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この記事の答え:涙が止まらない、理由もなく急に涙が出る。そのスピリチュアルな意味は、がまんしてきた気持ちが「もう大丈夫」とゆるんだ合図かもしれません。ただ、ぼくは「涙は浄化だから、泣けば泣くほどいい」とは思っていません。涙は浄化の”作業”ではなく、ゆるんだ”結果”。泣ける日は泣けばいいし、泣けない日も、それでいい。ぼくはそう見ています。

なんにも悲しくないのに、急に涙が止まらんようになるときあるやん。あれって何かのサインなん?

サインかもね。……寝不足っていうサインかもしれないけど。

夢がない!

ごめんごめん(笑)。じゃあ今日は、あえて見えない世界の方で読んでみよか。
「理由もなく涙が出る」「涙が止まらない」で調べると、だいたいこう書いてあります。
「涙は浄化のサイン」「魂が目覚めはじめている」「守護霊やハイヤーセルフからのメッセージ」「前世の記憶」「神社で涙が出るのは歓迎のしるし」。
疲れがたまっている、ホルモンや季節の変わり目、目の乾き。そういう現実の理由も、きっとあると思います。
でも、あえてスピリチュアル・エネルギー的な側面で切り取ってみる。そんな日があってもいい予感がします。
この記事では、涙が止まらないときのスピリチュアルな意味と、「泣けば泣くほど浄化される」説へのぼくの正直な答え、神社・瞑想・ヒーリング中・歌や音楽で涙が出るときの読み方をまとめました。
まずは、涙が止まらない現実の理由もちらっと見ておく
スピリチュアルに切り取る前に、ちらっとだけ。
- 疲れや寝不足、ストレスが何日も、何週間も少しずつたまっていると、ふとした瞬間に涙になって出てくることがあります
- 季節の変わり目、生理の前後や更年期など、体のリズムが揺れる時期も、涙もろくなりやすいといわれます
- 目が乾いている、花粉やほこり、目のトラブルなど、気持ちとは関係のない涙もあります
- 涙が何週間も続く、眠れない・食べられない、気持ちの落ちこみが強くて日常がつらい、あるいは気持ちと関係なく急に泣いたり笑ったりしてしまうというときは、ひとりで抱えずに、病院(心療内科や、目のことなら眼科など)にも相談してください。スピリチュアルな読み方は、そのあとでいいのです
見える世界の理由も、ちゃんと横に置いておく。
そのうえで見えない世界から眺めると、同じ「涙が止まらない」が、ちょっと違う物語に見えてくるんです。
あえてエネルギー的に読むなら|涙が止まらないのは「浄化」?
よく言われる「涙=浄化」説
スピリチュアルの世界でいちばんよく見かけるのは、「涙は浄化のサイン」という説です。
たまっていた古い感情やエネルギーが、涙と一緒に外へ流れ出ている。だから止めなくていい、出しきればすっきりする。そんなふうに説明されます。
ぼくも、この説はきらいじゃないです。
2022年に書いたセルフケアの記事では、こんなことを書いていました。
涙は心の浄化。とどこかの誰かが言っていましたが本当にその通りだと個人的にも思います。 ——「セルフケアとは?セルフケアでメンタルを整える簡単な方法39選」(2022)
体と心のつながりを長く書いてきたデブ・シャピロも、著書『Your Body Speaks Your Mind』の「涙」の項で、「涙はボディ・マインド関係の最も明白な例である」と書いています(日本語の機械翻訳版より)。悲しい気持ちが、そのまま涙という形で体に出てくる。たしかに、これほどわかりやすい「心と体のつながり」はないかもしれません。
ぼくの読み方|涙は「出した」より「ゆるんだ」
そのうえで、ぼくの読み方はこうです。
涙が止まらないのは、何かをがんばって出しているからというより、ずっと張っていた何かが、ふっとゆるんだから。
「泣いちゃだめ」「しっかりしなきゃ」「今はそれどころじゃない」。そうやって握りしめていた手が、「もう大丈夫かも」とほどけた瞬間に、たまっていたものが自然とこぼれてくる。そんなふうに見ています。
シャピロも同じ項で、「泣くな」と言われて育つと、人は気持ちを抑えることを覚えていく、と書いています。特に男の子は「泣くのは弱さ」と言われやすい、と。
だとすると、理由もなく涙が出るのは、「もう抑えなくていいよ」という場所に、心がたどり着いたということなのかもしれません。

ほな、涙が止まらんのは、心がゆるんでるってことやね。

そうかも。ずっと「気をつけ」してた心が、やっと「休め」になった感じ。

体育の授業か!
子どものころは、みんな理由なく泣いていた
さとりのせかいのワークショップでは、子どものころの「感じる力」の話をよくします。
0〜1歳ごろの赤ちゃんは、自分と人とのあいだの境目がほとんどなくて、まわりの空気をスポンジのように受け取っている。だから、お母さんが不安だと、理由もなく泣き出すことがある、という話です。
大人になると、「理由もなく泣くのはおかしい」と思いがちです。
でも、理由のない涙は、もともと誰もが持っていた感じる力のあらわれかもしれません。言葉より先に、体が何かを感じ取っている。大人になってそれがまた出てきたのなら、閉じていた感覚が少し戻ってきた、と読んでみてもおもしろい気がします。
涙が止まらないときは、ちょっとだけ自分に聞いてみてください。
「最近、何を『気をつけ』して、がまんしていた?」
「涙が出る直前、どこかで『ほっ』とした瞬間はなかった?」
「この涙は、悲しい?それとも、安心?」
答えが出なくても大丈夫です。問いを置いておくだけで、涙の手ざわりが少し変わってくることがあります。
「涙が止まらないほど浄化が進む」説、ぼくはちょっと違うと思う
涙の話で、とてもよく見かける説明があります。
- 涙が止まらないのは、浄化が進んでいる証拠
- 泣けば泣くほど、デトックスになる
- 涙が出てつらいのは、よくなる前の好転反応
- 泣けない人は、まだ浄化が足りない
どれも、つらいときに「この涙には意味がある」と思わせてくれる説明です。その気持ちは、すてきだと思います。
ただ、ぼくはここに、ちょっとだけ引っかかりがあります。
この見方の奥には、
「軽くなるには、たくさん泣かなきゃいけない」
「よくなる前には、苦しまなきゃいけない」
という前提が隠れていないでしょうか。
涙の量で、浄化は決まらない
もし「たくさん泣いた人ほど浄化される」のだとしたら、泣くことが、軽くなるためのノルマになってしまいます。
泣けなかった日は「足りない」、泣きすぎた日は「まだこんなに残ってる」。どちらにしても、自分を責める材料になりかねません。
ぼくは、苦しまなくていいと思っています。
涙の量で、軽さは決まらない。好転反応とは、苦しみを前進の証拠にしてきた古い慣習かもしれない、ということは、好転反応とは?スピリチュアルな意味と最終段階|「苦しんだら良くなる」は古い慣習かも? にくわしく書きました。涙でも、同じ気持ちです。
研究でも「泣けばすっきり」とはかぎらないらしい
これはスピリチュアルではなく、心理学の話です。
涙の研究をしているクロアチアとオランダの研究者たち(グラチャニン、ビルスマ、フィンガーフーツ)は、2014年の論文 “Is crying a self-soothing behavior?”(泣くことは、自分を落ち着かせる行動か?)で、それまでの研究をまとめています。
それによると、あとから振り返ってもらう調査では「泣いて気分がよくなった」という答えが多い一方で、実験の場で泣いた直後は、気分がむしろ下がることが多い。結果はそろっていない、とのことでした。
そしてもうひとつ。「涙と一緒に毒素やストレスホルモンが外に出るから、すっきりする」という説明は昔からありますが、この論文では、その仕組みはたぶん違うだろう、と見ています。
つまり、涙は「出せば出すほど、悪いものが減っていく排水口」ではないのかもしれません。
ぼくはこれを読んで、ちょっとほっとしました。涙は、量をこなすものじゃない。 泣いてすっきりする日もあれば、泣いたらよけいに落ちこむ日もある。どっちも、ふつうのこと。

えー、ほな泣いてデトックスってウソなん?

ウソっていうより、「涙をたくさん出したら、そのぶん悪いものが減る」っていう計算じゃない気がするのよ。

涙、ポイントカードちゃうもんな。

10回泣いても、なにももらえへん(笑)
2022年のぼくに、一言だけ足すなら
さっきのセルフケアの記事で、ぼくはこうも書いていました。
貯めたものが多ければ多いほど、あなたが頑張った証ですので、不要な感情は涙と一緒にリリースしましょう。 ——「セルフケアとは?」(2022)
今読むと、やさしい言葉だな、と思います。ただ、今のぼくなら、一言だけ足したい。
涙は「がんばった証」でもいいし、ただ「ゆるんだだけ」でもいい。 がんばっていなくても、泣いていい。泣かなくても、ちゃんと流れていく。そのくらいの温度がちょうどいい気がしています。
理由もなく涙が出るとき、奥にあるもの|怒りも悲しみも悪者じゃない
「悲しいわけじゃないのに、涙が出る」。
そんなとき、涙の奥には、いろんな気持ちが重なっていることがあります。
うれしさと悲しさは、同時に来る
カーラ・マクラーレンは著書『The Language of Emotions』の中で、うれし泣きのように、2つ以上の感情を同時に感じるのはふつうのことだと書いています(日本語版はまだ出ていない本です)。
ろばのせかいのセッションのあとのアンケートでも、こんな声をいただいたことがあります(感じ方は人それぞれです)。
「怖さが出た時と、幸せすぎる感情と両方出ました」(50代の方)。
悲しくないのに涙が出るのは、たぶん、ひとつの言葉で言いあらわせない気持ちが、まとめて押し寄せているから。安心と、さみしさと、なつかしさと。名前をつけなくてもいい涙も、あると思うのです。
涙の奥に、飲み込んだ怒りがあることも
もうひとつ、理由のない涙の奥にときどき隠れているのが、飲み込んだ怒りです。
2022年に怒りの記事を書いたとき、ぼくはこう書きました。
親しい人に傷つけられた、理解してもらえなかった(≒自分の価値観が拒絶されたと感じる)ときに人は悲しみ、そして怒りの感情を出します。 ——「怒りのスピリチュアル的意味!怒りの浄化方法」(2022)
怒りと悲しみは、となり同士。
「怒っちゃいけない」とがまんした怒りが、行き場をなくして、悔し涙やわけのわからない涙になって出てくる。そんなこともある気がします。
だから、涙の奥に怒りを見つけても、責めなくて大丈夫です。
怒りは悪者じゃない。 自分の大事なものを守ろうとした、境界線の力です。怒りの記事の最後で、ぼくは「怒りの感情もベストフレンドにしておこう」と書きました。涙も同じで、出てきた気持ちを消そうとするより、「そうか、ほんとは怒ってたんやな」と、ただ気づいてあげるくらいでいいと思います(怒りのスピリチュアル的意味!怒りの浄化方法)。
悲しみは、胸のあたりにたまりやすい?
体の声のシリーズでは、肺やハートのあたりを「悲しみ」とつなげて読むことが多いです。
胸のあたりがつかえる感じがしたあとに涙が出るときは、ためこんでいた悲しみが動き出しているのかもしれません(肺のスピリチュアルな意味・ハートチャクラ完全ガイド)。
場面別|神社・瞑想・ヒーリング中・歌で涙が止まらないとき
神社・パワースポットで涙が出る
神社やパワースポットで、急に涙が出てくることがあります。「神様に歓迎されているしるし」と言われることも多いですね。
ぼくにも、似たような思い出があります。
2020年のYouTubeの雑談ラジオで話したことなのですが(要約です)、20代前半のころ、なぜか感覚で「ここに行かなきゃ」と思った場所を訪ねたら、昔の自分がそこにいたような感覚がして、いろんな気持ちがわき上がってきて、自然と涙が出てきた。景色に見覚えがあるような、不思議な体験でした。
あれが前世の記憶だったのかどうかは、ぼくにもわかりません。
ただ、歓迎されているかどうかを当てるより、「ここでゆるめた自分がいた」ことのほうが大事な気がします。その場所の静けさや空気の中で、ふだん閉じているものが開いた。それだけで、もうじゅうぶん意味のある涙だと思うのです。
瞑想中に涙が止まらない
瞑想中に、理由もなく涙が出てくる人もいます。
瞑想は、ふだん頭でおさえている感覚に、ゆっくり気づいていく時間です。だから、張っていたものがほどけて、涙になることがあるのかもしれません。
さとりのせかいのワークショップでは、「感情がないことが平和なのではなく、感情に飲み込まれないことが平和」という話をしています。感情は、波のように来ては去っていく。
瞑想中の涙も、止めようとしなくていいし、追いかけなくてもいい。波を見ているくらいの気持ちで、「あ、涙が来たな」と眺めていれば、そのうち引いていく気がします(瞑想について:瞑想のすごい効果と正しいやり方)。
ヒーリング中・セッション中に涙が出る
ヒーリングを受けているあいだに涙が出る方も、けっこういます。
2019年の記事で、ぼくはこう書いていました。
実際、ぼくもヒーリングセッションで行うと、涙を流してくれるひとや、なんかわからんけど軽くなったなんておっしゃってくれる方が多いです。 ——タイムリープについて書いた記事(2019)
最近のセッションのあとのアンケートでも、こんな声をいただいています(感じ方は人それぞれです)。
「胸に感じていた違和感が無くなり、涙が自然と出ました。」(40代の方)
「ショックだった出来事を思い出して一瞬涙が滲みました。」(40代の方)
ただ、ここはちゃんと正直に書いておきたいのです。
アンケートの「セッション中、心や意識にどんな変化がありましたか?」という質問(複数選択)の回答111件を数えてみると、「涙が出た・感情が動いた」は12件でした。いちばん多かったのは「深くリラックスできた」(48件)、次が「スッキリした・軽くなった」(44件)、「眠くなった・意識が遠のいた」(40件)。「特に変化は感じなかった」という回答も23件あります。
つまり、ヒーリング中に泣く人もいるけれど、泣かない人のほうがずっと多い。
泣いたから効いた、泣かなかったから効いていない、ということではないと、ぼくは思っています。
ヒーリング中の涙は、こちらが何かを「出させた」わけでもありません。受ける人は、ただ横になって受け取るだけ。安心してゆるんだ結果として、涙が出る人もいれば、眠ってしまう人もいる。それだけの違いな気がします(ヒーリングとは?・エネルギーワークとは?)。
歌・音楽・映画で涙が止まらない
歌や音楽を聴いて、涙が止まらなくなることもありますね。
2019年の記事で、ぼくはこんなことを書いていました。
失恋したら、失恋ソング聴いて涙流すとちょっとだけスッキリしませんかね?(またさらに暗くなるときもあるとは思いますが(笑)) ——「魂のおすすめ浄化方法!スピリチュアルにおける魂が汚れる原因は?」(2019)
「さらに暗くなるときもある」。今読むと、さっきの研究の話(泣いたあと、すっきりする日も落ちこむ日もある)と、ちゃんと合っていて、ちょっと笑ってしまいました。
音楽や映画は、言葉にできなかった気持ちに、かわりに形をくれるものなのかもしれません。自分では言えなかった「さみしかった」「うれしかった」を、歌がかわりに言ってくれた。だから涙が出る。そう読むと、好きな歌で泣けるのは、心がちゃんと動いている証拠のように思えます。
人の話を聞いて、もらい泣きが止まらない
人の話を聞いて、自分のことのように涙が止まらなくなる人もいます。
人の気持ちを自分のことのように感じ取る力が強い人を、エンパスと呼ぶこともあります。さっきの赤ちゃんの話のように、境目がやわらかい人ほど、もらい泣きしやすいのかもしれません。
やさしい力ですが、受け取りすぎると、ぐったり疲れることもあります。人と会ったあと、どっと疲れて涙が出るようなときは、一緒にいて疲れる人のスピリチュアルな意味 や エンパスとは? もあわせてどうぞ。
涙が止まらないときの場面別早見表(遊び半分でどうぞ)
涙が出る場面ごとに、ぼくならこう読む、という早見表です。占いのように信じこむというより、自分に問いかけるネタとして、遊び半分でどうぞ。

| 涙が出る場面 | ぼくの読み方 | 自分への問いかけ |
|---|---|---|
| 理由もなく急に | 張っていた心がゆるんだ | 最近、何をがまんしていた? |
| 神社・パワースポット | 静けさの中で、閉じていたものが開いた | ここで、何を思い出した? |
| 瞑想中 | 感情の波が来ている | 止めずに、眺めていられる? |
| ヒーリング中 | 安心して、受け取れている | 今、どこがゆるんでいる? |
| 歌・音楽・映画 | 言えなかった気持ちに、形をもらった | どの言葉に、心が動いた? |
| 人の話を聞いて | 感じる力が強く働いている | それは、わたしの気持ち?相手の気持ち? |
| 寝ているとき・朝起きたら | 昼間に置いてきた気持ちが動いた | 夢の中で、どんな気持ちだった? |
| うれしいのに | いくつもの気持ちが同時に来た | 名前をつけなくてもいい? |
泣けないのも、泣かないのも、そのままでいい
反対に、「泣きたいのに泣けない」「みんなが泣いている場面で、自分だけ泣けない」という悩みもあります。
泣けないのは、心が冷たいからでも、浄化が足りないからでもありません。
今はまだ、ゆるめるには早い場所にいるのかもしれないし、涙とは別の形で、ちゃんと流れているのかもしれません。
さっきのマクラーレンは、同じ本の中でこんなことも書いています。
「悲しむために、泣かなくてもいい。力を抜いて、ため息をついて、手放すだけでいい」(”You don’t have to cry to be sad; you can just relax, sigh, and let go.” ぼくの訳です)。
泣くのが安心できない場では、悲しみを押し込めるのではなく、息をゆるめて、自分の体の中で静かに流していけばいい、とも。
ぼくは、この言葉がとても好きです。
ため息ひとつ、あくびひとつでも、流れるものは流れていく。泣くことは、軽くなるための条件じゃない。 泣ける人も、泣けない人も、泣かない人も、そのままでいいのだと思います。
涙が止まらないときに、ぼくがおすすめすること
- 止めようとしない、追いかけない:涙は波。「来たな」と眺めていれば、そのうち引いていく
- 息を長く吐く:人前などで落ち着きたいときは、吸うより長く、ゆっくり吐く。ため息でもいい
- 「この涙は何色?」と聞いてみる:悲しい・くやしい・ほっとした・なつかしい。名前がつかなければ、つけなくていい
- 涙のあとは、あたたかいものを:白湯やお茶を飲んで、体をあたためる。泣いたあとは、けっこう疲れています
- 「泣いた量」で自分を採点しない:たくさん泣けた日も、泣けなかった日も、どちらも合格
- 続くときは、ひとりで抱えない:何週間も続く、生活がつらいときは、まわりの人や専門家に相談を
自分ひとりでは力が抜けにくいときは、横になって受け取るだけのヒーリングセッション という方法もあります。泣かなくても大丈夫な時間です。
よくある質問
Q. 理由もなく涙が出るのは、スピリチュアルなサインですか?
サインかどうかを言い切ることはできません。スピリチュアルな世界では、浄化・目覚め・守護する存在からのメッセージなどと言われます。ぼくは、がまんしてきた気持ちが「もう大丈夫」とゆるんだ合図かもしれない、と見ています。涙の量より、涙の前後に「ほっとした」瞬間があったかどうかを、ちょっと思い出してみてください。
Q. 涙が止まらないのは好転反応ですか?
ぼくは、好転反応として「がまんして乗り切るもの」とは考えなくていいと思っています。涙が出るのは、つらいことを通り抜けているからというより、ゆるんだ結果かもしれません。泣いたらよけいにしんどくなる日は、無理に出しきろうとせず、休んでください。
Q. 涙が止まらない日が続いて、つらいです。
まずは、ひとりで抱えないでください。何週間も続く、眠れない・食べられない、気持ちの落ちこみが強い、自分ではどうにもならない感じがするときは、病院(心療内科など)にも相談してください。スピリチュアルな意味を考えるのは、少し元気が戻ってからで大丈夫です。
Q. 右目から涙が出るのと、左目から涙が出るのとで、意味は違いますか?
「右目の涙はうれし涙、左目の涙は悲しみ」のような言い伝えはありますが、伝わっている説はいろいろで、そろっていません。ぼくは、どちらの目から流れたかより、そのとき胸の中にどんな気持ちがあったかのほうが大事だと思っています。
Q. 寝ているときに泣いていたり、朝起きたら涙が出ていたりします。
夢の中で気持ちが動いた、昼間に置いてきた気持ちが寝ているあいだに動いた、と読むこともできます。夢の中でどんな気持ちだったかを、起きてすぐメモしておくのもおすすめです。ただ、目やにや痛み、かゆみがあるときは、目のトラブルのこともあるので、眼科で見てもらってください。
Q. 泣けない自分は、浄化が足りないのでしょうか?
足りないとは思っていません。泣くことは、軽くなるための条件ではないと思うのです。ため息やあくび、ぼーっとする時間でも、流れるものは流れていきます。泣ける日が来たら泣けばいいし、来なくても大丈夫です。
まとめ|涙が止まらないのは、心が「休め」になった合図かも
- 涙が止まらないのには、疲れやストレス、体のリズム、目のことなど、現実の理由もある。そのうえで、あえて見えない側で読んでみる
- 理由もなく涙が出るのは、がまんしてきた気持ちが「もう大丈夫」とゆるんだ合図かもしれない
- 涙は浄化の”作業”ではなく、ゆるんだ”結果”。泣けば泣くほどいい、とは思わない。苦しまなくていい
- 研究でも、泣いたあとにすっきりする日もあれば、落ちこむ日もある。涙は量をこなすものじゃない
- 理由のない涙の奥には、うれしさと悲しさ、飲み込んだ怒りが重なっていることも。怒りも悲しみも悪者じゃない
- 神社・瞑想・ヒーリング中・歌で涙が出るのは、閉じていたものがゆるんだから。受け取るだけでいい
- 泣けないのも、泣かないのも、そのままでいい

よし、わたしも次に涙が止まらんようになったら、「休め」になったんやなって思うことにするわ。

ええやん。それでも止まらんかったら?

……とりあえず、ティッシュ買い足しとく。

そこは現実なんや(笑)
この記事を書いた人
網倉彩人(まめたろう)|ろばのせかい
ヒーリングセッション経験1万件以上。シータヒーリング認定インストラクター。運営:株式会社ろばのせかい。見えない世界を、楽しみながら本気で探求しています。
→ プロフィールを見る

涙が止まらない日が続いているときや、理由のわからない気持ちを抱えているときは、セッションで「何を話せばいいんだろう」「泣いてしまったらどうしよう」と迷うかもしれません。
ろばのせかいのヒーリングセッションは、対話をメインにしません。最初に5分ほどお話をうかがったら、あとは目を閉じて、20〜30分横になっていただくだけ。泣いても、泣かなくても、眠ってしまっても大丈夫。何かを出しきろうとしなくていい、ただ受け取る時間です。
こんな方におすすめです
- 理由もなく涙が出たり、涙が止まらなかったりして、自分でも戸惑っている
- 泣きたいのに泣けない、気持ちをどこにも出せずにいる
- うまく言葉にできない気持ちを、話さずにゆるめたい
オンライン(Zoom)・対面のどちらでも受けられます。うまく話せなくても大丈夫です。
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参考にした本・資料
- デブ・シャピロ『Your Body Speaks Your Mind』(「涙」の項。日本語の機械翻訳版 PDF p.275–276)
- カーラ・マクラーレン『The Language of Emotions』改訂新版(Sounds True, 2023。PDF p.48–49、p.53)
- Asmir Gračanin, Lauren M. Bylsma, Ad J. J. M. Vingerhoets (2014). “Is crying a self-soothing behavior?” *Frontiers in Psychology*, 5:502.(https://doi.org/10.3389/fpsyg.2014.00502)

