森へ足を踏み入れる前は思考を置いてからにしよう。
思考と連れ立ったままでは自然はカオスそのものだ。
素足のような在り方になって森にいると静謐の芳香に触れる。
鳥でさえ厳粛になり、おもむろに静けさが姿を現す。
それを享受するだけでなく、歩み寄ることができる。
木の、土の、空気の、存在の心音を聴くように。
そこには調和があり、秩序がある。
無音の音色があり、色彩の踊りがある。
あなたの五感を無限に楽しませる。
森の静けさを家に持ち帰ろう。
かつて自然がケチであったことは一度もない。
ただし、それを持っていけるかはあなた次第だ。
あなたが良い土壌なら根を生やし、それと共に成るだろう。
耳が優れた人なら、存在の心音を聴くような人なら、あなたに自然
人工物が蔓延るなか、あなたは空中庭園のようなオアシスになる。
ペドロ