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「波動が低い人とは付き合わんほうがいい」って、よう聞くやん。あれってほんま?

うーん、ぼくはそもそも、いい波動・悪い波動ってないと思ってるんよね。

え、そこから?

そこから(笑)。今日は、波動ってそもそも何なのか、ゆっくり話してみよか。
「波動が高い人」「波動を上げる方法」「波動が合わない」。
スピリチュアルの世界では、毎日のように「波動」という言葉が出てきます。でも、あらためて「波動とは何?」と聞かれると、ちょっと説明しにくいですよね。
先に、この記事のいちばん言いたいことを書いておきます。
波動とは、人やモノや場所が出している「揺れ」のようなものです。そして、ぼくはいい波動・悪い波動というものはないと思っています。
だから、がんばって波動を「上げる」より、自分本来の波動に「戻る」ほうが、ずっと大事。
ヒーリングを仕事にして、たくさんの方と向き合ってきたなかで、ぼくがたどりついた「波動」の話です。
波動とは?スピリチュアルでいう波動の意味
すべては、こまかく揺れている
スピリチュアルでいう波動は、ひとことで言うと、人やモノや場所が出している「揺れ」や「雰囲気」のようなものです。
会った瞬間に「この人、なんか落ちつく」と感じる。入ったお店で「なんか居心地がいい」と感じる。言葉にしにくいけど、たしかに何かを受け取っている。その「何か」を、スピリチュアルでは波動と呼んでいます。
ぼくの感覚では、波動=すべてのものが持っているエネルギーの揺れ。人も、モノも、場所も、言葉も、気持ちも、それぞれ独自の揺れ方をしている。
エネルギーヒーラーのシンディ・デールは、見えないエネルギーの体を世界中から集めた事典『The Subtle Body』(日本語版はまだ出ていない本です)の中で、エネルギーをいちばんかんたんに「振動する情報」と定義しています。細胞生物学者のブルース・リプトンも『The Biology of Belief』(日本語版『「思考」のすごい力』)で、原子はたえず回って揺れているエネルギーのうずのようなもので、人も含めて、どんな物にもその物だけのエネルギーのしるしがある、と書いています。量子物理の話なので、ぼくはここも「たとえ」として受け取っていますが、「すべては揺れている」という感覚とよく重なります。
物理の「波動」とは、ちょっと別もの
ここは正直に書いておきます。
物理学でいう「波動」は、音や光や水の波のように、振動が伝わっていく現象のことです。物理学では「波動が高い人」という言い方はしません。
スピリチュアルでいう波動は、その言葉をたとえとして借りているもの。量子力学の話もよく出てきますが、ぼくは量子論を「証明」としてではなく、見えない世界を考えるための、おもしろいたとえとして使っています。
科学と同じ意味で言っているわけではない。そこを分けておくと、波動の話がぐっと気楽になります。
「波動が高い・低い」はほんとう?|いい波動・悪い波動はない
基準がなければ、いい・悪いは決まらない
「波動が高い人と付き合おう」「波動が低い人から離れよう」。よく聞く話です。
でも、ぼくは波動そのものに、いい・悪いはないと思っています。
たとえば、そのへんに生えている草。「これはいい草だ」「悪い草だ」とは、ふつう言いませんよね。「食べられるかどうか」という基準を決めて、はじめて「いい草・悪い草」が言える。
波動も同じで、何かの基準をおいたときに、はじめて「高い・低い」が言えるだけ。波動そのものに上下があるわけではない、というのがぼくの見方です。
「高い・低い」は、便利な言い方として
もちろん、「軽い・重い」「心地いい・しんどい」という感覚はあります。それを「波動が高い・低い」と呼ぶのは、わかりやすい言い方だと思います。
ただ、それを人の価値に結びつけてしまうと、ちょっと苦しくなる。
「あの人は波動が低いから」と決めつけると、相手を見下すことになるし、「わたしは波動が低いから、いいことが起きない」と思うと、自分を責めることになる。
ぼくは、魂に上下はないと思っています。今の状態の「揺れ方」がちがうだけ。(人が離れていくときの話は 人が離れていくときのスピリチュアルな意味 にも書いています)

じゃあ、「波動が合わない人」っていうのは?

リズムがちがうだけやね。速い曲とゆっくりの曲みたいなもん。どっちが偉いとかはないよ。
波動は誰でも感じている|「なんとなく」の正体
感じていないのではなく、気づいていないだけ
「わたしは波動とか、ぜんぜん感じない」という人もいます。
でも、ぼくは波動を感じていない人は、いないと思っています。霊能力やサイキック能力があるかどうかとは関係なく、みんな、なんとなく感じている。ただ、それに気づいていないことが多いだけ。
「この部屋、なんか空気が重い」「あの人と話すと元気になる」。その「なんとなく」が、波動を感じているということです。子どものころは、誰でもあたりまえにやっていたはず。
波動を感じる、かんたんな練習
試しやすいのは、2つのものを手で触り比べる方法です。
- 水道の水と、市販の水を、それぞれペットボトルに入れる(野菜でも、服でも、なんでもいい)
- 片方ずつ手でそっと触れて、温度や手ざわり、なんとなくの感じを比べてみる
- 「ちがう気がする」「同じかも」、どちらでもOK。正解を探さずに、感じたことをそのまま受け取る
最初は何も感じなくても大丈夫。続けているうちに、「なんとなく」が少しずつはっきりしてくることがあります。
自分の波動を知る3つのヒント

1. 「こうしたい」と「今の現実」のあいだを見る
「部屋を片づけたいけど、今は散らかっている」「ゆっくりしたいけど、時間がない」。
こうしたい自分と、今の現実のあいだくらいが、今の自分の波動、と考えるとわかりやすいと思います。
2. 身のまわりの人を見る
波動は、まわりの人とも交流しています。だから、よく一緒にいる人たちを見ると、今の自分の状態が見えてくることがあります。自分が変わってくると、人間関係も自然と変わっていきます。
3. 口ぐせと「ついつい」を見る
いつも考えていること、ついつい言ってしまうこと、ついつい取ってしまう行動。そこに、今の波動がよく出ています。
ぼく自身の話をすると、以前は「お金とか、どっちでもいいし」が口ぐせでした。そして実際に、そのころはあまりお金を受け取れていなかった。口ぐせのとおりの現実が来ていたんだな、と今は思います。
「どうせわかってもらえない」が口ぐせなら、わかってもらえない場面が増える。それもまた、いい・悪いではなく、今の波動が映っているだけです。
波動と引き寄せ|「受け取る」は波動に共鳴するもの
ぼくが主宰しているコミュニティの『さとりのせかい』ワークショップ(第1回「受け取り上手の心得」)では、「受け取る」をこう定義しています。
受け取る=向こうからやってくるもの=あなたの波動に共鳴するもの
昇進も、偶然の出会いも、毎朝の平和な時間も。「自分でがんばって勝ち取った」と思っているものも、実は自分の波動に共鳴して、向こうからやってきている。
だから、取りに行こうとがんばるより、受け取れる状態でいることのほうが大事なんだと思います。(引き寄せについてのぼくの考えは、引き寄せの法則とは にも書いています)
粒と波|どこから現実を動かすか
粒=今の自分、波=魂の視点
『さとりのせかい』ワークショップの第10回「粒と波」では、量子力学の「粒と波」をたとえに使って、こんな話をしています。
- 粒:肉体、エゴ、「今ここで困っている」自分。ひとつの見方に固まっている状態
- 波:魂、ハイヤーセルフ。いくつもの可能性が同時にある、俯瞰した視点
粒の視点からは、「お金がない」「うまくいかない」という結果しか見えません。波の視点から見ると、「どこを動かせば変わるのか」が見えてくる。
波にいるほうが偉い、わけではない
ここで大事なのは、波にいるほうが偉いわけではないということ。
何かを形にするときは、むしろ粒になって、ひとつに決めて、感覚をともなって受け取る必要があります。
見るときは波に、創るときは粒に。
どちらかに固まるのではなく、行き来できることが本来の状態。「わたしは波にいるから正しい」と思った瞬間、それもまたひとつの粒になっている。そう思うと、ちょっと肩の力が抜けませんか。
波動の乱れのサイン|疲れ・人間関係・物が壊れる
波動が乱れているとき、こんなサインが出ることがあります。
- わけもなく疲れる、眠い:寝ても寝ても眠いときのスピリチュアルな意味
- 一緒にいて疲れる人が増える:一緒にいて疲れる人のスピリチュアルな意味
- 物が立て続けに壊れる:物が壊れるスピリチュアルな意味
- うまくいかないことが続く:うまくいかない時期のスピリチュアルな意味
ただ、これも「乱れ=悪いこと」ではありません。本来の揺れ方から、ちょっとずれているよというお知らせ。波動が低くなる原因については 波動エネルギーが低くなる6つの原因 にもまとめています。
体の不調が続くときは、波動のせいにせず、まずは病院で体の理由を確かめてください。
波動を上げる方法より、本来の波動に戻る5つの方法
「波動を上げる方法」はたくさん紹介されています。でも、ぼくがすすめたいのは、上げるより戻ることです。
がんばって上げようとすると、「今のわたしはダメ」が前提になってしまう。それより、もともとの自分の揺れ方に戻るほうが、ずっと楽で、長続きします。
- よく寝る:いちばんかんたんで、いちばん手軽な「戻る」方法だと思います
- 自然の中に行く:木や水や土は、いつも本来の揺れ方をしています。そばにいるだけで、こちらも戻りやすくなる
- 好きなことを、ちょっとだけやる:楽しんでいる時間は、本来の波動に近い時間
- 人の荷物を下ろす:人の感情や問題まで抱えていると、自分の揺れ方がわからなくなります
- 受け取る時間をつくる:何かをがんばるのではなく、横になって受け取るだけの時間をつくる

「よく寝る」が1番なん? 波動の話やのに?

寝不足で波動を上げようとしても、だいたい無理やからね(笑)
本来の波動に戻ったとき|お客様の声から
ろばのせかいのヒーリングを受けた方からは、こんな声をいただいています(感じ方は人それぞれです)。
「1日の中で必要な時に、いつでもニュートラルに戻れる」(40代の方)
「自分の良い状態はこんな感じだった!とわかり、ずれてきた時も気付ける様になった気がします」(50代の方)
「自分が自分のままで生きるって言う方向性が、無理なく、自然な形で進む」(50代の方)
どれも、何かを「上げた」というより、もともとの自分に戻った感覚なんだと思います。そして、一度その感覚を知ると、ずれたときにも自分で気づけるようになる。それがいちばん大きいのかもしれません。
波動調整とは|ろばのせかいのヒーリング
「波動調整」という言葉で、ヒーリングを探す方もいます。
ろばのせかいでは、波動を「上げる」のではなく、その人本来の揺れ方に戻るのをお手伝いすることを大事にしています。
セッションでは、最初に5分ほどお話をうかがったら、あとは目を閉じて20〜30分、横になっていただくだけ。うまく話せなくても、何をお願いしたらいいかわからなくても大丈夫です。くわしくは ヒーリングとは? にも書いています。
よくある質問
Q. 波動とは、かんたんに言うと何ですか?
人やモノや場所が出している「揺れ」や「雰囲気」のようなものです。会った瞬間に「なんか落ちつく」と感じる、その「なんとなく」が、波動を感じているということです。
Q. 波動が高い人・低い人は、本当にいますか?
「軽い・重い」「心地いい・しんどい」という感覚はあります。でも、ぼくは波動そのものに、いい・悪いはないと思っています。今の状態の揺れ方がちがうだけで、人としての上下ではありません。波動が高い人の特徴については 波動の高い人、低い人の特徴は? にもまとめています。
Q. 波動を上げるには、どうしたらいいですか?
がんばって上げるより、本来の波動に戻ることをおすすめしています。よく寝る、自然の中に行く、好きなことをちょっとやる、人の荷物を下ろす、受け取る時間をつくる。いちばんかんたんなのは、よく寝ることです。
Q. 波動は科学的に証明されていますか?
スピリチュアルでいう波動は、物理学の「波動」とは別のものです。量子力学の話もよく出てきますが、ぼくは証明としてではなく、見えない世界を考えるためのたとえとして使っています。
シンディ・デールは『The Subtle Body』の中で、X線や細菌も、かつては目に見えず測れないものだった、と書いています。まだ測れていないものの中にも、いずれ測れるものがあるだろう、と。ぼくは「証明されていないから使えない」とも「証明されているから正しい」とも考えずに、自分で感じてみて、役に立つかどうかで決めていいと思っています。
Q. 波動を感じられないのですが、どうしたらいいですか?
感じていないのではなく、気づいていないだけのことが多いと思います。2つの水を手で触り比べるなど、かんたんな練習から試してみてください。正解を探さず、感じたことをそのまま受け取るのがコツです。
波動を感じて、整えて、受け取る。その具体的なやり方はエネルギーワークとは?意味・やり方・ヒーリングとの違いで紹介しています。
魂を量ろうとした実験の話は、魂の重さは21グラム?元ネタの実験の本当の話で、たとえとして楽しんでいます。
「すごすぎる引き寄せ体験談」の読み方は、引き寄せの法則はすごすぎる?で書いています。
まとめ|波動は、上げるより戻るもの
- 波動とは、人やモノや場所が出している「揺れ」や「雰囲気」のようなもの
- 物理学の波動とは別もの。量子論はたとえとして
- いい波動・悪い波動はない。基準をおいたときに、はじめて「高い・低い」が言えるだけ。魂に上下はない
- 波動は誰でも感じている。気づいていないだけ
- 自分の波動は、「こうしたい」と現実のあいだ・まわりの人・口ぐせから見えてくる
- 受け取るものは、自分の波動に共鳴して向こうからやってくる
- がんばって上げるより、本来の波動に戻るほうが楽で、長続きする

結局、波動の話って、「よく寝て、自分に戻ろう」ってことやね。

うん。それで十分やと思う。
この記事を書いた人
網倉彩人(まめたろう)|ろばのせかい
ヒーリングセッション経験1万件以上。シータヒーリング認定インストラクター。運営:株式会社ろばのせかい。見えない世界を、楽しみながら本気で探求しています。
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参考にした本・資料
- まめたろう(ろばのせかい)YouTube「周波数を知る方法と5つのヒント」(2021)、「誰でもできる波動エネルギーを感じる練習方法」(2021)
- さとりのせかいワークショップ #1「受け取り上手の心得」、#10「粒と波」(ろばのせかい)
- シンディ・デール『The Subtle Body』
- ブルース・リプトン『The Biology of Belief』


