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冷え性のスピリチュアルな意味|手足・お腹・腰・急に冷えるとき

冷え性のスピリチュアルな意味

この記事の答え:冷え性のスピリチュアルな意味は、いちばん大事な真ん中を守るために、外への扉を少し閉めているサインなのかもしれません。悪い前兆でも、霊のしわざでもなく、体と心がずっとあなたを守ってきた形。だからがんばって温めなくていい。温かさは、受け取るだけでいい。ぼくはそんなふうに見ています。

たっかぶり
たっかぶり

足先が氷みたいに冷たい。これはもう、霊がついてるやん!

まめたろう
まめたろう

ついてるかもね。……靴下をはき忘れてるだけかもしれんけど。

たっかぶり
たっかぶり

夢がない!

まめたろう
まめたろう

体が先やからね。そのうえで、今日はあえて見えない世界の方でも読んでみよか。

冷え性は、気温や冷房、服、筋肉の量、疲れやストレスなど、体の側の理由で起きることがたくさんあります。指先の色が白や青紫に変わる、しびれや痛みが続く、片方の手足だけ急に冷たくなった、といったときは、まず病院へ。
そのうえで、あえてスピリチュアル・エネルギー的な側面で切り取ってみる。そんな日があってもいい予感がします。


目次

冷え性のとき、身体で起きていること

冷え性は、病名ではなく「冷えやすい状態」

医療情報サイトのメディカルノートでは、冷え症(冷え性)を、手足の先や腰など、体の一部が冷えやすくなっている状態で、医学的な病名ではなく体の症状のひとつ、と説明しています。

おもしろいのは、そのしくみです。人の体は寒さを感じると、血管をきゅっと縮めて、体の内側の熱を逃がしにくくするそうです。この調節を受けもっているのが自律神経で、ストレスや過労、環境の変化、女性ホルモンのゆらぎでも、調子が変わるといわれます。

よくある冷えの理由

  • 気温や冷房、薄着、締めつけの強い服
  • 運動不足、筋肉の量が少ないこと
  • 疲れ、ストレス、睡眠不足
  • 喫煙
  • 貧血や低血圧

医療機関で相談してほしいサイン

次のようなときは、スピリチュアルな意味を探すより先に、医療機関で相談してください(メディカルノートとMSDマニュアル家庭版の説明、一般的な受診の目安をもとにしています)。

  • 指先の色が白や青紫に変わる、まだらになる
  • しびれ、チクチク、痛みが続く
  • 指先に傷ができて、なかなかふさがらない、皮膚が硬くなってきた
  • 片方の手足だけ急に冷たくなった、痛い、色が変わった(急いで受診を)
  • だるさ、息切れ、動悸、体重の変化、むくみなどもいっしょにある
  • 寒気とともに熱がある、ふるえが止まらない
  • 温めたり生活を見直したりしても、ずっと続いている

冷えの背景には、貧血、甲状腺のはたらきの低下、レイノー症候群、血管の詰まりなどが隠れていることもあるそうです。体のケアと、見えない世界の読み方は、どちらかを選ぶものではありません。両方あっていいと思います。


5つのエネルギー体から見る冷え性のサイン

5つのエネルギー体モデル(肉体・エーテル体・アストラル体・メンタル体・コーザル体)

ろばのせかいでは、人の体を5つの層で見ています。

  • 肉体:体温、血管、血の巡り
  • エーテル体:気の流れ、経絡
  • アストラル体:感情
  • メンタル体:信念、思いこみ
  • コーザル体:魂、カルマ

冷え性で、ぼくがいちばんおもしろいと思うのは、さっきの体のしくみです。
体は寒いとき、外側の血管を締めて、内側の熱を守ります。手足の先が冷たいのは、体がサボっているのではなく、真ん中を守ろうとして、ちゃんと働いているとも言えるわけです。

そして、心にも同じ動きがあります。傷つきそうなとき、人は気持ちをすっと引いて、外に出さなくなる。体は熱を、心は気持ちを、真ん中に引きよせる。5層のつながりで眺めると、このふたつは同じ形をしているのかもしれません。

MSDマニュアル家庭版のレイノー症候群のページでも、指の細い動脈が強く縮むきっかけとして、寒さだけでなく強い感情が挙げられています。もちろんこれは病気の説明で、冷え性がすべて感情から、という話ではありません。ただ、気持ちと手足の温度は、体のしくみの上でも無関係ではないようです。


東洋医学から読み解く冷え性のスピリチュアルな意味

冷えと関係する経絡・臓腑・感情のつながり

東洋医学では、体には経絡(けいらく)という気の通り道が走っていると考えます。冷えと縁が深いのは、次の経絡です(通り道と乱れの例は、シンディ・デールの『The Subtle Body』p.315・342・343・345〜348・351で確かめ、手・足・腎臓の記事の説明にそろえています)。

  • 足の少陰腎経(しょういんじんけい):足の裏の近くから脚の内側をのぼり、背骨の付け根の近くから体に入って腎へ。五行は「水」、感情は恐れ。デールは、乱れの例に冷え(cold)、背中の痛み、たえまない恐れを挙げています。腎臓のスピリチュアルな意味 で書いたように、腎は冬の臓腑で、外に出さずに蓄える役目といわれます
  • 手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい):心臓の近くから脇へ出て、腕の内側を下り、手のひらから中指の先へ。心包は、心を入れて守る袋です。デールは、心包経は血と巡り、そして人との関係に関わると書いています。手のスピリチュアルな意味 では、心包を「感情の壁・親密さへの抵抗」と書きました
  • 手の少陽三焦経(しょうようさんしょうけい):薬指の先から腕の外側をのぼって肩へ、枝は首の横から顔をめぐります。英語ではTriple Warmer(3つの温めるもの)と呼ばれ、腎がつくる元の気を、体の上・中・下に配る役目です。手の記事では「体温調節・コントロール」「手全体の冷え・温度変化への過敏」と書きました
  • 手の少陰心経(しょういんしんけい):心から胸を横切り、腕の内側を下りて小指の先へ。五行は「火」、感情は喜び。心は血と脈をつかさどるといわれ、デールは乱れの例に通り道の痛みや冷えを挙げています
  • 足の太陰脾経(たいいんひけい):足の親指から内くるぶしを通って脚の内側をのぼり、お腹から脾へ。五行は「土」、感情は思い悩み。脾は、食べたものを気と血に変えるところといわれます
  • 足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい):目頭から頭、背骨の両わきを下り、腰をこえて脚のうしろから足の小指へ。五行は「水」、感情は恐れ。デールは乱れの例に腰の痛みを挙げています
  • 任脈(にんみゃく):体の正面のまんなかを、胸からお腹へ下りていく道。デールは、問題の例に落ちつかなさとお腹の不調を挙げています

こうして並べると、生きる力を蓄える腎経(恐れ)、心を守る袋の心包経(人との関係)、温かさを配る三焦経。「守る」「蓄える」「配る」の3つが、冷えの中心にいる気がしてきます。経絡が乱れたから冷える、と言い切れるものではありませんが、自分をふり返るヒントにはなるかもしれません。

場所対応する経絡・臓腑スピリチュアルなテーマ
手全体手の少陽三焦経・手の厥陰心包経人との関わりから、少し引いている
指先(中指・小指)心包経(中指)・手の少陰心経(小指)気持ちが、末端まで届いていない
足先・足の裏足の少陰腎経(腎)この先へ進むのが、ちょっとこわい
お腹足の太陰脾経(脾)・任脈思い悩みで、自分を養えていない
腰足の少陰腎経・足の太陽膀胱経土台の不安、ひとりで支えている
全身三焦経・腎経蓄えが減って、省エネ運転

右と左の読み方

ろばのせかいの身体記事では、右=与える・外・行動、左=受け取る・内側・気持ちと読んでいます。

  • 右の手足が冷たいとき:外に向かう流れを、少し止めているのかもしれません。「今は出ていきたくないな」
  • 左の手足が冷たいとき:受け取る扉を、少し閉めているのかもしれません。「今は入ってこないで」

どちらも、片方だけ急に冷たくなったときは意味を探さず、すぐ医療機関へ。ずっと前からの左右差で、体に問題がないとわかったうえでの、遊び半分の読み方です。

冷えと関係する3つの経絡(腎経・心包経・三焦経)

経絡に沿ったやさしいセルフケア

デールの本には、東洋医学の考え方として「Cold chi needs warmth(冷えた気には、温かさを)」というとてもシンプルな一文があります。ぼくはこの一文が好きです。ややこしい話はいらなくて、冷えたところには、温かさを届ければいい。強く押さず、ただ手を当てるくらいで。

  • 労宮(ろうきゅう):手を軽くにぎったとき、中指の先が当たる手のひらのまんなか。心包経のツボです。反対の親指でそっと円をかく
  • 陽池(ようち):手の甲の、手首のシワのまんなかあたりのくぼみ。三焦経のツボです。反対の手で包む
  • 太渓(たいけい):内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみ。腎経のツボです。靴下やレッグウォーマーの上から、手のひらで包む
  • おへそから指4本ほど下:任脈が通るあたり。関元(かんげん)と呼ばれるところです。手のひらを重ねて置く
  • 腰のうしろ:腎経と膀胱経のあたり。湯たんぽやカイロで温める(低温やけどに気をつけて、肌に直接当てないでください)

冷え性は「真ん中を守るために、扉を閉めている」サイン?

よく言われる説:感情の抑圧・愛情不足

冷え性のスピリチュアルな話でよく見かけるのは、「感情を押し殺している」「愛情が足りない」「心を閉ざしている」「エネルギーが不足している」という説です。
どれも、わかる気はします。ぼくも手の記事の早見表で、手が冷たいを「感情を引いている・恐れ・距離を置く」と書きました。足の記事でも「感情的な引きこもり」という言葉を使っています。

ただ、改めて書こうとすると、ちょっと引っかかるんです。「愛情が足りないから冷える」と言われて、靴下を重ねばきしている人が、元気になるでしょうか。

ぼくの読み:閉めたのは、あなたを守るため

体は、寒いときに血管を締めます。それは失敗ではなく、真ん中の熱を守るためです。
心も同じではないかと、ぼくは見ています。

傷ついたことがある。がんばっても届かなかったことがある。だから、ここから先は入ってこないでね、と扉を少し閉めた。気持ちを真ん中に引きよせた。それは冷たさではなく、自分を守るための、とてもまっとうな動きです。

東洋医学の心包も、まさにそういう場所です。心を入れて守る袋であり、巡りと人との関係に関わる。守ることと巡ることが、同じ経絡の上にある。これが、ぼくにはとてもおもしろいんです。

本の人たちも、「引いている」と見ている

デブ・シャピロは著書『Your Body Speaks Your Mind』の中で、冷え性を血行と、血や愛情を引くことに関係づけて、前に進むのが怖いのか、手を引いているのか、と問いかけています。とても冷たい手は、気持ちを引いていること、関わることへの恐れを示すかもしれない、とも書いています。

マイケル・J・リンカーンは、日本語版はまだ出ていない本『Messages from the Body』の中で、足の冷えを「Pulling in(引っこむ)」、手の冷えを「Recoiling(身を引く)」と表し、自分を守るために引いている状態、と読んでいます。慢性的な足の冷えについては、「retreating into their core」(自分の芯へ引きあげている)という言い方もしています。

芯へ引きあげている。ぼくの見方と、ほとんど同じ形です。ただ、この本は理由を育った家庭に求めることが多いので、そこは持ちこみません。誰かのせいにしなくても、「守ってたんやな」で十分だと思うからです。

温かさは、作るより、受け取るもの

ここが、ぼくがこのテーマでいちばん伝えたいところです。

閉めた扉は、力ずくで開けなくていいと思います。「心を開かなきゃ」「感情を感じなきゃ」「体を温めなきゃ」。それはそれで、また力が入ります。力が入れば、また血管は締まるかもしれません。

日なたの猫は、がんばって温まろうとしていません。ただ、日なたにいるだけです。温かさは、もともと受け取るものなのかもしれません。

ベッセル・ヴァン・デア・コークは著書『The Body Keeps the Score』の中で、「体が落ちつき、回復し、育っていくには、腹の底からの安全の感覚が必要だ」(ぼくの訳)と書いています。トラウマについての本で、冷えの話ではありません。ただ、ぼくはこれを読んで、冷えのことを思いました。

安心できると、人は勝手にゆるむ。ゆるむと、たぶん、温かさは末端まで戻っていく。部屋があったまったら、誰に言われなくても窓を開けるように。扉は、開けるものではなく、開いてしまうもの。ろばのせかいのセッションで「受け取るだけでいい」と話しているのも、そういう理由です。


場所別に見る冷え性のメッセージ|手足・指先・足先・お腹・腰

冷える場所によって、受け取れるメッセージが少しずつちがいます。占いのように信じこむというより、自分に問いかけるネタとして、遊び半分でどうぞ。

冷えの場所・場面の早見表(手・指先・足先・お腹・腰・急に冷える・人といるとき)
場所・場面閉めているもの自分への問いかけ
手・指先人との関わり、差し出す手誰から、少し離れていたい?
足先進む先への一歩どこへ行くのが、こわい?
お腹自分を養うことちゃんと受け取れてる?
腰頼ることひとりで支えてない?
急に冷えるびっくりした気持ち今、何に身がまえた?
人といるとき見せたくない本音ここで、ゆるんでいい?

手・指先が冷たいとき

手には、心包経(中指)・心経(小指)・三焦経(薬指)・肺経(親指)など、心や巡りとつながる経絡が通っています。手の記事でぼくは、手が冷たいのは「心のエネルギーが末端まで届いていない」という見方を紹介しました。

手は、人に触れて、ものを差し出すところ。見えない側で読むなら、今は、あまり差し出したくないのかもしれません。与えすぎてきた人ほど、そんな時期があっても自然だと思います。「誰から、少し離れていたい?」。離れたくなることは、冷たさではありません。

手のひらだけ熱くて、指先や足は冷たい、という方は 手が熱いスピリチュアルな意味 の「熱いのに冷たい」のところもどうぞ。デールが肺経の乱れの例に挙げる手足は冷たいのに、手のひらは熱いという状態を書いています。

足先・足の裏が冷たいとき

足先には腎経の始まりがあり、足首の記事でぼくは「冷えは恐怖・生命エネルギーの低下」として読みました。
シャピロは足の冷えを、感情的な状況から引き下がっていること、進む方向がはっきりしないことと結びつけています。英語でも「cold feet(足が冷える)」は、おじけづくという意味の言い回しです。ちょっと笑えるくらい、そのままなんです。

見えない側で読むなら、次の一歩の前で、足が様子を見ているのかもしれません。「どこへ行くのが、こわい?」。行かなくていいとも、行きなさいとも言いません。こわいと知っているだけで、足は少し落ちつく気がします。くわしくは 足のスピリチュアルな意味 にも書いています。

お腹が冷えるとき

お腹には、脾経の枝と、正面のまんなかを任脈が通っています。脾の感情は、思い悩み。
お腹のスピリチュアルな意味 でぼくは、東洋医学的には「冷えは気の停滞」と書き、みぞおちからへそのあいだを温めることをすすめました。

手足は外側ですが、お腹は真ん中です。見えない側で読むなら、人の心配で頭がいっぱいで、自分を養うほうが後回しになっているのかもしれません。「ちゃんと受け取れてる?」。ごはんの味、覚えていますか。そんな話です。下半身の冷えや生理のことは 生理痛のスピリチュアルな意味 にも書いています。

腰が冷えるとき

腰には、腎経が入っていく場所と、膀胱経が通っています。腰痛のスピリチュアルな意味 でも、腎経と足腰の冷えの話を書きました。

腰は、体を支える土台です。見えない側で読むなら、ひとりで全部支えようとして、怖さを見ないようにしているのかもしれません。「ひとりで支えてない?」。腎の感情は恐れ。腰のうしろを温めるのは、「こわかったね」と手を当てるのと、ちょっと似ています。

全身が冷える・上は熱いのに下だけ冷えるとき

全身がいつも冷えるときは、まず医療機関で一度みてもらうと安心です(貧血や甲状腺のこともあります)。
そのうえで見えない側で読むなら、蓄えが減って、省エネ運転に入っているのかもしれません。リンカーンは冷えの項目で「Out in the cold(寒空の下)」という言葉を使い、支えがないこと、世界にひとりでいることへの悲しみや恐れを読んでいます。

顔はほてるのに足は冷たい、というのは、頭だけが動いていて、足もとまで降りてきていないのかもしれません。考えごとが多い日は、足湯で頭のほうを少しお休みさせるのもいい気がします。


場面別に見る冷え性|急に冷える・人といるとき・夜・冬だけ・夏でも

急に体が冷えるとき

急に強い寒気がする、ふるえる、熱があるときは、まず体のほうを。 熱や寒気のある風邪なら 風邪のスピリチュアルな意味 もどうぞ。また、ゾクッと鳥肌が立つ一瞬の感覚は、寒気・スピリチュアルチルズ の記事で書いています。

体に問題がなく、すっと冷える感じが来たときは、何かに身がまえたのかもしれません。インナ・セガールは著書『The Secret Language of Your Body』の「Chills(寒気)」の項目で、心地よい範囲をこえた体験を消化しているところ、さらされて守られていない感じ、と書いています。
リンカーンには、怒りがふっと引いたあと、下にあった悲しみや恐れを感じて冷えることがある、という読みもあります。けんかのあとで、なぜか寒い。そんな感じかもしれません。「今、何に身がまえた?」と聞いてみてください。

人といるとき、緊張すると手足が冷たくなるとき

緊張すると手先が冷たくなるのは、とても多くの人が知っている感覚だと思います。自律神経がそう動くからで、体としては自然なことです。

見えない側で読むなら、ここではまだ、ゆるみきれないという体の正直な返事なのかもしれません。悪いことではありません。「ここで、ゆるんでいい?」と聞いて、まだなら、まだでいい。体は、ぼくらの思考より先に、場の安全を確かめているのだと思います。

夜、足が冷たくて眠れないとき

布団に入っても足が冷たい夜があります。靴下や湯たんぽを使うのは、もちろんいいと思います(ゆるめの靴下で)。
見えない側で読むなら、一日ぶんの「身がまえ」を、まだほどけていないのかもしれません。お休みモードに切りかわる前の、ちょっとした渋滞です。眠りそのものの話は 睡眠と夢の記事 にも書いています。

冬だけ冷えるとき

冬は寒いので、冷えるのは当たり前です。ここにわざわざ重い意味を探さなくていいと思います。
腎臓の記事で書いたように、東洋医学では冬は腎の季節で、外に出さず、内側に蓄えるときといわれます。冬だけ冷える人は、体が季節どおりに動いているくらいでいい気がします。

夏でも冷えるとき

まず疑いたいのは冷房と冷たい飲みものです。それでも、夏でも手足が冷たい方はたくさんいます。
五行では、夏は心の季節、喜びが外へ広がるときといわれます。見えない側で読むなら、まわりは開いていく季節なのに、自分はまだ、ちょっと閉じていたいのかもしれません。それはそれで、あなたのペースです。みんなが海に行くからといって、心まで海に行かなくていいと思います。


手足が冷たいのは霊のせい?憑依の前兆?

「霊がいると冷える」という説

冷えや寒気を調べていると、「霊がそばにいる」「憑依の前兆」「邪気を受けている」と書かれた記事が出てきます。読むと、けっこう怖いですよね。

先に言っておくと、ぼくは「見えない世界なんてない」という立場ではありません。霊障について書いた記事 もありますし、見えない世界は本気で探求しているつもりです。

ぼくの答え:怖がるほうが、たぶん冷える

ただ、毎日続く手足の冷えを、霊で説明する必要はあまりない気がします。冷房も靴下も筋肉も、ちゃんと説明してくれるからです。

そしてぼくがいちばん引っかかるのは、「霊のせいかも」と思った瞬間に起きることです。怖くなる。身がまえる。すると、体は血管を締める。怖がることで、もっと冷える。だとすると、これはずいぶんもったいない循環だと思うのです。

霊障の記事でぼくは、霊障を「悪意のあるダメなモノ」と決めつけられない、と書きました。対策のいちばんに挙げたのは「疲れたら(憑かれたら)、とりあえずめちゃくちゃ寝てください」。おまけに最後は「極論、気にしないもパワフルな効果を発揮します笑」です。なんとも力の抜けた答えですが、このくらいがちょうどいい気がします。

目のスピリチュアルな意味 でも書いたように、「見えないものが怖い」という信念のほうが、よほどあなたを冷やしているかもしれません。

それでも気になるとき

  • まず、体のほうを医療機関でみてもらう
  • 温かくして、たくさん寝る。それでもぞわぞわするなら、窓を開けて、明るい場所にいる
  • 「このままだと危ない」と不安にさせて、高いものをすすめてくる話からは、いったん離れる

何かを差し出さなくても、あなたは守られている。ろばのせかいは、そう考えています。


「手が冷たい人は心が温かい」「霊感がある」は本当?

手が冷たい人は心が温かい?

英語にも「Cold hands, warm heart」という言い回しがあります。根拠はよくわかりません。手が温かい人が読んだら、たぶん怒ります。

ただ、今日の話で読むと、これはちょっとおもしろいんです。熱を真ん中に集めているから、手が冷たい。 体のしくみとしても、絵としては合っています。心の話として本当かはわかりませんが、たとえとして、ぼくは好きです。

手が冷たい人は霊感がある?受信型?

「手が冷たい人は外のエネルギーを受け取るアンテナ体質」「霊感がある」「エンパスだ」という説もあります。
感じやすくて、人の気持ちにさらされてきたから、扉を閉める必要があった。そういう方は、たしかにいる気がします。

ただ、手の温度で素質を決めなくていいと思います。ぼくは、感じる力は誰でも子どものころ持っていたと考えています。手が熱くても、冷たくても、ふつうでも。これは 手が熱い記事 に書いたことと同じです。


冷え性は好転反応?エネルギー不足のサイン?

「浄化で冷える」「波動が低いから冷える」という説

冷えのスピリチュアルな話には、「浄化やデトックスで古いエネルギーが抜けている」「エネルギーが足りない」「波動が低い」と書くものもあります。
変化のときに体がざわつく感覚は、ぼくもわかる気がします。

苦しまなくていい。冷えをがまんする理由にしなくていい

でも、ぼくはちょっと引っかかるんです。
「これは浄化だから」と冷えをがまんするのは、もったいない気がします。しんどいほど前に進んでいる、ということはない気がします。それは、もしかしたら古い慣習なのかもしれません。
「波動が低いから」と自分を責めるのも同じです。波動は、がんばって上げるノルマではありません(波動とは?)。

苦しまなくていい。 冷えたら、靴下をはく。お腹を温める。続くなら医療機関へ。それで十分です。好転反応については 好転反応とは? にもくわしく書いています。


感情から読み解く冷え性の意味|そっと引いた気持ち

恐れ・思い悩み・さみしさ。どれも、悪者じゃない

東洋医学で見ると、冷えには、腎経・膀胱経の「恐れ」、脾経の「思い悩み」が関わっていました。リンカーンの言う「支えがないことへの悲しみ」も、ここに重なります。

恐れは、大事なものを守ろうとする感覚。思い悩みは、ちゃんと考えようとする誠実さ。さみしさは、人とつながりたい気持ちの裏側。どれも、悪者じゃありません。
気になるのは、気持ちそのものより、「別に平気」と、感じる前に引っこめてしまうことのほうかもしれません。

冷えやすい人の感情パターン|セルフチェック

  • 「別に平気」が口ぐせで、ほんとうは平気じゃない日もある
  • 人といると、あとからどっと疲れる
  • 頼るより、ひとりでやるほうが楽だと思ってしまう
  • 仲よくなりかけると、少し距離をとりたくなる
  • 人の心配はできるのに、自分のことは後回し

もしいくつか当てはまっても、「心が冷たい」のではありません。それだけ真ん中を大事に守ってきた、ということだと思います。

たっかぶり
たっかぶり

「別に平気」って、ついつい言うてまうよなあ。

まめたろう
まめたろう

言うてまうね。で、顔は平気でも、足先だけ正直。

たっかぶり
たっかぶり

足先、口軽いやん!

まめたろう
まめたろう

本人より先にしゃべるからね(笑)

ちなみに、ろばのせかいのヒーリングセッションのあとのアンケートには、「セッション中、身体にどんな変化がありましたか?」という質問(複数選択)があります。回答111件を数えると、「温かさを感じた」は39件、「特に変化は感じなかった」は33件でした。手足に限った質問ではなく、冷えの話でもありません。ただ、横になっているだけで、体のどこかがじんわり温かくなる方もいるし、何も感じない方もいる。手の記事でも、セッションのあとに「手のひらが温かくなった」という感想をいただくことがある、と書きました。感じ方は人それぞれです。


信念から読み解く冷え性の意味|「開けたら、傷つく」

たっかぶり
たっかぶり

でも、扉開けて、また傷ついたらどうすんの?

まめたろう
まめたろう

それはそう。だから、無理に開けんでええと思うよ。

たっかぶり
たっかぶり

ほな、ずっと閉めとくん?

まめたろう
まめたろう

部屋があったまったら、誰に言われんでも窓開けるやん。あれと同じ。

たっかぶり
たっかぶり

暑なったら開ける、ってだけの話やん!

まめたろう
まめたろう

そう。だけの話(笑)

冷えやすい人が持ちやすい信念

冷えがくり返すときには、こんな信念が隠れていることがある気がします。

「開けたら、傷つく」

「頼ったら、迷惑をかける」

「ひとりで立っていないと、あぶない」

「温かいものは、がんばった人だけがもらえる」

最後のものが、いちばんこの記事の話です。貧血の記事 でぼくは、「受け取ること」への扉がどこかで閉まっているという読み方をしました。血の巡りを読むと、やっぱりここに戻ってきます。
ろばのせかいは、ここをやさしく問い直したいんです。温かさは、ごほうびじゃない。 日なたは、がんばった人だけを照らしているわけではありません。

信念の4層|冷えの根っこはどこにあるか

信念には、4つの深さがあるといわれます。

  • 核の層:この人生で身につけた思いこみ(例:気持ちを出すと、がっかりされた)
  • 遺伝の層:家族から受け継いだ思いこみ(例:弱いところは見せないのが、うちのやり方だった)
  • 歴史の層:過去世や集合意識の記憶(例:心を許すと、あぶなかった時代)
  • 魂の層:魂が選んできたテーマ(例:守りながら、少しずつ受け取ることを楽しむ)

どの層にあるかによって、ゆるめ方も変わります。誰かのせいにするためではなく、「だから、閉めるクセがついていたんだな」と知るために眺めてみてください。


魂から読み解く冷え性の意味|第一チャクラと「ここにいて大丈夫」

第一チャクラは、安全と土台の場所

背骨のいちばん下あたりにある第一チャクラは、「ここにいて大丈夫」という土台の感覚の場所といわれます。
第一チャクラの記事 でぼくは、手足の冷えを「エネルギー循環の停滞」のひとつとして挙げ、つらい経験が「ここにいることは安全ではない」というメッセージになることがある、と書きました。腎経が体に入っていくのも、背骨の付け根の近くです。

冷えを魂の側から眺めると、「ここにいて大丈夫だよ」を、体がまだ確かめている途中なのかもしれません。確かめ終わるまで、急がなくていいと思います。

くり返す冷えが伝えている3つのメッセージ

  1. 「守ってきたんだね」:閉めたのは、あなたを守るため。責めるところではない
  2. 「がんばって温めなくていい」:温かさは、作るより受け取るもの
  3. 「ここにいて大丈夫」:安心できるところから、扉は勝手に開いていく

冷え性のときの5層のケア

【今日】肉体|首・手首・足首を包む

首、手首、足首をあたためる。お風呂にゆっくり入る。ゆるめの靴下をはく。温かいものを飲む。よく動いて、よく寝る。それで十分です。温活をノルマにしなくて大丈夫です。

【30秒ワーク】エーテル体|「閉めててもいいよ」

寝る前、ふとんの中で、両手をこすり合わせてあたためます。
その手を、おへその少し下に重ねて置きます。鼻から3秒吸って、口から6秒かけて細く長く吐きながら、心の中で「閉めててもいいよ。ここは、大丈夫」と言ってみる。これを3回。開けようとしなくていいです。手の温かさが、勝手に伝わってきます。

【感情解放】アストラル体|「今、何に身がまえた?」を書く

冷えが気になった日のことを、ノートに書いてみてください。その日、誰といたか。どこで身がまえたか。「別に平気」と言ったのは、どの場面だったか。
それから「あのとき、ほんとうは?」と続けて書く。書くだけです。言いに行かなくていいです。

【信念の見直し】メンタル体|「もらってよかった温かさ」を思い出す

何もしていないのに、誰かがお茶を入れてくれた。何も返せなかったのに、そばにいてくれた。そんな経験を、ひとつでいいので思い出してみてください。「がんばった人だけがもらえる」は、思っているほど本当ではないかもしれません。

【受け取る】コーザル体・創造主|横になって受け取る

守ってきたものは、こじ開けなくても、ゆるんでいく方法があります。目を閉じて横になって受け取るだけのヒーリングセッション という方法もあります。温かく感じる方もいれば、何も感じない方もいます(感じ方は人それぞれです)。ヒーリングがどんなものかは ヒーリングとは? にも書いています。

5層ケアのロードマップ

層今日今週今月
肉体首・手首・足首を包むお風呂・軽く動く・よく寝る色の変化・しびれ・続く冷えは医療機関へ
エーテル体おへその下に手を置く労宮・陽池・太渓を手で包む腰のうしろを温める習慣
アストラル体「何に身がまえた?」を書く「別に平気」に気づく「ほんとうは」をひとりに話してみる
メンタル体「もらってよかった温かさ」を思い出すひとつ、人に頼ってみる「ごほうびじゃない」を味わう
コーザル体「ここにいて大丈夫」と自分に言う日なたで何もしない時間目を閉じて、横になって受け取る

どのくらいで変わる?

体のペースは人それぞれです。冷えは体質や季節にも左右されるので、すぐに変わらなくても、がっかりしなくていいと思います。
そのうえで、「『別に平気』に自分で気づけた」「人に一度、頼めた」「日なたで、ぼーっとできた」といった小さな変化を目安にしながら、あせらず、5層のどこかひとつから始めてみてください。


よくある質問

Q. 冷え性は、スピリチュアル的にどういう意味ですか?

ろばのせかいでは、体が血管を締めて内側の熱を守るしくみから、「いちばん大事な真ん中を守るために、外への扉を少し閉めている」サインかもしれない、と読んでいます。悪い前兆とは考えていません。気温や服、筋肉の量など、体の側の理由もあわせて見てください。

Q. 手足が冷たいのは、霊のせいですか?憑依の前兆ですか?

ぼくは、毎日続く冷えを霊で説明する必要はあまりないと思っています。怖がると体は身がまえて、かえって冷えるかもしれません。まず体のことを確かめて、温かくして、たくさん寝る。それでも気になるときも、不安をあおって高いものをすすめる話からは、いったん離れてください。

Q. 手が冷たい人は、心が温かいって本当ですか?霊感がありますか?

ことわざとして昔からあるだけで、根拠はよくわかりません。ただ、熱を真ん中に集めているから手が冷たい、というたとえとしては、ぼくは好きです。霊感については、手の温度で素質を決めなくていいと思います。

Q. 右手と左手、右足と左足で意味はちがいますか?

ろばのせかいでは、右を「与える・外・行動」、左を「受け取る・内側・気持ち」と読みます。右は外へ向かう流れを、左は受け取る扉を、少し閉めているのかもしれません。片方だけ急に冷たくなったときは、すぐ医療機関へ。

Q. 急に体が冷えるのは、何かのサインですか?

熱や強いふるえがあれば、まず体のケアを。そうでなければ、何かに身がまえたのかもしれません。ゾクッと鳥肌が立つ一瞬の感覚は、寒気(スピリチュアルチルズ)の記事に書いています。

Q. 冷えは好転反応や、浄化のサインですか?

そう書かれた記事もありますが、ぼくは、冷えをがまんする理由にしなくていいと考えています。しんどいほど浄化が進んでいる、ということはない気がします。

Q. スピリチュアルな冷えと、病気の冷えの見分け方はありますか?どんなときに病院へ行けばいいですか?

自分で見分けなくていいと思います。指先の色が白や青紫に変わる、しびれや痛みが続く、傷がなかなかふさがらない、片方の手足だけ急に冷たい、だるさや息切れ・動悸・体重の変化がある、ずっと続いている、といったときは、意味を探すより先に病院で相談してください。


まとめ|冷えは「守ってきたんだね」のサイン

  • 冷え性は病名ではなく、冷えやすい状態。気温・服・筋肉の量・ストレスなど、体の側の理由もたくさんある。色の変化・しびれ・片方だけ急に、はまず医療機関へ
  • そのうえで、あえてエネルギー的な側面で切り取る日があってもいい
  • 体は寒いと血管を締めて、真ん中の熱を守る。心も同じで、傷つきそうなときは気持ちを引く。冷えは、真ん中を守るために扉を少し閉めているサインかもしれない
  • 東洋医学では、蓄える腎経、心を守る袋の心包経、温かさを配る三焦経などが、冷えと関わるといわれる
  • 手は「誰から離れていたい?」、足先は「どこへ行くのがこわい?」、お腹は「ちゃんと受け取れてる?」、腰は「ひとりで支えてない?」
  • 霊のせいだと怖がるほうが、たぶん冷える。極論、気にしないも、けっこう強い
  • 好転反応や波動のせいにして、がまんしなくていい。苦しまなくていい
  • 温かさは、作るより受け取るもの。扉は、開けるものではなく、開いてしまうもの
たっかぶり
たっかぶり

結局、冷えたら「守ってたんやな」でええの?

まめたろう
まめたろう

うん。で、靴下はいて、あったかくして寝る。

たっかぶり
たっかぶり

ほな今夜は湯たんぽ抱いて寝るわ。何もせんでも、あったかいもんなあ。

まめたろう
まめたろう

そうそう。受け取るだけでいいからね。

たっかぶり
たっかぶり

……湯たんぽ、ヒーラーやん!

まめたろう
まめたろう

ヒーラーも何もしないからね(笑)


この記事を書いた人

網倉彩人(まめたろう)|ろばのせかい
ヒーリングセッション経験1万件以上。シータヒーリング認定インストラクター。運営:株式会社ろばのせかい。見えない世界を、楽しみながら本気で探求しています。
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閉めた扉は、こじ開けなくていい。温かさを受け取るだけのセッション
光を両手で受け取るイメージ

「心を開かなきゃ」「自分を温めなきゃ」。ずっと自分を守ってきた方ほど、そう言われても、どこから手をつければいいかわからないかもしれません。

ろばのせかいのヒーリングセッションは、対話をメインにしません。最初に5分ほどお話をうかがったら、あとは目を閉じて、20〜30分横になっていただくだけ。がんばって開こうとしなくても、受け取るだけでいい時間です。温かさを感じる方もいれば、何も感じない方もいます。

こんな方におすすめです

  • 「別に平気」が口ぐせで、本音を話すのが苦手
  • 人に頼るより、ひとりでやるほうが楽だと思ってしまう
  • がまんや苦労ではなく、軽く変わっていきたい

オンライン(Zoom)・対面のどちらでも受けられます。うまく話せなくても大丈夫です。

ヒーリングセッションの詳しい内容を見る

あわせて読みたい

参考にした本・資料

  • マイケル・J・リンカーン『Messages from the Body』(Coldness/Cold Feet/Cold Hands)
  • デブ・シャピロ『Your Body Speaks Your Mind』(冷え性・手・足)
  • インナ・セガール『The Secret Language of Your Body』(Chills)
  • ベッセル・ヴァン・デア・コーク『The Body Keeps the Score』(安全の感覚)
  • シンディ・デール『The Subtle Body』(経絡の章:肺経・脾経・心経・膀胱経・腎経・心包経・三焦経・任脈)
  • メディカルノート「冷え症」(https://medicalnote.jp/diseases/冷え症 )
  • MSDマニュアル家庭版「レイノー症候群」(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/06-心臓と血管の病気/末梢動脈疾患/レイノー症候群 )

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