はじめに|あなたの中に眠る”シャーマン的資質”に気づいていますか?

シャーマンおもろい。
ぼくも妻もアフリカに行ったことがあり、そこでは西洋医学と昔から伝わるシャーマニズムによる医療が信仰されていました。アフリカも広くて、場所によって全然違うんですが、都市部に近いところに住む人は、やはり西洋医学を信仰する傾向にあり、都市部から離れるほど、シャーマンの植物やホワイト&ブラックパワーを信じるひとが多い印象です。
ぼくは、生まれてからずっと西洋医学に頼りっぱなしなわけで、初めてシャーマンの治療とか、アフリカの秘薬的なのを実感したときは、西洋医学鼻くそやん(笑)って思っちゃいました。ぼくらが実感した”ナチュラルパワーのすごさ”──それは、あなたの中にも眠っているかもしれません。
今回の記事は、自分がもしかしたら、シャーマンかもしれんなあ。と思うひとのヒントになるかもしれません。当てはまるところがあればシャーマン的な目覚めを体験してみてください。かつて人類の歴史において重要な役割を担ってきたシャーマン、その資質が現代人であるあなたの中にも眠っているかもしれませんよ。
シャーマンとは?現代における癒し手たち
シャーマンの本質:自然・スピリット・魂とのつながり
シャーマンとは、自然やスピリットにつながり人々を癒し、目覚めをうながす呪術師のことです。
シャーマンはドラムやハーブ、クリスタル、スピリットガイドや神、先祖からの助言を合わせることで呪術をおこなっていて、スピリットや神、内なる神性に繋がることができる創造主です。また、ヒーリングに使える植物やハーブを発見するため母なる地球に深く繋がります。
シャーマンの力は「死と生まれ変わり」を経験することで身に付きます。ここでいう「死と生まれ変わり」は肉体だけでなく、感情やエネルギーなど魂部分での死を意味します。シャーマンはシャーマンとして生きる準備がすでにできている人である場合がほとんどです。
シャーマンは霊媒、ハーブ使いとして生まれつきの能力を持ったエネルギーヒーラーで、教科書からではなくスピリットと繋がることで得た知識を使っていることから、「(理由なく)知り得る人」と訳されています。
現代では、シャーマンの役割は形を変えながらも、私たちの社会に生き続けています。心理セラピスト、エネルギーヒーラー、自然療法家、スピリチュアルガイドなど、癒しの仕事をする多くの人々にシャーマン的資質が見られるのです。
世界各地のシャーマン文化:アフリカ・アマゾン・日本
シャーマンは様々な文化でそれぞれ派生していて、まじない師やエネルギーヒーラー、薬剤師がそれにあたります。
アフリカでいうと、シャーマンは、貝殻を使う人、砂を使う人、動物の毛皮や頭蓋骨などの一部を使う人、本当に様々です。シャーマンによって全く違います。
シャーマンの「教え」的なモノは、本や文献に記載されているわけではなく、ごく一部の地域で伝統的に受け継がれます。ほとんどが口頭による伝承なのではないでしょうか。
また、アフリカだけでなく、おそらくアマゾンやバリなども同じ感じだと思いますが、西洋医学の薬よりも、パワフルで、エネルギーに溢れるような、ぼくらの力を引き出してくれるような植物がわんさかいるのも事実です。調合方法や使い方なんかも、伝承されますね。
日本では、巫女さんや陰陽師、イタコなどがシャーマン的役割を担ってきました。独自の文化的背景をもちながらも、自然や霊的世界との交流という点では世界のシャーマンと共通する要素が多く見られます。
あなたに眠るシャーマン的特徴とは?【7つの診断サイン】
シャーマンが行うヒーリング手法は、長い間非難されつづけ魔女は火あぶりの刑にあい、かつてのシャーマンの手法は「変化」し、多くは忘れ去られてしまいました。一度シャーマンとしての力を身につけると、生まれ変わり後世にその知識を伝えると信じられています。
あなたは今世でシャーマンとしての力を身につけようとしているか、すでにほとんど身についているのかもしれません。ここまで読んでピンってきているあなたは、以下の内なるシャーマンが目覚めてきている7つのサインに共感できるかもしれません。
1. 奇跡的回復・魂の再生体験をしたことがある
重篤、稀な病気から奇跡的に回復、精神病を患ったり雷に打たれた経験がある…。一見バラバラのことを言っているように聞こえるかもしれませんが、すべてシャーマンの目覚めと関係しています。シャーマンになるためには、「魂の死と再生」を経験することが不可欠で、一時の病もその類いです。
このような体験で、魂の世界に戻りクリスタルやシャーマンとして生きる知識を備えてこの世に帰ってきます。精神的な危機や深い苦しみを乗り越え、そこから魂の変容を経験した人は、シャーマンへの第一歩を踏み出しているかもしれません。
2. 動植物と特別な共鳴を感じる
シャーマンは自然や動物の世界と特別な関係にあり、それらをガイドやメッセンジャーとして利用することができます。
もし動植物からメッセージを受け取っていたり自然や環境に敏感なら、内なるシャーマンが目覚めてきているサインかもしれません。森を歩くと木々がささやくように感じる、特定の動物が繰り返しあなたの前に現れる、植物の持つエネルギーを感じられる…こういった体験はあなたの中のシャーマン的資質の表れかもしれません。
3. ハーブ・自然療法への本能的な親和性
スピリットの叡智を使うことにより、シャーマンはエネルギー的、肉体的に人を癒すために自然のハーブを混ぜ合わせて調合薬を作ることができます。
面白いことに、昔からシャーマンがヒーリングに使用していたハーブの効果が科学的に裏付けされてきています。病を癒すための料理やハーブに興味があるなら、過去世でシャーマンを経験していたからかもしれません。
例えば、Aという症状が出た時は、Bという植物とCという植物を○○という手順で調合する。なんて感じです。自然のもつエネルギーにびっくりしたい方は一度、シャーマンを訪れると閃きが生まれるかもしれません。(笑)
4. 鮮明な夢や多次元世界への旅を体験する
シャーマンは多次元を行き来し、過去現在未来にある自分の魂の情報を集めて帰ってくることができます。
睡眠中にアストラルトラベルをしたり、エイリアンやスピリットのようなものに会う変わった夢を見るようなら、シャーマンとしての素質があるかもしれません。あなたが見る夢が鮮明で記憶に残り、そこから重要なメッセージを受け取ることがあるなら、それはシャーマンの重要な資質です。
5. 予知・霊媒などサイキック感覚がある
シャーマンはスピリットの世界ととても深くかかわりがあるため、霊媒や透視能力を生まれつきもっています。
シャーマンとしての転生があるなら、今世でもそれらの天性の能力を持って生まれているでしょう。未来の出来事を感じる、他者の感情や状態を直感的に理解する、過去の記憶や集合的無意識にアクセスできる…こういった能力はシャーマンの重要な資質です。
6. ドラムやリズムに心が覚醒する感覚がある
スピリットと繋がったり他世界を行き来するのにシャーマンはドラムやマラカスを使用します。
ドラムや打楽器に強い思い入れがあるなら、シャーマンのルーツがある証拠かもしれません。リズミカルな音を聴くと意識状態が変わる、ドラムの音で深い瞑想状態に入る、音楽によって癒しのエネルギーを感じる…そんな体験があるならシャーマン的資質の表れかもしれません。
ただ、原文にはあまり言及がありませんでしたが、アフリカでいうと、シャーマンは、貝殻を使う人、砂を使う人、動物の毛皮や頭蓋骨などの一部を使う人、本当に様々です。シャーマンによって全く違います。だから上の6番のドラムの音っていうのはぼくはピンと来ていないです(笑)
7. 内なるシャーマンに呼び覚まされる感覚がある
夢やスピリットの世界で他のシャーマンに呼び覚まされるように感じたなら、シャーマンの素質があると思って間違いありません。
シャーマンやメッセンジャーはあなたの行くべき道を指し示し、天性のシャーマンの能力に気づかせるため人生に現れることがあります。何か大きな使命を感じる、自分には特別な目的があると感じる、スピリチュアルな世界から呼びかけを感じる…そんな体験があるなら、あなたの内なるシャーマンが目覚めつつあるサインかもしれません。
現代に生きる「シャーマン的存在」とは?
セラピスト・ヒーラー・スピリチュアルガイドとの共通点
現代社会では、かつてのシャーマンが担っていた役割が様々な形に分化しています。精神科医やカウンセラーは心の病を癒し、代替医療のセラピストは身体の不調を自然な方法で改善し、スピリチュアルガイドは魂の旅を助けています。
これらの現代の「癒し手」たちの中には、自覚的または無自覚的にシャーマン的資質を持つ人々が少なくありません。彼らは直感や感覚を重視し、科学的知識と霊的感性を融合させて人々を癒していきます。
現代のシャーマンは白衣を着て病院で働いているかもしれないし、心理カウンセラーのオフィスで話を聴いているかもしれません。形は変わっても、人々の苦しみを癒し、魂のバランスを取り戻す役割は変わらないのです。
あなたの天命としての”癒し手の道”
もしあなたが上記の7つのサインのいくつかに当てはまるなら、あなたには「癒し手」としての天命が与えられているかもしれません。それは必ずしも職業として人を癒すことを意味するわけではなく、日常の中での小さな癒しの行為を通じて発揮されることもあります。
家族や友人の話に真摯に耳を傾けること、自然や生き物を大切にすること、美しいものを創造すること…こういった行為の中にもシャーマン的な癒しの要素は存在します。あなた自身の内なる声に耳を傾け、どのような形で癒しの力を発揮できるのか、探ってみてはいかがでしょうか。
日本人とシャーマニズムの意外な関係
巫女、陰陽師、呪術師──日本に根付くシャーマン文化
いかがですか?日本だと、巫女さんや宮司さん(陰陽師的な(笑))の方が、ぼくのイメージだと多い気がしますが、少なからずシャーマンっぽいエネルギーをもっている人もいますね。
日本のシャーマニズムは、神道や仏教と融合しながら独自の発展を遂げてきました。古代の巫女は神の声を聞き、人々に伝える神聖な存在でした。東北地方のイタコや沖縄のユタは、現代まで続くシャーマン的存在と言えるでしょう。
興味深いことに、日本の古典文学や神話には、シャーマニック・ジャーニー(魂の旅)の要素が多く含まれています。『古事記』に描かれる黄泉の国への旅や、修験道の山岳修行なども、シャーマニズムと深く関わっています。
日本人が持つ「自然と共鳴する感性」
日本人は古来より自然と深くつながる感性を持ち続けてきました。八百万の神々を信じる世界観は、自然のあらゆる場所に霊性を見出すアニミズムそのものです。
四季の移り変わりを敏感に感じ取り、風や水、木々の声に耳を傾ける日本人の感性は、シャーマニズムの基本的な要素と共通しています。現代の日本人も、都会的な生活の中にありながら、この感性を持ち続けているのかもしれません。
もしかすると、あなたが感じる自然への共感や、目に見えない世界への直感は、日本人としての文化的遺伝子の表れかもしれないのです。
まとめ|あなたのシャーマン的目覚めはすでに始まっている
ただ、観光シャーマンもいるのも事実なので、観光客だけでどんどん入れる地域にはほとんど「ガチ」シャーマンはいないかな?まあ、日本でもガチな人も、お金や物メインの人もいるので、その辺は全世界共通かもしれませんね。(笑)本物を見極める感性を持つこともまた、現代のシャーマンに求められる資質かもしれません。
余談ですが、ブラックパワーは、めちゃくちゃ強力なので、トリセツ必須でございます。
目覚めに気づいたらできる3つの小さな実践
シャーマン的資質に気づいたら、以下の3つの小さな実践から始めてみてはいかがでしょうか:
- 自然との対話を習慣に:公園や森で過ごす時間を増やし、植物や動物のエネルギーに意識を向けてみましょう。何かメッセージを受け取るかもしれません。
- 夢の記録をつける:毎朝、夢の内容をノートに書き留めてみましょう。時間とともに、夢からのメッセージがより明確になっていくかもしれません。
- 直感を信じる練習:日常の小さな選択の中で、論理ではなく直感に従ってみる時間を作りましょう。内なる声に耳を傾ける習慣が、シャーマン的資質を育てていきます。
魂のブループリントに従って生きるということ
私たち一人ひとりには、魂の旅路が刻まれた「ブループリント(設計図)」があると言われています。シャーマン的な目覚めは、その設計図に気づき、それに沿って生きることへの招待状かもしれません。
あなたの内なるシャーマンは、あなた自身の人生をより深く、より豊かに生きるための力を秘めています。それは特別な能力というよりも、本来あなたが持っている力に気づき、それを活かす生き方と言えるでしょう。
あなたの内なるシャーマンを信じて
私たちの誰もが、自分自身の中に眠る「癒しの力」を持っています。それは遠い祖先から受け継いだギフトであり、現代の忙しい日常の中で忘れがちになっている本来の力です。
静寂の中で耳を澄まし、自然の声に耳を傾け、直感の導きに従うとき、あなたの内なるシャーマンは目覚め始めます。その小さな炎を大切に育て、あなた自身と周りの人々を照らす光にしていってください。
この記事が、あなた自身の魂の旅路を探求するきっかけになれば幸いです。あなたの中に眠るシャーマン的資質は、すでに目覚め始めているのかもしれません。
コンバンワ。
「ガダラの豚」めっちゃ面白いですよね。
うちも読みふけりました。
忘れた頃に、また読みたくなるので3回ぐらい読んでしまいました。
ななさん、
こんばんは!
おー!ガダラの豚、ぼくも大好きで、むさぼり読みました^^