今回のテーマは「病気に関する心理要因」です。
※この記事は、人はなぜ病気になるのか?について内側(心やマインド、スピリット面)の要因をシャーマニズムの考えと照らし合わせてシェアする内容になります。
ちょっとした風邪からシリアスな症状まで、人は病気になります。生きていれば誰でも一度は経験しますね。
伝統的なシャーマンの考えでは、肉体レベルの影響(結果)をスピリットレベルに求めるので、人はなぜ病気になるのか?について主な3つの原因が内側にあると指摘します。
個人的には、「病気」の状態の定義は人それぞれ異なっていて、同様に「健康」の状態の定義も個性があると感じます。
メタフィジックスな視点から「病気」を再度みつめてみましょう。
今回の流れ!
- シャーマニズムによる病気の見方
- シャーマンが語る病気の3つの原因
- 病気を治すとは?
- まとめ
人はなぜ病気になるのか?シャーマニズムによる見解
医学的見解から言えば、病気は様々な種類があり、要因がありますが、バクテリアやウィルスなどの見方が多めです。
シャーマンはどう見るんでしょう?
肉体はスピリットからの影響に過ぎない
昔からシャーマンは、病気に対処するとき、「原因」と「結果」の関係性にフォーカスします。
シャーマンたちは、シリアスな怪我や病気、内側のメンタル的な問題は、単なる「結果」に過ぎないと考えます。
理由は、彼らの世界観では肉体に影響をもたらす根本(原因)はスピリットレベルにあると考えるからです。
こういった世界観が派生して、彼らは肉体レベルの「治療」(薬で症状を緩和するなど)では不十分だと捉え、
真のヒーリングは、その根本(≒スピリット領域)を癒すこと(解消すること)と考えます。
シャーマンが語る人が病気を招く3つの原因
ここからは「根本」のヒーリングについてです。「病気」(スピリットレベルでの不具合)の原因はなんなのかって話ですね。
①不調和
人生において重要なつながり(絆)を失ったり、自分の人生を生きているという感覚が欠ける(人生の意味がわからなくなる)と「不調和」を抱きます。
例えば、長年寄り添っていた夫婦がパートナーを亡くすと残された方は道に迷います。
残された方が、ガンなどのシリアスな病気になり後追い的に亡くなるは珍しくないでしょう。
不調和は人生の様々なシチュエーションで登場します。例えば仕事を失うこと、パートナとの別れなどです。
「不調和」によって自分の力の喪失を感じ、エネルギーフィールドにネガティブなインパクトがあり、病気になりやすくなります。
②恐れ
恐れは免疫力の低下を招くため、慢性的に恐れを抱いている人は、抵抗力が下がり病気にかかりやすくなります。
恐れと不調和はそれぞれ相互関係があり、人生における恐れや不安は不調和に繋がり、不調和は恐れや不安を生みます。
もちろん、恐れそのものは悪いモノではありません。
恐れによって自分の趣味志向、気質や思考パターンが支配されている(自分の人生が制限される)と錯覚することが本当の恐れの怖さです。
「恐れ」は危険から身を守るのに役立ちますが、様々な理由からコントロール不可な状態になると、
免疫力の低下、エネルギーフィールドにネガティブな影響を与え病気は避けられなくなるでしょう。
500年も前から「病気に対する恐れは病気そのものよりも危険である。」といういわれもあるようです。(スイス人医師・錬金術師のパラケルススが言っていたようです。)
恐れや恐怖の本質とは?手放す方法、克服する方法ってなんかある?
③魂の喪失(ソウルロス)
不調和や不安より魂の喪失が最も危険な病気の原因とシャーマンは考えます。
魂の喪失とは、内側のハートにシリアスなキズを負っている状態を指し示します。
内側のハート(魂)は、その人のエッセンスであり、その人が誰で何であるかの根源を表します。
ハートに傷を負うことはエッセンスの分離(分断)を招きそれが魂の喪失になります。
魂の喪失の引き金になるモノは無限にあり、代表例を挙げるなら離婚、暴力、セクシャルな暴行、重大な交通事故やケガです。
西洋医学ではPTSD(post-traumatic stress disorder)と診断されるもので、特定の出来事によって生まれた肉体・感情レベルの痛みが魂レベルにまで深く作用します。
魂の喪失が起こるとどんな症状が出るのかピックアップしてみます。
- 意思決定力の欠如
- 無感情
- 喜びの欠如
- 慢性的にネガティブ感情に
- 虚弱体質
- 分離
- 依存症
- 愛する感情、愛される感情の欠落
- イニシアティブや情熱の欠如
- 記憶障害
- 絶望
- 慢性的なうつ
- 希死念慮
- etc..
病気の根本を癒すにはどうしたらいいのか?
シャーマンのヒーリング術です。
2つの問題点
人が病気の状態にあるとき、2つの問題に集約されるとシャーマンは考えます。病気の再定義ですね。
- 自分を守る力の欠如
- 取り除くことができない状態
自分を守る力を取り戻し、病気の根源を取り除く力を復活させるベストな方法は視覚化と認識(認めること)です。
例えば病気の根源になっているネガティブな思考を視覚化します。視覚化したときに矢のようなものをイメージしてもいいでしょう。
その矢を認識、認めると、それは「本来の自分」には必要のないものだとわかり、さらに意識的に優しく身体から引き抜くことができます。
上に挙げた3つの原因すべてにヒーリングが必要であると感じるなら、その3つすべてに対処してみましょう。
自分自身のバランス、自分オリジナルの勇気と真実を探してみてください。
参考 THERE ARE 3 INNER CAUSES FOR MOST OF OUR DISEASES ACCORDING TO SHAMANSReconsider
「それ」を病気とみるか、癒しスポットみるか
ここからはあとがき的にちょっと追加してみます。
シャーマニズムの適用範囲
今回のシャーマン先輩の考え方は、あらゆるものをスピリット領域でみる見方です。
この考え自体に正しいも間違っているもありません。そしてぼく自身、大枠ではシャーマン先輩に同意します。
ただ、この考えをすべての病気に適用させることは正直無理がありそうです。
例えばですが、赤ちゃんの風邪、元々の肌の弱さや生まれつきのものです。あと、「老い」とこれらは一緒くたに並べない方がベターかなと思います。
生まれて数か月ー数年で、風邪引いて、不協和や恐れ、魂の喪失があったらけっこう強者ですよね。
なので、シャーマニズムの健康哲学はそれが自分の元々の気質から来るもの以外の何かと考えた方が健全です。
例えば、しがみついてる思考パターンや価値観、
本来のピュアな欲望から外れすぎた(自分の内側の声を無視し続けた)結果としての身体・精神における不具合というイメージです。
病気?ヒーリングポイント?
ぼく自身、「深刻な病気」というものを経験したことがないので正直経験&理解に乏しいところがありますが、
基本的に病気は癒しスポットの再認識ツールとして捉えています。
例えば、ぼくは自分にとっての転換点になると、たまに猛烈かつ強烈な頭痛を体感します。
そこで自分の人生や価値観、スピリット領域を振り返ったりアップデートさせたりするチャンスだと感じます。
もちろん、その時々で、「あ、今の自分に必要のないネガティブな感情あったわ。」とわかりやすく気が付くときもあれば、ただただ頭の痛さに悶えるときもあります笑
頭の痛さに悶える時は、特に実感はなくとも、スピリットの癒しや浄化だと勝手に納得させます。
もちろん痛すぎて辛すぎるときはガンガン鎮痛剤注入しますけどね。
この辺りは「お肌トラブル×メタフィジックスな視点」でも述べているので興味のある方は読んでみてください。
自分オリジナルの「健康」
そして、大前提として、人それぞれ「健康」という状態は違うとぼくは感じます。
デフォルトで頭痛いのが健康である。という人もいるんじゃない。という話ではもちろんありません。
ヘルシーな自分というのは、他人や誰かをベースに考えるのではなく、常に自分のベストなポジションを把握(理解)することとほぼイコールという意味です。
シャーマンからの最後の一文のメッセージ「 自分自身のバランス、自分オリジナルの勇気と真実を探してみてください。 」というのは、胸アツです。
まとめ:病気も外側起因と内側起因があるかもね
シャーマニズムもエネルギーヒーリングも、スピリットレベルに病気の根本を求める点では一緒です。
怪しいですねえ。
個人的には、ぼくらは魂に肉体をダウンロードしている(肉体も持つ存在)ので、やっぱり肉体的な観点もちょっとは取り入れた方がいいかなと思います。
例えば、添加物バンバン取り入れていて運動まったくしないです。みたいな人がなんで
心も体も弱るんだろう?と悩んでもそれスピリットレベルの不調和や恐れとはちょっと考えにくいですからね。
少しだけ添加物抜く食事とったり、自分に十分な睡眠を心がけて適度運動していればたぶんヘルシーになるよ。っていう人もたくさんいるでしょう。
年を重ねれば重ねるほど、ぼくらは「健康願望」が強くなります。 病気にはなりたくない。と必要以上の不安や不調和を自らもたらす人もいるかもしれません。
病気は自然発生的に起こるものももちろんありますが、自ら病気の波に飛び込む人もけっこういる気がしています。
みなさんは、病気になったとき、どう自分の人生に活かしているでしょうか?そして身体だけでなく、いろんな視点をもつアイディアはどう感じるでしょうか?
いつも読んでくださって本当にありがとうございます。