毎日の生活習慣が長寿の秘訣であることはよく知られています。若さと健康を求めて健康的な習慣を継続することは簡単ではありません。
健康を維持するために何から始めていいのか分からないなら、簡単で時間もかからない古代チベット体操を試してみてはどうでしょうか。
絶対にリラックス、リフレッシュできます。
チベット体操とは?
5つのチベット体操は、チベットのラマ僧が行っていた長寿の儀式を基にした、年齢に関係なく行えるヨガです。
この体操は2500年以上もの間行われてきた、たった20分程度の運動です。
毎日この体操をすることで、ストレスを緩和し身体を整え、集中力や精神の純度が上がると同時に消化器官、血流、免疫力の向上をはかり、マインドと身体の繋がりの強化します。
身体にあるエネルギーセンター、尾骨のルートチャクラから頭のクラウンチャクラまでの7つのチャクラに働きかけます。
チャクラとは「エネルギーの回転する車輪」に例えられ、物質と意識が行きかったり、プラーナ(生命エネルギー)が湧き出る場所です。
主な7つのチャクラはそれぞれ、各臓器に繋がる神経をもっていて、命あるものとしての精神的・感情的・スピリチュアル的に重要な役割をもっています。
“Ancient Secret Of The Fountain Of Youth” の著者ピーター・ケルダーはチャクラを次にように説明しています。
「身体には英語でいうところの【ボルテックス】という7つの核があります。
この7つの核は磁気のようなもので、健康な身体ではかなりのスピードで回転する一方、老いや体調不良では回転速度が落ちます。
この磁気のエネルギーの回転は、健康な人には純粋なエネルギーを行き渡らせることができますが、老人や虚弱な場合うまく行き届きません。
健康や若さ、バイタリティーを取り戻すには、磁気(チャクラ)の回転をもとに戻すことが一番の近道なのです。
チャクラの働きをよくする体操5つは、ひとつだけ行っても効果がありますが、5つ全部行うことですばらしい効果が得られるでしょう。」
チベット体操における5つの体操ルーティーン
このルーティーンは身体ひとつで行え、汗をかくことなくエネルギーと柔軟性を高めてくれます。数ヵ月続けると、驚くべき効果を実感するでしょう。
体操は、静かでリラックスできる場所で行いましょう。ストレスを感じている時には、呼吸を整えてグラウンディングをしてください。
最後に、この体操はそれぞれの動きに少し時間を空けながら、連続して行うことが大切です。大切なのは速さではなく動きに集中し、調和をとることです。
体操1
子供たちがこれに似たような遊びをしているのを見たことがあると思います。この動きは、エネルギーを高め、若さスイッチを刺激し、第7チャクラの回転を速めてくれます。
ステップ:
1.両腕が地球と平行になるよう伸ばし真っ直ぐ立ちます
2.右足を軸にして時計回りで回ります
3.目が回らないように前後に2点ポイントを定めて、身体よりも早くそのポイントへ頭を向けます
4.深呼吸をし動きを続けます
5.目を閉じ、「マウンテンポーズ(基本ポーズ)」で休みます
体操2
この体操はみぞおちにあるチャクラを刺激し、消化機能を癒し腹筋や体幹を調整します。
ステップ:
1.両腕を頭の後ろの伸ばし、脚は真っ直ぐ伸ばした状態で仰向けになります
2.息を吐きながら両脚を真っ直ぐの状態のままお臍に近づけます
3.2の動作と同時に、頭を胸に近づけるよう持ち上げます
4.体操中は深呼吸をするよう意識します
5.両脚を胸の前で抱え、背中とお腹の筋肉を緩めるように左右に揺らしながら休みます
6.次の体操に向けて、「屍(しかばね)のポーズ」でリラックスします
体操3
この体操は脳下垂体と甲状腺に刺激を与え、スロートチャクラにも作用しポジティブな気分を増幅させ、脊椎の柔軟性を高めます。
ステップ:
1.目を閉じます
2.膝立ちで起立の姿勢になります、両膝はお尻の幅と同じだけ間をあけます
3.両手は腰の低い位置か、お尻に支えとしてそえます
4.頭を後ろに傾けながら胸を上に反ると同時に、お尻を前に突き出します
5.体制を元に戻し、真っ直ぐ立ちます
6.「子供のポーズ」で休みます
体操4
4つ目の体操は、明瞭さとセクシャリティを呼び覚ますセイクラルチャクラ(第二チャクラ)を刺激し、腕や脚、大殿筋にも作用します。
ステップ:
1.お尻の幅と同じ幅に両足を開き、しっかりと床につけます
2.両手を後ろに、指先は足元の方を向けて置き、両手のひらをしっかりと地面につけた状態で肩は両手と一直線にします
3.息を吸いながら、お尻をできるだけ高くあげながら、頭を後ろに傾けます
4.息を吐きながら元の体勢に戻ります
5.屍(しかばね)のポーズでリラックスします
体操5
この最後の体操は全てのチャクラを刺激し、身体全体を調整してくれます。疲労をやわらげ、血流をよくしてくれます。
ステップ:
1.両手両足をお尻の幅に開いた「板のポーズ」になります
2.膝と肘を緩めて動きやすくします
3.「下向きの犬ポーズ」になります
4.「板のポーズ」に戻り、地面にお尻を引き寄せながら「下向きの犬ポーズ」になります
5.回復するまで「屍(しかばね)のポーズ」で休みます
慣れてきたらそれぞれのポーズを21回繰り返しましょう。毎日の習慣にすると、より身体と繋がりリラックスすることができます。
via Gostica