ってどんなものがありますか?
いつも読んでくださって本当にありがとうございます。