この記事の答え:耳が熱いスピリチュアルな意味は、「誰かが噂している」より、いま自分の頭の中で流れている「誰かの声」に気づく合図として読むのが、ぼくにはしっくりきます。誰が話しているかは、たぶん当てられません。でも、自分が何を聞きたがっていて、何を言われるのを気にしているのかは、聞いてみればわかるかもしれません。

耳が熱い!これ、誰かがうちの噂してるやん!

してるかもね。……寒いとこから入ってきただけかもしれんけど。

噂より先に気温の話すな!

体が先やからね。ほな今日は、あえて見えない世界の方でも読んでみよか。
耳が熱くなるのは、気温の変化や日焼け、緊張や恥ずかしさなど、体の側の理由で起きることもたくさんあります。痛みや腫れ、耳だれ、聞こえにくさがある、何度もくり返してつらい、といったときは、まず病院へ。
そのうえで、あえてスピリチュアル・エネルギー的な側面で切り取ってみる。そんな日があってもいい予感がします。
目次
- 耳が熱いとき、身体で起きていること
- 5つのエネルギー体から見る耳が熱いサイン
- 東洋医学から読み解く耳が熱いスピリチュアルな意味
- 耳が熱いのは誰かが噂している?2000年前からある話
- 右耳が熱い・左耳が熱いときのスピリチュアルな意味
- 片耳だけ・両耳・耳たぶ・耳の中|耳が熱い場所別のメッセージ
- 急に・夜・朝|耳が熱いタイミング別の読み方
- 耳が熱い・赤い、顔も熱いときのスピリチュアルな意味
- 耳が熱いのは恋愛のサイン?好きな人に思われている?
- 耳が熱いのは悪いサイン?怖い説をやさしく問い直す
- 感情から読み解く耳が熱い意味|恥ずかしさと、黙っていられない気持ち
- 信念から読み解く耳が熱い意味|「悪く言われたら終わり」
- 魂から読み解く耳が熱い意味|第五チャクラと、まだ言っていない言葉
- 耳が熱いときの5層のケア
- よくある質問
- まとめ|耳が熱いのは「誰の声、聞いてた?」の合図かもしれない
耳が熱いとき、身体で起きていること
よくある理由
アメリカの健康情報サイト Healthline の解説(医学的なチェックつき)では、耳が熱くなる理由として次のようなものが挙げられています。
- 日焼け
- 暑さ寒さの変化、外での活動
- 怒り、恥ずかしさ、不安などの強い感情
- 耳の感染症(耳の痛み、耳だれ、聞こえにくさをともなうことがある)
- 更年期などのホルモンの変化
- まれな病気(「レッドイヤー症候群」など。焼けるような耳の痛みが、数分から数時間続くことがあるそうです)
片耳だけのことも、両耳のこともあるようです。「強い感情」が、ふつうに理由のひとつに入っているのが、この記事のいちばんおいしいところです。耳は、気持ちで熱くなることがある。これは、見えない世界の話をしなくても、多くの人が知っていることだと思います。
医療機関で相談してほしいサイン
次のようなときは、意味を探すより先に、耳鼻咽喉科などの医療機関で相談してください(一般的な目安です)。
- 耳が痛い、腫れている、水ぶくれがある
- 耳だれがある、聞こえにくい、めまいがする
- 熱が出ている
- 顔が動かしにくい、しびれる
- 焼けるような熱さをくり返して、暮らしに差しさわる
体のことと見えない世界の読み方は、どちらかを選ぶものではありません。両方あっていいと思います。
5つのエネルギー体から見る耳が熱いサイン

ろばのせかいでは、人の体を5つの層で見ています。
- 肉体:血流、体温、耳の皮膚の熱さそのもの
- エーテル体:気の流れ、経絡
- アストラル体:感情(恥ずかしさ、怒り、うれしさ)
- メンタル体:信念、思いこみ(「悪く言われたら終わり」)
- コーザル体:魂、カルマ
耳が熱いことで、ぼくがおもしろいと思うのは、耳が「入口」だということです。
手が熱いスピリチュアルな意味 では、手のひらを、胸の奥にあるものが外へ流れ出る「出口」として読みました。耳はその反対です。人の言葉も、まわりの空気も、自分のことをどう言われるかも、ここから入ってきます。
しかも耳には、まぶたのようなふたがありません。聞きたくない話も入ってくるし、終わった話を頭の中でもう一度再生することもできる。そんな入口が熱くなっているなら、「いま、何か入ってきてない?」と聞いてみる。ぼくは、そのくらいの読み方が好きです。
東洋医学から読み解く耳が熱いスピリチュアルな意味
耳が熱いことと関係する経絡・臓腑・感情のつながり
東洋医学では、体には経絡(けいらく)という気の通り道が走っていると考えます。耳鳴りの記事 や 耳がかゆいときの記事 でも書いたように、耳のまわりは何本もの経絡が集まる場所です(通り道は、シンディ・デールの『The Subtle Body』p.344・346・348〜350で確かめ、耳の記事の説明にそろえています)。
- 手の少陽三焦経(しょうようさんしょうけい):薬指の先から腕・肩をのぼり、首の横をあがって顔のまわりを回り、眉の外側で胆経とつながります。決まった臓器を持たず、腎がつくる「元の気」を配り分ける役とされます。デールは乱れの例に、耳の不調や耳鳴りを挙げています
- 足の少陽胆経(しょうようたんけい):目尻から始まり、顔と耳のまわりをめぐって、体の横を下り、足の第4趾へ。臓腑は胆(肝とペア)で、感情は怒り。デールは胆経を「決めること」をつかさどる経絡としています
- 手の太陽小腸経(たいようしょうちょうけい):小指の先から腕をのぼって肩の後ろへ。そこから頬をめぐり、目と耳を通ります。臓腑は小腸(心とペア)。デールは、食べ物だけでなく考えや信念まで「いるものと、いらないものをより分ける」経絡としています
- 足の少陰腎経(しょういんじんけい):足の裏の近くから始まり、脚の内側をのぼって腎へ、胸を通って舌の付け根まで。経絡そのものは耳を通りませんが、『黄帝内経』の「腎は耳に開竅する」のとおり、腎の元気は耳にあらわれると考えます。臓腑は腎で、感情は恐れ。デールは乱れの例に、耳の不調や、足の裏の熱さ、いつも何かを恐れている状態を挙げています
- 足の厥陰肝経(けついんかんけい):足の親指から脚の内側をのぼって肝へ。そこから目へ上がり、おでこで合わさって頭のてっぺんへ。耳を直接は通りません。臓腑は肝で、感情は怒り。デールは、肝経は感情と気と血の流れを保つ経絡だと書いています
| 場所・感じ方 | 対応する経絡・臓腑 | スピリチュアルなテーマ |
|---|---|---|
| 耳の前〜頬がほてる | 手の太陽小腸経(小腸・心) | 聞いたことを、より分けられない |
| 耳の上・ふち〜こめかみが熱い | 足の少陽胆経(胆・肝) | 決められない迷い、飲みこんだ怒り |
| 耳のうしろ〜首の横が熱い | 手の少陽三焦経 | 抱えすぎ、人づきあいの気づかれ |
| 耳の中・耳たぶ・耳全体がじんわり | 足の少陰腎経(腎) | 恐れ、ここにいていいという安心 |
| 耳から頭のてっぺんまで、のぼせる | 足の厥陰肝経(肝) | 張りつめた気持ち、行き場のない怒り |
耳鳴りの記事 にも書いた、「肝胆火上炎(かんたんかじょうえん)」という東洋医学の言葉があります。肝と胆の熱が上にのぼっていく状態、というような意味です。熱いものは上にのぼる。飲みこんだ怒りが耳のあたりまで上がってくる、と言われると、なんだかわかる気がしませんか。
経絡が乱れたから耳が熱い、と言い切れるものではありません。自分をふり返るヒント、くらいで。

耳のまわりの経絡は、受け取ったものを整理する係
並べてみると、耳のまわりの三焦経・胆経・小腸経は、「配る」「決める」「より分ける」という、受け取ったものを整理する役ばかりです。
人の話を全部そのまま受け取って、整理が追いつかない。すると、入口のあたりに熱がこもる。ぼくには、そんなふうにも見えてきます。これは経絡を眺めていてぼくが思ったことで、古典にそう書いてあるわけではありません。
経絡に沿ったやさしいセルフケア
熱いときは、まず冷やすほうが気持ちいいと思います。強く押さず、そっと。
- 耳を手で包む:冷たい手か、ひんやりしたタオルで。耳全体をふわっと包んで、ひと呼吸
- 耳のまわりを、前から後ろへなでる:耳の前は小腸経、耳の上から後ろは胆経・三焦経が通るあたり
- 首の横から肩へ、なで下ろす:三焦経がのぼってくる道です。上にたまった感じを、下へ
- 足の裏を踏みしめる:腎経のはじまりのあたり。上にのぼったものを、足のほうへ下ろしていくイメージで
遠回りに見えて、耳と足の裏がつながっている。そこが、体をつながりで見るおもしろさだと思います。
耳が熱いのは誰かが噂している?2000年前からある話
噂説は、本当に古い
「耳が熱いのは、誰かが噂しているから」。この説、びっくりするくらい古いです。
2000年近く前のローマで、プリニウスが『博物誌』第28巻に書いています。その場にいない人は、耳がうずくことで、誰かに話題にされているのがわかる。そんな考えが広く信じられている、と(英訳からの訳です。ここでは「熱い」ではなく「うずく」です)。
16世紀の終わりごろには、シェイクスピアの『から騒ぎ』に、そのものずばりのセリフが出てきます。
「What fire is in mine ears?」(この耳の火は、何?)
ベアトリスという女性が、庭で自分の噂を立ち聞きした直後のセリフです。つまり、耳が熱くなって噂を疑う、という話ではなくて、噂を聞いたから、耳が熱くなっている。
昔の人も、たぶんわかっていたんじゃないかと思うんです。耳の熱さと、人にどう言われるかが、つながっていること。
ベアトリスが、次にしたこと
このセリフのおもしろいところは、その続きです。
ベアトリスは「誰が言ったの!」と犯人を探しに行きません。「そんなに、高慢で冷たい人間だと思われているの?」と、自分に聞くんです。そして、軽蔑とプライドにさよならを言って、ほんとうの気持ちのほうへ動き出します。
しかも種明かしをすると、あの噂は、彼女を恋に向かわせるために仲間がわざと聞かせた仕込みでした。噂の中身は作りものだったのに、動いた気持ちは本物だった。
耳が熱いときの読み方として、なかなかいいお手本だと思いませんか。
正直に言うと、当てられない
ぼくのサイトにも、2018年のサイキックアタックの記事に、耳が火照るのは誰かがあなたに夢中になっているサインで、「よかったですね」と書いてあります。楽しい話です。そう思って気分がよくなる日は、ぜひそう思っていてください。
ただ、誰が話しているかを、耳の熱さで当てる方法は、ぼくにはわかりません。今日も世界中で誰かが誰かの話をしているはずで、耳が熱くない人のことだって、たぶん話しています。
それよりぼくが見てみたいのは、耳が熱いと思った瞬間に、頭に浮かんだ人です。その人と、頭の中で何か話していませんか。
2021年のYouTubeのセルフケアの回で、ぼくは噂話について話しました。気にしてしまうのは仕方がない。でも「自分がいけないからこういう噂が立つんだ」と自分を責めるきっかけになるなら、少し距離を置くのがおすすめだ、と。ぼく自身は、人の噂はそんなに気にしない立場で、「その人の意見だしね」というくらいに思っています。
噂の放送局は、案外、自分の頭の中にあるのかもしれません。

ほな、誰が噂してるか、どうやったらわかるん?

わからんと思うよ。

身もふたもない!

ただ、耳が熱いときに、最初に顔が浮かぶ人はおるやろ。

おるおる。

その人と話してるのは、今のところ自分だけやからね(笑)
右耳が熱い・左耳が熱いときのスピリチュアルな意味
「右は褒められ、左は悪口」説は、記事によって逆
耳が熱いときの左右には、「右耳はいい噂、左耳は悪い噂」という説をよく見かけます。ところが、「左耳は好意、右耳は知らせ」と書く記事もあれば、耳の記事 で紹介した古代ローマの言い伝えのように、耳が鳴るときは「左がいい話、右が悪い話」というものもあります。
つまり、「左耳が熱いから悪口を言われている」と怖がらなくて大丈夫だと思います。言い伝えの時点で、左右がそろっていないので。
ろばのせかいの身体記事では、右=与える・外・行動、左=受け取る・内側・気持ちと読んでいます。この記事でも、そう読んでみます。根拠のある話ではないので、遊び半分でお願いします。
右耳が熱いとき|外の声、言いたい言葉
インナ・セガールは『The Secret Language of Your Body』の中で、右耳の背景に、人の言葉にいらだったり傷ついたりしていること、もう十分聞いたという感じを挙げています。ぼくはここに、外の世界との関わりを重ねて読みます。
- 人の評価や「こうするべき」を、聞きすぎている
- 言われたことに、言い返したい言葉がある
- 誰かに言いたいことを、まだ出していない
「その評価、ほんとうは誰の声?」。右耳には、そんな聞き方が合う気がします。
左耳が熱いとき|自分で自分に言っていること
セガールは左耳のほうには、自分の言うことなんて聞く価値がないという気持ちや、批判する人のそばにいること、そして自分で自分を責めていることを挙げています。
「左耳は悪口」説で、ぼくがちょっとおもしろいと思うのはここです。左耳が熱いときに悪口を言っているのがいるとしたら、それは案外、自分かもしれません。
- さっきの発言を、頭の中でダメ出ししている
- 「どう思われたかな」を、ひとりで反省会している
- 人の言葉を、自分で何度も再生している
「その悪口、誰が言ってる?」。もし自分だったら、そこで一回、放送を止めてあげてもいいと思います。
片耳だけ・両耳・耳たぶ・耳の中|耳が熱い場所別のメッセージ
占いのように信じこむというより、自分に問いかけるネタとして、遊び半分でどうぞ。

| 場所 | 通る経絡・見方 | 自分への問いかけ |
|---|---|---|
| 右耳だけ | 右=外・行動 | 言いたいこと、ある? |
| 左耳だけ | 左=内側・気持ち | 自分に、何て言ってた? |
| 両耳 | 全体 | いったん受信、休もか? |
| 耳たぶ | 腎(耳全体の土台) | ここにいて、安心できてる? |
| 耳の上のほう | 胆経 | 決められずにいること、ある? |
| 耳の中 | 腎 | ほんとは、何が怖い? |
片耳だけ熱いとき
片方だけ熱いのは、寝ていて下になっていたほう、電話やイヤホンを当てていたほう、日の当たるほう、ということもあります。まずそこを見て、思い当たらなければ、上の右耳・左耳の読み方で遊んでみてください。
片耳だけが痛い、聞こえにくい、といったときは、読み方の話はあとにして、耳鼻咽喉科へ。
両耳が熱いとき
いちばん多いのは、たぶん気温です。あとは、恥ずかしいときや、うれしいとき。
見えない側で読むなら、内側の声も外の声も入りすぎて、いったん受信を休みたいのかもしれません。人の気持ちまで受け取りやすい方は、エンパスが境界線を引く方法 もどうぞ。人と会ったあとに熱くなって、ぐったりするなら、一緒にいて疲れる人の記事 も近い話です。
耳たぶが熱いとき
耳たぶを通る経絡を、ぼくははっきりとは書けません。ただ、耳の記事 の対応表では、耳たぶを第一チャクラ、「基盤、安全」の場所として見ています。腎の「恐れ」とも重なります。「ここにいて、大丈夫?」と聞いてあげるくらいで。
耳の上・ふちが熱いとき
胆経が、耳のまわりをめぐっているあたりです。胆経は決めること。決めきれないことを、ずっと頭の中で回していないでしょうか。考えすぎて眠れない夜が続くなら、考えすぎて眠れない もどうぞ。
耳の中が熱いとき
耳の奥は、腎の場所として読んでいます。恐れと、休めていない疲れ。ただし、耳の中の熱さは、感染症など体の理由も大きいところです。痛みや耳だれがあれば、医療機関へ。耳が鳴るほうの話は 耳鳴りの記事 に、ふさがる感じは 耳の詰まりの記事 に、かゆいときは 耳がかゆいスピリチュアルな意味(場所・朝別) に書いています。
急に・夜・朝|耳が熱いタイミング別の読み方
急に耳が熱くなったとき
いちばん試してほしいのは、直前の5秒を巻き戻すことです。
誰かに名前を呼ばれた。あの人の話が出た。スマホで何かを読んだ。ふと、昔の場面が頭をよぎった。何もなければ、何もなくていいです。でも、「あ、さっきのあれか」が見つかることは、けっこうある気がします。
夜、寝る前に耳が熱いとき
耳鳴りの記事 で紹介した「子午流注(しごるちゅう)」という経絡の時刻表では、夜の23時〜1時は胆経、1時〜3時は肝経の時間とされています。決めることと、怒りの経絡です。
夜は、昼間に聞いたことが、静かになって再生されはじめる時間でもあります。「あのとき、ああ言えばよかった」。寝る前の反省会は、たいてい夜の間には終わりません。今夜はもう閉店でいいと思います。
朝、起きたときに耳が熱いとき
下にしていた耳、ということも多いと思います。そうでなければ、今日の予定の中に、気が重い話し合いや、言わなければいけないひとことがないか、見てみるくらいで。
耳が熱い・赤い、顔も熱いときのスピリチュアルな意味
耳が赤いと言われたとき
自分では気づいていないのに「耳、赤いで」と言われて、よけいに熱くなる。そんなことって、ありますよね。
耳は自分では見えないのに、人からはよく見える場所です。隠しているつもりの気持ちが、先に出てしまう場所なのかもしれません。緊張も、恥ずかしさも、照れも。それはそれで、とても正直な体だと思います。耳が赤いのを、ぼくは悪いことだと思いません。
顔も一緒に熱いとき
顔には、頬を通る足の陽明胃経(ようめいいけい)や、耳から頬にかかる手の太陽小腸経があります。デールは手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい)の乱れの例に「赤い顔」を挙げています。心包は心臓を包んで守る袋で、人との関係にも関わるとされる経絡です。
顔まで熱いときは、耳だけの話というより、心がいま、守りに入っているときなのかもしれません。
なお、さきほどのサイキックアタックの記事には、頬の火照りは悪口のサインで、念でビンタされるようなもの、という話も載っています。今読むと、ちょっと怖いですね。頬が熱くなるたびにビンタを疑っていたら、冬の外出が大変です。怖い読み方は、取り入れなくていいと思います。
耳が熱いのは恋愛のサイン?好きな人に思われている?
「好きな人が思っている」説
耳が熱いのは、好きな人があなたのことを考えているサイン、という説はとても人気があります。楽しいですよね。ぼくはこういうの、きらいじゃありません。
ただ、耳の熱さで相手の気持ちは、たぶん読めません。ここは正直に。
わかるのは、耳が熱いときにその人の顔が浮かんだということ。つまり、あなたが、その人のことを考えていたということです。相手の気持ちより先に、そっちのほうがずっと確かな情報です。
「サインだから連絡してみよう」は?
連絡したいなら、していいと思います。ただ、耳を理由にしなくても大丈夫です。「耳が熱かったから」ではなく、「話したかったから」で十分な気がします。
逆に、連絡がないのに耳が熱いからといって、「向こうも想っているはず」と待ち続けるのは、ちょっとしんどいかもしれません。

でも、好きな人が噂してるんやったら、両耳熱かったら両想いやん!

両耳熱い人は、冬の自転車に大勢おるよ。

全員両想いか!

平和やなあ(笑)
耳が熱いのは悪いサイン?怖い説をやさしく問い直す
「危険の警告」「嫉妬の念」と言われて不安な方へ
耳が熱いのは、危険の警告、誰かの嫉妬や批判のエネルギーを受けている、と書く記事もあります。
そう読みたくなる日があるのは、わかります。人との関係がしんどい時期ほど、そう感じるものだと思います。ただ、ぼくはちょっと引っかかる。耳が熱くなるたびに「誰かに攻撃されているかも」と身がまえると、耳の熱さより、その身がまえのほうが、よほど疲れる気がするんです。
見えない世界は、楽しむものです。耳の熱さひとつで、まわりの人を疑わなくていいと思います。
浄化や好転反応だから、がまんする?
「耳が熱いのは浄化」「好転反応」と言われることもあります。そう読むと楽になるなら、それもひとつです。
ただ、しんどいほど前に進んでいる、ということはない気がします。苦しまなくていい。「苦しんだら良くなる」は、もしかしたら古い慣習なのかもしれません。熱さがつらいなら、浄化と決めつけずに、医療機関で見てもらってください。考え方は 好転反応とは? に書いています。
感受性が高い人だけのもの?
「耳が熱くなるのは、感受性が高まっているから」という説もあります。感じやすくなる時期は、たしかにあるかもしれません。
ただ、特別な人のしるしだとは、ぼくは思っていません。感じる力は誰でも子どものころ持っていた、というのがぼくの見方です。ぞわっとするほうの話は 寒気の記事 にも書いています。
感情から読み解く耳が熱い意味|恥ずかしさと、黙っていられない気持ち
本に書かれていた、耳の熱さの2つの顔
マイケル・J・リンカーンの『Messages from the Body』(日本語版はまだ出ていない本です)には、耳が熱いという項目がちゃんとあります。ほかの本にはなかなかありません。
一時的に耳が熱いときについて、リンカーンは2つの読み方を書いています。ひとつは、ある状況に深く心を動かされて、口を出さずにいられないという熱。もうひとつは、そこで何もできないでいることへの、強い恥ずかしさ。そして、耳がいつも熱い人については、「自分はまだ十分にやれていない」という感じをずっと抱えている、と読んでいます。
全員がそうだ、とはぼくは思いません。ただ、おもしろいなと思ったのは、どちらも「人にどう言われるか」の少し奥にある気持ちだということです。
噂が気になるのは、もしかしたら、そこに自分が本当に気にしていることがあるから。ほんとうはもっとやれたのに、と思っているから。あるいは、ほんとうは言いたいことがあるから。
黙っていられない熱は、悪者じゃない
「黙っていられない」は、怒りに近いところがあります。胆経・肝経の感情ですね。
怒りは悪者じゃありません。境界線を守る力です(怒りの記事)。耳まで熱くなるほど何かに心が動くなら、それは、あなたにとって大事なものがそこにある、ということなのかもしれません。
耳が熱くなるときの感情パターン|セルフチェック
- 言われたひとことを、何度も頭の中で再生する
- 自分がいない場所で何を言われているか、気になる
- 終わった会話の反省会を、ひとりでしている
- 言いたいことがあるのに、のみこんでしまう
- 「もっとやれたのに」と、よく思う
いくつか当てはまっても、それは性格の問題ではありません。それだけ、人との関係をちゃんと大事にしてきた、ということだと思います。
信念から読み解く耳が熱い意味|「悪く言われたら終わり」
耳が熱いときに、奥にあるかもしれない信念
「悪く言われたら、終わりだ」
「みんなに、よく思われていないといけない」
「言い返したら、嫌われる」
「何か言われるのは、自分がいけないからだ」
ぼくは 人の目を気にしすぎる人への記事 で、「人の目を気にするのはぼくは大事な能力だと思いますが、気にしすぎるのは健全ではありません」と書きました。
人の目を気にできるのは、悪いことではありません。人の中で生きていくための力です。だから、気にする自分をやめようとしなくていいと思います。
信念の4層|気にしてしまう根っこはどこにあるか
信念には、4つの深さがあるといわれます。
- 核の層:この人生で身につけた思いこみ(例:怒られないように、顔色を見てきた)
- 遺伝の層:家族から受け継いだ思いこみ(例:「ご近所にどう思われるか」が、うちの基準だった)
- 歴史の層:過去世や集合意識の記憶(例:村の噂ひとつで、暮らせなくなった時代)
- 魂の層:魂が選んできたテーマ(例:人の声の中で、自分の声を聞き分ける)
誰かのせいにするためではなく、「だから、気になってたんだな」と知るために眺めてみてください。
魂から読み解く耳が熱い意味|第五チャクラと、まだ言っていない言葉
聞くことと、話すことは、となりどうし
耳の記事 でも書いたように、耳は喉の第五チャクラと結びつけて語られることがあります。「聞くこと」と「話すこと」の場所です。
入ってくる言葉ばかり気にしているときは、もしかしたら、出ていない言葉があるのかもしれません。喉がつまる感じもあるなら、喉のスピリチュアルな意味 も近い話です。
耳が熱いときに、くり返し伝えていそうな3つのこと
- 「誰の声、聞いてた?」:噂を当てるより、頭の中の声に気づく
- 「それ、ほんとうは誰の意見?」:その人の意見は、その人の意見
- 「言いたいこと、ある?」:入口が熱いときは、出口も見てみる
耳が熱いときの5層のケア
【今日】肉体|冷やす、脱ぐ、見てもらう
暑いなら脱ぐ。日焼けなら冷やす。お酒を飲んでいたなら、水を飲む。痛みや耳だれがあるなら、耳鼻咽喉科へ。今日はそれで十分です。
【30秒ワーク】エーテル体|耳を包んで、放送を止める
両手で、耳をふわっと包みます。外の音が少し遠くなるくらいで。
鼻から3秒吸って、口から6秒かけて細く長く吐きながら、心の中で「いま、誰の声を聞いてた?」と聞いてみる。これを3回。答えが出なくても大丈夫です。
【感情解放】アストラル体|頭の中のセリフを書く
耳が熱いときに、頭の中で流れていたセリフをノートに書いてみてください。「あの人、どう思ったかな」「なんであんなこと言ったんだろう」。
それから、「ほんとうは、何て言いたかった?」と続けて書く。誰にも見せなくていいです。
【信念の見直し】メンタル体|「その人の意見だしね」
気になる言葉を思い出したら、語尾に「……って、その人は思ってるんやな」と足してみてください。正しいかどうかは決めなくていいです。その人の意見の棚に、いったん置いておくだけ。
【受け取る】コーザル体・創造主|横になって受け取る
頭の中の放送が止まらないときに、自分で止めようとがんばらなくてもいい方法のひとつに、目を閉じて横になって受け取るだけのヒーリングセッション があります。話すのが得意でなくても大丈夫です。
セッションのあとの感想に、30代の方の、こんな声がありました。「前は気になっていたことが良い意味でどうでも良くなってきた。気になったとしても気にしなくなるまでの時間が短くなってきた。」
耳の話ではありませんし、感じ方は人それぞれで、何も感じなかったという方もいます。ただ、「気にしなくなる」ではなく「気にしなくなるまでの時間が短くなる」という言い方は、いいなと思います。ヒーリングがどんなものかは ヒーリングとは? に書いています。
5層ケアのロードマップ
| 層 | 今日 | 今週 | 今月 |
|---|---|---|---|
| 肉体 | 冷やす・脱ぐ・水を飲む | 熱くなる場面を見てみる | 続くなら耳鼻咽喉科へ |
| エーテル体 | 耳を包んで3回呼吸 | 耳のまわりと首をなでる | 足の裏を踏みしめる習慣 |
| アストラル体 | 頭の中のセリフを書く | 「ほんとうは」を書く | 言いたかったことをひとつ言う |
| メンタル体 | 「その人の意見だしね」 | 反省会を早めに閉店 | 「悪く言われたら終わり」を疑う |
| コーザル体 | 「誰の声?」と聞く | 静かな時間をつくる | 目を閉じて、横になって受け取る |
変わっていくものがあるとしたら、たぶん耳の熱さより、熱くなったあとの時間です。「誰の声か気づいた」「反省会が短くなった」。そんな小さな変化を目安に、あせらず、5層のどこかひとつからどうぞ。
よくある質問
Q. 耳が熱いのは、スピリチュアル的にどういう意味ですか?
ろばのせかいでは、誰かの噂を当てるサインというより、いま自分の頭の中で流れている「誰かの声」に気づく合図として読んでいます。人にどう言われるかを気にしていないか、言いたいことをのみこんでいないか、聞いてみるくらいで。
Q. 耳が熱いのは、誰かが噂しているサインですか?褒められているのですか?
2000年近く前から言われている楽しい話ですが、当てる方法はぼくにはわかりません。褒められていると思って気分がいいなら、そう思っていていいと思います。
Q. 右耳と左耳で、意味は違いますか?左耳は悪口ですか?
言い伝えは記事によって左右が逆で、そろっていません。ろばのせかいでは、右は外の声や言いたいこと、左は自分の内側の声として読みます。左耳が熱いからといって、悪口を言われていると怖がらなくて大丈夫だと思います。
Q. 片耳だけ熱いのは、病気ですか?何科に行けばいいですか?どんなときに病院へ?
寝ていたほう、電話を当てていたほう、日の当たるほう、ということもあります。痛み、腫れ、水ぶくれ、耳だれ、聞こえにくさ、めまい、熱があるとき、くり返してつらいときは、意味を探すより先に病院で相談してください。耳のことなら耳鼻咽喉科が相談しやすいと思います。
Q. 夜になると耳が熱いのは、なぜですか?
体の理由もあると思います。見えない側で読むなら、静かになって、昼間に聞いたことが再生されはじめる時間なのかもしれません。経絡の時刻表では、夜の23時〜1時は胆経の時間とされています。
Q. 好きな人のことを考えていると耳が熱くなります。両想いのサインですか?
サインかどうかは、ぼくにはわかりません。確かなのは、あなたがその人のことを考えているということです。それだけで、十分すてきな話だと思います。
Q. 耳が熱いのは、悪いことが起きる前ぶれですか?
ぼくは、そうは読みません。耳の熱さで怖がらなくていいと思います。
Q. 耳が熱い夢を見ました。意味はありますか?
夢の中のことなので、ぼくも遊び半分でしか言えませんが、起きたときの気分のほうを見てあげてください。ざわざわしていたら、「最近、何か言われて気になってる?」と聞いてみるくらいで。
まとめ|耳が熱いのは「誰の声、聞いてた?」の合図かもしれない
- 耳が熱いのは、気温・日焼け・感情・感染症など体の理由もたくさんある。痛み・耳だれ・聞こえにくさがあれば、まず医療機関へ
- そのうえで、あえてエネルギー的な側面で切り取る日があってもいい
- 噂説は2000年近く前からある。ただ、誰が話しているかは当てられない。噂の放送局は、案外、自分の頭の中
- 東洋医学では、耳のまわりに三焦経・胆経・小腸経が通り、腎は耳に開くといわれる。受け取ったものを「配る・決める・より分ける」場所
- 右は外の声と言いたいこと、左は自分への声。左耳は悪口?と怖がらなくていい
- 恋愛のサインかはわからない。わかるのは、あなたがその人を考えていたこと
- 怖い説で苦しまなくていい。しんどさを、前進の証拠にしなくていい
- ベアトリスのように、犯人探しより、「ほんとうは?」のほうへ

で、結局、耳が熱いときはどうしたらええの?

「いま、誰の声聞いてた?」って聞いてみる。

自分に?

うん。で、誰もおらんかったら。

おらんかったら?

上着、脱ご(笑)
この記事を書いた人
網倉彩人(まめたろう)|ろばのせかい
ヒーリングセッション経験1万件以上。シータヒーリング認定インストラクター。運営:株式会社ろばのせかい。見えない世界を、楽しみながら本気で探求しています。
→ プロフィールを見る

人にどう思われるかが気になる方ほど、セッションでも「うまく話さなきゃ」「変なことを言わないようにしなきゃ」と思ってしまうかもしれません。
ろばのせかいのヒーリングセッションは、対話をメインにしません。最初に5分ほどお話をうかがったら、あとは目を閉じて、20〜30分横になっていただくだけ。何かをがんばらなくても、受け取るだけでいい時間です。耳の熱さを変えるものではありませんし、感じ方は人それぞれです。
こんな方におすすめです
- 言われたひとことを、何度も頭の中で再生してしまう
- 人にどう思われるかが気になって、言いたいことをのみこみがち
- がまんや苦労ではなく、軽く変わっていきたい
オンライン(Zoom)・対面のどちらでも受けられます。うまく話せなくても大丈夫です。
あわせて読みたい
- 耳がかゆいスピリチュアルな意味|左耳・右耳・痛い・詰まり
- 耳鳴りのスピリチュアルな意味|右耳・左耳・キーン・時間帯
- 手が熱いスピリチュアルな意味|手のひら・右手左手・ヒーリング
- 寒気は好転反応のサイン?スピリチュアルチルズとは
- 一緒にいて疲れる人のスピリチュアルな意味|エネルギーを吸われる?
- 人の目を気にしすぎる人へ。他人を気にしない方法と対策
- 腎臓のスピリチュアルな意味
- 肝臓のスピリチュアルな意味
- 好転反応とは?スピリチュアルな意味と「苦しんだら良くなる」の疑問
- ヒーリングとは?意味と効果をヒーラーが正直に話す
参考にした本・資料
- シンディ・デール『The Subtle Body』(経絡の章:小腸経 p.344/腎経 p.346/心包経 p.347/三焦経 p.348/胆経 p.349/肝経 p.350)
- マイケル・J・リンカーン『Messages from the Body』(Hot Ears の項目:PDF p.552・554)
- インナ・セガール『The Secret Language of Your Body』(耳・右耳・左耳:p.66〜67)
- プリニウス『博物誌』第28巻第5章(ボストック、ライリー英訳 Project Gutenberg https://www.gutenberg.org/ebooks/60688 )
- ウィリアム・シェイクスピア『から騒ぎ』第3幕第1場(Project Gutenberg https://www.gutenberg.org/ebooks/1519 )
- Healthline「Why Are My Ears Hot?」2023年4月更新、Deborah Weatherspoon 医学チェック(https://www.healthline.com/health/hot-ears )
- まめたろう YouTube「心と身体を整える9つの簡単なセルフケア方法」2021年

