今回のテーマは「ソウルロス」です。
魂の一部が欠けたり、分離している状態だよ。
※この記事は、魂の喪失、ソウルロスについてそれがいったいなんなのか、どういう状態なのかを説明しつつ、ソウルロスをもっている人の特徴と傾向をあげつつそれを癒やし回復する方法なんかをシェアする内容になります。
ソウルロスとは、身体、心、スピリットへの外傷的あるいは内傷的な経験またはショックにより、魂(内側)が傷つき、一部が欠けるような状態を意味します。要するに内側のかみさま(≒魂)とのつながりが分離してしまうんですよ。
ソウルロスの概念は、何千年前から先住民族やシャーマニズムがもっていたものと言われています。
スピリチュアルでいうところのインナーチャイルドの傷、ペインボディ、もっと簡単に現代風に言えば、トラウマやPTSDです。
トラウマやPTSDは激しいショック(外的要因)が主だと考えますが、スピリチュアルはその奥にはぬぐい切れない信念や(思い込みという意味での)カルマなんかの内的要因に行きつきます。
外からみるか内からみるかの違いで、要するにスピリチュアルからみればソウルロスなんてエゴい自分の一部なのでみんなあるものなんですよ。
そんな魂との接続不良を起こすソウルロスですが、今回はそんな迷える魂をめぐる記事になります。何かの参考になれば嬉しいです。
- 生きる気力が失われている人
- なんだか魂が完全に思えない人
- ついつい自分を偽りがちな人
- 本来の自分ライクで生きたい人
内側の魂が何らかの原因で傷つき、自分の本質との分離が起きている状態のこと
シャーマニズムの世界観では、このソウルロスは万病のもとになるとも言われています。
ソウルロスが起きている状態は、かみさま(大いなるすべて)との分離が起きている状態なので、自分の完全さやいわゆるホールネスに気が付けない状態とイコールです。
もう少しオカルト的な要素をいれるなら、自分の魂の破片の部分に、他の霊体が入り込むことで、いわゆる乗っ取り状態にある魂とか、インプラント的な意味合いまで含んでもぼくは間違いじゃないと思っています。
心理学寄りで現実的に解釈するなら、トラウマによる解離状態に近いようなものでしょう。
ソウルロスはものすごいキツイ体験をしたら起こる。みたいな感じに捉えられがちですが、そんなことはなくごくごく一般的なものです。
なぜなら、みんな誰しも、心に傷を負っているから。ということではなく、全体性、自分って完璧じゃん!とナチュラルに肩の力を入れて言える人ってそんなに多くはないからです。
心理学では、ソウルロス≒解離ということになるのですが、その原因は解明できずおそらくショッキングな出来事だろうみたいな主張がメインになっています。ただスピリチュアルな見解はそこもありますが少し違います。
①エゴによる防衛(生存)本能
エゴとは、簡単に言えば自分がこの世界をサバイブするための心の動き(信念)です。
例えば、誰かや何か(状況や環境など)と比べて、優れていれば安心感や自信をもてて、劣っていれば不安や不満感をもつ。みたいなやつです。
こうせねば。とかこうならねば。というルールをぼくらは生きていくうえで積み重ねていくのですが、その規則性が本当の自分に合うかどうかを吟味せずにそれが「当然」(≒それを持っていれば人生をサバイブできるのだから)
という信念ですね。
②エゴばかり使っているとソウルロスを招く
誰かと比較していい感じわるい感じ。となるエゴは決してダメなものでありません。むしろ競争社会では役立つ側面があると思います。
あいつに負けたくないから頑張ろうとかね。
でも、そればかりだと、ゆるくてまーるい自分を否定し続けることになるので疲れます。ぼくらはこの世界に生き残るために存在するのではなく、この世界はそもそも誰かや何かにならなくてもなんもしなくても存在しちゃってていいからです。
エゴばかり使うと、それは他者と自分を区別する領域ばかりを認識していることになるので、いわゆるワンネス的な世界観から遠ざかるソウルロスの状態に知らず知らずのうちに陥ります。
要するに、エゴい自分だけがすべてとなるので、他人からみた自分しか信じられないのできついんですよ。
ソウルロス状態が続くと・・
ソウルロス状態(自分っていい感じじゃんと思えない状態)が続くと、脱力感、倦怠感、不安症、空虚さを感じやすいといわれています。
だって、常になんかしなくちゃ生きていちゃいけないって思っている状態とほぼイコールですから。心理学では「解離」と言われるやつです。
なのでたまにはソウルロス状態を回復させて、うんうんこれでよし。って思える日をつくってあげるのもまたありです。
ただ、エゴい自分ばかり使っていてなんか人生良い感じだぞ。っていう人もぼくはいても不思議ではないと思うというかそういう魂がないと盛り上がらないので、そこは本当に人それぞれなところがありますけどね。
自分の本質や本当の気持ちを隠して、エゴな自分だけが自分だと思い込みすぎると以下のようなことが起きちゃうかも。と言われています。
- 自分が世界から遮断されていると感じる
- うつっぽい感じが長期間続く
- 自分には欠陥があり、故障していると思う(不完全)
- 感情がなくなり麻痺している(五感も麻痺する)
- 絶え間ない恐怖心や不安感におそわれる
- なかなか眠れない、眠りが浅い期間がつづく
- 人生の意味や意義がわからず迷子状態
- (ショッキングなこと、トラウマ的な出来事により)「別の誰か」になってしまった気がする
- 時間が完全に止まり、人生における問題や悩みをどうにもできないとあきらめる
- 自分の人生についつい失望してしまう
- 自分の中に複数の自分がいるように感じる(表と裏を使い分けすぎる)
- テレビ、SNS、アルコール、などモノに依存しすぎる
- 自分には愛される価値がないと思う
- 絶賛、魂の闇夜を体験中
- 自分の人生の目的はなんなんだろうとネガティブな意味で思い悩む
- 日常生活が無意味なものでこなさなければいけないタスク感がある
- 自分の弱さを隠し、人を遠ざける
- どこかに帰りたい感やホールネスを渇望する
- 自分で自分をコントロールしていないと感じる
- (医学的理由ではなく)常に精神と肉体がつかれている
- 自分を信頼してくれるかどうか、受け入れてくれるかどうかを常に求めている
簡単に言ってしまえば、人生は自分にはどうにもできないから、もういいやと匙を完全に放棄しているような傾向ですかね。
自分のことを不完全だと思い込みすぎて、よくわからなくなるあの感じです。
ソウルロスを回復するにはプロのヒーラーさんや霊媒師さんにお願いするしかありません。みたいな人もいるんですが、個人的にはそうは思いません。それも1つのアプローチとしてあり程度でしょうね。
あらゆる角度から自分を見つめなおすいい機会に転換するのがよきかなと思いますよ。
なので、いくつかアイディアや方法をシェアしておきます。
インナーチャイルドの癒しを行う
ソウルロス状態を認識していたら、次はどういう対処方法があるかといえば、やはりインナーチャイルド案件や、ペインボディ案件に最終的にはいきつくと思います。
突き詰めれば、インナーチャイルドの傷もソウルロスもおんなじ意味の違う言葉なので。
インナーチャイルドの傷を癒やす方法に関してはいくつかありますが、わりとポピュラーなものを以下の記事に詳しく書いているのでぜひご覧ください。
ミラーワークで回復
ミラーワークは、鏡の前に立って、〇〇(自分)を愛しているよ。的な言葉を投げかける怪しいけど効果の高いといわれているヒーリング方法の1つです。
ぼくも何度かやっていて、最近もやっているのですがこれは面白い発見があるのでおすすめです。
瞑想やマインドフルネスを実践
瞑想やマインドフルネスは正しくできるかどうかでついつい判断しがちですが、正しい瞑想やマインドフルネスというのはありません。
ぼくが個人的におすすめするのは1回1つのことをやってみる。ってやつです。
ご飯を食べながらテレビやスマホをみるのではなく、ご飯をたべるときは咀嚼音を楽しみながら素材に思いを馳せるとかですね・それがコンビニ弁当だろうと冷凍食品だろうとなんでもいいんですよ。
その他、無理をしないとか
エゴの自分のみこそに価値があると思う状態(ソウルロス状態)は、肩の力を入れすぎたり、周りを必要以上に意識して自分を隠したり偽ったりすることとほぼイコールです。
なので、素の自分でいられる環境や状況をつくったり、もうキツイ!みたいなことを素直に自分にいってあげるといいと思います。
ただ、根深いトラウマがある方は、無理をしない。みたいな状況を作るよりは、やっぱりインナーワーク的な感じで自分をみつめる必要性が出てくると思います。
古傷がいつどこでどのようにうずくかを観察することによって、自分のトゲがどこになぜあるのかわかるからです。
魂とはなにか?と言われるとぼくもよくわからないですし、その定義は本当に多岐にわたると思います。個人的には、ハイヤーセルフとか、本来の自分、いわゆる創造主としての自分だと思います。
魂の定義があやふやなのでソウルロスについてはいろいろな誤解が生まれやすいでしょう。
①ソウルロスは魂が失われることですか?
魂が消滅することはないです。ソウルロスとは、自分の魂の一部が欠け落ちて、自分のエッセンスとなる部分につながりにくい状態を意味します。究極的にいったら、魂が傷つくのも不可能ですからね。
多くの場合、魂が欠けてしまうのはトラウマや幼少期のあれこれにあると思われがちですが、それだけでなく、人生の外側で規定されてきたルールや価値観にあると思いますよ。
②ソウルロスを体験していると気が付くにはどうすれば?
ソウルロスは、激しいトラウマを体験したり、ショッキングな出来事がある場合は気が付きやすいのですが、それ以外でも起こりうるのでわかりにくいですよね。
それ以外のケースでいうなら、ついつい自分を偽ってないか?というのをポイントにするといいと思います。
その結果として、不安感、うつっぽさ、謎の孤独感、空虚や絶望感、人生がネガティブな意味でつまらない、退屈、慢性的な疲労感などが身体や心に起きている可能性があります。
③ソウルロスの回復はヒーラーさんだけができるの?
前述したとおり、それは選択肢の1つに挙げてもいいくらいです。
自分の心の違和感とかトゲを回復するのは自分でも可能です。ただ、気づかない自分に気が付くのは自分では難しい側面もあるので、わりと自分でやりつつ、サポート的に、カウンセラーさんや心理療法士さん、それこそスピリチュアルが好きならヒーラーさんやシャーマンさんに依頼するのもありだと思います。
魂へのアクセスが不明瞭になったり、接続不良を起こすなんてわりとあるあるです。
みんな本来の自分ってなんだろう?って悩みますからね。ただ、それに気が付かずに、なんで人生はうまくいかないんだろう。なんでこんな退屈なところに生まれちゃったんだろうと。
自分で自分を責めたり、否定的な側面ばかりを使っていたらそれはヘルシーでない魂のつながり方ばかりに頼っているからだと思います。
それが悪いことではまったくなく、今までの人生はそれでうまくやってきたけど、ついに自分の心やスピリットが限界の声をあげたと認識しなおすのが良いと思いますよ。
新たな自分への扉(自分のエッセンス)が世界に飛び出すきっかけになったイメージですね。
かく言うぼくも常にソウルフルな状態かといわれると、ソウルロスのときも全然あります。そんな風にあっちとこっちを行き来しつつも自分のエッセンスは大事にしていけたらいいですね。
みなさんはソウルロス体験していますか?個人的には、今、ストレンジャーシングスロスになりそうで、そっちのほうが心配です笑
いつも読んでくださってありがとうございます。