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あの人と会うと、帰ってきたらぐったりするねん。エネルギー吸われてるんかな?

吸われてるのかもね。……3時間しゃべりっぱなしやったら、誰でもぐったりするけど。

それはそう!

そのうえで、あえて見えない世界の方で読んでみよか。
一緒にいて疲れる人って、いますよね。
嫌いなわけじゃない。むしろいい人。なのに、会ったあとは、どっと疲れて何もしたくなくなる。
スピリチュアルの世界では、こんなふうに言われることがあります。
「エネルギーヴァンパイアに、エネルギーを吸われている」
「相手の波動が低いから、引っぱられる」
「あなたがエンパス(感じやすい人)だから」
もちろん、単純に長時間しゃべって疲れた、気をつかって疲れた、という現実の理由もあると思います。
でも、あえてスピリチュアル・エネルギー的な側面で切り取ってみる。そんな日があってもいい予感がします。
先に、この記事のいちばん言いたいことを書いておきます。
一緒にいて疲れるのは、吸われているというより、相手の荷物を、こっちから持ちに行っているのかもしれません。
そして、「疲れる」と感じるのは、あなたの感じる力がちゃんと働いているしるしでもあります。
まずは、一緒にいて疲れる人の現実の理由もちらっと見ておく
- 気のつかいすぎ:相手の顔色を読み、話を合わせ、沈黙を埋める。これだけで、頭はフル回転です
- 相手の話の量:愚痴や悩み相談を、長時間ずっと聞いている
- 自分のコンディション:寝不足や、もともと疲れている日は、誰と会っても疲れやすい
人と会ったあとに、何日も起き上がれない、眠れない、気分の落ちこみが続く。そんなときは、スピリチュアルより先に、心身の休養をとって、必要なら病院や専門の窓口に相談してください。
あえてエネルギー的に読むなら|一緒にいて疲れる人の荷物を「持ちに行っている」説
人は、相手の感情を「拾って」しまう生きもの
ヴァン・デア・コークは著書『The Body Keeps the Score』の中で、脳のミラーニューロンについて書いています。人は相手の動きだけでなく、その感情や意図まで拾ってしまう。「神経のWi-Fi」にたとえた人もいる、と。そのぶん、相手の怒りや落ちこみにも引きこまれやすい、とも。
ぼくはこれを読んで、感じる力は、特別な人だけの能力じゃないと、あらためて思いました。
子どものころは、みんな、親の機嫌や部屋の空気を、言葉より先に感じとっていたはずです。感じる力は、誰でも持っている。ただ、大人になると、それを「気のせい」にするのが上手になるだけ。
疲れるのは、相手の荷物を持っているから
一緒にいて疲れる人と会っているとき、こんなことをしていないでしょうか。
- 相手の不安を、自分のことみたいに感じる
- 相手の機嫌が悪いと、自分がなんとかしなきゃと思う
- 相手が落ちこんでいると、元気づけるまで帰れない
これは、相手の荷物(感情)を、こっちから持ちに行っている状態です。
感じる力が高い人ほど、相手が「重そう」なのがわかるので、つい手を出してしまう。そして、自分の荷物と相手の荷物を両方持って帰ってくるから、ぐったりする。

たしかに、帰り道もずっとあの人の悩みのこと考えてるわ。

それ、荷物をそのまま家まで持って帰ってきてるね(笑)
「疲れる」は、境界線を教えてくれるサイン
ここで大事なのは、「疲れる」と感じることは、悪いことじゃないということです。
「あの人といると疲れる」と思うと、「そんなふうに思う私は冷たいのかな」と、自分を責めてしまう人がいます。
でも、「疲れる」「ちょっと嫌」は、ここから先は自分の荷物じゃないよと教えてくれる、境界線のセンサーです。怒りや「嫌」と同じで、悪者じゃない。
ガボール・マテは著書『When the Body Says No』の中で、子どものころに「どこまでが自分で、どこからが相手か」という心の境界線があいまいだと、大人になってからのストレスのもとになる、という意味のことを書いています。
相手の荷物をつい持ってしまうのは、もしかしたら、小さいころからずっとそうしてきたから、なのかもしれません。
自分への問いかけ
- その疲れは、自分の荷物? それとも、相手の荷物?
- 頼まれていないのに、持ちに行っていない?
- 「疲れる」と感じた自分を、責めていない?
一緒にいて疲れる人の、ほかの読み方
1. 自分が「いい人」をやりすぎている
疲れの正体は、相手ではなく、相手の前で無理をしている自分のこともあります。その人の前で、ほんとうの自分より、ちょっと明るく、ちょっと物わかりよくしていないでしょうか。
2. 相手が、自分の「見ないふりしているところ」を映している
相手の愚痴にイライラするとき、実は自分も言いたい愚痴を、ずっとがまんしていることがあります。相手は、自分の影をちょっと見せてくれている。影も、悪者じゃありません。
3. 関係の「乗りかえ時」が来ている
前は楽しかったのに、最近は会うと疲れる。そんなときは、おたがいの「降りる駅」が変わってきたのかもしれません。人が離れていくときの話は 人が離れていくときのスピリチュアルな意味 にも書いています。
一緒にいて疲れる人は「エネルギーを吸う人」「波動が低い人」?ぼくはちょっと違うと思う
相手が悪者なわけじゃない
「エネルギーヴァンパイア」という言葉は、わかりやすくて、ちょっと面白い。ぼくも以前、エナジーバンパイアの記事 を書きました。そのときも書いたけど、ほんとうに人から吸い取ろうとしている人は、ごくわずかだと思っています。
ほとんどの場合、相手は吸っているつもりなんてありません。ただ、重い荷物を持って歩いているだけ。そこに、感じる力の高い人が「持とうか?」と手を出している。
だから、相手を悪者にしなくても、自分が手を出すのをやめるだけで、ずいぶん楽になることがあります。
「波動が低い人」というラベルも、ちょっと待って
「あの人は波動が低いから」と言うと、すっきりするかもしれません。
でも、ぼくは魂に上下はないと思っています。疲れるのは、相手の波動が低いからではなく、今のおたがいの状態の組み合わせ。同じ人でも、別の人と会えば楽しく過ごしているかもしれません。
がまんして付き合うのを、修行にしなくていい
「疲れる人とも付き合えるのが、器の大きい人」「苦手な人は、魂の課題」。そんなふうに言われることもあります。
でも、ぼくは、苦しいことを修行にしなくていいと思っています。しんどい関係をがまんし続けないと成長できない、ということはありません。会う回数を減らしても、時間を短くしても、それで魂が後退するわけじゃない。
会うと疲れる人・話すと疲れる人
会うと疲れる人
会う前から、ちょっと憂うつ。会ったあとは、ぐったり。
そんなときは、会う前にもう「相手の荷物」を持ちはじめていることがあります。「今日はどんな話を聞かされるかな」「機嫌はどうかな」と、先回りして準備している。会う前の時間も、ちゃんと疲れの中に入っています。
話すと疲れる人
話すと疲れるのは、言葉と気持ちがずれている会話をしているときかもしれません。
本当は興味がないのに相づちを打つ。本当は反対なのに「わかる〜」と言う。そのずれを埋めるのに、エネルギーを使っています。
波長が合わない人・人混みで疲れるとき
波長が合わない人
波長が合わない人は、どちらかが悪いのではなく、リズムが違うだけです。速いテンポの曲と、ゆっくりの曲を同時に流すと、どっちも聞きづらい。それと似ています。
合わないことを、無理に合わせなくていい。合う人と過ごす時間を、ちゃんと増やしていけばいいのだと思います。
人混みで疲れるとき
人混みで疲れるのは、感じる力が、たくさんの人の荷物を一度に拾っている状態として読めます。駅やショッピングモールのあとにぐったりするのは、ある意味で、とても自然なことです。
人混みのあとは、ひとりで静かにする時間をとってあげてください。
一緒にいて疲れる人は誰?相手別・場面別の早見表(遊び半分でどうぞ)
占いのように信じこむというより、自分に問いかけるネタとして、遊び半分でどうぞ。

| 相手・場面 | 持ちに行っている荷物 | 自分への問いかけ |
|---|---|---|
| 愚痴が多い人 | 相手の不満 | 解決してあげなきゃと思っていない? |
| 自分の話ばかりの人 | 相手の「聞いてほしい」 | 自分の話を飲みこんでいない? |
| 機嫌が読めない人 | 相手の機嫌 | 顔色を先回りして読んでいない? |
| 前向きすぎる人 | 相手の「元気でいて」 | 元気なふりをしていない? |
| 家族 | 昔からの役割 | 子どものころの役を続けていない? |
| 人混み | たくさんの人の気配 | ひとりの時間をとれている? |
愚痴が多い人と一緒にいて疲れるとき
愚痴を聞くと疲れるのは、相手の不満を「なんとかしてあげなきゃ」と持ちに行っているからかもしれません。愚痴は、聞くだけでいい。解決しなくても大丈夫です。
自分の話ばかりの人と一緒にいて疲れるとき
相手の話を聞きながら、自分の話をずっと飲みこんでいる。その「飲みこみ」が、疲れの正体かもしれません。
家族と一緒にいて疲れるとき
家族の前では、子どものころの役割(しっかり者、なだめ役、盛り上げ役)に戻ってしまうことがあります。大人になった今は、その役を降りてもいいのかもしれません。
一緒にいて疲れる人と会うときに、ぼくがおすすめすること
- 会う前に「今日は持たない」と決める:心の中で「相手の荷物は相手のもの」と一回つぶやいてから会う
- 時間を先に決めておく:「今日は2時間だけ」と決めておくと、ずっと気をはらなくてすむ
- 帰り道に、荷物を置いていく:帰りの電車で、手のひらを下に向けて、持って帰ってきた重さを足もとに置いていくイメージをする
- 疲れた自分を責めない:「疲れた」は、境界線のセンサーが働いたしるし。「よく感じてたね」と、自分に言ってあげる
- 会う回数は、減らしてもいい:減らしても、関係は終わらないことが多いし、終わってもそれは悪いことじゃない
境界線の引き方は 心の境界線を引く7つの方法 にもまとめています。
よくある質問
Q. 一緒にいて疲れる人は、エネルギーを吸っているのですか?
そう言われることもありますが、ぼくは、ほとんどの場合、相手は吸っているつもりはないと思っています。むしろ、こちらが相手の荷物(感情)を持ちに行っていることが多いのかもしれません。
Q. 一緒にいて疲れるのは、相手の波動が低いからですか?
ぼくは、魂や波動に上下はないと思っています。疲れるのは、今のおたがいの状態の組み合わせ。相手を「波動が低い人」と決めつけなくて大丈夫です。
Q. 人と会うとすぐ疲れるのは、エンパスだからですか?
感じる力が高いのかもしれません。でも、感じる力は特別なものではなく、子どものころは誰でも持っていたものだと思います。疲れやすいのは、その力が「相手の荷物」まで拾ってしまっているから。持たない練習をすると、ずいぶん楽になることがあります。エンパスについては なぜエンパス体質はしんどいのか? にもまとめています。
Q. 一緒にいて疲れる人とは、距離をおいたほうがいいですか?
がまんして会い続けなくて大丈夫です。会う回数や時間を減らすのは、相手を嫌うことではなく、自分を大事にすること。人と会ったあと、眠れない・落ちこみが続くなどのときは、病院や専門の窓口にも相談してください。
お客様の声から
ろばのせかいのセッションを受けた方からは、こんな声もいただいています(感じ方は人それぞれです)。「他人との境界線が引けて、感情を搾取されない。消耗したり、精神的な疲弊が激減した」(40代の方)。相手を変えなくても、自分の荷物と相手の荷物を分けられるようになると、一緒にいるときの疲れ方が変わるのかもしれません。
まとめ|一緒にいて疲れるのは、荷物を持ちすぎていただけ
- 長時間しゃべった、気をつかったなど、現実の理由もある。でも、あえてエネルギー的な側面で切り取る日があってもいい
- 一緒にいて疲れるのは、吸われているというより、相手の荷物を持ちに行っているのかも
- 感じる力は、誰でも持っている。疲れるのは、その力がちゃんと働いているしるし
- 「疲れる」「嫌」は悪者じゃない。ここから先は自分の荷物じゃない、と教えてくれる境界線のセンサー
- 相手を「ヴァンパイア」「波動が低い人」にしなくていい。魂に上下はない
- がまんして付き合うのを、修行にしなくていい

結局、あの人の荷物は、あの人に持っててもらえばええってことやね。

うん。「持とうか?」って言いかけたら、いったん手をポケットに入れとこ。
この記事を書いた人
網倉彩人(まめたろう)|ろばのせかい
ヒーリングセッション経験1万件以上。シータヒーリング認定インストラクター。運営:株式会社ろばのせかい。見えない世界を、楽しみながら本気で探求しています。
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参考にした本・資料
- ベッセル・ヴァン・デア・コーク『The Body Keeps the Score』
- ガボール・マテ『When the Body Says No』


