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HSPとエンパスの違いは?特徴や共通点、見分け方を解説

まめたろう
まめたろう

今回のテーマは「HSPとエンパスの違い」です。

たっかぶり
たっかぶり

目に見えないものに敏感です!

※この記事は、Highly-Sensitive-Person、HSPとエンパス(empath)の違いを学術的な部分から見直しつつ、実際の体感としてはどんな差異があるのかをまとめた内容になります。また生きづらさの原因をHSPやエンパスに求めてもいいとき、楽にはなれないときもお伝えします。

結論から先回りして言ってしまいますが、HSPとエンパスの違いは、心理学のアプローチが好きか、スピリチュアルのアプローチが好きかによるものだけです。

シンプルに言ってしまえば、該当しそうな人は五感以外も含んで敏感(エンパス)と捉えるのか、五感をベースに敏感(HSP)と捉えるかの違いですね。好き好みです。

HSPは心理学からきているので、その分実証、体験、データ分析によるもの(客観)が多くを占めているので信憑性は高くみえます、なんせスピリチュアルって怪しいですからね笑

とにもかくにも今回はHSPとエンパスの違いをみていきましょう。

HSPとエンパスの違い。心理学とスピリチュアル

HSPとエンパスの違いについて、個々の症状や特徴とされるところではなく、どんな定義づけがされているのかについて、学問的なアプローチをまずみていきましょう。

HSPとは?

HSPは、Highly-Sensitive-Personの略で、直訳すると「めっちゃ敏感な人」ですね。提唱したのはアメリカの心理学者エレイン・アーロン博士です。自身がめっちゃ敏感な人であることを端にして、1991年からこのHSPの研究をしています。

学術的な専門用語では、Sensory-Processing Sensitivity (=感覚処理感受性)(SPS)と呼ぶらしいですよ。彼女によると、HSPは、全人口の15-20%を占めていて、「敏感」なのは、人間だけではなく他の生物にも存在しているとしています。

彼女の著書、「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」は、100万部を超えるHSPの教科書とも言えるような存在です。

本を読んだりHPをみればわかりますが、彼女はザ・学者で、HSPへのアプローチを心だけでなく、生物学、脳科学、などなど、あらゆる学問分野へ広げた試みをしています。

エンパスとは?

一方で、エンパスは、諸説あるんですが、そのルーツはSF小説です。スピリチュアルっぽいですね~笑

そもそも、エンパス(empath)自体の定義を辞書で引くと大枠で2種類の意味合いがあります。シンプルに表現すると、

  1. 共感覚(HSP寄りの定義)
  2. パラノーマルなものを含む共感覚(SF・スピリチュアル寄りの定義)

2に関しては、スコットランドの小説家、J.T.マッキントッシュ(JT McIntosh)さんが1956年に雑誌の短編コラムで「The emapth」という小説を書いてあることが初めてエンパスが使われたんじゃないか説が有力です。

その短編で使われていたエンパスがいわゆるパラノーマル寄りの共感覚だったようです。その後エンパスという言葉をSF小説で用いる小説家がいたのは言うまでもないですよね(ザ・ニューエイジブームですね。)

1に関しては、その登場がはっきりしていないところではありますが、日本で広めたのは、ローズ・ローズトゥリーというヒーラー?さんです。ただ、エネルギー精神医学のパイオニア的存在のジュディスオルロフ博士(彼女自身は精神科医)も有名です。

おそらくまだいるんでしょうけど、エンパス自体が、1のHSP寄りの定義になってきたのはほぼ同時期(1990年頃)なのでしょうね。

参考 What Does the Word Empath Really Mean?EMPATH

結局、HSPとエンパスの違いは?

少し長くなりましたので、結局HSPとエンパスの違いは研究している人が違うで。というところ、そしてルーツが違うで。というところに落ち着きます。

エンパスに関しては、パラノーマル的な要素と感情感覚要素がごちゃ混ぜになっているのでHSPのコンセプトが好きな方や心理学のアーロン博士は一緒にして欲しくないんでしょうね。

わかりやすく違いを図解してみました。

言うまでもありませんが、敢えてわかりやすく棲み分けしていますので、「エンパス」を使っているからといって、必ずしも主観や感覚、目に見えない部分だけをフォーカスしているとは限りません。スピリチュアルっぽい人にもいろいろいるようですね。

HSPとエンパスの違いに関しては、「チョコレート」を理論的に、原料がカカオで焙煎して、ミキシングして熟成させる茶色のデザートやお菓子とするのか、甘くてうまいやつ。とか、カカオと砂糖でできるめっちゃ甘いやつって説明するくらいの差ですかね(笑)

HSPとエンパスの特徴は?何が違う?

語源やルーツの説明で少し長くなったので、ここからは個々の特徴をみていきましょう。なるべくわかりやすく説明していきます。

HSPの特徴と診断テスト

HSPに関しては上記で紹介した本を読めばめっちゃわかります。アーロン博士のHPも要チェックです。

  1. 自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ
  2. 他人の気分に左右される
  3. 痛みにとても敏感である
  4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋など、プライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
  5. カフェインに敏感に反応する
  6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンなどの音に圧倒されやすい
  7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
  8. 騒音に悩まされやすい
  9. 美術や音楽に深く心動かされる
  10. とても良心的である
  11. すぐにびっくりする(仰天する)
  12. 短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
  13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
  14. 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
  15. ミスをしたり、物を忘れないようにいつも気をつける
  16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
  17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
  18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
  19. 生活に変化があると混乱する
  20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
  21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
  22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できない
  23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
    引用:「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ」

ぼくなりの勝手な解釈ですが、要するにアーロン博士の提唱するHSPは自分の臨床や、実験、経験、データによるものなので、目に見えない、パラノーマルなやつは入れていないというイメージですね。

エンパスの特徴と診断テスト

一方で、エンパスに関しては、いわゆる特徴や診断テストみたいなのは学者さんが研究し尽くしていないので用意されていないです。ネット社会ですので、いろんな情報をスピリチュアルっぽい感覚の人が闇鍋状態にしているんでしょうね、ぼくは好きですが。

ぼくが勝手に感じている「エンパス」っぽい人はこんな感じです。言わずもがな、アーロン博士ほども、オルロフ博士ほども説得力はありません。笑

  1. 人のエネルギーを自分のもののように感じる
  2. 直感が優れている
  3. 疲れやすい
  4. 気分がすぐれない場所、痛みを共有する
  5. サイコパスを惹きつける
  6. 人混みが苦手
  7. 人の嘘が直感的にわかる
  8. 知識面において言われなくてもわかっていると感じる
  9. 依存されやすい、しやすい
  10. 身体的・精神的疲弊感から一人になりたくなる。
  11. 周りから「変り物」扱いされたことがある
  12. やり玉にあげられやすい・批難・嫉妬対象になりやすい
  13. 自分の感覚なのか、他人の感情なのかわからなくなる(他人と自分の境目がわからない)
  14. 物事・仕事・興味関心などが変わりやすい
  15. 他人の本心・本音がわかる
  16. 五感に敏感(鼻・耳が多め)
  17. 残酷なニュース、暴力的なシーンは取り入れるとグロッキーになる
  18. 話し上手より聞き上手派
  19. 目に見えない部分の感覚が鋭い
  20. その人自身がパワースポットになる
  21. 自然や動物、赤ちゃんに惹かれる
  22. 相手の咎を探さない、自分を責めがち
  23. 自分を責めるので、相手の悪いエネルギーを自分の思い込みとする癖がある
  24. 天候や季節などの空気感で体調の善し悪しが左右される
  25. 時間的な束縛、社会的ルールが苦手
  26. エネルギーの枯渇に気付かないで頑張っちゃう
  27. ネガティブな感情・感覚・エネルギーに焦点あてがち
  28. 外は危険だと思う(笑)

大きな違いに関していえば、個々の症状や特徴においても、いわゆる目に見えない部分やパラノーマルなことも含めても良しとするのが、スピリチュアルっぽいエンパスなんですね。いやあ、さすがスピリチュアルです笑

エンパスの特徴などに関しては、ぼくも過去記事で書いてますので、ぜひ読んでみてください。

HSPとエンパスの特徴の違い

  • HSP→日常生活や五感をベースに症状や特徴をデータ化
  • エンパス→五感に加え、霊的な部分やパラノーマルっぽい部分もごちゃ混ぜ

HSPとエンパスの人が生きづらい理由。

エンパスでもHSPでも生きづらいと感じる人は多いと思います。その理由をこれから少し共有していきます。

①感覚が敏感だから

第一はこれに尽きます。人の感覚や心というのは、その人にしかわかりません。生活していれば、音や光、皮膚から伝わるモノまですべてキャッチします。

その「感覚の度合い」というのは、言わずもがな主観的ですね。あらゆるデータを蓄積したところで、それも言い換えれば主観の集合データに過ぎず、本当の客観というのはぼくはないと感じます。

だから、「痛い」とか、「ダルい」とか、「疲れる」類の形容詞はどれくらいなのかはその人次第です。要するに、外は危険ってことですね。

②基準点や社会ルールがある

ぼくらは知らず知らずのうちに自我を発達させていきます。

アーロン博士も言っていますが、感覚の部分は先天的(生まれながらにして在る部分)なのに、社会的価値観、規範、ルール、親からのしつけなどに関してはほぼ後天的(生まれた後つくられる部分)です。

なのでそこにギャップが生じます。簡単に言えば、○○歳になったら××できるのが「ふつう」です。とか男であればこれくらいは「当然」です。女性は○○すべきなのが「当たり前」だから。とかです。

この基準値や暗黙のルールは言わずもがな、自分が属するコミュニティに左右されます。それが仕事、恋愛、人間関係における、HSPやエンパスの人の悩みに繋がることもたくさんあります。

③理解できないor理解してもらえない

①と②に+アルファで付随する理由として、なぜ自分が「敏感な人」なのかを当人は理解できません。それはそうですよね、生まれ持った部分なので、そういう人間としか言えません。

そういう人を排他的に扱う人もいるのがぼくらがいる世界ですので、「敏感な人」への理解は乏しいのが現状でしょうね。もちろんそうでない人もたくさんいますけどね。

そこからくる言葉は、甘えだよ。とか気のせいじゃない?、え?変なんじゃない?とかそんな感じです。そうです、私が変なおじさんですって言っておけば済む問題かもしれませんが、自己肯定感や自己実現の低い場合、そんなことできない人も多いかもしれません。

もちろん、まだまだ生きづらい理由を挙げればたくさんありますが、この辺に留めておきます。

HSPやエンパスな人が生きづらい原因は共感覚や繊細な所なのか

共感覚や過敏、敏感だから生きづらいのかについてぼくが感じているところを共有していきます。ちょっとスピリチュアルっぽい話になるので共感できるひと&参考にできる部分だけ拾ってみてください。

①HSPやエンパスのラベルにこだわる?

ぼくらはレッテルやラベル貼りがめちゃくちゃ得意です。共感覚や敏感性、感覚の部分については、理解を得られないし、基準ルールだらけの世界では生きづらい部分は確かにそして大いに強烈にあります。

ただ、HSPだから○○に違いない。とかエンパスだから××になるのは当然。などといわゆる名前に引っ張られる部分がある人もいるのではないでしょうか。逆方向の決めつけになり得るので、結局やっていることは理解しない側と一緒です

まあ、わけのわからない感覚にHSPやエンパスという名称がつけば安心する部分もたくさんあると思います。ただそこに踏みとどまるだけが突破口ではないかもしれません。ちょっと厳しい言い方を敢えてするのであればですけどね。

②特別感のあるエゴなのか?

ラベル貼りに付随していえるのは、生きづらさを強調させるツール、エゴです。

スピリチュアルっぽい考え方をすれば、HSPやエンパスは特別でもなんでもないです。逆にHSPやエンパスの方で、自分は特別なんじゃないか。周りと違うんじゃないか。というコンセプトに引っ張られがちな人は注意かもしれません。

それは、HSPやエンパスではなくただの「敏感な人」というエゴですね。HSPやエンパスの人の良さは常に最適解を内に求められるところだったり、相手の痛みがわかることで、他人に自分をみるところです。

それゆえに自分を責めすぎるところもあるかもしれませんが、(周りの善し悪しは関係なく)自分にとって合うモノ好きなモノだけを選んでいきたいところですね。

HSPとエンパス、敏感な人が楽に生きる方法

HSPとエンパスを根本的になくしたいという人もたくさんいるかもしれません。人生なにがあるかわからないので、感覚部分が消える可能性はもちろんあります。が、せっかくなのでぼくは活かす方向を提唱しておきたいです。

ただ、ここに至るにはまず生きづらさを根本から見つめ直して、ちょこっと余裕がある人が実践して欲しいところではあります。

①自分の好きな部分にアンテナを

生きているとぼくらは嫌な部分とかネガティブなところにフォーカスしがちです。自分の記憶で良い部分より嫌な部分の方が思い起こされる人もたくさんいるでしょう。

ただ、HSPやエンパスの人がちょっと視点を変えればそれは好きな部分、楽なところ、自分が良い感覚になれる場所をキャッチできるめちゃくちゃすごい長所になります。

なので嫌な部分を排除するのではなく、好きな部分に焦点を充てる時間を増やすのをおすすめしまくります。

②スイッチの切り替え

HSPやエンパスの人がサバイバル社会でなんとか持ちこたえるには必須能力です。笑

じぶんが疲れやすいなあ。とか疲れやすい人と食事にいかなければなあ。というときは電源オフスイッチを押しましょう。ぼくは自分の感覚をしつけると呼んでいます。

逆に充電できそうだなあというときは電源オンしてみてください。

③極論ですが気にしない

自分の感覚をある程度しつられる人にはおすすめです。HSPでもエンパスでも敏感な人でも、辛いのはネガティブな方向に意識的にも無意識的にも引っ張られることです。

そこから抜け出すことができたら、あとはいやなことは気にしない。というなんとも哲人っぽい方法にシフトしてもいいかもしれません。

HSPやエンパスを活かす
  • 好きなところ・人・モノにフォーカス
  • 感覚をしつけていく
  • 気にしない

HSPとエンパスの違いと共通項を理解していきましょう

今回はHSPとエンパスの違いをルーツ的な部分から探りつつ、原因をHSPやエンパスに頼りきらないようにしていく提案をしてみました。

言わずもがな、人の心や感情・感覚部分は目には見えないし、理解しきることは無理ゲーですが、HSPの考えが好きな人もエンパスの考えが好きな人もどちらもいがみ合うような存在ではないですね。

ぼくが勝手に感じている感覚の鋭い人は、自分が常に価値判断にさらされ、苦労して嫌だったからそういう価値判断をしなくなる人が多い気がします。ザ・中立でエゴが薄まる感覚ですね。まあ、どっちでもいいんですけど笑

HSPやエンパスで感覚がビンビンな人は、自分オリジナルの生きやすさを求めるのはもちろんとして、繰り返しにはなりますが、どこに自分のアンテナをもっていくのか、そしてエゴを薄めて、以下に感覚のオンとオフをしていくがキーポイントのような気がします。

偉そうにここまで言ってきたぼくは、妻と子どもと365日のうち365日を過ごし、24時間のうち20時間以上は一緒にいるので、外界をシャットダウンしすぎなんですが。苦笑

まあ、そんなときもあるかと思いながら今回はHSPとエンパスについてでした。質問や意見があればぜひコメントやTwitterなどへ!

いつも読んでくださってありがとうございます!

3 COMMENTS

ゆん

こんにちは~
こちらこそいつもありがとうございます~

人からは
すっごい理性的!
と言われることもあれば

敏感過ぎるよね~
と言われたり・・

結局どっちやねん!?!?
自分ではどっちも「濃い」かもー
と思ってみたり。

最近、
あっ この人
怒ってるな
別なこと考えてるな
忙しいのねぇ
ムッとしちゃった!?

などなど
ビシバシ感じ過ぎて
胸の辺りが痛いです

そのうち慣れますか~~?

名前、おつゆん省略して
ゆん に変えます~

返信する
まめたろう

おつゆん改めゆんさん、
コメントありがとうございます!

ネガティブっぽい感覚は慣れるというか意識をあてる場所を変えていく方向でいきましょ~

返信する
ゆん

アドバイス嬉しいです
>意識をあてる場所を変えていく
やってみますね♪
ありがとうございました!!

今、ミルラ燃やしてま~す

返信する

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