今回のテーマは「わかってくれない」です。
理解できたら楽ですよね。
※この記事は「他人に理解されない」ことをテーマになぜその感情が芽生えるのかを整理しつつ、僕なりの解消方法を提案する内容になります。
「周りがわかってくれない!」、自分の性質や本質が他人から理解を得られない状況はたくさんあります。
結論から先回りして言うと、人それぞれなのでごもっともな解決方法なんてのは異なりますが、「理解されない」を狭い範囲でみつめるだけでなく、
自己受容につなげる契機とすると楽なのかなと感じています。
みなさんは、理解されない時どうしているでしょうか?
今回の流れ!
- 「理解されない」感情を育む理由
- 「理解されない」のは誰のせい?
- 理解されないことから抜け出す方法
- 理解されないは自己受容の入り口
- まとめ
誰もわかってくれない・他人に理解されない感情の理由
まず、なぜ理解されない感情が生まれるのかを整理してみます。
理解されるされないというのは主観に過ぎないという大前提の上ですね。
①内側のエゴ
「理解されない」という感情が育まれる理由はこれだけ。と言っても過言ではない気がします。
その感情(エゴ)が良い悪いとかではなく、防衛本能のようなものです。
内側のエゴ(防衛本能)が顕著な状態を2パターンに分けてみます。
- 攻撃的バージョン
- 防衛的バージョン
①は、自分本位な感じで、「なんで誰も理解してくれないんだー!!」と主張が強めで、
②は自分否定なイメージで、「自分なんて理解してもらえないんだろうな。。」という弱めな主張が目立ちます。
いずれにせよ、自分の防衛本能ですね。
②外側のエゴ
敢えて外側としましたが、これも大枠では内側にいれてもいい気がします。
外側にあるエゴの代表例をピックアップしてみます。
- 親の教え・社会の倫理観ルール
- 他人のエゴ
- ペインボディ
- etc..
「理解されない」と自分が思っているわけではなく、そのような「思い込み」の影響を受けている状態をイメージしてもらえればわかりやすいでしょう。
こちらも、良い悪いではなく、ただの防衛本能です。
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③過去の経験+判断
当然ながら自我が芽生える前は、「理解されない」という感情が育つのは難しいです。
過去の経験や記憶を一定方向からみることで、「理解されない」自分の種ができます。エゴと言っても良いんですが。
例えばですが、親が子に熱心ではなかったという「体験」があるとしましょう。ある人は、親は子を愛していなかったと判断するかもしれません。
また、ある人は親が忙しかったという判断になります。こんなイメージで、体験に意味付けをする過去が理解されない感情を育てることはあるでしょう。
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他にもあるけど・・
「理解されない」という感情感覚が強くなる理由はもちろん他にも多々あるとは思いますが、わかりやすく分けてみました。
相手は自分をわかってくれる。わかってくれない。という話は、主観です。なんとなくそうなんじゃないか。の延長だとぼくは思います。
もちろん、極論ですけどね。
分かってくれない・理解されない自分がダメ?相手が悪い?
「理解されない」という現象について、責任論を適用させてみます。
①理解されない自分がダメ?
まず、理解されないその人に原因があるとするのが好きな人もいます。
こちらはこんな特徴が目立ちます。(理解の対象を自分にします。)
- 自己否定しがち
- 自分責めがち
- 完璧を求めがち
- 「基準・ルール」「判断基準」が他に寄りがち
- etc..
自分がダメだ。となる人は完璧主義だったり、八方美人な気質がある人もいるかもしれません。
また、自分を責めたり、「やさしさ」から相手の基準や立場をおもんばかる人が多いイメージです。
もちろん人間色々なので、これにあてはまらない感じも多々あるでしょう。
②理解しない相手がダメな意見
一方で、理解を示さない人に原因があるとするのが好きな人もいます。
こちらはこんな特徴がメインです。
- 自分の価値観を絶対だと感じがち
- 正義感が強め
- 正しさと倫理観が強め
- 優劣基準が好き
- etc..
相手がダメだ。となる場合、自分を正当化させたいマインドが強くなるため、「正しさ」というものが主張してきます。
そうなると、善悪論とか優劣意識に議論の焦点がいきやすいかなと感じます。
「理解されない」責任の所在は?
当然っちゃあ、当然ですが、僕はこの手の話しに正解も不正解もないと思っています。
そして、どちらが良い正しい、悪い間違いの括りで議論することは非常に不毛です。
理由は、理解されるされないは誰かが「責任」を負うことではないからです。
生きていればいろんな人間と接点を持ち、その価値観を共有できる範囲というのは全く異なります。
共有できる範囲がたまたま同じだっただけで、「理解される」。範囲がたまたま違っていたので「理解しあえない」。という話です。
これを「責任論」に持っていくと、例えばですが、「カレーが好き。」という価値観に対して、
カレーはにおいが残るし臭いから好きなんて理解できません。カレー好きなあなたがダメなので反省してください。とか、
カレーはスパイス使って健康にいいのに嫌いなんて非常識だ。カレー嫌いなあなたは人間失格ですよ。
って言ってるようなもんです。かわいいですけど、不毛です。笑
自分の人生に責任を取る方がいいの?責任の再定義をしてみるといいかも
分かってくれない・理解されない感情や思考パターンから抜け出す方法
理解されない感情や思考パターンから抜け出す方法を提案してみます。言わずもがな、万人に使えるものではないかもしれません。
パターン1(自分責めすぎタイプ)
自分責めすぎな人は「自己受容」のきっかけとして再定義してみましょう。
まずは、理解されない感情がどこから来るのか認識してみましょう。内観が得意な人はそれがいつどのようにどうしてくるのかもついでに認識するといいかもです。
ホ・オポノポノはすべて自分から変わるコンセプトのもと、いわゆる手放しには向いている方法の1つです。
「理解されない」方向に時間や意識を使いすぎず、もっと有意義な方向がみえてくるかもしれません。
自分はこんな性質を持っていて、理解なんてされない。つらい。ダメだ。っていう自分を犠牲にするマインドや否定する癖がついている人は、
まず、キズを癒してから、自分を受け入れる方向性を模索するのがおすすめです。まあ、いろんな人がいるのでなんとも言えないところはありますが。
ホオポノポノとは?4つの言葉や効果・やり方をわかりやすく解説してみた
パターン2(相手責めすぎタイプ)
相手や社会のせいにしがちな人も「受け皿」を広くしてみる視点をもってみると楽しいかもしれません。
まずは、理解されない感情がどこから来るのか認識してみましょう。ここは一緒です。
ペインボディもホ・オポノポノもやっていることは一緒なんですが、切り替わりポイントを「自分」にするか「神聖なる存在」にするかで違いがあります。
「理解されない」相手や社会に敵意をむき出しにしてもコスパが悪そうなので、のんびりいきましょう。
なんで社会や他人は理解できないんだ。心が狭すぎるんじゃないか。というエゴや正義感マインドが強めな人は、「自分」の範囲を広げてみるといいかもしれません。
ペインボディとは?エックハルトトールが語る心の痛みの解放と溶かし方
理解されない苦しみや孤独感は自己受容の入り口かも?
自分を責めるにせよ。相手を責めるにせよ。理解されない感情から来る苦しみや孤独感は幻想です。
理解されない自分が好き?
理解されない。ってネガティブ寄りに嘆きがちに捉えているときって、そんな自分嫌だ。と思いつつ、案外そこが好きな時もあります。
傷付いたヒロインってかわいく見えるじゃないですか?ズレのある自分ってけっこうかっこよく映らないですかね?
なので、自分のセルフチェックしてあげるといいかもしれません。
自分を認める範囲を広げる契機
「理解されない」という感情のほとんどは主観です。
なぜそういう錯覚に陥るのかと言えば、1つは「自己受容」の下手さが浮き彫りになってくると思います。
自己受容は、自分のすべてを受け入れるマインド。ではなく、全てを受け入れる状態です。自分とその他の境界線があいまいになってくるとも言えますね。
「理解されない」という感情が強い時、ぼくは案外これは「全てを受け入れるぞ。」という前段階になる人も多いと感じています。
自己受容とは?その定義。自己肯定や自己否定の違いを解説してみた
まとめ:理解されないのも理解されている安心感も
今回は、わかってくれない。理解されないというテーマを扱ってみました。
ぼく自身、理解されない類で悩むことはほぼないんですが、気持ちはめちゃくちゃ分かります。
理解されたり、賞賛されたりすると気持ちいいですからね笑
最近友人にすすめられて速水もこみちのお料理YouTubeみてたんですが、彼「うん、よし、完璧だ。」ってめちゃくちゃ言ってるんです。
自己受容がなかなか難しい世の流れがある中、あれだけ自己受容がうまい人もなかなかいないだろうなあ。とニヤけながらみていました(セロリの切り方が最高です笑)
僕なんか、彼の身長にはるか及ばないし、顔の大きさも比べ物になりませんが、「よし、完璧だ。」だけは盛大にパクりたいと思っています。
何が完璧かは知りませんけどね。
理解されない根源にあるものって案外みんな変わらないのかもしれません。
みなさんはどう感じているでしょうか?
いつも読んでくださって本当にありがとうございます。
質問や意見があればコメントにてお待ちしております。