今回のテーマは「ワンネス」です。
宇宙はめちゃくちゃ変態なのですよ。
※この記事は、宇宙がとにかく変態ということについて、スピリチュアルでいわれる「ワンネス」という考えを用いてとにかく真剣にかたるものになります。
「自分」とは何者か。あなたの魂にちょびっと残れば嬉しいです。
「ワンネス」は数多いスピリチュアル用語の中でもわかりにくい概念の1つです。
理由は、けっこうふわふわしている概念でいかようにも解釈できる言葉の1つだからです。
今回は、そのふわっとしたワンネスをなるべくわかりやすく説明しつつ、宇宙の自我の話を丁寧に説明します。
これを読み終えたころにはきっとあなたもワンネスと宇宙の変態さの虜になっているかもしれません。ロマンです。
今回のお話の流れ
- ワンネスとは?
- スピリチュアルにおける「宇宙」とは?
- 自我とは何か?わたしは誰?
- 宇宙のはじまりとワンネス
- ワンネス目線でみる存在
- ワンネス目線でみる人生の目的と意味
- ワンネス意識における解釈論
- ワンネス意識と覚醒とは?
- まとめ
ワンネスとはなにか?わかりやすく!
まずは、ものすごく簡略化したワンネスをみてみましょう。
ワンネスの定義
ワンネスの定義や解釈はものすごくたくさん、あるんですが、まずは簡略化してみます。
宇宙にあるもの、すべては元は1つ。
これが、小学生でも理解できる、ワンネスの基本概念です。宇宙は元は1つ。と言ってもOKです。
この「宇宙」とは何なのか?その元になる1つとは一体何なのか?っていうところで、意見や解釈がバラバラになり、いろんな捉え方があります。
ワンネスとスピリチュアルにおける宇宙
次に、「宇宙」について、説明してみます。けっこう壮大になりやすいので、SFチックに妄想しましょう。
見える宇宙
「宇宙」という言葉を耳や目にすると、すぐに想起しがちなのが、銀河、亜空間としての宇宙です。物質的な宇宙ですね。
例えばですが、
- 宇宙空間のこと
- コスモス、ユニバース
- 時間・空間内に秩序をもって存在する「こと」や「もの」の総体
- 全ての時間と空間、エネルギーと物質
- ぼくらが暮らすひとつの世界
- etc..
こんな捉え方をしています。星がある空間を指して、 地球の地上約100km以上を指して宇宙とするイメージが強めです。
スピリチュアルにおける宇宙
一方で、目に見えない宇宙も存在すると考えるのがスピリチュアルです。
例えばですが、
- 精神、心、感情、感覚、思考など
- 魂
- 次元、平行世界
- エネルギー(光や愛)
- 神
- 創造主
- 大元
- etc..
本当にざっくりですが、こんな言い回しをします。
宇宙の定義の違いにより・・
「宇宙」や「すべて」の解釈や定義の捉え方が異なることから、
上記の「宇宙にあるもの、すべて元は1つ。」という言い方を別の言い方に変換することも可能です。
- 魂は元は1つ。
- ぼくらの存在は神が分けられたもので元は1つ。
- 大元から派生したのがすべてのもの。
- すべての存在は創造主につくられた。
- すべては愛と光のもとに1つ。
- すべてのエネルギーの根源は1つ。
- etc..
ざっくりですが、こんな感じです。これ、全部言っていること一緒なので、正解や不正解はありません。
好きなセンテンスを胸ポケットにしまいましょう。
ワンネス理解の準備:自我とはなにか?
ここからはなぜ、もとは1つ。というコンセプトなのかについて説明します。
これを理解するには「自我」と「自己」の理解をしてみましょう。
そんなの知ってます。という方はすっ飛ばしてください。
「自我」と「自己」の違い
心理学において、自我と自己は簡単に説明すると、図のような構図です。
自我を英語に直すとidentity(アイデンティティー)、自己はpersonality(パーソナリティ)です。
ぼくらが思い描く自分は自己か、自我か。これは簡単ですね。初めて自分以外のひとから観察されることで自己ができあがります。
「自我に目覚める」ということばがありますが、これは、例えば赤ちゃんが「お腹がすいた」自分を認識し始めるころから始まると言われます。
「宇宙」に自我はあるのか?
さて、ここでぼくらは大きな問題にぶつかります。
宇宙に「自我」が芽生えるのか?
上の観点でいうと、宇宙に自己はあると言えるでしょう。ぼくらがこんだけ宇宙とは何か?という白熱した議論していますから。
宇宙の自我はどうでしょう?
宇宙が自分ってどんな宇宙なの?と認識できるのか否か。宇宙が赤ちゃんみたいに「お腹すいてない?自分?」って認識するのかです。
これが宇宙のはじまりと、もとは1つ。というコンセプトになるきっかけになります。
ワンネスと宇宙(すべて)のはじまり
ここから、もう少しもとは1つ。についての理由を説明してみます。
宇宙(すべて)のはじまり
宇宙のはじまりについては、物理学や宇宙学的な観点からは1つです。
有名なビッグバンですね。ビッグバンの前の宇宙については現段階では、いろんな説がでています。
例えばですが、大きなはずみ(ビッグバウンス)、冬眠する宇宙、多元宇宙論です。
参考 ビッグバンの前の宇宙ってどうなってたの? だいたい3方向の考え方 | ギズモード・ジャパンギズモード・ジャパン
宇宙(すべて)のはじまりのはじまり
一方で、スピリチュアルにおける宇宙(すべて)のはじまりには定説があります。
宇宙のはじまりは、無です。ゼロですね。なんもないやつです。これ誰もイメージはできないと思います。無ってなったことないですから。
その「無」が突然意識をもったこと、自我が芽生えたことが宇宙のはじまりとするのがスピリチュアルにおけるワンネスです。
私は何者?って感じた最初の存在
本当になんにもないところから、「無」なるものが、「あれ?わたしの正体ってなに?」って疑問を投げたところからすべてが誕生したと言われています。
この無なるものが、宇宙、魂、創造主、神なんて表現でされています。
この無なるものが、なぜ意識をもったのか、自我が芽生えたのかは本当に謎です。
その無なるものにもわからないから今現時点でちっぽけなぼくらが理解できるわけないです。
ワンネス目線でみるすべてのもの
無なるもの(宇宙)が「私は誰なのか?」という自我ができたところからすべては1つという考えが登場しています。
宇宙の自我とワンネスとぼくら
つまり、
宇宙人も星の人もわかっていない宇宙。じつは、その宇宙(無なるもの)が宇宙(わたし)
ってなに?ってかんがえちゃったからすべてが誕生したという解釈になります。
宇宙が何者かを知るために宇宙がつくったものが、「地球」「星」「太陽」「シリウス」その他、すべての「銀河系」。
宇宙が何者かを知るために宇宙がつくったものが、「海」「山」「森」「木」「石」その他すべての「自然」。
宇宙が何者かを知るために宇宙がつくったものが、「動物」「昆虫」「魚」「鳥」その他すべて人間含んだ「生物」。
宇宙が何者かを知るために宇宙がつくったものが、「お金」「時間」「重力」その他目に見えないものも含むすべての「物質」と「法則」。
だから、ぼくらはもともとは1つ。という考え方になります。
極端な表現ですが、ぼくら全員は、目に見えるものも目に見えないものも、 無なるものの自己(理由や正体)を発見する実験ツールです。
宇宙、やべえ。とにかく宇宙マジで変態すぎる。ぼくの語彙力が追いつかないんですが、とにかく明るすぎる変態としかいいようがありません。
ワンネスと宇宙目線でみる人生の意味や目的
宇宙が変態すぎることに変なテンションになってしまいましたが、毛色を戻します。
ここからはスピリチュアルやワンネス視点から人生の意味をみてみます。
宇宙の実験とゲーム
無なるもの(宇宙)の自己発見ツールがぼくらすべての存在だとすると、人生の意味、人間が生まれる目的は、実験やゲームとも言えます。
つまり、宇宙の正体を探すため、なぜ意識をもったのか理由にアンサーを出すためにいろんなモノになり替わるという考えです。
地球的価値観で、成長するため。愛を探すため。愛の発見も間違いではないですが、
そもそも善悪や成長、愛の認識の範囲にバリエーションがあった方が、その実例集が増えるとも捉えられます。つまり実験です。
ただ、この人生の目的や意味は大きく分けて2つの考え方をすることも可能です。
①神的宇宙理論
1つは、宇宙(無なるもの)=神と捉える神様的な宇宙理論です。
擬人化した神がいるとする人、ワンネスを神からの派生と考える人はこっち寄りの解釈です。ぼくら地球感覚的にはわかりやすいですよね。
「神が自身を経験するため」「神があらゆる可能性を探るため」というようなフレーズです。
②エネルギー的宇宙理論
エネルギー的な宇宙理論の立場になると、宇宙(無なるもの)=神=エネルギーです。
ワンネスを光や愛、エネルギーやソースとして捉える人はこっち寄りです。ソースのエネルギーは無限に拡大していくという性質があります。
「すべては光と愛」「すべてはエネルギー」というフレーズがポピュラーです。
どちらも一緒だけど・・
この2つの考え方はいずれも一緒です。
違いがあるとすれば以下のような点です。
エネルギー的宇宙
- 宇宙=私
- ヒエラルキーなし
- ミクロでみるかマクロでみるかの違い
神様的宇宙
- 神=私(たまに神>私)
- ヒエラルキーアリの考えも
- 神と私を分けがち(宗教観などから)
人生に意味はない。とスピリチュアル的に言われるのはワンネスに由来しています。
ワンネス意識と繋がるにおける解釈の違い
ワンネスという言葉の解釈は人それぞれで、正解や不正解ではもちろんありません。ただ、そこには好みと価値観の違いがあるので、整理してみます。
神と統一性でみるワンネス
上述した神的な宇宙理論の考えでワンネスを切り取ると以下のような特徴がでます。
- 私たちは神の派生である
- 神と私には分離がある
- 分離から統合に戻るプロセスがワンネス
- 統一して愛や光の存在へ
- 個性よりも統一・均一的な色強め
- ワンネスや愛に光に近づくほど「真理」
- etc…
ぼくらはどうしても、神と私がイコールというところが掴みにくく、ワンネスとなると、全員で神になろうとする。(例えば、愛と光の存在を目指す的な)
考えが目立ちます。また、「死後」も直線的に捉えることが多く、死んだら、神に還るって表現が強いです。
エネルギーと個性でみるワンネス
一方で、エネルギー的な宇宙理論の考えでは以下のような特徴があります。
- 私たちはエネルギーの個性や表現の違い
- わたしも神も今ここですでに統合している
- 直線的なプロセスはない
- 個性やグラデーションの違いを表現することで
- 善悪や光や闇は個性の違い?
- etc..
こちらは、統合を統一や均一とイコールとせず、ぼくらは個性やグラデーションの違いとして絶え間なく表現や創造をする神と今この時点でおんなじかもね。
と捉えることが多いです。少し抽象的な表現が多いのでわかりにくさではピカイチです。
20世紀スピリチュアルと21世紀スピリチュアルにおける特徴の違い
ワンネス意識への覚醒や目覚めとは?
ワンネス意識に目覚める。という表現も神様的にみるか、エネルギー的にみるかで異なります。
神様的なワンネス意識への覚醒
高次元や光、愛の波動領域に近づけば近づくほどワンネス意識です。とするのがこちらのメジャーな考えです。
- 愛や光を体現していく
- 徳を積んで魂を成長させる
- 高次元へのシフト
- 高次元存在にアクセス
- 神に近づく
- etc…
もとは1つ。という考えを目覚めや覚醒のプロセスとしてみる見方もあります。
内より外を意識したワンネスです。
エネルギー的なワンネス意識への覚醒
すべてはミクロとマクロのフラクタルな個性の表れ。とするこちらの考えでは、そこまで高次元的要素は重視しないです。
- 時間概念の幻想を見破ること
- 今ここ
- 素の自分に戻るプロセス
- 内側重視
- etc..
こちらの考えは、ワンネス意識へのプロセスとか、そこに至る段階的な要素は排除されます。時間概念がパラレル的なものがベースだからです。
外より内に意識したワンネスです。
どちらも大事かも!
ぼくらは、少なくとも今現時点では肉体をもっているのでぼくは両方大切だと感じます。
ワンネス意識は別に目指したりするものではもちろんありませんが。
内なるものを外に表現していくのも、外なるものを内に集約させていくのも両方のバランスをもってそれぞれが個性を体現していくとなんか宇宙も喜びそうですし。
ワンネスと宇宙ってけっこう意味不明
ワンネスという概念は、宇宙(神)がそもそもなぜ存在するのか、そしてその目的や意味とは何か?というものを説明するための言葉です。
だから頭で理解しようとするとすごく混乱します。だって宇宙そのものが何かも、その正体やなぜいきなり意識がスタートしたのかも謎ですから。
ぼくらが理解できちゃったら、ゲームクリアしちゃいます。
ちなみに、ぼくなりの解釈では、宇宙のはじまり、無なるものや神はあるんだけど、ないと感じています。ただ流れるだけのものです。
だから、自我が芽生えたというのはあくまでぼくらの尺度でわかりやすくするための表現の1つです。
むしろ、ぼくらが普段、え?自分ってなにもの?って認識が生まれたとこからすべてがスタートしていると考える方がおもろいです。
だから宇宙のはじまりはぼくであり。あなたです。そう考えると、ぼくらけっこう不可思議な存在です。
みなさんの感じるワンネスはどんな感じですか?もし共感できたら、シェアも喜びます。
質問や意見があればコメントください。いつも本当にありがとうございます。
ちなみに、ワンネスはことばだと、難しいんですが、森山直太朗の「みんなおんなじ」という歌がめっちゃワンネスです。
ぼくはいつからぼくなのと
きみにきいてもしらんぷり
きつつき ばった とむそんがぜる
それぞれみんなおんなじいきもの
みんなちがってみんなおんなじ
みているぼくもどこかおんなじ
みんなちがってみんなおんなじ
いやあ、ぼくらの存在ってマジで謎です。
はじめまして
まめたろうさんの記事がわかりやすくて面白いので
よく読ませていただいています!
私はなぜ「私」が存在しているか、何のために生きているのかなどを
考えたり、調べたりするのが好きです。
なのでこの記事は斬新でとても面白いと思いました。
まめたろうさんの記事を読むと、スピリチュアルは
特別なものだとか、すごいものであるという自分の思い込みが崩れ去って
すでに身近にあるものであると教えてくれます。
思い込みから解放されてなんだか腑に落ちたというか、
これでいいんだと思えたのですが、
今、自分という存在が
理由もわからず(宇宙が作ったのですが)ただ存在して体験して
学んで生きていくだけと考えると空しい気持ちに駆られます。
まめたろうさんは自分の存在についてどうお考えですか?
ワンネスである感覚?が強いですか?
長文になりました;;
これからも更新楽しみにしています^^
Rnaさん
コメントありがとうございます!
嬉しいです!
>まめたろうさんは自分の存在についてどうお考えですか?
ワンネスである感覚?が強いですか?
正直、日によって変わります(笑)
昔は自分の存在に想いを馳せて哲学書とか怪しげな本、色々読み漁った記憶があります。
最近はあんまり意識することないんですが、とりあえず自分も含めみんな愛らしいなと感じています、答えになっていなかったらごめんなさい(笑)
引き続きよろしくデス^^
とても分かりやすくて楽しい記事でした。
宇宙ヤバすぎな件、めっちゃ同意です。
小難しい事でも何でもなく、文字通り自分がいるのは宇宙で、自分も他人も宇宙で、眼に映るものも映らないものも全部宇宙だ!って気づいた時の爆笑は、たしかに宇宙ヤバすぎ。変態すぎとしか言いようがない笑 し、自分である事の尊さを感じます。
タイジュさん、コメントありがとうございます!
嬉しいです。
おもろいですよね~!
>自分である事の尊さを感じます。
ぼくも常日頃そこは感じております^^
パラレルワールドで生きている人間です。過去・現在・未来。宇宙に点在している私。全部、「今」です。
今の地球に存在している私は実験体の1つに過ぎないと思ったら、とても楽になりました。
難しい本を読まなくても、元々は皆、知っている事なんでしょうね。
って気付きました。
名前の縛りもなくなって、名無しさんになりました。
今日、夢で「ろばの世界」さんのサイトが閉鎖されて、検索するのに困る夢をみました。
「名前を変えて、どこのサイトに居るのだろうか?」
って面白い夢でした。
失礼致しました。
このヘンテコな人生を楽しめばいい
私は毎日幸せです。
すべてはひとつ
ワンネス
すべてがうまくいく!
山下さん、コメントありがとうございます!
そうですね~、ぼくらはやんわりつながっているようです!
初めまして、この記事読んでて、
「うわ例の本に通じてる、宇宙の部分を深堀してる!?」ってなりました、
もし気が向かれましたらですが、自分も今読んでいる「日本列島から日本人が消える日」って本(GET出来たらですけど)読んでみてはどうでしょうか?
記事はむっちゃおもろかったです(*´罒`*)
m.さん、コメントありがとうございます!
アマゾンでポチってみます~
こんにちは〜!私の身に起きた現象がワンネスだったと知ることができました!ありがとうございます!
わたしは音楽からその感覚に陥りました。トランス状態と言うんでしょうか?
イメージと音が一緒、空間とそれが一緒、それと私が一緒!!そして、あれ?何も無くね?というショッキングな体験でした!(笑)
その時から宇宙について、科学について、哲学について、アート、心理、理解できる部分がかなり増えました。
理解が進むにしたがって、プチパニックに陥っております!まだ理解できない事多い!知りたい!私の道は何!?と。
筆者さんも、こういう経験がありましたか?
クッキーさん、コメントありがとうございます!
妻と一緒です笑
パニックにはなりませんでしたが、日々いろんな体感で、プチワンネスを感じている気持ちにはなっていますかね?
ぼくらにはいろんな感覚が備わっているので楽しんでいきましょう笑
はじめまして
私も超知先生の最近発売された松果体の本にこのDVDが紹介されていたので
アマゾンで即購入し見ました。1回では理解しにくいですがYou Tubeを拝見し少しづつ理解出来そうです。
ありがとうございます