この記事の答え:幽体離脱は、自分が体から抜け出たように感じる体験で、金縛りや眠りの入口で語られることが多く、脳の働きで説明する研究もあります。魂が本当に抜けているのかは、ぼくにも証明できません。そのうえで、あえて見えない世界の側で読むなら、自分は体の大きさだけではないかもしれない、と思い出す体験なのだと思います。そして大事なのは、抜けることよりちゃんと帰ってくることです。

幽体離脱って、寝てる自分を天井から見るやつやろ? ほんで戻られへんかったらどうすんの!

行く前から帰りの心配してるやん(笑)

そらそうやろ。帰りの切符ないのに旅行は行かれへんやん!

それ、今日いちばん大事なこと言うてるわ。

え、ほんま? ほな「脳のしわざです」で終わらせへんでな。

終わらせへん。脳の話もちらっと見て、そのうえで、あえて見えない側で読んでみよか。
夜中にふと、天井のあたりから自分の寝姿を見ていた。瞑想中に、体だけ置いて上にふわっと浮いた気がした。あるいは、そんな話を聞いて「やってみたい」と思った。
そして「幽体離脱」と調べると、こんな言葉が並んでいます。「シルバーコードが切れると死ぬ」「戻れなくなる」「低級霊に体を取られる」「興味本位ならやめておけ」。ワクワクして調べたのに、なんだか怖くなった方もいるかもしれません。
この記事では、現実の側の話を否定せずに横に置いて、あえて見えない世界の側で読んでみます。金縛りとの関係、寝ている間に抜ける感覚、体験談といわれる話、死との関係、やり方まで、ぼくに言えることを正直に話していきます。
先に、ひとつだけ。ここは冗談ぬきで。眠い夜に睡眠をけずってまで、やるものではないと思っています。それから、「抜けたい」が「消えたい」「いなくなりたい」に近いときは、スピリチュアルで読まずに、人に話してみてください。弱いからでも、おかしいからでもありません。厚生労働省のまもろうよ こころに相談先がまとまっています。電話なら、#いのちSOS(0120-061-338)やよりそいホットライン(0120-279-338)があります(電話相談窓口の一覧)。自分が自分でない感じ、現実感がない感じ(解離といわれる状態など)が続くときも、病院や医療機関で相談してくださいね。見えない世界の話は、そのあとでも逃げていきません。
幽体離脱とは|「抜けた」と感じる体験のこと
幽体離脱は、体から自分が離れたように感じる体験のことです。研究の世界では「体外離脱体験」(英語で out-of-body experience)と呼ばれ、ふつうは次の3つで説明されます。体から離れた感じがすること、自分の体を外から見ること、そしてその視点がたいてい高い場所にあること。スピリチュアルの世界では「アストラルトラベル」という言い方もあります。
ぼくは 死後の世界の記事 で、こう書いていました。
幽体離脱は、肉体を脱ぎ捨てて、エーテル体に、エーテル体を脱ぎ捨てて、そしてアストラル体へといく方法の1つですね。ぼくの感覚では瞑想も同じです。
※エーテル体・アストラル体は、肉体に重なってあるといわれるエネルギーの層のことです。ろばのせかいでは、肉体・エーテル体・アストラル体・メンタル体・コーザル体の5層で見ています。
スピリチュアル分野のタイプ別図鑑 では、海外だとトリップする実験をする人も多いよね、という話を書きました。ライトワーカーの記事 には、明晰夢とアストラルトラベルが得意なタイプも出てきます。ピラミッドの記事 では、幽体離脱でトラベルできちゃう部屋もあっただろうし、なんて書いています。ぼくはこの話題が、わりと好きなのです。
そして正直に言うと、ぼく自身の話はそんなに大げさなものではありません。目覚めの記事 に書いたように、「ヒーリングを学んでからは、幽体離脱をしてみたり」ということがあった、くらいです。
幽体離脱の現実の側|脳の研究もちらっと
スピリチュアルに切り取る前に、ちらっとだけ。
脳を刺激すると、抜けた感じが起きることがある。 2002年の『Nature』に、スイスの研究者ブランケらの報告が載りました。てんかんの検査を受けていた方で、脳の右の角回という場所を電気で刺激すると、くり返し体外離脱のような体験が起きた、という1人の報告です。研究者たちは、体の感覚とバランスの感覚をうまく統合できないことが関わっているのでは、と考えています。
ベッセル・ヴァン・デア・コークも著書『The Body Keeps the Score』の中でこの研究に触れていて、ある患者さんは天井からぶら下がって自分の体を見下ろしているように感じた、と紹介しています。
金縛りのときに語られることも多い。 カナダのシャイン(Cheyne)らは2009年の論文で、金縛りの体験談の調査から、浮く・飛ぶ・回るなどの感覚と、体外離脱の体験がひとまとまりになって現れること、そしてこうした感覚が体外離脱の前ぶれになっているらしいことを報告しています。シャインらは、魂の話に見えるけれど自然な説明がつきそうだ、という立場です。
ここまでが、現実の側のお話。
研究者の見方を、ぼくは否定しません。ただ、それで「ぜんぶ脳の錯覚」と決まったわけではない気がしています。逆に「魂が抜けたと証明された」わけでもありません。ぼくはどちらにも決めずに、ここからは、あえて見えない世界の側で読んでいきます。
幽体離脱のスピリチュアルな意味|自分は体の大きさだけではないのかも

遠くへ抜けるというより、ピントが変わる
「抜ける」と聞くと、体というケースから中身がスポッと出ていく絵を思い浮かべます。でも、ぼくの感覚は少し違います。
潜在意識の瞑想の記事 には、こう書きました。
ぼくの感覚では、だんだん身体がやけに他人の身体に感じるようになったり、幽体離脱したときみたいに、魂だけフワフワと浮いていたり、とにかく「軽い」自分になります。
超意識の記事 では、意識がフワフワ浮いたような感覚について「幽体離脱に近いかもしれませんが、少し異なります」とも書いています。つまり、ぼくの中でも、はっきり線は引けていないのです。
100年以上前の神智学の本、C・W・リードビーターの『Man Visible and Invisible』におもしろい言い方があります。世界の層は、本棚の段のように上下に重なっているのではなく、同じ場所を満たして、互いに染み込んでいる、というのです(著者が透視で見たと語る世界の話で、証明された話ではありません)。
もしそうなら、幽体離脱は遠くへ旅に出るというより、同じ場所にある別の層に、意識のピントが合った時間なのかもしれません。カメラのピントを手前から奥へ移しても、カメラはそこにあります。そう読むと、「自分は体の大きさだけではないのかも」と感じる、とても楽しい体験に思えてきます。
ほかにも、こんな読み方ができる
- ゆるんだ合図:体の力が抜けて、がんばりがほどけた時間だったのかもしれない
- 魂の遊び:パスポートもビザも自分で作って勝手に遊びに来た魂が、ちょっと散歩に出ただけかもしれない
- ここから離れたい気持ち:今の暮らしや体にいるのがしんどくて、少し距離をとりたいのかもしれない(これは次の節で、ていねいに話します)

ピントて。手ブレしたらどうすんの。

幽体離脱の手ブレは、ちょっと見てみたいな。

見んでええわ! 酔うわ!
抜ける感覚のあと、自分に聞いてみたいこと
答えは出なくても大丈夫です。
「あのとき、怖さのほかに、どんな気持ちがあった?」
「最近、体をゆるめる時間はあった?」
「抜けたときより、今の自分のほうが、ちゃんとここにいる感じがする?」
幽体離脱は危険?戻れなくなる?|ぼくが気にしているのは「帰宅」
よく見かける、怖い説
- シルバーコード(魂と体をつなぐ銀のひも)が切れると死ぬ
- 体に戻れなくなる
- 留守の体に低級霊が入ってくる
先に、ぼくの答えを言います。体に戻れなくなって死ぬ、という話を裏づける確かな記録を、ぼくは見つけられていません。 幽体離脱について書いている人の中にも、「まずない」「戻ろうと思えば戻れる」と書く人がいます。
ぼくも 睡眠と夢の記事 で、幽体離脱的な感覚について「目が覚めればふつうに戻ってくるので大丈夫」と書きました。明晰夢の記事 でも、幽体離脱の危険は「死ぬとか命が亡失するとかそういう類ではなく」、夢と現実の区別がつかなくなる曖昧さのほうだと書いています。
シルバーコードは、切れる心配より帰り道かもしれない
シルバーコードという言葉は、旧約聖書の「伝道の書」12章から来ているともいわれますが、この箇所の解釈には定説がないそうです。
おもしろいのは、ニュートン研究所の事例集『Wisdom of Souls』に出てくる語りです。自転車の事故にあった女性が、のちにカウンセリングで思い出したという記憶で、静かな暗い空間でくつろいでいたら、銀白色のロープのような紐が気になって、それをたどっていくと体に戻ってきた、というのです。催眠や記憶の語りで、科学で確かめられた話ではありません。
ただ、ぼくはこの話が好きです。怖い説では「切れたら終わりのひも」なのに、この語りでは「帰り道の目印」になっている。同じひもなら、ぼくはこっちで読みたいなと思います。
低級霊に入られる?
これも怖い説の定番です。ぼくは 低級霊の対処の記事 で、見出しにこう書いています。「ほとんどの低級霊は雑魚キャラです」。留守番を怖がるより、よく寝て、自分がすっきりするほうへ戻るくらいでいいと思っています。お金を求めて不安をあおる話からは、そっと離れて大丈夫です。
ぼくがいちばん気にしているのは、心の「帰宅」
じゃあ何も気にしなくていいのかというと、そこは正直に言っておきたいのです。
セルフヒーリングの記事 で、ぼくはエネルギーを上に飛ばす方法のあとに、こう書きました。
最後に、戻ってくること・帰ってくることだけはちゃんと行ってください。イメージしやすいところだと、幽体離脱しっぱなし状態なんてこともあります(笑)感覚の鋭いひとは、余計疲れます。
「睡眠と夢」の記事でも、行きすぎて起きていてもどこかへ入っているようなときは、「ちゃんと帰宅してください(笑)」と書いています。笑って書いていますが、けっこう本気です。
ここで、耳の痛い本をひとつ。カーラ・マクラーレンは著書『The Language of Emotions』の中で、自分も若いころ、体を離れる世界に長くいた人間だと語っています。つらい子ども時代を生きのびるために身につけた力だったそうです。そしてこう書きます(訳はぼくです)。
「すでに解離している人が、日々の暮らしからさらに注意を遠ざけると、帰り道を見つけられなくなることが多いのです」
マクラーレンは、アストラルトラベルやエネルギーワークに批判的な人です。ろばのせかいは、まさにその「エネルギーワーク」をやっている側。だから全部に賛成はしません。
でも、ここは本当に大事な指摘だと思います。「戻れなくなる」がもしあるとしたら、銀のひもの話より、こっちなのかもしれない。 体にいるのがつらい人ほど、抜ける世界が魅力的に見えることがある。それは弱さではなく、生きのびるために身につけた力かもしれません。ヴァン・デア・コークも、強いショックのあとに遠くから自分を見ているような感じが起きることを書いています。
だから、もしあなたにとって幽体離脱が「ここにいるのがつらいから行きたい場所」に近いなら、先に必要なのは抜ける練習ではなく、帰ってきてほっとできる場所なのだと思います。マクラーレン自身も、やがて人が体に戻るのを手伝うほうへ移っていったそうです。

なんや、急にまじめやん。

帰宅の話やからね。

門限にうるさいお父さんみたいになってるで。

お父さんは、晩ごはんあっためて待ってるからね。
幽体離脱は「修行」でも「えらいこと」でもない
もうひとつ、ぼくがちょっと引っかかる話があります。
- 肉体は魂の牢屋で、抜けると自由になる
- 抜けられる人は、魂のレベルが高い
- 怖い存在に会うのも試練、乗り越えて成長する
マクラーレンも、こうした教えでは体が魂を閉じ込める入れ物のように扱われがちだ、と書いています。
でも、ぼくは逆だと思っているのです。さっきの魂の話 のように、パスポートもビザも自分で作って遊びに来たのなら、体は牢屋ではなく、せっかく借りた遊び道具かもしれません。ごはんがおいしいのも、お風呂が気持ちいいのも、体があるからです。
死後の世界の記事 でも、「次元が低い。とか高い。」「言葉に惑わされないでください」と書きました。抜けられても、抜けられなくても、魂に上下はないと、ぼくは思っています。
怖い思いをしないと成長しない、という考え方も、もしかしたら古い慣習なのかもしれません(好転反応とは? にも書きました)。見えない世界は本気で探求するものですが、楽しみながらでいいのです。ぼくはそう思います。
幽体離脱と金縛り・明晰夢の違い
よく混ざるので、ざっくり並べます。線はきれいに引けないので、目安くらいで。
| 起きていること | くわしくは | |
|---|---|---|
| 金縛り | 頭は起きていて、体が動かない | 金縛りのスピリチュアルな意味 |
| 明晰夢 | 夢の中で「これは夢だ」とわかっている | 明晰夢の記事 |
| 幽体離脱 | 体の外に自分がいるように感じる | この記事 |
金縛りのときにふわっと浮く感じがする方もいます。だから金縛りが幽体離脱の「入り口」と呼ばれるのですが、怖い夜の過ごし方は金縛りの記事にゆずります。
明晰夢の記事で、ぼくは「幽体離脱は読んで字のごとく、身体を「抜く」行為なので、明晰夢とは一線を画します」と書いています。夢の中を自由に動ける、というのと、体を置いて出る感覚は、ぼくの中では少し別のものです。
寝ている間に幽体離脱している?抜ける感覚の読み方
「眠っているあいだは、誰でも幽体離脱している。覚えていないだけ」という説をよく見かけます。確かめようがない話ですが、ぼくはこの説が嫌いではありません。
ぼくも 夢で異世界を生きている記事 で、「ぼくは睡眠を宇宙にいくとか魂の故郷にいってくるわ。と勝手に呼んでいる」と書いています。寝ることが、ちょっとした帰省になっている感じです。
リードビーターも同じ本で、おもしろいことを言っています。人は眠りに入るときも昼間の考えごとを持ちこんで、自分で作った壁に囲まれてしまい、外で起きていることをほとんど知らないまま眠っている、と。そして、準備もないまま無理にその壁を破ると、恐怖に飲まれる危険があるとも書いています。神智学の本も、こじ開けることはすすめていないのです。
寝ているときに抜ける感覚があったら、「スピリチュアルな何かが始まった!」と身構えなくて大丈夫だと思います。「今日は眠りの入口で、ちょっと遊んでたんやな」くらいで。
眠りの話でつながるものとして、睡眠や夢でつながる方法 と 枕元に置くもので睡眠を整える話 も書いています。
幽体離脱の体験談といわれる話を、どう読むか
ネットには、「天井から自分を見た」「体から抜けて近所の屋根を見てきたら、本当に瓦が割れていた」といった体験談がたくさんあります。
おもしろいのは、派手な話ではない報告です。2014年に発表された、カナダの研究者スミスとメシエの論文です。
24歳の大学院生の女性が、子どものころ、保育園のお昼寝の時間の気晴らしに、体の上へ動いていく感じを自分で起こせることに気づいたそうです。しかも本人は、みんなできると思っていた。脳の画像をとると、運動をイメージするときに似た場所が動き、見る場所の活動は下がっていたとのことです。本人も「実際に動いていないのはよくわかっている」と話しています。1人だけの研究で、著者たちも再現が必要だと書いています。
著者たちは「案外多いのに、本人が特別だと思わないから報告されないだけかもしれない」「赤ちゃんのころにはあって、使わないと失われる力かもしれない」と推測しています。あくまで推測です。でもこれ、ぼくにはうれしい話でした。感じる力は誰でも子どものころ持っていた、という、ろばのせかいの見方と、どこか重なるからです。
体験談を読むときのぼくのおすすめは、「本当に抜けたのか」を裁判しないことです。証拠より、その人がそのあと、前より軽やかに暮らしているかのほうを見たいなと思います。そして、よその人のすごい話と自分をくらべる必要も、ありません。
幽体離脱と死の関係|臨死体験のこと
幽体離脱の話は、死の話と近いところにあります。心臓が止まった人が「天井から処置を見ていた」と語る、いわゆる臨死体験です。
これを本気で調べた研究があります。イギリスなどの医師パーニアらのAWAREという研究(2014年)では、15の病院の高い棚に、天井近くからしか見えない絵を上向きに置きました。発想がもう、おもしろいです。
結果は、2060件の心停止のうち、絵を言い当てた人はいませんでした。ただ、棚のない部屋で起きた心停止も多く、そもそも試せた人はわずかでした。一方で、蘇生中の様子を、記録と合う形で語った人が1人いたと報告されています。続きのAWARE IIでも、見せた絵を当てた人はいませんでした。著者たちも、この体験の本当のところは証明できない、ただ、軽く片づけることもできない、という書き方です。
つまり、今のところ「魂が抜けて見ていた」とも「全部ただの錯覚」とも言い切れません。この正直な「わからない」が、ぼくはけっこう好きです。
死後の世界について、ぼくの考えは 死後の世界の記事 に書きました。ただ、ひとつだけ。幽体離脱は、死に近づく練習ではないと思っています。 生きている今のほうへ帰ってくる話として、読んでもらえたらうれしいです。
幽体離脱のやり方|ぼくなら「抜けよう」としない
先に正直に言うと、「これをすれば抜けられる」という方法を、ぼくは約束できません。 できる人もいれば、できない人もいて、できないからといって何かが足りないわけではないと思います。
よく言われるやり方
- 眠りに落ちる直前のぼんやりした意識を保つ
- 金縛りになったら寝返りを打つように抜ける
- 瞑想で、体から抜ける様子を想像する
- ヘミシンクなどの音楽を聴く
- 夢日記をつけて、夢を覚えていられるようにする
どれも再現性が確かめられた方法ではなく、語られている話です。
がんばると、たぶん遠のく
超意識の記事 で、ぼくはこう書きました。
無意識になるぞおお。って気合い入れると、エゴMaxの無意識になると思います。
幽体離脱も、たぶん同じです。抗わず、ゆるんだ先で、たまたま起きるくらいがいちばんいい気がします。方法論にこだわらなくていいと思います。
ぼくならこう遊ぶ
ちゃんと眠れている、気分のいい日にどうぞ。はじめに書いたようなときは、今日はお休みしてください。
- 帰り方を先に決める:足の裏の感覚、布団の重さ、手をにぎる。どれか1つ
- 足の裏から意識する:グラウンディング のように、地面や布団に体重を預ける
- 体をゆるめて、ぼんやりする:「他人の体みたいやな」と感じたら、そのまま眺めておく
- 行き先を決めてみてもいい:ぼくは 睡眠の記事 で、寝る前に行く場所を自分で設定してみて、と書きました。好きな海でも、宇宙でも
- 怖くなったら、すぐ帰る:行く先の冒険より、帰宅のほうが大事です
- 帰ってくる:決めておいた足の裏や手に意識を戻して、水を飲む。何も起きなければ、そのまま寝てしまって正解です
抜けなくても、ふわっとしなくても大丈夫です。何かを起こそうとせず横になって受け取る時間がほしいときは、横になって受け取るだけのヒーリングセッション もあります。幽体離脱を起こすためのものではありませんが、受けた方からは「深くリラックスして、意識がふわふわした。」という声もいただいています(30代の方。感じ方は人それぞれで、何も感じない方もいます)。
幽体離脱のよくある質問
Q. 幽体離脱で戻れなくなることはありますか?
体に戻れなくなって死ぬ、という話を裏づける確かな記録を、ぼくは見つけられていません。ぼくの感覚では「目が覚めればふつうに戻ってくる」ものです。気にしておきたいのは、ふわふわしたままになったり、現実から遠のいたりするほうの「戻りにくさ」です。
Q. 「抜けたい」気持ちが「消えたい」に近い気がします。現実感がないことも続いています。どう読めばいいですか?
幽体離脱の話として読まずに、まず人に話してください。厚生労働省のまもろうよ こころに、電話やSNSの相談先がまとまっています。#いのちSOS(0120-061-338)とよりそいホットライン(0120-279-338)は、一覧によると24時間受けつけています(電話相談窓口。時間は変わることがあるのでページも見てください)。自分が自分でない感じや現実感のなさが続くときは、病院や医療機関へ。寝不足のときに無理に試すのも、おすすめしません。
Q. 寝ている間に勝手に抜ける感じがします。おかしいのでしょうか?
眠りの入口で、浮く感じや抜ける感じを語る人はたくさんいます。あなただけのめずらしい話ではないようです。頻繁で眠りが乱れている場合は、まず眠りを整えてあげてください。
Q. 幽体離脱できる人は霊感が強いのですか?
そういう説もありますが、ぼくは特別な力の証拠とは思っていません。感じる力は、誰でも子どものころ持っていたと、ろばのせかいでは考えています。抜けたことがなくても、見えない世界は十分に楽しめます。霊感の話は 誰でも簡単に霊感を鍛えられる方法 もどうぞ。
Q. 幽体離脱中に怖いものを見ました。何か憑いていますか?
憑いていると決めなくて大丈夫だと思います。眠りの入口では怖いイメージが出ることもあるようです。シャワーを浴びて、ごはんを食べて、ゆっくり寝る。まずはそのくらいで、ちゃんと帰ってきてあげてください。
Q. 幽体離脱で好きな人や遠くの場所に会いに行けますか?
行けるという体験談はありますが、ぼくには約束できません。うれしい夢のように受け取っておいて、本当に会いたい人には、ふつうに連絡するのがいちばんいい気がします(笑)
まとめ|幽体離脱は、抜けることより帰ってくることの話かもしれない
- 幽体離脱は、体から抜けたように感じる体験。脳の研究もあるけれど、魂の話が否定も証明もされたわけではない。ぼくは決めずに、あえて見えない側でも読む
- あえて読むなら、自分は体の大きさだけではないのかもと思い出す時間。遠くへ抜けるより、ピントが変わるイメージかもしれない
- 「銀のひもが切れて戻れない」と怖がるより、気にしたいのは、心の帰宅
- 体は牢屋ではなく、せっかくの遊び道具かもしれない。抜けられても、魂に上下はない
- やり方は約束できない。がんばらず、帰り方を先に決めて、楽しめる日にだけ

ほな、もし抜けたらついでにスーパーの特売見てきてよ。

それは歩いて行こう。

夢がない!

帰りの切符が足の裏にあるからね。歩くのがいちばん、よう帰れんねん。
この記事を書いた人
網倉彩人(まめたろう)|ろばのせかい
ヒーリングセッション経験1万件以上。シータヒーリング認定インストラクター。運営:株式会社ろばのせかい。見えない世界を、楽しみながら本気で探求しています。
→ プロフィールを見る

「幽体離脱ができないのは、感じる力がないから?」「怖い話を読んで、不安になってしまった」。見えない世界のことを調べていると、そんなふうに揺れることがあります。
ろばのせかいの公式LINEでは、無料の「3日間シータ波体験講座」をお届けしています。どこかへ抜けるためではなく、楽しみながら探求して、ちゃんと自分に帰ってくるためのヒントを、ゆるっとお送りしています。もっと深く遊びたくなったら、オンラインコミュニティ『さとりのせかい』のワークショップもあります。
こんな方におすすめです
- 幽体離脱や見えない世界の話を、正直に、楽しみながら知りたい
- 怖い話で不安になるスピリチュアルより、ゆるく探求したい
- 「抜ける」より、今ここで軽くなる感覚を味わってみたい
登録は無料です。合わなければ、いつでもブロックして大丈夫です。
あわせて読みたい
- 金縛りのスピリチュアルな意味|霊?サイン?怖い夜の読み方
- 明晰夢は危険?短期間でみる方法とコツをまとめみた
- 睡眠や夢で潜在意識やハイヤーセルフ、パラレルワールドに繋がる方法
- 宗教・量子論・スピリチュアルにおける「死後の世界」を理解したら人生が変わるかも。
- 夢で異世界を生きている?夢で別の人生を過ごしているかもしれない件
- カラダと心を癒す簡単にできるおすすめセルフヒーリング方法
- グラウンディングやアーシングの意味や効果は?簡単にできるおすすめ方法まとめ
- 帰りたいのスピリチュアルな意味|家にいるのに・宇宙に・地元に
- ヒーリングとは?意味と効果をヒーラーが正直に話す
参考にした本・資料
- カーラ・マクラーレン『The Language of Emotions』(著者の経験と、体を離れる教えへの批判)
- ベッセル・ヴァン・デア・コーク『The Body Keeps the Score』(ジュネーブの研究の紹介、ショックのあとの離れた感じ)
- C・W・リードビーター『Man Visible and Invisible』1902(世界の層は染み込み合う、眠りの中の意識)
- ニュートン研究所『Wisdom of Souls』(銀の紐の語り)
- Blanke O, Ortigue S, Landis T, Seeck M. Stimulating illusory own-body perceptions. Nature, 2002
- Cheyne JA, Girard TA. The body unbound: Vestibular-motor hallucinations and out-of-body experiences. Cortex, 2009
- Smith AM, Messier C. Voluntary out-of-body experience: an fMRI study. Frontiers in Human Neuroscience, 2014(https://www.frontiersin.org/journals/human-neuroscience/articles/10.3389/fnhum.2014.00070/full)
- サウサンプトン大学の発表(AWARE研究、2014年)(https://www.southampton.ac.uk/news/2014/10/07-worlds-largest-near-death-experiences-study.page)
- Psi Encyclopedia「AWARE NDE Studies」(AWARE・AWARE IIの概要)(https://psi-encyclopedia.spr.ac.uk/articles/aware-nde-study)
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」(https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ )

