今回のテーマは「サレンダー」です。
コンプリートサレンダー!
※この記事は、「全てを手放す」と引き寄せる、入ってくる仕組み・理由を解説しつつサレンダーについて良い感じの定義をしてみようと思います。
自分のエゴの声、余計な思考など、すべてを手放すことが引き寄せる秘訣です。という言説は多いんですが、
手放すことにおける定義が少し曖昧になるときがあると感じます。
手放すとほぼ同様の概念でスピリチュアル界隈では、サレンダー(降伏・明け渡す)という言葉もあります。心理学ではノンアタッチメントとかっていわれるかな?(たぶん)
いわゆるありのままに身を任せる。宇宙、創造主、すべてにお任せ。ってやつです。
そんなこと知ってるよ!っていう人は多いかもしれませんが、この手放しをもう少し深めてみようという魂胆です。
何かヒントになれば嬉しいです。
今回のお話の流れ!
- 全てを手放すとは?
- 全てを手放すと引き寄せられる・入ってくる仕組み
- スピリチュアルからみたサレンダー
- バシャールの語るサレンダーとは
- まとめ
すべてを手放すとは?
まずは手放し手放しとこの界隈で言われていますが、その意味みたいなところをみていきましょう。
すべてを手放すの言い換え
手放すとは、一般的にこだわりをなくすこと、あるいはネガティブに引っ張られる自分を脱ぎ捨てるという表現・定義がされます。
なので、物理的にものを捨てるとか人間関係を整理するとかいわゆる本来の欲(願望)を捨てるとかそういう意味合いはほぼない印象です。
(仏教感覚にイエスという人はそういう感じはあるかもしれません。)
裏を返すと、ありのままの自分を実感するとか今ここに生きるとかそういう感じです。
スピリチュアルなあれこれを交え言い換えの例を出すと、
- 執着・こだわりを和らげる
- エゴフリー・ジャッジメントをやめる
- 距離を置いて観察する
- 感情を癒す
- 過去を許す
- ありのままの自分を認める・信頼する・愛する
- etc…
要するに簡単に言ってしまえば、あらゆることにこだわっていた自分をアップデートさせていく。
言い換えれば、それは視野とか価値観の広がり、拡大だしアセンション(次元上昇)って感じです。
願望を捨てると手放すの違い
ぼくは手放すってなると、コントロールを放棄する。みたいなイメージで捉える人も多いのかなと感じますが、そうではないと思っています。
今までこだわっていた価値観をアップデートするのであって、個性を消したり、物欲をなくしたり、願望を放棄してなげやりになるわけではありません。
逆に強い願望とかめちゃくちゃ大事だと思いますよ。魂の個性なので。ただ、その願望とか欲求がエゴから来ているから執着とかこだわりに切り替わりやすいだけです。
なので、手放すとは、自分のピュアな欲求とか願望に気が付くために余計なモノ(エゴとか思い込み)を外すイメージです。
だから裏を返せば捨てる≒その時の自分にすがる(こだわる)、それしか選択がないと思う。
手放す≒自分の感情(願望など)の再発見、選択肢の広がりを意味します。
手放す
- 自分の再発見・再確認
- 選択肢の認識
捨てる
- 自分(感情やエゴ)にすがる
- 選択肢の一義化
すべてを手放すと引き寄せられるのはなぜ?入ってくる仕組み
ここからは、スピリチュアル的にみてなぜ手放すと願望実現が早くなったり、引き寄せるコツとか言われているのかを考えてみましょう。
なるべく簡略化していきます。
前提としてエネルギーと思考の現実化
スピリチュアルな世界観では、すべてはエネルギー(≒波動、バイブレーション)で構成されると考えます。
人間で言えば、肉体から精神、魂、スピリットに至るまですべてです。
それと同時に、思ったこと(エネルギー)が現実化(物質化)しているというルールみたいなものがあります。
そして、意識・エネルギーというみえないものは、その質量(個性みたいなもの)があって、みえるものもそれに準じるようです。
わかりやすくいえば、いい気分でいればラッキーだと思えるような現実が。どんよりした気分でいればアンラッキーだと思えるような現実が。
そんなイメージです。
これを「手放す」、そしてその反対に位置する「執着・こだわり」に置き換えてみましょう。
①執着の願望が実現するプロセス
まず、執着が根底(意識と潜在意識)にある場合です。
一般的に「執着」が生まれるのは、人生をスムーズにとか、幸福に過ごすため特定の結果にこだわることです。
特定の結果にこだわることのリスクとして、もし、その「特定の結果」にリーチしなかった場合、それが自己否定、負け、自分なんて・・
みたいなネガティブな感情(意識やエネルギー)に切り替わりやすい点です。
そうなると、願望がよくわからなくなったり、現実化が遅いし、反対のことを体現しやすいと言われます。
貧乏な自分は嫌いだから、周りがうらやましいからお金持ちになりたい!みたいなやつです。
思考が現実化しているとしたら、上の例で言うと、無意識でも意識でも「お金がない自分」というのを認識しやすくなる。
人間というのは、癖や習慣を味方にしやすい生き物なので、「お金がない自分」というのを認識し続けるとそれが自分(のすべて)だと思いがちになります。
価値観のベースに自分は不足しているという感覚があるため、不足が目の前にも現れるような状態です。
たぶんですけど、投資(執着≒特定の結果にこだわる)に対する対価(ネガティブな現実みたいなリスク)が大きすぎるんですよね。
ここで、ちょっと突っ込みたいところもあるんですが、とりあえずそれは後回しにしてみます。
②手放しの願望が実現するプロセス
次に、手放し(エゴフリー)がベースにある場合をみてみましょう。
こちらは、願望というものはもちろん一緒です。ただ少し違うのは、周りと比べて劣っている優れているみたいなものがないので、自分の純粋な欲求になります。
特定の結果(願望が実現するかどうか)は投げやりな意味でどうでもいい、というわけではもちろんなくて、どんな自分でも安心感に包まれているものが根底(意識と潜在意識)にあります。
純粋に○○欲しいとかしたいとか実現したらいいなとかいうゾーン。
「特定の結果」よりも願望とか欲求の方が良い感じにベースにあるので安心できるし、自分に焦点が合う。
もし特定の結果が得られなくても自分を責めたり、他人にトゲを向けることなく、切り替えられたり、あらゆる可能性を模索しやすいゾーン
気が付いたら願望が実現していたり、当初思い描いていた目標とか目的よりもさらに「財産」になるようなことが手元にみたいなゾーン
こちらは投げやりじゃなくてどんな自分でもオールOKなので、
投資(ほぼゼロ、自分の願望とか欲求だけ)に対する対価(ネガティブでもポジティブでもない現実みたいなリスク)がめっちゃ少ないんですよね。
むしろほどよく期待していないから、リターンがすごく大きく感じられるみたいな。
特定の結果に執着するリスクについて
僕は上記のようなプロセスは真実ではない。と全くもって思いませんが、例外的な魂・個性もあっていいんじゃないか。と考えます。
例えばなんですけど、執着、こだわりを持つということは良い側面もあって、それがモチベーションに繋がることもあります。
お金たくさん得ようと思って、うまくいかなくても、よし次はこれを模索してみようとか、こっちに挑戦やしてみようとか。
そうなると、不足感がベースにというよりは、自分に対する信頼がベースにあるので、やっぱり特定の結果にはこだわらなくはなりそうですけどね笑
でも、ネガティブな感情に切り替わらないうち(そういう性質を持っている場合)はこだわるっていうのは原動力として良い人もたくさんいると思うので、
あくまで、上のプロセスみたいなものは一般的と考えて自分はどうなのかな?と自問自答してみる方が大切でしょう。
あと、この手放しってやっぱり、すべてがエネルギーだったり、思考が現実化するとかにちょっとでもイエスってなっていないとそのルールみたいなものって、適応できない部分があると思います。
だから、もし、そういうのが好きなら、エネルギー的な部分にイエスと言っていない自分からみる必要もありそうです。
人間は奥深い生き物です。
番外編:手放すんじゃなくて、向き合うんだよ。
手放し手放しというと、スピリチュアル界隈では「それは逆で自分の執着とかこだわりにとことん向き合うべき。」みたいなことを言うい人もいます。
これ、言っていることは僕は一緒なんじゃないかなと思います。(スピリチュアルってそういうのたくさんでてきますから。)
手放すまでのプロセス、方法や手段のひとつとして、向き合ってから昇華するというイメージです。
ダメな自分、不足感からこだわる自分を認めて、そこから手放しとか許しとか癒すのがいわゆる思い込みが外れるプロセスのひとつだからです。
①認識する→②理由を探す→③痛みを癒す≒フラットにみる→④手放すというやつです。
手放し手放しばっかりやっていると、なんでそうなったのかわからずどんどん感情捨ててたぶんブッタかロボットになります。
ここも色んな魂があるのでなんとも言えないんですけどね。でもたぶん伝えたいことは一緒でワンネスなはずです。
(とりあえずワンネスと言っておけばスピリチュアルではけっこう色々解決します。)
スピリチュアルからみたサレンダー(すべてを手放す)とは?
さて、ここからが一番この記事で伝えたいことなのですが、手放しというのはサレンダーに至るプロセスだと個人的には思っています。
ありのままを愛するとか、すべてが一つに繋がるとかそういうやつです。
サレンダーとは?
サレンダーを辞書で調べると、
- 明け渡すこと
- 降伏・降参すること
- 権利の放棄(法律分野)
みたいな定義が一般的にはされています。
スピリチュアルとなると、これは「明け渡す・降伏、降参する、ゆだねる」対象があって、
それが創造主、すべてのもの、本来の自分です。
だから、サレンダーの意味で言うと、
- 宇宙に身をゆだねる
- ありのままに降伏する(認める)
- すべての自分を信頼する
- 総てなるものにひれ伏す(≒自分とイコールだと認識する)
- ワンネス
- etc..
ざっくりでいうとこんな感じです。
だから、決してネガティブな意味合いで、すべてを放棄するとか、投げやりになるとかじゃないです。
強い自分も弱い自分も認めて、ありのままの完璧さにひれ伏す(≒実感する)ということです。
完璧でないものはないってやつです。
古い考えを手放す
サレンダーは、自己をリセットするために古い考えを手放す時期という見方をされていることもあります。
ありのままの自分だけでなく、過去の失敗や挫折も含めて受け入れて新しい自分になる気付きを得るため、また心の成長にとって必要なメッセージを受け取るために、手放すというのは重要なプロセスではないでしょうか。
ありのまま受け入れるマインドフルネスとジャッジする生き方を比較してみた
バシャールの語るサレンダーの本質
みなさん大好きバシャールのサレンダーの定義がぼくはバシャール!!って感じでいいなと思ったので紹介してみます。
「弱さ」の定義とサレンダー
一般的に、弱い(ネガティブ)自分はダメだ。と僕らは教わります。
このダメというのは、弱い自分なんてみせたら、見放されたり、一人ぼっちになったり、そしてそれを認めたら潜在意識がうんちゃら。
みたいな話も出てきます。
ただ、イケメンバシャールは、
弱さとは、
「すべてなるもの(本来の自分とか創造主とか)に100%の信頼をもって、オープンになる意志」
Bashar on Who’s Running Your Life?
と定義します。
そしてこれがサレンダーです。と。
この弱い自分を信頼する(認める)≒すべてなるものにオープンになる意志と定義すると、すべてなるもの(無限の創造)とつながります。
すべてなるもの(無限の創造)と繋がると、無限の強さ、永遠かつ無限のパワーとあなたはつながります。
そしてその無限のパワーはいつどんなとき、あなたに注がれると気づくでしょう。
これが弱さであり、それが力であり、それが自分への自信であり、そしてそれがコントロールであり、サレンダーです。
だから、サレンダーとは、コントロールを放棄するということではなく、自らの意志でコントロールする(弱い自分にオープンになる・信頼する)ということです。(あるいはそのコントロールをすでに持っていることに気が付く)
ゆだねるという「意志」
いやあ、さすがのバシャールパイセンという感じです。
手放しとかサレンダーというのはあらゆることをネガティブな意味合いで放棄したり、投げやりになることではないと前述のとおり僕も思います。
そういうものをすべて含んで、オールOKという意志を持つということです。
そうなると、本来の自分(周りがどうとかというエゴの声が小さいバージョン)が自然と顔を出してくるんですよ。
なぜかというと、あらゆるレベルの自分を信頼することが、自分は完璧であるという価値に気が付き、すべてとイコールで結びつけられるからです。
そう考えると、執着とかこだわるっていうのは完璧さをのぞき込むツールですね。
引き寄せとか現実化というのはこういう存在の本質にまでタッチするから僕は面白いと勝手に思っています。
まあ、ここまで考えずに、要するに楽しい気分でいれば、こだわりとかなくなっていいエネルギー、フロウになるよ。ってことです。
宇宙にお任せすると悩みや不安がなくなり上手くいく?引き寄せの極意?
まとめ:手放しやサレンダーはパワフルな自分の意志かも
スピリチュアル界隈で言われる手放しとかサレンダーは、ぼくはとても素敵なコンセプトの1つだと思います。
ただ、誤解しない方がいいと僕が勝手に思うのは、自分をなくすとか、個性をなくすとか、願望を捨てるとかそういうことではありません。
むしろその逆だと感じていて、自らの意志で、あらゆるもの(ネガティブな自分もポジティブな自分も)を信頼し、自分自身にオールインするということです。
そしてたぶん最終的には何者でもない自分とかそういうのすらもうどうでもいいみたいな自分がこんにちはするんでしょうが、
それがなかなか難しいんでしょうね。
手放しとかサレンダーも色々な個性がやっぱりあるので、あくまで自分発見のツール程度に捉えるのもありなのかななんて思います。
みなさんは手放す。サレンダーはどういう感覚で捉えていますか?
いつも読んでくださって本当にありがとうございます。