この記事の答え:金縛りは、現実の側から見ると、眠りの途中で頭だけ先に起きて、体がまだ眠っている状態といわれます。霊のせいだと決めなくて大丈夫だと、ぼくは思っています。そのうえで、あえて見えない世界の側で読むなら、金縛りはふだん閉まっている眠りと目覚めの「境目のドア」が、少し開いた時間なのかもしれません。

夜中に目ぇ覚めて、体が動かへん。ほんで部屋に誰かおる気ぃする。そんなん、もう霊で決まりやん!

それは怖いなあ。誰だって怖いと思う。

あれ、「レム睡眠やで」って言わへんの?

言うけど(笑)。そんなん夜中に言われても、怖いもんは怖いやろ。

それはそう。

だから今日は、仕組みもちらっと見て、そのうえで、あえて見えない側でも読んでみよか。
夜中にふと目が覚める。声が出ない。指一本動かない。足もとに、誰かいる気がする。
そんな夜のあとに「金縛り スピリチュアル」と調べると、だいたいこう書いてあります。「霊からのメッセージ」「ご先祖さまが何か伝えようとしている」「低級霊に狙われている」「運気が変わる前兆」「魂が成長しているサイン」。読んでいるうちに、もう一回怖くなった方もいるかもしれません。
この記事では、まず金縛りの仕組みをちらっと見て、それを否定せずに横に置いたうえで、あえて見えない世界の側で読んでみます。誰かいる気配の話、「霊に狙われている」説へのぼくの正直な答え、頻繁に起きるとき、幽体離脱のこと、動けない時間の過ごし方まで、順番に話していきます。
金縛りの現実の側|頭だけ先に起きて、体はまだ眠っている
スピリチュアルに切り取る前に、ちらっとだけ。
眠っているあいだ、ぼくらはレム睡眠とノンレム睡眠をくり返しています。レム睡眠は夢を見ることが多い時間で、体の力はほとんど抜けています。夢の中で全力疾走しても、布団の上で走り出さずにすむのは、このおかげです。
金縛りは、この状態のまま頭だけ先に起きてしまった時間だと説明されています。医学の言葉では「睡眠麻痺」。東洋大学の松田英子教授は、ふつうはノンレム睡眠が先に来るところに、レム睡眠が先に現れてしまうと金縛りになる、と解説しています。
研究でわかっていることも、少しだけ。
- 長さは数秒から20分ほどで、平均すると6分くらい(シャープレスの2016年の総説)
- あおむけで寝ているときに起きやすく、睡眠が乱れているときや交代勤務の人にも多い(同じ総説)
- 35の調査をまとめた2011年の研究では、一生に一度は経験する人が、一般の人で1割弱、学生だと3割近く
なお「金縛り」という言葉は、もともと不動明王の力で相手の動きを封じる、密教の修法の名前から来ているともいわれます。霊っぽく聞こえるのは、言葉の生まれからして無理もないのかもしれません。
ひとつだけ。金縛りが頻繁に起きる、昼間に強い眠気がある、というときは、サインと考える前に、病院や医療機関で相談してくださいね。見えない世界の話は、そのあとでも逃げていきません。
ここまでが、現実の側のお話。ここからは、あえて見えない世界の側で読んでいきます。
金縛りのスピリチュアルな意味|「境目のドア」が少し開いた時間かもしれない

「頭は起きていて、体は眠っている」という場所
ぼくが金縛りでいちばんおもしろいと思うのは、怖さより先に、この状態そのものです。
2019年に、幻聴や幻覚について書いた記事で、ぼくはこんなふうに書いていました。
脳は起きているけど、身体は眠っている状態を半覚醒(ヒプナゴジア)と呼んでいて、眠りにつく前に金縛りにあったり、変なビジョンをみたり、奇妙な声を聞いたりする人はわりといるようですよ。脳波はシータ波であるとかって言われています。 ——「統合失調症?霊のせい?幻聴や幻覚のスピリチュアル的意味とは?」(2019)
そして同じ記事で、「ぼくも寝る前、寝ているときはトリップしちゃうときあります。」とも書いています。
実際、2000年に発表された、イギリス・ドイツ・イタリアの約1万3千人への電話調査では、4割近い人が、ないはずのものを見たり聞いたりした体験があると答えていて、その多くは眠りに入るときと目覚めるときのことでした。眠りの入口と出口は、もともと不思議なことが起きやすい場所なのかもしれません。
シータ波の話と、たぶん同じあたり
ジョー・ディスペンザは著書『Breaking the Habit of Being Yourself』の中で、シータ波が出るのは、半分起きて半分眠っているような、意識は起きていて体はいくらか眠っている状態だ、と書いています。そしてこの状態では、意識と潜在意識のあいだにベールがない、とも。
ベッセル・ヴァン・デア・コークも『The Body Keeps the Score』の中で、シータ波が優勢なとき、心は内側の、イメージが自由に漂う世界に向く、と書いています。
ふだんは閉まっている、起きている世界と眠っている世界のあいだのドア。
金縛りは、そのドアが少し開いた時間なのかもしれない。ぼくはそんなふうに見ています。
シータヒーリングや、ろばのせかいの「寝ながら受け取るヒーリング」で大事にしているのも、眠っているのか起きているのかわからないような、あのあたりの意識です。そう思うと、金縛りの時間は、ふだん瞑想でゆっくり入っていく場所に、たまたまドカンと入ってしまった状態、とも読めます。
ただ、正直に言っておくと、金縛りの最中の脳波がシータ波だとはっきり確かめた研究を、ぼくは見つけられていません。研究では、金縛りはレム睡眠とのつながりで説明されています。だからここはたとえです。量子論と同じで、ぼくは方法論や理屈にこだわらないので、「そんなふうに読むと怖さがちょっと変わる」くらいで受け取ってもらえたらうれしいです。

ちょっと待って。ドア開いてるんやったら、誰か入ってくるやん!

そこやねん。

「そこやねん」ちゃうねん!

入ってきたように見えてるのは、ほとんど自分の夢かもしれへんよ、って話を次にするわ。
金縛りのあと、自分に聞いてみたいこと
怖さが落ち着いた昼間に、よかったら聞いてみてください。答えは出なくても大丈夫です。
「最近、頭だけ先を走って、体を置いてきぼりにしていなかった?」
「その時間、怖さのほかに、感じていたものはあった?」
「ほんとうは、もっと眠りたいんじゃない?」
金縛りで「誰かいる」気配がするのはなぜ?
気配・胸の重さ・ふわっと浮く感じ
「誰かいる」「見られている」「足もとに立っている」「胸の上に乗っている」。金縛りでいちばん怖いのは、ここだと思います。
カナダの研究者シャイン(Cheyne)らは1999年の論文で、金縛りのときの体験を大きく3つに分けました。
| 型 | よくある体験 |
|---|---|
| 侵入者 | 誰かいる気配、見られている感じ、足音や声、人影、強い恐怖 |
| 胸の圧迫 | 胸が押される、息が苦しい、体が痛い |
| ふしぎな体の感覚 | 浮く、飛ぶ、体から抜ける感じ、ときに至福感 |
つまり、気配がするのは、あなただけのめずらしい現象ではないようです。しかも、こうした体験の描かれ方は、時代や文化を越えてよく似ているそうです。
日本では霊、よその国では夢魔、最近は宇宙人
おもしろいのは、ここからです。
カーラ・マクラーレンは著書『The Language of Emotions』の注の中で、自分自身の体験を書いています。ある夜、ベッドで、部屋に悪い気配を感じ、すぐに恐ろしいものが胸に登ってきて動けなくなった。翌日調べて、仕組みを知ったそうです。
マクラーレンは、動けない怖さに、幻覚が「今なにが起きているか」の物語をつけるのだと説明しています。そして、昔の夢魔の話も、夜に魂を吸いにくる悪い存在の話も、宇宙人にさらわれた話も、ここにつながっているのではないか、と。
同じ体験でも、日本なら霊、ヨーロッパの昔話なら夢魔、最近なら宇宙人。「気配」は同じでも、着ている衣装はその人のいる文化が用意してくれるのかもしれません。
じゃあ全部、脳のしわざ?
そう言い切るのも、ぼくはちょっと違う気がしています。
ぼくは、見えない世界を本気で探求している側の人間です。おばけの話も、ブログにたくさん書いてきました。ただ、2019年の幽霊の記事で書いたとおり、ぼくは「ガチ幽霊はたぶんそんなにいない世界にいる派です。」おばけ=怖いもの、とひとくくりにするのも違う気がしています。
だから、あの気配の正体を、ぼくは決めません。ただ、どちらにしても、怖がり続ける必要はなさそうだな、とは思っています。理由は次の節で。
金縛りは霊のせい?「狙われている」説に、ぼくはちょっと引っかかる
よく見かける、怖い説
検索すると、こんな説が並んでいます。
- 霊に狙われている、低級霊のしわざ
- ご先祖さまが怒っている、何か訴えている
- 気配や視線を感じたら「霊的な金縛り」、感じなければ「体の金縛り」
- 霊障だから、お祓いを
怖いと感じたことそのものは、ほんとうのことです。夜中に動けないのは、誰だって怖い。それをばかにするつもりは、まったくありません。
ただ、ぼくはここに、ちょっとだけ引っかかりがあります。
「気配があるから霊」とは、言えないかもしれない
さっきの研究のとおり、気配や視線の感覚は、金縛りのときにわりとよく出てくるものです。だから「気配があった=霊的な金縛り」という見分け方は、ぼくはあまりあてにならない気がしています。
それから、ご先祖さま。もし本当に伝えたいことがあったとして、夜中に孫を動けなくして、怖がらせる、というやり方を選ぶでしょうか。もしそうなら、ちょっと不器用すぎませんか。ぼくは、そんなご先祖さまの顔が、あまり思い浮かびません。
他の人のエネルギーの影響は、ゼロとは思っていない
一方で、ぼくは見えない影響をぜんぶ否定しているわけではありません。
体調不良とスピリチュアルなサイン の記事では、特定の場所や人と会ったあとに急に調子が悪くなるタイプの話の中で、「悪夢、金縛り、肩や背中が重い」と書いています。そういう読み方も、ぼくの中にはちゃんとあります。
ただ、それは「狙われている」というほど大げさな話ではない気がするのです。
2018年に、低級霊について書いた おすすめ対処方法 の記事で、ぼくは見出しにこう書いていました。「ほとんどの低級霊は雑魚キャラです」。基本はシカトでいい。なんか来たなと思ったら、シャワーを浴びる、歯を磨く。自分がすっきりするほうへ戻るだけ。そのくらいの温度です。
霊障の記事 でも、対処のいちばん最初に書いたのは、お祓いではなく「とりあえずめちゃくちゃ寝てください」でした(笑)
お祓いやお寺に相談することで安心できるなら、それはそれでいいと思います。ただ、不安をあおられて、高いお金を求められるようなところからは、そっと離れて大丈夫です。
怖がるほど、怖くなるのかもしれない
もうひとつ。研究者のジャラール(Jalal)は2016年の論文で、怖さそのものが金縛りをつらくしているのでは、という見方を出しています。「死ぬかも」と思う→体が警戒する→もっと苦しくなる→もっと怖い、というループです。
そう考えると、「霊に狙われている」という読み方は、夜のあなたをいちばん怖くする読み方かもしれません。わざわざ、そっちを選ばなくていい。ぼくはそう思います。
「試練」「成長の証拠」にもしなくていい
逆に、「金縛りは魂が成長しているサイン」「乗り越えるべき試練」という、前向きな説もあります。
励ましとしてはすてきだと思います。でも、ぼくはこれにも少し引っかかります。怖い思いをしないと魂は成長しない、というわけではないと思うからです。苦しみを前進の証拠にする考え方は、もしかしたら古い慣習なのかもしれない、ということは 好転反応とは? にも書きました。
「運気が変わる前兆」「金運アップのサイン」という説も同じで、読んでうれしければ受け取っておけばいいと思います。ただ、ぼくには約束はできません。金縛りのあとに何かが起こらなくても、あなたは何も間違っていないです。
金縛りが頻繁に起きるのは、何かのサイン?
現実の側でいえば、睡眠の乱れや寝不足、ストレスと関係があるといわれます。だから、まずはそちらを見てあげてください。
そのうえで、あえて見えない側で読むなら、金縛りが続く時期は、頭と体のペースがずれている時期なのかもしれません。
頭は「まだいける」「あれもやらなきゃ」と起きている。体は「もう無理、寝かせて」と眠っている。昼間の暮らしが、そのまま夜に出ているのかもしれない。金縛りは、そのずれが目に見える形になった時間。ぼくには、そんなふうに見えることがあります。
そう読むと、頻繁な金縛りのメッセージは「霊が来ているよ」というより、「もうちょっと休もう」に近い気がします。
眠りの話でつながるものとして、眠れないスピリチュアルな意味 と 寝ても寝ても眠いスピリチュアルな意味 も書いています。
特定の場所や人のあとに続くとき
「あの部屋で寝ると起きやすい」「あの人と会った夜に多い」という方もいると思います。
寝不足や緊張、寝る姿勢がいつもと違うだけ、ということもあるかもしれません。それでも気になるなら、その場所やその人のあと、自分がどう感じているかを見てみてください。ちょっと距離をとりたいと、体が先に言っているだけかもしれません。原因を霊に決めなくても、距離をとることはできます。
金縛りの解き方と、動けない時間の過ごし方
先に正直に言うと、「これをすれば解ける」という方法を、ぼくは約束できません。ここに書くのは、よく言われることと、ぼくの読み方です。
よく言われる解き方は、指先を小さく動かす
松田英子教授の解説では、指先やつま先など体の先のほうを少し動かすと目が覚めるとされています。呼吸を整えて力を抜き、そのまま寝てしまう、というのも紹介されています。
「動こうとしない」という提案もある
一方、さきほどのジャラールは、逆の方向を提案しています。ざっくり言うと、こんな4つです。
- とらえ直す:よくあることで、一時的で、見えているものは夢の続きなんだと思い出す。目を閉じて、動こうとしない
- 怖がらなくていいと言い聞かせる:怖さが時間を長くするかもしれない、と知っておく
- 好きなものに意識を向ける:うれしい思い出や大切な人、祈りの言葉など
- 力を抜く:呼吸をコントロールしようとせず、体の感覚をそのままにしておく
ただ、これは論文の中の提案で、本人も、効果を確かめる研究はこれからだと書いています。「指先を動かす」と「動こうとしない」、どちらが合うかは人それぞれだと思います。
お経やマントラを唱える、という方法もよく聞きます。ジャラールは、祈りで落ち着く人がいることにも触れていて、意識の向きが変わるからかもしれない、と考えています。見えない力の話を否定しているわけでもありません。安心できる言葉があるなら、使えばいいとぼくは思います。
ぼくが好きなのは「抗わない」ほう
ぼくの読み方は、やっぱり抗わないほうです。
動けないときに、全力で体を動かそうとする。これは、閉まりかけのドアを内側から必死に押している感じに似ています。力を入れれば入れるほど、怖さも一緒に大きくなるのかもしれません。
だから、もし余裕があったら、こんなふうにしてみるのはどうでしょう。
- 「あ、今、頭だけ先に起きたんやな」と心の中で言ってみる
- 見えているものと、にらめっこしない。目を閉じてしまってもいい
- 怖いまま、息が出たり入ったりしているのを、ぼんやり感じておく
- うっかり寝てしまったら、それで正解
さっきのマクラーレンも、仕組みを知ってからは、恐ろしい存在を作り出さずに、その時間を漂っていられるようになった、と書いています。これは彼女の場合の話ですが。
もちろん、怖いときは怖くていいです。余裕がなければ、指先をちょっと動かしてもいい。抗わないというのは、がんばって平気なふりをすることではないと、ぼくは思っています。
横になって、動かないまま何かを受け取る、という時間を、怖くない形で体に覚えてもらうのも、ひとつかもしれません。そんな時間を、ろばのせかいでは 横になって受け取るだけのヒーリングセッション や、YouTube「めいそうのせかい」の「寝ながら受け取るヒーリング」で用意しています。

でも夜中に「抗わんとこ」って、そんな冷静になれる?

なれへん日もあると思う。

正直やな!

昼間のうちに「そういうもんらしいで」って知ってるだけでも、夜の怖さはちょっと変わるかもしれへんよ。
金縛りと幽体離脱|ふわっと浮いた感じは何?
金縛りのときに、体がふわっと浮く、天井から自分を見ている、という話もよく聞きます。
シャインらの3つの型でいうと、3番目の「ふしぎな体の感覚」です。研究の側では、体の位置や動きについての情報が食い違うことと結びつけて説明されています。怖い気配とは違って、気持ちいいと感じる人もいるそうです。
一方、スピリチュアルの側では、これは幽体離脱の入り口と呼ばれたりします。2018年の 死後の世界 の記事では、幽体離脱を、肉体を脱いでエーテル体、アストラル体へと移っていく方法のひとつ、と書きました。ぼくの感覚では、瞑想も同じです。
ぼく自身は、ヒーリングを学んでから 幽体離脱をしてみたり ということがありました。瞑想でも、魂だけふわふわ浮いているような、軽い感覚になることがあります。どちらが正しいか、というより、同じ体験を、研究の窓とスピリチュアルの窓からのぞいているような気がしています。
戻ってこられなくなる?
「抜けたまま戻れなくなるのでは」と怖くなる方もいるかもしれません。
ぼくは 睡眠と夢の記事 で、幽体離脱的な感覚について「目が覚めればふつうに戻ってくるので大丈夫」と書いています。行きすぎたときは「ちゃんと帰宅してください(笑)」とも。明晰夢の記事 でも書いたように、ここで気をつけたい「危険」は、死ぬとかそういう話ではなく、夢と現実の区別があいまいになることのほうです。
だから、わざわざ金縛りを起こそうとしたり、夜ふかしして狙ったりは、ぼくはおすすめしません。眠りをけずってまで行く場所でもない気がします。
金縛りのよくある質問
Q. 金縛りは霊のせいですか?
ぼくは、霊のせいだと決めなくていいと思っています。金縛りは、頭だけ先に起きて体がまだ眠っている状態だと説明されていて、誰かいる気配も、その中でわりとよく出てくるものです。見えない影響がゼロとは言いませんが、「狙われている」と怖がらなくて大丈夫だと、ぼくは見ています。
Q. 金縛りが頻繁に起きるのですが、どうしたらいいですか?
まずは睡眠を見てあげてください。寝不足や不規則な生活が続いていないか、あおむけで寝ることが多くないか。頻繁に続く、昼間に強い眠気がある、というときは、病院や医療機関で相談してください。それは見えない世界を否定することではなく、自分を大事にすることです。
Q. 金縛りで死ぬことはありますか?
金縛りそのものが命に関わる、という説明は、ぼくが調べた資料には見当たりませんでした。息が苦しく感じることはありますが、数秒から長くても20分ほどで終わることが多いとされています。「死ぬかも」という怖さは、それ自体が金縛りをつらくするともいわれるので、「そういうものらしい」と知っておくだけでも少し違うかもしれません。
Q. 金縛りにあう人は、霊感が強いのですか?
そういう説もありますが、金縛りは一般の人にも学生にも起きるので、特別な力の証拠とは、ぼくは思っていません。ただ、感じる力は、誰でも子どものころ持っていたと、ろばのせかいでは考えています。金縛りがあってもなくても、それは同じです。霊感の話は 誰でも簡単に霊感を鍛えられる方法 もどうぞ。
Q. 金縛りは運気が変わる前兆や、ツインレイのサインですか?
そうした説もありますが、ぼくは金縛りが運気や誰かとの関係を決めるとは思っていません。読んでうれしければ受け取っておいて、何も起きなくても気にしない、くらいでちょうどいいと思います。
Q. 目を開けたら人影が見えました。何か憑いていますか?
人影や足音は、金縛りのときに多くの人が語る体験です。憑いていると決めなくて大丈夫だと思います。それでも気になる日は、シャワーを浴びて、歯を磨いて、ゆっくり寝る。ぼくがすすめるのは、まずそのくらいです。
まとめ|金縛りは、怖くて当たり前で、狙われているわけではないかもしれない
- 金縛りは、眠りの途中で頭だけ先に起きて、体がまだ眠っている状態といわれる。それを横に置いたうえで、あえて見えない側で読んでみる
- あえて読むなら、金縛りは眠りと目覚めの「境目のドア」が少し開いた時間かもしれない。シータ波の話はたとえ
- 誰かいる気配は、多くの人が語る体験。衣装は文化によって変わる。正体は決めなくていい
- 「霊に狙われている」は、夜のあなたをいちばん怖くする読み方。そっちを選ばなくていい。「試練」にもしなくていい
- 頻繁に起きるなら、まず睡眠。見えない側で読むなら「もうちょっと休もう」かもしれない
- 動けない時間は、抗わないという過ごし方もある。怖いときは怖くていい

ほな次に金縛りになって、また部屋に誰かおったら、どうしたらええの?

「本日の営業は終了しました」って言うといて。

お店なん!?

境目のドアやからね。閉めるのは自分でええねん。あとは寝る。
この記事を書いた人
網倉彩人(まめたろう)|ろばのせかい
ヒーリングセッション経験1万件以上。シータヒーリング認定インストラクター。運営:株式会社ろばのせかい。見えない世界を、楽しみながら本気で探求しています。
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金縛りの夜がつづくと、眠ること自体に、ちょっと身構えてしまうかもしれません。
ろばのせかいのヒーリングセッションは、対話をメインにしません。最初に5分ほどお話をうかがったら、あとは目を閉じて、20〜30分横になっていただくだけ。金縛りをなくすためのものではありませんが、起きているのか眠っているのかわからないような、あの境目の時間を、安心して過ごしてもらう時間です。受けた方からは、「途中から白くキラキラした光の玉に入って浮いているなぁと思ったら、寝てしまい」という声もいただいています(40代の方。感じ方は人それぞれで、何も感じない方もいます)。
こんな方におすすめです
- 頭だけ先を走って、体を置いてきぼりにしている気がする
- 眠ること、休むことに、なんとなく力が入ってしまう
- 怖い話で不安になるスピリチュアルより、ゆるく受け取ってみたい
オンライン(Zoom)・対面のどちらでも受けられます。うまく話せなくても大丈夫です。ヒーリングがどんなものかは ヒーリングとは? にも書いています。
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- 好転反応とは?スピリチュアルな意味と「苦しんだら良くなる」の疑問
参考にした本・資料
- ジョー・ディスペンザ『Breaking the Habit of Being Yourself』(シータ波の説明)
- ベッセル・ヴァン・デア・コーク『The Body Keeps the Score』(シータ波と内側の世界)
- カーラ・マクラーレン『The Language of Emotions』(第22章の注。著者自身の金縛りの体験)
- Ohayon MM. Prevalence of hallucinations and their pathological associations in the general population. Psychiatry Research, 2000
- Sharpless BA, Barber JP. Lifetime prevalence rates of sleep paralysis: a systematic review. 2011
- Sharpless BA. A clinician’s guide to recurrent isolated sleep paralysis. Neuropsychiatric Disease and Treatment, 2016(https://www.dovepress.com/a-clinicianrsquos-guide-to-recurrent-isolated-sleep-paralysis-peer-reviewed-article-NDT)
- Cheyne JA, Rueffer SD, Newby-Clark IR. Hypnagogic and hypnopompic hallucinations during sleep paralysis. Consciousness and Cognition, 1999
- Jalal B. How to Make the Ghosts in my Bedroom Disappear? Frontiers in Psychology, 2016(https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2016.00028/full)
- 松田英子(東洋大学教授)による金縛りの解説、幻冬舎ゴールドオンライン(https://gentosha-go.com/articles/-/50486)

