今回のテーマは「ゴースティング」です。
突然いなくなるんですよ。
この記事は、「ゴースティング」、恋愛や人間関係で突然連絡が途絶えることについてその行為や心理などをスピリチュアルから切り取って意味をお伝えしていく内容になります。
オンラインゲームでゴースティングとは、配信者の生配信を見ながらゲームをプレイし、意図的に配信者に攻撃を仕掛けたり、自分が有利になるように立ち回ったりすることを意味します。
一方、最近よく使われるようになったのは、恋愛中の相手や友達とのやり取りが突然消える、途絶えるという意味でghostが動詞として使われるようになったようです。日本語だと、ドロンするみたいな感じが似たニュアンスとしてあります。
マッチングアプリなどが流行った背景から言葉も変化していくのは面白いですね。今回はそんな突然の音信不通、ゴースティングの意味や理由をスピリチュアル?というかほぼ心理的な部分からみてみようと思います。
ちなみに、個人的には恋愛だけでなく、家族や友達、仲間からの連絡が途絶えることもゴースティングに入ると思うので、今回は広めにみていきます。何かの参考になれば嬉しいです。
- 突然の音信不通になって関係が途絶えることを繰り返しがちな人
- ゴースティングのループの原因を知りたい人
- 人間関係や恋愛関係が持続しないことに不満を抱える人
冒頭でもお伝えしましたが、誰かが説明なしに突然、コミュニケーションを終了・遮断するという意味を持ちます。恋愛であれば、何回かデートをした後、ケンカや口論、険悪な雰囲気がないのに、音信不通になったり、
友人関係であれば、いつも通り遊んで、ラインでも連絡を取り合うことを楽しんでいたのに、いきなり連絡が取れなくなるような状態です。仕事上の付き合いでも、家族でもありえますよね。
突然のシャットアウトはあるあるなのですが、その心理状況や兆候などを詳しく見ていきましょう。
ゴースティングをする側のドライブとなる心理はいろいろとありますが、その前に関係性においてゴースティングが起こりうる兆候みてみましょう。
①計画、予定変更がしばしば起こる
人間なので、突然のスケジュール変更はあるあるですが、それが頻繁に行われている関係性の場合、相手はゴースティングの匂わせを(意識的にも無意識的にも)していると言えるかもしれません。
どんな関係性かにもよりますが、突然の予定変更が許されるほど、相手との信頼関係が築けているか、ネガティブな意味でいうなら都合のいい扱いされている可能性も。
②個人情報の共有を避ける
仕事のお付き合いならあるあるですが、これが恋愛や友人関係だと、少し黄色信号の可能性があります。
個人的には開けっ広げにすればするほどその相手との関係を真剣に考えているとはいいがたいところもあるとは思います。大切にしたいからこそ大事なことは言えないみたいな複雑な心理状態も人間は持ち合わせますから。
ただ、一般的に自分を開示する、オープンマインドになるということは、人間関係を深めたいときに自発的に起こりやすいといわれています。
③人間関係へのコミットメント恐怖症をもっている?
とある大学の研究によると、パートナーをゴースティングした経験のある人は、人間関係へのコミットを嫌う傾向が強いといわれています。
誰でも彼でも外向的にフレンドリー振る舞うのが正義。とはまったく思いませんが、対人に対して何かしらのネガティブな思い込みがある場合、深く踏み入るのが苦手になる人もたくさんいます。
④言葉と行動の不一致
ゴースティングの典型サインとして挙げられるのがこの言動の不一致です。
なぜこれがゴースティングの兆候に挙げられるかというと、そもそも誰かへの言動の不一致とは、人間関係において、「何をやってもいい」と無意識に刷り込むようなものだからだとぼくは思います。
無関心さへも繋がるような典型例の1つかと思います。
⑤将来の計画に関心を示さない
こちらも仕事上というよりは、恋愛面でいえることでしょう。
例えば、お付き合いをしていて結婚の話になると突然話題が変わるとか、沈黙が訪れるとかですね。
そもそも将来的なことは考えずに今を楽しむぞ!という性質を持っている人もいるので一概には言えないのは事実ですが、もしあなたが将来の計画をシェアしたいのに、それらを踏みにじってシャットアウトする場合は、
ゴースティングサインがぷんぷんしてきます。ガスライティング傾向もありそうですね。
⑥関係がオープンにならない
人間なので様々な事情があって、関係性を公表したりオープンにできない状況はあるかもしれませんが、オープンにするのを避けまくるみたいなのはちょっと微妙ですよね。
やましいことや隠したいことがあるからオープンにしないんだ!というよりは、無意識の部分では、いつでもゴースティングしてもかまわないと思っている可能性が今回の場合は高そうです。
⑦冷めたやり取りが多い
会ったり、電話したりするときは調子がいい感じですが、テキストベースのコミュニケーションになると、なかなかスムーズにやり取りが行われないときがあります。
もちろん、誰に対してもそんな感じのリズムの相手なら気にすることではまったくありませんが、もし、あなたとの関係においてのみその傾向が出ていたらそれはゴースティングの最初のサインになる可能性があります。
⑧ゴースティングをしたことがある
これはサインでもなんでもないと感じますが、2021年のとあるダークトライアドを対象にした心理調査によると、過去ゴースティングをしたことがある人は、
相手が必要なくなったときに、説明なしに人とのコミュニケーションを遮断することは容認できるという結果が出ています。
⑨なんとなくされそう
こちらはゴースティングをされる側の本能で、警告サインがでているとき、ゴースティングが起こりうるということがいくつかの調査でわかっています。
英語だとガットフィーリングといい、腸が本能的に出す信号には信憑性があると最近の研究ではよく言われていることの1つです。
次にゴースティングが起こる心理、こちらは主に相手の心理状態をみながらあらゆる可能性をみていきます。
①特に理由がない、忙しい、とにかくドロンしたい
理由と言いながら突然ですが、シンプルに忙しかったり連絡をとるのを忘れる人も一定数いるのがこの世界ですよ。
その相手がおかしいとか、相手とを軽めにみているからなにしてもいいとかそういうの抜きにして、理由や説明なしに連絡が途絶えるような世界が普通の人も別にいるんですよ。
説明や理由を付随させて断るのが当たり前と思っている人からしたら、思いやりが欠けているとか、都合よすぎん?みたいな解釈になることも全然あると思いますが、忙しくて連絡が途絶えることも全然あるとぼくは思いますよ。
あとは、人生なので、突然消えたい。みたいな時期もありますから。
②対立を避けたいから
これはゴースティングする側の心理からしたらめちゃくちゃあるあるだと思います。
対人関係へのネガティブな思い出があったり、人とのコミュニケーションを親密に深める方法がわからなくなって、それが今よりも悪くなることを恐れて突然連絡を遮断するような場合です。
相手との関係が壊れたらどうしよう。とかこれ以上親密になっても、それが失われたら自分は深く傷ついてしまうのではないか。などなど、その思い込みをもつ原因は人それぞれですね。
シンプルに突き詰めると、人と付き合うのは安全じゃない。人は敵。みたいなビリーフに行きつくことが多いです。
③共感力の欠如
対人関係への恐怖心が特にあるわけでもないのに、連絡を遮断するゴーストたちは共感力が欠如しているといわれています。
ここでいう共感力とは、思いやりや愛情、関心と言い換えても間違いではありません。
実際に、ゴースティングをする人はEQ(Emotional Intelligence Quotient、心の知能指数)が低いというデータも数は少ないですがあります。
そもそも自分の何かを埋めるために、相手を利用したかっただけとか、ネガティブな意味で自分の都合のみで世界は動くという勘違いをしているケースがこれですね。
境界線で考えると、境界線を簡単に踏みにじるような人だと思います。
④自分が優位に立つ
こちらは、②の逆バージョンみたいな感じで、人間関係や恋愛をパワーゲームとして捉え、相手をコントロールしたいときに、「わざと」音信不通にするような場合です。
ゴースティングをされた側の心理状況を読み取り、不安感や心配を増幅させることにより、「自分なしでは無理でしょ。」みたいなものをアピールしたいときにゴースティングを使う人もいるようです。
これはけっこういい感じに、ダークエンパス感の気質があってぼくは厄介だなと思います。しかもこれを無意識かつ無自覚的にできちゃう人もいますからね。
⑤自分の闇と対峙中
自分のなかの深い傷だったり、トラウマと向き合ったりするとき、人は人を避け孤立し、隔離状態に自ら入りたくなる時があります。
②のもう少し心の闇が深いバージョンって感じでしょうか。
もちろん、そんなとき相手からのヘルプをもっとも必要としていることもありますが、心の閉塞感が出てきて、人を信用できない時、人はぽつんと一人になりたくなるんですよね。
ぼくはけっこうこの気持ちには共感する部分もあります。本当は、助けてよ。と一言声をかければいいんですが、それができないときも人生なのであります。
スピリチュアルから見る必要もないんですが、ゴースティングされる側の意味みたいなのをみていきましょう。
①自分のネガティブな感情やエネルギーが出る
スピリチュアルな世界では、出したものが返ってくる、自分のエネルギー感が現実世界に投影されるとされています。なのでゴースティングをエネルギー的観点から切り取ると、
意識的には連絡を重ねたかったり、コミュニケーションをとりたいと思っていても、無意識的に、相手を拒絶したり、信用のできなさ、一人だと不十分だなどの思い込みが現実に反映されゴースティングという結果を生むこともあります。
ただ、この場合、特定の相手とだけゴースティングがでるというより親密になると人間関係が壊れるとか、何度かそういうパターンを繰り返しているはずなので、無意識とは言え気が付きやすいと思います。
孤独感とか、依存とか、執着とかそういうのがテーマだったりします。
②本当の願いと渇望が違った
基本的にエネルギー的な世界観では、自分の願ったことは間違いなくその通りになるといわれています。この理論が正しいか間違いかはその人の価値観によって異なるのですが、
自分が純粋に望んでいることはその通りになりやすい傾向があると個人的には思います。
繰り返しになりますが、意識的な部分では、相手とまだ連絡を取っていたいと思っていたとしても、本音では、これ以上の進展は傷つくのが嫌だから離れよ。とか、
うまくいくか微妙だから、この段階で遮断する何かが起きてほしいとか、そういう状態だとゴースティングが起こることになんとなくの説明はつけることは可能です。
要するにシンプルに一緒にいたいとか友好関係を築き上げたいという気持ちより、そこに前提条件がつくようなときです。
人間なのでたくさん前提条件はついていいんですが、それがあまりにも自分の本質とズレているときに、タイミングによってはゴースティングという形になります。
③縁が切れるタイミングだった
こちらは、自分の思い込みやブロックがあるわけではなく、ただそういうものだったというなんともなことも全然あります。
すべての人間関係を表面上の意識で想ったその通りにコントロールできるわけでは人生ないですから。
ただ、エネルギー的な意味合いでいうと、一見すると悲しくつらい出来事だったとしても、それが必要だから起きているだけで、なにも失っていなくて、実は得ているんですけどね。
そうは思えないから人生はつらく反射されることも大いに個人的には理解できますが、すべては神聖なタイミングで切ったり結ばれたりするんですよ。
よく巷の引き寄せで、元彼元カノと引き寄せの本質を学べば、人生その通りに無双できます!みたいな文言がありますが、ぼくは本当にナチュラルにそう思えるかどうかとそれが自分の魂の計画にあるかどうかの配分がどのくらいかがポイントだと思っています。
自由意志と運命でどちらが活かしやすいかなんてそのときによって違うし、その人のエネルギー感によって違うんですよね。
ゴースティングをあまりにも繰り返していたり、それがパターン化している場合はほぼ間違いなく自分の思い込みを見つめた方が人生が豊かになるのでぼくは関係が戻る戻らないは別にしてそれを気付きに変えた方がいいと思う派です。
①自分の領域か相手の領域かをみてみる
説明や理由なしに連絡が途絶えることは決して望ましい現実ではないと思いますが、それが自分の領域にある学びなのか、相手の領域にある学びなのかをまずは識別する必要があると思います。
もちろん両方ってこともあるでしょう。
相手の気持ちをマインドコントロール的に操ることは本当の意味ではできないとぼくは思いますので、もし自分の領域に何か引っかかりやパターンがあるのであればそれを見つめ直してみましょう。
②自分の領域と向き合う
ゴースティングが起こった理由が自分の心理状態や繰り返しているパターンにあるとしたら、これを気付きや学びに変換するのがよきでしょう。
一人でいることへの不足感だったり、相手との境界線の問題だったり、いろんなものが出てくると思います。
ポイントとしては、決して自分が悪いから。とか相手がダメだから。とジャッジメントを出さないことです。どちらがどれほどいけないのか、というパワーゲームにしてそちらにエネルギーや時間を注いでも解決につながるようなことは、
起こりづらいからです。むしろ、ダメな理由とか悪い理由を探して、ゴースティングの深みにハマってしまいます。
③相手の領域は流す
もし、ゴースティングが起こった理由が相手のトラウマとか相手都合にあった場合、ぼくのおすすめは何もしないことです。
厳密にいうなら、もしおおらかさを出せるほど心にゆとりがあるなら、そんな選択をした相手も、そういう現実になった自分を許しのエネルギーで包んであげることです。
許しのエネルギーで包んであげることは、相手の自由意志と自分の自由意志と、すべてをイコールで結ぶことを意味して、その結果ベストな現実が常に自分にくる世界に許可を出すことにつながります。
こんなこというとスピリチュアル感が出すぎて怪しいですけど、そういうエネルギー感も人生ではあってもいいんですよ。
一生続くような人間関係が素晴らしい!というのもただの1つの価値観です。
連絡が途絶えたり、突然関係が消失するのはさみしい体験になりますが、自分が学んだり気付ける領域は少しピックアップして、また結んだ縁でいろいろなモノを経験的にみていくのが魂の性質の一部にあると個人的には思います。
もうこの人だけでなければだめだ。というのはパートナーやそれになる可能性が大きい人に抱きやすい感情の1つではありますが、そのこの人でなければ。感が一生続くなんてことはたぶんですがありません。
ゴースティングされがちな人もついついゴースティングしてしまう人も、人間関係やパートナーシップ何かしらの等価交換だったり、パワーゲームとみなしている節はないでしょうか。
人間関係を通じてあらゆる価値観がアップデートできるのは本当に素晴らしい体験なので、いろいろな観点から過去や未来をみてみましょう。
あと、ゴースティングされがちな人は、自分のこういうところがダメだから、よくないから人に嫌われるっていう自己暗示的な自己否定がある可能性も高いのでそれはたぶんきっとやめた方が人生楽になります。
ライトでゆるく繋がる人同士の縁をつないでいけたら楽しそうですね。みなさんはゴースティングについてどう思いますか?
いつも読んでくださって本日はありがとうございます。