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スピリチュアルガスライティングとは?8つの特徴と対処方法

まめたろう
まめたろう

今回のテーマは「スピリチュアルガスライティング」です。

たっかぶり
たっかぶり

ブレイキングバッドに登場するガスやばい!

※この記事は、ガスライティングにおいてそれがスピリチュアル分野でなされるときの8つの特徴(タイプ)とその対処方法について僕なりの見解をまとめた内容になります。

ガスライティングとは、簡単に言えば心理虐待の一種で、心理的に誰かを操作し、相手の正気を失わせる行為のことです。マインドコントロールに似ていますね。

ガスライティングの厄介な点は、コントロールしたい人が相手に対して、その相手が間違っていると心理強要し、それを受けた相手は自分が間違っているのでは?となかなかそのループから抜け出せないことにあるといわれます。

一般的なガスライティングに関することをピックアップするのもありですが、このブログはスピリチュアルブログですので、今回はスピリチュアル分野におけるガスライティングの形態を紹介してみます。

個人的には一般的なガスライティングは厄介ですが、スピリチュアル分野におけるガスライティングはそれが目に見えない分よりややこしい性質がある側面もあると思っています。

あ、ガスライティングされてきたわ。みたいな人のヒントになればうれしいです。

今回のお話の流れ
  • ガスライティングとは
  • スピリチュアルガスライティングとは
  • スピリチュアルガスライティングの特徴と8つのタイプ
  • スピリチュアルガスライティングにはどう対処する?
  • まとめ

ガスライティングとは?

まずはガスライティングについて整理してみましょう。

ガスライティングの由来

いろいろなサイトや本にもありますが、この言葉は1938年製作の演劇、1944年には映画にもなった『ガス燈』に由来します。

作中では夫が、家の中の物を動かしたり奇妙な音をたてることで妻の正気を失わせようとする虐待をします。

夫は「妻の勘違い」だと主張しつづけ、追い込んでいくことから心理的な虐待の一種をガスライティングと呼んでいます。

定義

ガスライティングは、冒頭でも言いましたが、

「精神的虐待の一種で、心理的に誰かを操作し、相手の正気を失わせる行為」と定義されるのが一般的です。

この心理的操作はいろいろ含まれている(≒定義が人それぞれ違う)のですが、主には嫌がらせ、そして誤った情報の提示。とすることが多いです。

ガスライティングの特徴

そして、その嫌がらせや誤った情報の提示などには以下のような特徴があるようです。

  • 事実と異なる発言をする、嘘をつく
  • 大切なもの(例えば子ども等)をえさにする。
  • 時間をかけて傷つける(少しずつマインドコントロール)
  • 言行不一致
  • アメとムチを使って心を虜にする
  • 混乱が人を弱らせることを知っている
  • 自分のせいであってもすべて相手のせいにする
  • 人があなたに反感を持つように仕向ける(悪い噂を流すなど)
  • 周りの人間はみんなあなたに嘘をついている、と言い、自分に頼らせようとする
  • etc…

けっこう厄介ですね苦笑

ガスライティングをされている人は無自覚な場合もあったり、自分が悪いのでは?間違っているのでは?と考えるようになり、ガスライティングをする側に依存するケースもあるそうです。まさにマインドコントロールです。

政治家にもけっこういるというデータがあったり、親子、夫婦、子弟関係など、逃れにくい親密な関係性のなかで起こりやすいという研究もあります。

昨今の誹謗中傷問題だったり、匿名性の高いSNSで一人の人をやり玉にあげて、攻撃するなんて風潮はまさにガスライティングのなかにいますよね。

悪気はなくても。ってやつです。

スピリチュアルガスライティングとは?

スピリチュアルガスライティングとは、嫌がらせや情報提示などいわば心理操作における武器を「スピリチュアル」にすることです。

「自分が間違っているのでは?」と錯覚させるエネルギーというイメージですかね。

もしかしたらそのエネルギーというのは個人の念や思い、言動かもしれませんし、集合意識かもしれません。

とりわけ、スピリチュアルにおいては、コミュニティによって、何を真実とするかがかなり派生してあるため、そこの真実からズレている考えはダメとバツ印を押されやすい可能性があると個人的には思います。

例えば、自分の信じているスピリットガイドがいたとして、そのスピリットガイドをリーディングしてもらったら、まったく違うガイド像がでてきたとしても別に変じゃないなんですよ。

(人それぞれ見え方には個性があって当然なので。)

でも、もしそのリーダーさんが、あなたのリーディング能力はダメ。間違っている。そのスピリットガイドは悪魔だから近づかない方がいいとか言ったとして受け手が自分ってなんてダメな人間なんだ。と思ったら、

まさにガスライティングです。

さらに極端に言ってしまえば、もうそのスピリチュアリストさんなしには自分の方向決定や価値判断基準が持てない。とかまでいったら、非常に香ばしい展開が待ち受けています。笑

スピリチュアルガスライティングが行われる理由

意図的であれ、無意識的であれ、スピリチュアルを武器にしてガスライティングを行う理由としては、主に2つの理由があるといわれています。

①自分のエゴを満たすため

ほとんどの理由はこれだと個人的には思います。

極端な表現ですが、エゴというのはポジティブな目的(自分に合ったエネルギー)を達成するために、ネガティブな手段を取る(自分に合わないエネルギーを使う)防衛本能です。

例えば、自分の性質に合った感情や感覚である安心感というエネルギーを得たいとしましょう。

本来ならば安心感というのは、他人から奪うものでも、誰かから与えられるものでもない部分であるのに、エゴが枯渇状態と認識すると、安心するために、自分で不安を作ったり、誰かを下にみることで安心感を得ます。

要するにコスパが悪いんだけど、どうしてもしちゃうときはしちゃうやつですね。自分を守るためなら何してもいいのか。と言われるとそれはいろんな話をすることになるので今回は止めておきます。

ガスライティングを行われる理由の1つにもこれがあるといわれます。

エゴの意味とは?スピリチュアルからみるエゴと手放す方法

②自分の傷を隠すため

①とほぼ似ているのですが、ガスライティングをする側の立場の人においては、自分の傷(周りから見たイメージを含む)をみられたくないという人もいます。

例えば、スピリチュアルガスライティングのポピュラーな例として、メサイアコンプレックスというものがあります。

ゴッドコンプレックスともいわれますが、これは、自分が霊的にエネルギー的にほかの人よりも優れていると信じ込んで何かをなさねば!となるような心理状態を指します。

優劣感情の自分がすごいぞ!という状態は、「完璧じゃない自分がいたらどうしよう?」とか、「エネルギー的に劣っていたら自分は何者にもなれないんじゃないか?」というような不安要素を隠している状態とイコールともいえます。

これらを隠すために(自分を正当化したいがゆえに)、ガスライティングが行われます。

スピリチュアルガスライティングの特徴と8つのタイプ

さて、ここからはスピリチュアルガスライティングにおける8タイプの例をご紹介してみようと思います。大げさな表現もありますが、こういうタイプ確かにいる気がします。

①自分以外を認めないスピリチュアルティーチャー

この手のタイプのスピリチュアルガスライティングは、わりとわかりやすい形で現れると思います。

例えば、自分は目覚めているからそれ以外の人はかわいそうとかしたり、他人が目覚めているかどうかを判断する権利を持っていると認識しています。

自分の価値主義しか許容しないので、例えば、スピリチュアルの世界ではあるあるですが、物理的なこと、お金を大事にするのはあなたが目覚めていないからだ!欲に負けているからだ!とかいう発言がありそうです。

もし彼らの価値基準からズレているものがあれば、あなたはダークエンティティ、闇の存在、悪魔に乗っ取られているとか、否定的な感情はあなたのご先祖がいけないとか、そういうことを言って、

相手の価値観が圧倒的に違うという説明をおそらくスピリチュアルっぽい言い回しでしてきます。

個人的には、スピリチュアルにおける正解や真実は魂の数ほどあっていいと思いますよ。そうじゃないととてもつまらないですからね。

②部分的な真実を利用する確証バイアスタイプ

確証バイアスとは、簡単に言えば、自分の価値観を正当化するために都合のいい情報のみを拾い集める心理現象のことです。

この手のタイプのガスライティングは、例えば、あなたが信じているスピリチュアルなこと(教えや、主張や陰謀論など)を引用して、それを信じているなら自分がいうことも信じたほうがいいよ。とか、

自分の教え(価値観)を信用しないってことは、あなたが今まで尊敬してきた教えは嘘になるよ。

というような形で認識を誘導します。

③された側が総叩き

一昔前の新興宗教やカルト集団でよくあるパターンですが、ガスライティングを受けた側が総攻撃に合うというガスライティングもあります。

例えば、(ちょっと前はわりとあった話ですが)カルト集団のティーチャーが、信者を性的に虐待していて、それを訴えたら、信者たちが、その「被害者」は嘘を言っている。とか、その被害者がいけないとか、

信用なんてするから。と被害にあった人がいけない風潮を作り出します。

絶対〇〇!とか××してはいけない!とか主義が半端ないコミュニティ内でよくあるパターンです。

④感情が敵と教え込む

ぼくらは人間なのでポジティブな感情をもつこともあれば、怒り、悲しみ、嫉妬、執着などネガティブな感情をもつことはふつうです。

ただ、この手のタイプのスピリチュアルガスライティングをしている人は、そのネガティブな感情をやけに嫌います。ネガティブな感情を持つのはあなたがエネルギー的に未熟だから。とかですね。

執着していてはアセンションできないとかです。笑

ぼくの知る限りのスピリチュアルな世界観では、ネガティブな感情は敵というよりむしろ、それがすべてだと錯覚している自分に気が付く(≒いろいろな自分に気が付く)、むしろ最良のパートナーです。

むしろ執着をしながらアセンショーーンしていく魂があったほうが盛り上がりますよね。

⑤メサイアコンプレックス

この手のスピリチュアルガスライティングは、自分をヒーロー(地球を救うためにきた魂とかね。)と思い込み、その信念こそが真実とするタイプです。つまり、自分みたいな魂以外の魂を下にみちゃうんですよね。

本来、スピリチュアルな視点というものがあるとして、そこからみた魂はすべてユニークで、優劣がつくようなことはありません。

みんながみんなオリジナルのスピリチュアルな道を歩んでいると神なら考えるはずです。むしろ神ならそう思っておけよとぼくは思います。

⑥「許し」に基づきスピリチュアルレベルを測る

許しというのは、その傷がどんなものであれば、それを手放すか否かというのはそのタイミングも含めすべて本人のみが決められることです。裏を返せば許したくないときは許さなくてもいいんですよ。

ただ許しこそがすべてと思っているガスライターは、許せないのはあなたがダメだからとか、許さなければ幸せになれない。悪魔と仲良くなる道を選ぶとかそういうことをネチネチいってきます。

許しとは?他人を「許すこと」におけるよくある5つの誤解

⑦自由意志を尊重しない

①とほとんど同じ意味です。

ぼくらの感情や思考、信念というのは本来誰によっても規定されるものではなく自分の境界線の内側に存在します。

ですが、この手のタイプのガスライターは、その人の自由意志を尊重することがないばかりか、それを踏みにじります。自分と同じスピリチュアル的な価値観を持っていないあなたがダメ。という風に。

そして、その信念を変えさせようとしむけてくる可能性があります。

⑧疑問や質問はシャットダウン

仮に、あなたがスピリチュアルコミュニティに参加していたとしましょう。

主催者の考えや意見に対して疑問や質問をしたときに、それが許されないような環境が多く存在するのであれば、スピリチュアルを知るような機会でそれが設けられているのではなく、

プロパガンダである(ただの宣伝)可能性が高いです。

ぼくもスピリチュアルな世界を学び始めたときは、本当にこれでいいのかな?とかこれってあっているのかな?など真実や正解が気になる時期がありました。

調べたり聞いたりしてみると、人の数だけ答えがあるんだなあという現実世界とまったく変わらないなんともいえない自分なりの回答があった気がします。

スピリチュアルガスライティングへの対処方法

もし、自分がスピリチュアルガスライティングのトラップにハマっていたらそこから抜け出すにはいくつもの方法があるとは思いますが、ここではいくつかヒントみたいなものを共有してみようと思います。

①学びかトラップかを見極める

まずは、これですね。

スピリチュアルな世界ではすべてがレッスンと言われています。レッスンと言っても辛くしんどいことという意味ではなく、自分の気づきを広げるチャンスみたいなものです。

特定のガスライターさんがいる場合でも、集団的なガスライティングが行われている場にいたとしても、それが自分にとっての「レッスン」になるか、それともただ単に自尊心や自分を傷つけるトラップなのかを見極めること

をおすすめします。

見分け方の基準としては、その人それぞれなので、何とも言えませんが、個人的には学べるところは学んで必要以上に自分を傷つけたりそういう場や人との依存関係になっているのであれば、それはトラップであると思って、

ネクストムーブを考えます。

②境界線を引く

スピリチュアルガスライティングの目的がエゴを満たすためだったり、ライターの傷を隠すためのものだとしたら、そのゲームにあなたが乗る必要はまったくありません。

それはあなたの責任ではなく、相手の境界線の範囲内にあるものです。

個人的には、スピリチュアルガスライティングじゃなくて、一般的なガスライティングについてもおんなじだと思っています。嫌なら逃げてもいいんですよ。

そして、もしそれが自分にとって必要な学びだとしたら、逃げてもまた登場人物やストーリーを変えて自分の人生に現れるので体力が十分に回復したうえで取り組めばいいのです。

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③答えや正解は何通りもあるよ

自分がわからなくなったり、自分という存在意義がゆらいでいると、人間というのは間違えないように、正しく生きるように正解を外側に求める性質があります。

個人的には外側にヒントや答えがちりばめられていることもたくさんあるけれど、自分でその正解やヒントが自分にとって合うかどうかは自分の自由意志の範囲内にあると思います。

これはスピリチュアルな目に見えない世界の話だけでなく、現実でも一緒だと思います。

相手を尊重するのとまったく同様に自分も尊重してあげる権利を自分がもっているんですよ。

あと、スピリチュアルな話でいえば、ぼくは、これが唯一無二の真実だ!なんてことはひとつもないです。むしろそういう白と黒、正と誤にわけられないところがスピリチュアルの面白みであります。

グラデーションがあって、終わりがないところがもやもやするけど面白いんですよ。

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スピリチュアルガスライティングはどう活かせるかな?

以前も書きましたが、ぼくがメタフィジックスっぽい世界で一番好きなところは、比較したり、証明したり、 てんやわんやしなくても自己宇宙は理路整然としていて、パーフェクト設計図を持っているってことです。

つまり、それぞれが本当にフラクタルな世界観を(決して押し付け合うんじゃなくて)共有できちゃうってところです。

スピリチュアルガスライティングは、冒頭でも書きましたが、自分が進んでいる道に横やりを入れるようなエネルギー(言動、思い、念、信念など)です。

もし、それによって、自分の道がより前進したり、加速する要素があるのであればヒントや参考にするのはとてもありだと思いますが、それが使用期限が1000年以上過ぎたガソリンになって自分も道も壊れるようなものになるなら、

ちゃっちゃと廃棄しても大丈夫です。

もし必要ならそれこそベストなタイミングでピカピカのガソリンが手に入るように優秀な自分はデザインしていますから。

昔見たアニメのセリフに、

正しさなんて最初からない。あるのは正しさじゃなくて、都合だ。」というものがありました。

スピリチュアルな世界だけでなく、今ぼくらが住んでいるこの世界にもまったくもっておんなじことがいえるのかもしれないですね。

都合を押し付けるんじゃなくて、尊重できる優しい世界にぼくは勝手にジャンプします。(と言いつつ、ぼくもガスライターにならないようにいい加減に気を付けようと思います。)

みなさんはガスライティングについてどう思いますか?

いつも読んでくださってありがとうございます。

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