ヒーリング基礎講座開催11月20日~

悲しみの寿命

悲しみに満たされて

それがかすがいに成るのなら

私はそれを受け入れる

足早な悲しみよ、さようなら

遠い他人からすれば

いつかは整理すべき荷だと言う

私はその情感の落差に驚きを覚えるばかり

軋轢が異国の言葉となって耳を打ち続け

他人との距離は開く一方でも

悲しみの糸を手繰ってあなたに触れれば

痛々しくも親しんだ安らぎが待っている

殻を厚く厚く、静寂に包まれて

頑なに前を見ずに

僅かな躊躇いは指の隙間からこぼれ落ちた

くたびれた時計の針をもぎ取れば

完全な世界への身支度が終わる

このような異国に未練は無いから

不死の悲しみを連れ立って

あなたの全てを焼き付けたい

ペドロ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください