今回のテーマは「神」です。
神神神神神
※この記事は、スピリチュアルっぽい視点から「神」とはなにか?ということを漠然とながらも、なるべくわかりやすく説明を試みてみる内容になります。神様は、信じるとか信じないとかそういう概念でさえないのかもしれません。
みなさん、ゴッド、神、信じますか?在ると感じる方は、どんなイメージで捉えていますか?そして、信じない方、いないかも。と感じる方は、なぜそう思いますか?
生きているうち、一度は「神頼み」とか、あるいは神なんていない。神には頼らない。なんてセリフ言った記憶があるかもしれません。
スピリチュアルっぽい視点から言えば、「神」はエネルギーです。視点を変えれば、「今」であり、私であり、あなたであり、石であり、水であり、ゴミであり、塵であり、『すべて』と言われています。
完全完璧に説明しうる言葉はみつかりそうにありませんが、ゴッドな気分でいきましょう。まあ、ぼくも神ってなんなのかって言われたら知らんって感じなんですけどね笑
- 人間が理解しうる神(宗教)
- スピリチュアルにおける神
- 神の特徴やエネルギー
- ワンネスと神とぼくら
神様のルーツは宗教?宇宙人?
まずは、ぼくらがポピュラーに抱きがちな「神」についてみていきましょう。都市伝説は宇宙人=神説がありますが、見る角度が違えば確かにそうも言えるかもです。
「神」の定義
神ってなに?と考えたりイメージするとき、辞書的な意味合いがほとんどだと感じます。つまり、以下のような意味合いですね。
- 宗教信仰の対象
- 絶対的、超越的な存在。人間をこえた力をもつ。(宗教においては)超越的力を有する人格的存在。
この店マジ神。という文脈はここではもちろん省きますが、一般的に、神様っているんかなあ。とか神ってなんだろうな?というときは上記2つの意味合いがほとんどでしょう。
宗教における神
ぼくらの世界において、神が信仰の対象となったのはかなり昔ですよね。ユダヤ、キリスト、イスラム教にみる一神教なのか、ヒンドゥー、神道、仏教などにみる多神教なのかの違いです。
ぼくは宗教マスターではないので、特に言及するつもりはないですが、いずれも辞書的な意味の絶対的かつ超越的な存在である要素はどの宗教も似ているような気がします。神道はアニミズムをルーツにしているのでその要素は薄いですが。
神=宇宙人?!
都市伝説好きな方ならこのコンセプトはけっこう好きかもしれません。神が人間をつくり、その神は宇宙から来た宇宙人だったのです!みたいな。
確かに、ぼくらの共通認識、神=絶対的かつ(人間より)超越的な存在だとわかりやすいし、それが宇宙人だとしたらもっとはるかに越えちゃっているので理解はしやすいですよね。
クルクル詐欺のディスクロージャー(宇宙人存在の暴露)は起きていませんし笑
神の性質におけるさまざまな考え
ここからはもう少し、わかりやすくぼくらが想像しうる神の性質についてご紹介します。宗教にでてきたことを少し深堀していくイメージです。
①唯一性をもつ神
キリスト教やイスラム教を信じている方は、一神教も相まって、辞書的な意味の②絶対的かつ唯一のものです!というコンセプトが大きいです。
神=この世をつくった創造主であり、万物のはじまり。かつ人格的存在もある(意思をもつ)すごいやつ。というイメージです。イスラム教でいうアッラーですね。
②多元性をもつ神
一方で、多神教のコンセプトが好きな方は、神はけっこうおるで。多様やで。1人ではないで。という考えをもっています。
すごく大雑把に言ってしまうと唯一な存在の神というニュアンスより、人間越えた神がけっこうおる。というコンセプトがこの多元性をもつ神に近いです。
なので、多神教における神は、人格的存在をもちろん含みます。いわゆる伝説・神話の類たくさんありますよね、そんなイメージです。
③偏在性をもつ神(汎神論)
偏在とはわかりやすくいうと、どこにでもいるで。という意味です。神は無限でどこにでもいる。=すべてのものは神の一部という考え方は汎神論と呼ばれます。
哲学好きな方なら聞いたことある、神に酔える哲学者といわれるスピノザの登場ですね。
神は一切のものである・・
オランダの哲学者である彼は、「神即自然」というコンセプトで、神=無限=外部がない=自然と考えました。ぼくらからみる宇宙のような存在ですね。
神が好きすぎる彼は、「神は一切のものである。」とし、①唯一かつ絶対であり無限の存在。②すべては神の派生、属性、属性の変状であるとしています。ここであるすべてはもちろん人間も含みます。
偶然はなく、すべては必然。神の存在によって決定されている。とします。
ここでいう神の決定は、神が意図して人類はこうなるのである!ということではなく、神=無限、人=有限なので、1つ1つの事象を決定づける宿命論のような意味合いは含みません。彼は神も人間も自由意思を持たないとしています。
少し難しくなりましたが、①・②との大きな違いは、すべては神が創造したのではなく、すべては神の一部の反映としているところですね。日本のアニミズムもこちらに近い気がします。
ぼくはスピノザマスターではないので、興味がある方は、ぜひ以下の本にトライしてみてください。当時の時代背景(宗教色)を想像しながら読むと異端児ぶりがわかります。
神とは何かにおける考えの違いまとめ
ちょっと話が長くなったので、図にしてまとめてみます。
一神教スタイル
多神教スタイル
汎神論スタイル
もちろん、哲学の世界やぼくらの世界ではまだまだ色々な解釈が存在しますが、この辺りが主流になっています。もちろん、細かくわければ汎神論のなかにも色々な考えはあります。
スピリチュアルにおける神とは何か?
さて、ちょっと長めの説明ができたところで、スピリチュアルにおける神について言われていることをちょっと紹介してみます。
結論から言えば、汎神論の要素から神=唯一絶対のニュアンスを引き算したような形がスピリチュアルにおける神や創造主ですかね。ただ、これはぼくが勝手に思っているだけで、人それぞれ感じ方は当然のことながら違うと思います。
こちらも当然ながらここで完璧にぼくが神とはこうです。と言葉で説明できたらそれこそもう神すぎるという感覚だけはあります。
①神=万物
まず、1つは汎神論を辿る、神=すべてです。このすべてというのは文字通りすべてです。宇宙人も地球も宇宙も人間も細胞も石も塵も空気もぜんぶ神ですね。正確には神の一部と言われています。
なので、人格はもちません。もちろん、人物ではなく、エネルギーや(エネルギーの繋がりとしての)愛ですね。スピリチュアルっぽい要素が強いのは、神の擬態・形態変化がすべてのものですね。宇宙でありワンネスです。
②神は「今」
もう1つ、いわゆるぼくらの想起する「神」と異なるは、神が「現在」、「今この瞬間」というコンセプトです。
スピリチュアルな世界は、ザ・多次元ですので時間はないです。だから、人間をつくった全知全能の神が過去に存在して、今は人間やあらゆるものに成り代わって、未来では神は元の大いなるすべてに戻る。という考えはちょっと窮屈になります。
この瞬間に、ぼくらが肌で感じていること、目で見ているモノ、耳でキャッチしている音、あらゆるリアクション、存在、すべてが神です。
少し言葉だとわかりにくいですが、神はすべての内側に広がる宇宙ということになるとぼくは感じています。
③神=ぼくら
汎神論の立場からみる神は、大いなるすべてのはじまりの神がいて、そこから派生して属性とされるあらゆるものがある。とされます。領域が明確に分かれているイメージです。
スピリチュアルからみる神は、「原初」の神はいる派といやそれはないやろ派に分かれる気がしています。
いる派はシルバー・バーチさんの大霊(本当の神)みたいな感覚があるようです。ぼくは神は固有名詞ではないと感じていますので、その原初すらも境界線のない神かもという感覚で捉えています。
神が存在するのであれば、ぼくらも存在します。当然ながら、逆もしかりで、ぼくらが存在しているので神も存在していることになるでしょう。
つまり、汎神論のような神≧あらゆるものではなく、神=あらゆるもの。というイコールの不等号すら必要のない概念だとぼくは感じます。
スピリチュアルでの神の正体
ぼくの感覚だと、結局、いくら言葉を積み重ねても神っぽくはなくなるんですよね。神の擬人化がぼくらであるし、ぼくらの一部や集合意識も神だし、全部神です。そしてもしかしたらすべては神ではないかもしれません。
ただ、なんとなく言葉にするとするなら以下の3つです。
- あらゆるものすべて
- ミクロとマクロの宇宙両方
- 今、現在
図にすると以下のようなイメージです。みなさんはどんなイメージがあるでしょうか?
スピリチュアルっぽいことばでイコールになりそうなのは、アカシックレコードなのかなと感じます。
スピリチュアルにおける神のエネルギーや性質とは?
ここからはぼくが勝手に感じている神っぽいエネルギーについて言及していきます。ぼくは何にでも誰にでも、もちろん自分にも神的なエネルギーがあるとかなり確信めいていますので、そこに触れるときの感覚を共有してみます。
①進化と愛
ヒーリングをするときもリーディングをするときも、神っぽいエネルギーに触れます。創造主とか言う人もいます。そもそも神っぽいとしているだけで本当に神かはしりません笑
これを敢えて言葉にするならば無条件の愛や光、光の集合体です。そして現在、今のパワーでもあります。常に変化します。感謝、雑念のないクリアなエネルギーが一番言葉としてしっくりはきます。
②神の意志とぼくらの意思
いわゆるぼくらに自由意志があるのか。みたいな話ですが、神の意思とぼくらの意思はぼくはイコールで繋がっていると感じます。
それは、1人1人が創造主であり、すべては神の一部であり、神の一部はぼくらだからです。そこにあまり境界線はないんでしょうね。ただ、これも人それぞれ感じる差異はあっていいでしょう。
神が定めた運命によって踊らされていると考えるもよし、神の意思のまま突き進むとするのもよし、そもそも神に意思なんてないとするもよしです。
ぼくは、やっぱり自分もみんなもすべて神ではあることに違いないので、地球に求めること、宇宙に要求することというよりは常に内側にいるような神と自然と繋がる状態であるのがぼくらなのかなあと感じています。
まとめ:みなさんは神様・神っていると思いますか?どこにいるのでしょうか?
スピリチュアルな話になっても、そうでなくても、神様的なお話はすごく興味深いところですよね。
ぼくも小さい頃から母や祖父母から神様が常にみているから良い子にしてなさい。とかよく言われていた記憶があって、子どもながらに神って、もしよいこにしていないとご褒美くれないなんてけっこうケチやな。と思っていた気がします笑
今、現在の感覚としては、本当にぼくら1人1人の中に神が在るし、神の中にすべてがあるんだなあ。つまり、みんなすげえなあ。と感じています。
ちなみに、神シリーズで、この界隈で有名なのはニール・ドナルド・ウォルシュさんですね。色んな部分を抜きにして、読むとなにか発見がある人もいるかもしれません。
みなさんは「神」をどんな感覚やイメージとして捉えているでしょうか?そしてそこに空想でも妄想でも、夢でも記憶違いでも触れた瞬間どんな感覚になるでしょうか?いつも本当にありがとうございます!
汎神論というのですね、勉強になります。
最初スピリチュアルに興味を持った時は、守護天使や神さまが目に見えないけどいるのかなぁと思っていたのですが、最近は神さまを想像している私たち自身がいないと神さまの存在はないし、実際に物を想像し作りだしているのも人だし(神さまの姿を絵にしてるのも人)病気を治療するのも、金銭的支援・収入も、愛情をくれるのも、優しい言葉をかけてくれるのも、人がしている、してくれているのだから、結局のところ人間なんだろうなという気持ちがしています笑
自然は自然で神聖な感じがしますね、私は多神教か汎神論かにあてはまりそうですが、はっきりとはまだわかりません。とても興味深いので探りたいです。
まめたろうさんの記事を読んで、いろんな考えの人がいる、ということも改めて感じたので、多くの視点で物事を見れそうです。今回も素敵な記事をありがとうございます^ ^ 長文失礼しました!
キノトさん、コメントありがとうございます!
神は議論尽くしても尽くしきれないですよね笑
こちらこそ、いつもありがとうございます^^
神はメタファって理解しています。ヒトが目に見えないモノを理解するのにつくったもの⇒言葉で表現したモノ。自分たちがコントローラできる範囲を越えたモノの総称ですかね。結局、私たちも、自分自身でもコントローラできないものがあるので、神となるんでしょうねー。
少し、大きな視点にたって、大局的な視野を越えて、もっと広い世界?にイメージを広げるときに、現時点では、宇宙のイメージよりも、神のイメージの方が、イメージしやすいってヒトもいるなぁ~って感じています。
かずこさん、いつもありがとうございます!
そうですね~!
>結局、私たちも、自分自身でもコントローラできないものがあるので、神となるんでしょうねー。
この視点はけっこう面白いですね~
神も天使も悪魔もすべてメタファーに過ぎないんですけど、確かにエネルギーとして在る感覚があるからそれもまたぼくはけっこう不思議に感じています。
>神も天使も悪魔もすべてメタファーに過ぎないんですけど、確かにエネルギーとして在る感覚があるからそれもまたぼくはけっこう不思議に感じています。
悪魔メタファーについては、今まで、全く?!意識に上げていなかったんですが、今回、悪魔メタファーについて知る機会があり、(厳密に言えば2回目ですが、やはり、一度目にちゃんと気がついて学習すれば、今回のようにややこしいことにはならなかったのかもしれませんが。。。笑笑)人間の無意識の投影以外にも、そういうエネルギーの存在がある?ことを知り、ほっほーっとなっています。この世、どの世?に存在するモノ、すべてがエネルギーがあるのであれば、人間の無意識にある部分の投影ではなく、悪魔メタファーのエネルギーがあったとしても、不思議ではないなってのが、前回で理解した部分です。いつも、ありがとうございます!