遠い未来の質素な暮らし
ピラミッド社会は崩落した
散々でろくでもない、苦労の多い人生におさらば
牧歌的で草花に囲まれた環境
蝶が空気をそよがし大きい羊が草をむしってる
そんなに大きくない木造の家で
ローマの休日に出てきそうな素敵な妻と
自分を小さくしたような子供がいる
多くの時間をのんびり過ごしたい
かつて使っていた硬貨を並べて悦に入ったり
ポロックの絵でも見ながら小さな僕と
とっておきのウバ茶でも飲もう
浜辺で貝殻を集めるのもいい
螺旋階段を上がるように
景色は変わらない毎日だけど
視点は増えていく
大きな喜びは求めない
微笑みが絶えない空間がいい
原始的と言われるかもしれないけど
一年も過ぎればダイヤモンドや黄金にも代え難いはずだ
美しさ溢れる夢を携えて
緑色のハイウェイを駆け抜ける
ペドロ
いつもペドロさんのお言葉はスッと心に沁みて爽やかな感覚で、大好きです。
そのうちペドロ集を出して頂けたら、この詩のような、お気に入りの場所に持っていって読みたいです☺︎