今回のテーマは「不安」です。
いやあ、不安だねえ。
※この記事は「不安」について、それがどこから来てどこへ行くのか考えつつ、解消する方法、不安に押しつぶされそうなときに思い出したいことなどをご紹介する内容になります。
不安や心配、それに伴う心理的なストレス、感じますよね。人間だものですね。
僕だって不安を感じないことはありません。まあ、楽観主義なのですぐ忘れちゃうんですが。
今回はぼくらの大好物の1つともいえる感情、「不安感」について掘り下げてみようと思います。みなさんは自分の中にある不安とどう付き合っているでしょうか。
今回のお話の流れ!
- 人はなぜ不安を感じるのか?
- 不安の種類:良い不安と悪い不安
- 不安解消方法①:マインド編
- 不安解消方法②:テクニック編
- まとめ
人はなぜ不安を感じるのか?
まずは、なぜ不安感が募るかについて、いくつかの理由をみていきます。
まあ、人それぞれなのでなんとも言えませんが敢えて分けてみましょう。
①防衛本能
人間の脳の構造的観点から言えば、不安は有史以来、人類に刻み込まれているDNAの1つのようなもの。という見方があります。
例えば、この生物を食べたら身体を壊さないのか?とか、こっちの道に進んだら危険はないのか?など
自分たちの身を守るための予知的な意味合いでの原始時代から続く「脳の進化のプロセス」という考えです。
②疲れ
人間には当然ですが、身体、心があります。スピリットもあります。
そしてぼくらはロボットではないので「疲れ」を感じます。
身体や心、スピリットが疲れすぎると、自分を守るモードの思考パターンに変化するため、
不安を感じることで、「最悪の結果」を予防するようにデザインされているという考えです。
③エゴ
エゴそのものは良くも悪くもないんですが、それが思考パターンや思い込みになったり、それらと仲良くなりすぎると視野が狭くなりがちなのが厄介です。
エゴは簡単に言えば、他人との区別、あるいは生存競争や変化への防衛本能として役立つ自分の人格の1つです。
「不安」を例にするなら、Aさんと比べて○○ができないから不安である。とか、環境が変わることで適応する防衛本能=不安がちょこっと顔を出してくるようなイメージです。
いずれにせよ、エゴは1つの人格に過ぎないはずなのに「それが私だ。」と思い込むクセのあるものです。
不安をつくるものまとめ
他にもまだまだあるとは思いますが、大雑把に分類してしまえばこんな感じです。
- DNA構造(防衛本能による)
- 心身、精神などの疲れ
- エゴ
もちろん、人それぞれ、状況やその時々で理由は異なって、例えば1と3のコンボだったり、2と1が共鳴していたりする状態があるでしょう。
不安の種類:ネガティブな不安とポジティブな不安
今度は不安の種類をちょっとだけピックアップしてみます。
ポジティブな不安
ぼくは不安そのものは悪いわけではないと感じます。
理由は、不安はそもそも「良い状態のとき」は、期待のエネルギーとほぼ同意だからです。
例えば新しいことをスタートしようとするとき、「失敗したらどうしよう?」はネガティブ寄りの不安ですが、「成功するかもしれない!」はポジティブな期待です。
緊張と緩和、不安と期待、この絶妙なシーソーゲームに感情がいるイメージです。
ポジティブな不安の例を少し挙げてみます。
- 自分に自信ありがちな不安(期待)
- ベターな意思決定に役立つ不安
- 今の自分に最大限できることに気が付く不安
- etc..
②や③の不安は、防衛本能がプラスに働く時などです。
例えばですが、Aという予測不可能なことが起きているとします。不安が良い感じに働くときは、Aということのために、今の自分は何を選択できるのか。何が必要なのか。など、
不安と上手に付き合うことで理性と本能のバランスが保てるときもぼくはけっこうあるんじゃないかなと感じています。
ネガティブな不安
一方で必要以上に不安感情の領域が大きくなると、ぼくらはネガティブなスパイラルに陥るという性質があることもあります。
必要以上の不安感情が恐怖心、心配、ストレスに繋がることは多々あるのではないでしょうか。
- 起こってないことに対するネガティブな心配
- 論理的には説明不可なのに失敗や間違うことへの恐怖
- 自信がなさげな(自己受容が下手な)不安
- etc..
もちろん、これらのものが反動になってポジティブな不安に切り替わることも多々あります。
ただ、やっぱり未来に対してとか、未知のことに対する不安感情はネガティブな思考パターンを形成しがちって人は少ない気がします。
恐れや恐怖の本質とは?手放す方法、克服する方法ってなんかある?
不安を解消する方法①:不安に押しつぶされそうなときに思い出したいこと
なんとなく不安が紐解かれてきたところで、不安と上手に付き合っていく方法をご紹介してみます。
まずは、マインド編です。要するに「心構え」的な感じです。不安に押しつぶされそうなときにちょっぴり胸ポケットにダウンロードするといいでしょう。
①すべては変化する(かりそめである)
ネガティブな不安感情が強すぎるとき、ぼくらは視野が狭くなる傾向があります。
なので、「一生このままなんじゃないか。」「この悪い状況が永遠に続くんじゃないか。」などの錯覚にハマりがちです。
冷静に考えなくてもわかりますが、すべては変化します。
冷めたピザも電子レンジに入れ直せば温かくなるし、短く切りすぎた髪の毛も時が立てば伸びてきます。(時が立ちすぎてなくなる可能性もありますが。)
②間違いや失敗はない
失敗したら・・・。間違えたら・・。という感情は当たり前にある感覚の1つですが、長い視点と広い視野を持てばそんなのは幻想です。
なぜなら、失敗や間違いには「一定の基準やルール」が必要で、その基準というのは状況やその時々ですが「主観」(解釈に委ねられる)だからです。
(これは成功や正しいにもそのまんま適用できます。)
人生が自分の思い通りにならない時に取り入れたいスピリチュアルマインド
③今までなんとかなっている
「不安なこと」は、起こりえない。とは言い切れませんが、今まで案外なんとかなっていることも多いんではないでしょうか?
恐竜がいた時代も人類は存続しているし、地球が消滅しそうな危機的な環境の変化は何度も起きてるはずなのに、地球はまだピンピンしています。
不安のときってもうダメだ。。。感が強烈に自分を独占しているので気づきませんが案外なんとかなっているものって見渡す限りたくさんあると思います。
④起こることは起こる
どんなに対策を講じても、どんなに聖人君子として生きていても、どんなに正しくあっても起きることは起きます。
運命は決まっています。とかそういうことじゃなくて、自分の計画や想像を超えることは起きるだろうし、不安であろうとなかろうとなるときはなります。
不安に押しつぶされそうなときな自分を無理に変えようとするんじゃなくてずっしり構えることもアリでしょう。
番外編:不安や心配事の96%は起こらない?
米ミシガン大学のとある調査結果&研究データによると、心配事の80%は起こらず、残り20%のうち16%は準備することで対応可能である。とするものがあります。
僕は、研究者ではないのでわかりませんが、心配や不安なことって想像を超えてバッドエンドが来ることって確かにそんなに多くない気がします。
ただ、この調査結果&研究データは詳細がわからないし、いったい何人のデータを取ったんだ。ってツッコミを入れたくなりますけどね笑
まとめ:不安なときに思い出してほしい4つのこと
少し長くなったのでまとめてみます。
- すべてはかりそめの世界である
- 間違いや失敗はほぼ幻想である
- 案外なんとかなることが多い
- 起きることは起きる
心や身体が疲弊しすぎるときに、少し視野の回復に役立てばうれしいです。
結局不安すぎる。怖すぎる。みたいなときって限定的解釈が大きい時がほぼなんですが、案外、別の選択や欲張りな視点って身近にある気もします。
不安を解消する方法②:潜在意識に働きかける編
いわゆる心のブロック解除とかなんちゃらワークが好きな人はこちらのやり方もアリです。
不安を手放す方法
不安や心配、それに伴う恐怖やストレスなどは人それぞれ何に反応して、どこが根本になっているかは違います。
だから一概にこれが良い。という方法はないんですが、ポピュラーな方法をご紹介します。
まずは、自分に不安があることを理解しつつ、それがどこから来るのか内観してみましょう。
これはなんか宇宙的なやつに任せてもいいし、自分の中の宇宙や神的に頼んだり、すべて自分に集約するやり方なんかがあります。下の関連記事に詳しく書いてあるので興味のある方はチェックしてみてください。
不安が一発で消える人、そうでない人いろいろです。ただマイナスになることはないのでゲーム感覚で楽しんでみることをおすすめします。
個人的な意見としては、必要以上の不安を抱く場合、心の奥底に癒しスポットがあると思います。
自分のブラインドスポットが明るく、世界が広がるチャンスとも言えます。
赤ちゃんのときって、「わ、不安だわあ。」って感情っておそらく皆無だったんでやっぱり不安感は後天的に身につく世渡りテクニックの1つみたいなもんなんでしょうね。
ただ、必要以上の不安は自分で都合よくいつでもアンインストールできるとけっこう心強いです。
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まとめ:不安も大切な感情として上手に付き合うといいかも
昨今の不安ブーム?みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
予測不可能な将来や、大きな変化、未曾有の出来事に対して不安感情が芽生えるのはごく普通のことです。人間だもの。ですね。
ただ、必要以上の不安感情で物事が好転したり、解決する、良い方向に進むのであればぼくは思う存分不安になったり心配するのをめちゃくちゃおススメしますが、
それってレア中のレアケースだと思っています。
冷静に考えなくてもわかりますが、必要以上の不安や心配を抱いても抱かなくても自分ができることとか、やっていくことってそんなに変わらないんですよね。
自信ありの備えと構えが自信なさげの不安に押しつぶされてパフォーマンスの芳しくない行動や言動、
思考パターンに変化しがちな人はセルフチェックしてみることをおすすめします。
まあ、そこらへんの微妙な心と脳の動きによる変遷が人間の奥ゆかしさであり、面白さでは大いにあるんですが。
みなさんは自分の中にある不安とどう付き合っているでしょうか?
いつも読んでくださって本当にありがとうございます。
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