今回のテーマは迷いです。
どっちが正しいんだろう。
※この記事は人生で迷ったときにどんな意味合いが見えない世界ではあるのか、そして自分に合う正しい方向や道を選択するヒントをお伝えする内容になります。
どんな方向性が自分に合う道なのか、AとBとCとD、どれが自分の正しい道なのか。一体全体、自分らしさや本当の自分ってなんなんだろう?
そんな答えがあるようで絶妙にない問いをぼくらは絶えずして選択をしているへんないきものです。
基本的にはスピリチュアルな文脈でいえば、この迷いみたいなものは、エゴの声と魂の声、つまり自分が社会や世間、あるいは1つの常識的な角度からみたらどう思われるかと、自分の本音の衝突によっておこるといわれます。
今回はそのあたりを少し掘り下げつつ、自分が人生で迷ったときに自分なりの正しい道をみつける方法やアイディアをシェアしていきます。
ちなみに、ここでいう正しいは、自分の本音に沿ったとか、自分の本質に合ったとかそういう意味合いになります。
- 自分らしさをよく見失いがちな人
- 迷った時の選択に自信が持てない人
- 本当の自分を見つけてみたい人
人生に迷いが起こるスピリチュアルな意味は1つ
人生に迷いが生じるのは良いことでも悪いことでもないと捉えるのがスピリチュアルですが、基本的にはこの意味は1つに集約されることが多いと思います。
失敗したくない心理
マインドや思考レベルでこの人生の迷いを切り取ると、そのほとんどが、失敗したくないという不安、もし自分の選択よりもよりベターな選択肢があったら後悔するのでは?という過去や未来の体験の心理からくると考えられます。
でも、スピリチュアル、いわゆる目に見えない世界では、すべては学びであり、成功も失敗も自分で決められる=そんなものは幻想だという暴論がまかり通ります。
素晴らしいですね。
エゴVS魂
この心理的なムーブメントをスピリチュアルな言葉を用いて表現するのであれば、「エゴから生じる声と魂から起こる声が迷いをみせるから」になります。
エゴの声とは簡単に言えば、今まで培ってきた人格形成、社会的なルールや構造の中で「良し」とされてきた基準です。
一方で魂の声とは、そういう条件やルールを外した自分の本来の声です。純粋にこうしたいとかこうなりたいとかですね。
もっと大雑把に表現するのであれば、「どっちがいいんだろう?」という問いに対して、
「それはあなた以外の人からみて?」がエゴの声で、「それはあなたからみて?」が魂の声になります。どちらが正しいなんてのは究極言ってないのですが、
迷いが起こるスピリチュアルなメッセージは、基本的に魂の声聞けばいいじゃない、ソウルフルなあなたでいればいいじゃないというメッセージに落ち着くことができると個人的には思っています。
まあ、実際にはいろんな意味やメッセージがあるのですが、案外スピリチュアルな世界というのはシンプルですからね。
人生に迷うときに自分に合う正しい道が選べなくなる5つの理由
ついつい自分の本音を抑えて、周りにとっての正しさを尊重した道を選ぶということは、全然悪いことではないんですが、自分の声を抑える面において、最終的には燃え尽きるか、一生不満足感やしっくりこない感がうっ滞したまま肉体を脱ぐ結末がみえみえなので、
ぼくはなるべくなら控えた方がいいと思います。
今回はポピュラーなエゴを尊重してしまうぼくらの理由トラップをご紹介します。誤解しないでほしいのはこんなのは例外なく誰にでも当てはまるというところです。
- 親世代の価値観
- 自尊感情の不健全さ
- メディア
- 周囲の影響
- 習慣やクセ
それぞれ詳しくみていきましょう。
①親世代の価値観を必要以上に抱え込む
心理学でもスピリチュアルでも、幼少期の体験は大人になってからの生活や人生観に大きな影響を与えるといわれています。
つまり、幼少期は人格の形成期で、今現在進行形で、持っている価値観、信念、行動や習慣などは子供時代のリフレインとする考え方です。
親世代の価値観がどういうものであるにせよ、それが自分にとって合うものかどうかを一旦整理整頓せずに、鵜吞みにした場合、親が望む自分になる可能性が非常に高くなります。
(それが自分にマッチしていればそんなことはないんですけどね。)
親のこうなってほしいという期待やある文脈では強制的な縛りは、エネルギー的にみれば外部からの指標や基準に沿った生き方こそが正しいとするものであり、自分の内なる声を無視することが癖づいていきます。
「あるべき姿」から逸脱することが罪や罰のように感じられるってことですね。
②自尊心の低さ
①の誰かや何かの期待に沿った生き方ばかりに慣れ親しむと、自分を尊重するという自尊感情は限りなく低くなります。
自分でいることよりも周りが望む自分でいることが正常だと心やマインドが勘違いしていくからです。
その結果、自己価値、つまり自分の存在が根本的なレベルにおいてめちゃくちゃ価値があるんよ。というのが信じられなくなります。
「私は間違っているんじゃないか」「愛されないんじゃないか」「自分の選択には価値がないんじゃないか」などなどのコアビリーフ(その人の中核にある信念や価値観)をどんどん作っていくことで、自分に合う正しい道がわからなくなってしまいます。
③メディアの影響が強すぎる
テレビやニュースは嘘で満ちているぞ!ということが言いたいわけでは毛頭ありません。
メディアがなぜあるのかというと、それは資本主義社会を基本的なルールにした、どちらが利益をとれるかと二者択一的な価値体系と、「より良いもの」を追求した一生到達しえない不満足感をインストールするためです。
というと言い過ぎかもしれませんが、21世紀はなんといっても資本主義社会ですので、常にもっと必要なんだよ。もっと上に、さらにいいものを。的な考えがはびこっています。
裏を返すと、「ありのままのあなたなんてダメなのよ」というメッセージでもあります。
このありのままのあなたなんてダメよ。というベースのもと行う選択は基本的には自分にとって合わない道を選ぶ結果になることが多いと思います。
まあ、よりいいものを追求するからこそいい価値が生まれるぞとモチベーションになる魂もあるのでメディアの影響を自分の魂の性質と合わせてどの程度楽しむかは本当に人それぞれなんだと思います。
④自分に合わない選択をしている人が周囲にいるから
人間は良くも悪くも周りに影響を与えたり、周りから影響を与えられるいきものです。
だから例えば、「エゴの声というか競争社会や自分の本音を抑えて生きるのが良き生き方でそれこそが正しい道だ。」とする価値観を持つ人が多いとそれはそこに引っ張られますよ。
嫌われたくない、変だと思われるのが嫌だ、自分がおかしくなったんじゃないか。こんな考えが出てくるのではないでしょうか。
個人的には自分の価値は自分で決めて、人生で迷いなんてそりゃあもう、めちゃくちゃ降り注ぐんだけど、最終的には面白さを基準にしていけたらいいなとおもっています。
そこに他人や周囲のアドバイスはとても参考になるんですが、決断までをゆだねることは自分の舵をどうぞと渡すのでもったいない気がします。もう一度いうと、非常にもったいないです。
⑤習慣と癖
小さい頃から自分の本音を先送りに後回しにしている場合、それは単なる癖になっている可能性が非常に高いです。
もし、この癖、習慣によって自分の魂をむしばんでいるような感覚があったり、なんかしっくりこないぞという声が大きくなる場合それは、ソウルロスからのソウルサーチのプロセスになっているので安心しておきましょう。
まあ、自分の本音じゃない声を聞くなんてけっこうみんなしますから。
人生で迷ったときに自分の正しい道を選択する方法
さてここまでなんとなくなぜ迷うんだけど自分に合う正解が選びにくいのかが紐解かれたと思いますので、次に、自分らしい正しい道を選ぶ方法をステップで紹介していきます。
ちょっとスピリチュアルっぽいアドバイスもありますがお付き合いください。
こんな感じの流れで説明していくのでお付き合いください。ちなみに、これらのステップすべてを順序通り行う必要はなく、すべて試しながら自分にできることとそうでないことがあることがあるのは覚えておきましょう。
完璧主義を捨ててみようってやつです。
①おひとりさま
自分自身のことがわからなくなったら、周りにアドバイスや助言を求めることはとても素晴らしいことだとぼくも思います。
ただ、意見を聞きすぎたり、共感過多になってしまうと、本当の自分の声を見失いがちになります。さらに、決定権を誰かに委ねて、どうしたいかを忘れてどうすればいいのかが先走ります。
そんなとき、まずは一人の時間を保って、瞑想にふけってみたり、ジャーナリングして心の静けさをとりもどしてみましょう。
*ジャーナリング:テーマを設定せずに頭に浮かんだ思考や感情をそのまま紙に書き出すこと。
②感情、エネルギーの浄化
感情やエネルギー面での浄化、クリアリングにはいろいろな方法があります。
物理的なところでいうと、自然に行ったり、隙間をつくる意識をしたりですね。またエネルギー的なところでいうと、視覚化してエネルギーワークをやってみたりです。
そのどちらもやった方がいいと個人的には思います。なぜなら、どうしようか?どの道が正しいんだろうか?と頭で悩んでいるうちは十中八九エゴの声を選択することが多いからです。
まず、決断をする前にクリアにしてみては?
③自分のニーズを5つピックアップしましょう
ぼくら人間はもれなく全員、生まれながらにしてピュアな欲求、願望をもっています。ところがニーズに関しては人それぞれ異なります。
ここでいうニーズというのは、自分を構成するうえで必要不可欠なものであり、自分のエッセンスかつコアとなるものです。
ぼくの場合は、(物理的&精神的)自由さ、(これはどちらかと言えば精神的)愛、自然(木々、虫、鳥とか)のある生活、過剰でも過少でもない人とのかかわり、ヒーリングです。
これらのニーズを把握するための方法としては、自分がもっとも惨めになる生活や習慣に焦点を当てることです。マイナスからプラスを知るイメージですね。
例えば、忙しい時間に追われ自分のために使う時間がまったくないとかだったらその人のニーズは自分のために確保しやすい生活の流れとリズムになります。
もし、お金があったらもっともっと自分は満たされ幸福感を感じられると思うのであれば、彼・彼女のニーズはお金と物理的な豊かさにあります。
どこの部分が最も満たされていないかを探してみましょう。
自分の本質に沿う形で環境や状況を選択していくと、それは魂の性質に合う形なので周りの助けやあなたを尊重する仕事や生活に恵まれます。
もし、違っていたら、それはニーズではなくただの渇望です。
④本当に欲しいもの、状況を描く
人生で自分が本当にやりたいこと、欲しいもの、得たい環境や状況について真剣に考えることは本当にまれだと思います。それが習慣化している人もいるとは思いますが。
ぼくもこれは苦手です。苦笑
あなたの人生はあなただけのモノなので、あなたが何をしたいのか、反対に何をしたくないかについては他人があれこれ言う余地はありません。
大袈裟ですが、他人の声はすべて無視して、自分の内なる声に耳を傾けてみましょう。
つまり、結果を気にせず、本当にやりたいことをなんでもできるとしたら何をしていきますか?という問いを時間をかけてゆっくり掘り下げてみてください。
それがなんとなくわかったら、現実的な世界と折り合いをつけつつ、できることからスモールステップを踏み出しましょう。
例えば、自分が本当にやりたいことは歌手になることだ!と思ったら、今までの生活をすべて投げ出して、もし家族がいてもそれを放棄して、やりなさいってことではなくて、今この瞬間に始められることから歩む姿勢が大事ってことです。
⑤人生の責任はすべて自分にあり
ホオポノポノの世界観では、すべての責任は自分にあるという根本的な価値観があります。
今日どこかの国で争いが起こったのも、天気が曇りなのも、誰かにハッピーなことが起こったのも、勇気づける出来事であふれる世界があるのもあなたに責任があります。極端ですけどね。
迷いが生じるときは、基本的な権利つまり自分の人生、感情、感覚、思考、マインド、エネルギーは自分で決めてもいいということを特に忘れています。
代わりに、自分らしくあるためには、他人や社会、世間体などのみえない謎ルールに従わなければいけないという固定観念にとらわれています。
他人からの承認や他人からの賞賛が欲しいのはめちゃくちゃわかるんですが、迷っているときは特に、自分の声とニーズに声を傾けて、
すべてに自分の責任あり!という領域を呼び覚ましてあげましょう。目覚まし時計を用意しておくには、やっぱり③や④のようなことをして、
自分が何をしたいのか、そして何をしたくないのかを把握し自分が誰なのかを知っていく必要があると個人的には思っています。
⑥行動、環境を変える(情熱や安心感を得るため)
人生で迷いが生じているときに、そのままなんとなくこれでいいよなとネガティブな意味であきらめ感のもと意思決定をしてしまうのも人間の特質です。
それは退屈さと日常をオートパイロットモードで過ごしているときによくやりがちなミスです。
ちょこっと通勤通学ルートを変えてみるとか、右利きの人は左手をメインに生活してみるとかそんな小さなことから始めつつ、
普段ならやらないいきなり旅行に飛び出してみるとか、昔好きだった映画や本に没頭するとか、思い切って自分の環境を変えるとか大きなことにも挑んでみましょう。
そうすると自分の魂がスパークするポイントとリズムがだんだんとわかってくると思いますよ。日常のちょっとした変化がきっかけで、大きく変わることだってあるのです。
たぶん。
⑦周りの人間関係を見つめ直す
先ほども言いましたが、ぼくらは周りの人間に良くも悪くも相互作用を及ぼしつつ人生を送っています。それが人間の素晴らしさでもありますね。
ただ、もし迷いが生じているとき、あるいは自分の選択にいつも自信が持てず後悔してしまうパターンを繰り返しているとき、それは、あなた自身が自分の声を聞いていない可能性が非常に高いです。
そして、その一因として自分の声を聞かない人(=それが正しい人生なのよという価値観をもっている人)たちに囲まれている可能性があります。
起業家で自己啓発系の作家などをしているジム・ローンは「最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均があなたです」といったことで有名です。
自分を尊重してくれる人はどれだけ周りにいるでしょうか?あなたが尊重できる人がどれだけ周りにいますか?そういう人たちのバイブレーションに囲まれることでウィンウィンになっていきましょう。
⑧スピリチュアルっぽいメッセージを受け取る
こちらは、スピリット的な世界観を信じている人向けです。怪しいよという人にはあんまり向いていません。
時にはハイヤーセルフ(高次元にある自分自身の魂)と繋がってみたり、スピリットガイド(守護霊)と話してみるのもありです。
シンクロニシティを信じて、夢やそれっぽい記号シグナルを現実世界を通じてみていくのもいいでしょう。こんなメッセージはたぶん日常的にあふれているので、
そういう世界観が好きな人はぜひお試しあれ。
⑨ありのままの自分と繋がる
こちらもちょこっと抽象度の高いやり方になります。
瞑想やマインドフルネスを日常生活に取り入れている人であれば、外側にいる何か大きな存在に繋がるということではなく、自分の真んなかに意識を向けてそこに集中するだけでOKです。
自己愛を実践して、ありのままの自分ってなんて尊い存在なんだろうと改めて自己価値を高めるようなワークをしてみてもいいと思います。
本当に人それぞれいろんなやり方やいくつものツールがあると思いますが、迷いが生じたとき、ぼくは瞑想して、自分の中心的な部分とつながり以下のような感じでワークすることが多いです。
①「AとBどちらの選択が本来の自分、自分の魂の声でしょうか?」
②「個人的にはA(orB)を望んでいますが、それが魂の声であればすべてスムーズにいきます。」
③「もしそのA(orB)は自分のエゴの声であれば、それが自分の選択からプロセスに変わり常にベストな道を歩めるようになります。」
みたいなイメージです。これでいけば、もし自分の頭や思考レベルで考えた選択が間違っていても、それは単なるプロセスや学びであり、自分に沿ったゴールを見失うことがないと個人的には思っています。
まあ、失敗してもやり直せるのがこの世界と人間の素晴らしさですから安心しておきましょう。
自分にとっての正しい道を選ぶ自分に拍手を
人生というのは選択の連続で、その度にどっちが正しいんだろう、より良い道なんだろうと悩むのはめちゃくちゃ当然のことです。
もし、自分の選択がめっちゃミスったわあ。というパターンをいつも繰り返している場合、それはあなたそのものが間違っているわけでもそういう運命にあるわけでもなく、
あなたが現実を自分の性質とはズレた思い込みによって支配させているからです。
言い換えれば、迷いが出るときは本当の自分の声と向きあうめちゃくちゃ貴重で大切な時間とエネルギーでもあります。
すぐに決断することができない場合、解決は先送りにして、自分の声をなるべく聴き大切にしていったら解決するなんてのはあるあるなのでぜひお試しください。
まあ、それで悩みが消えるわけじゃなくて、また次の悩みが出てくるのがこの地球の面白さではあると個人的には思っています。
みなさんは迷ったときどんな選択をリスペクトしていますか?
いつも読んでくださって本当にありがとうございます。