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魂の闇夜とは?人生のどん底は覚醒の夜明けかもしれない件

まめたろう
まめたろう

今回のテーマは「魂の闇夜」です。

たっかぶり
たっかぶり

私が闇と光のボロネーゼです。

※この記事は、「魂の闇夜」について、そのスピリチュアル的意味、どんな体験があるのか。乗り切る方法なんかを提案してみる内容になります。

「魂の闇夜」は、これまで構築してきた人生が瓦解し、永遠の苦しみの海に溺れるような状態を指します。いわゆる、「人生のどん底」ってやつです。

スピリチュアル・クライシス(魂の危機)とも近い概念です。

スピリチュアルな文脈から切り取れば、いわゆる直観力のある人、感覚に敏感な人、霊的な性質を帯びた人の多くがこの「魂の闇夜」を体験するといわれています。

(もちろん、全員ではありません。)

と同時に、それは、魂の目覚めのチップのようなものになっている人も少なくないようです。

ほんとうの苦しみからみた喜びって、どんな味がするんでしょう?暗い底から見た星空ってどのくらい光るんでしょうね?

今回は、そんな魂の闇夜について、その概念的なところをみつつ、ぼくなりの見解をシェアしてみます。

ちなみに、魂の闇夜を広義でいうとスピリチュアルエマージェンシーになりますよ。

今回お伝えしたいこと
  • 魂の闇夜とは?
  • 魂の闇夜のスピリチュアル的意味
  • 魂の闇夜で体験しそうなこと、特徴
  • 魂の闇夜を乗り切るために抑えておきたいこと
  • まとめ

魂の闇夜とは?

まずは、魂の闇夜って言葉が生まれたところにまでさかのぼってみましょう。

十字架のヨハネと暗夜

魂の闇夜は、十字架のヨハネ(スペインのカトリック司祭、神秘思想家)が16世紀に著した書物に記されている概念です。

ヨハネが自分の信念を貫くためキリスト教の教えを破り、地下牢に捕らえられている数か月の間に書かれたといわれています。

魂の闇夜とは?

強烈な苦しみと剥奪を経験することで個人は神に近づける意識が獲得できる

という概念になります。

魂の暗夜と感覚の暗夜

ヨハネによると、「闇夜」には二つあるそうです。1つが感覚の暗夜、そしてもう1つが魂の暗夜です。

感覚の暗夜

  • 心理的な危機
  • ゴールはエゴの死
    (一体化)

魂の暗夜

  • 存在の危機
  • ゴールは自己神への実現

ものすごく大雑把ですが、こんな段階があるようです。

感覚の暗夜を体験し、魂の暗夜へと誘われる。そんなイメージです。

まあ、ぼくキリスト教マニアでも、歴史マスターでもないので、

よくわかりませんが、彼だけでなくて、キリスト教徒からみる当時の時代背景とかに照らし合わせると闇夜っぽいことがたくさんあったんだと思います。(てきとう)

魂の闇夜(人生のどん底)のスピリチュアル的意味

ここからは、スピリチュアルっぽい文脈からこの魂の闇夜を切り取ってみましょう。

①魂の目覚め前夜

人生のどん底(魂の闇夜)は、魂の目覚め、いわゆるスピリチュアルアウェイクニングのプロセスの1つである。という考え方もあります。

もちろん、魂の闇夜や人生のどん底なるものを経験しなければ、真に目覚めたものにはなれない。というわけではないとぼくは思ってて、

あくまでそういう人もいる。という感覚です。

そして、スピリチュアルっぽい文脈で魂の闇夜を切り取るのであればこれがほとんどです。

②アセンション黎明期

「目覚め」を別の言葉で言い換えるなら、アセンションという表現もできます。

個人レベルで魂の闇夜を捉えるなら、いわゆる人生のどん底的なやつですが、もっと大枠であえてみれば、地球上の闇っぽい歴史も黎明期と言ってもいい気がします。

もちろん、敢えてですが。暗い歴史の後には、それっぽい光輝く記録が残っています。

覚醒段階と魂の闇夜の関係

アウェイクニングプロセスのポピュラーなもの、ベーシックなものとして、魂の闇夜のコンセプトに基づくと以下のようなものがあるようです。

危機(クライシス)

いわゆるどん底的な出来事が起こります。例えば、次から次へいろんなことが起こり、すったもんだのあれやこれです。

分離(セパレート)

いままでの自我と本来の自我が交互に入り混じりつつ、古いエゴを捨てるときになります。ここは上記でいう「感覚の暗夜」期です。

通過儀礼(イニシエーション)

古い自我を脱ぐ過程で、いろんなことが起きます。闇と光、善と悪、創造と破壊、あらゆるものの双対を体感するかもしれません。そして、このあたりで時間や空間、自我の境界が曖昧になる人も。上記でいう「魂の暗夜」期です。

回帰(リターン)

神へ帰る。ってやつです。
ほんらいの自分。ひとつなるものの器にぼくらはまた元通りに帰る段階です。統合っていう人もいます。

ポピュラーな解釈をするのであれば、だいたいこんな感じのプロセスがあるみたいです。

もちろん、こんな体感しない人もたくさんいてもいいと思いますよ。ぼくら個性がちゃんとありますから。

魂の闇夜、人生のどん底で起こりそうなこと

魂の闇夜では、絶対これが起きます。なんてものはもちろんないです。人それぞれ何を闇として、どん底するかなんてわかりませんからね。

良くも悪くも「古い自分」と向き合うことが起きるのかもしれません。

魂の闇夜の引き金

あくまで魂の闇夜のコンセプトに基づけば、それは1つの出来事が契機になるようです。そして、これは人生に1度だけです。けっこうレアイベントです。

十字架のヨハネでいえば、地下牢に捕えられたことですね。21世紀に「地下牢」をアップデートしたらおそらくこんな感じです。

魂の闇夜のきっかけ
  1. パートナーとの別離
  2. 経済的損失(すべてを失う)
  3. 夢を絶たれる
  4. 家族を失う
  5. etc..

もちろん、これ以外にも出来事それだけでいえば、たくさんあると思います。

これまでの人生で最も価値や意味を置いてきたもの、重要だと感じていたものがバラバラになり、喪失感の最上級を味わうようなものをイメージするのが近いかもしれません。

魂の闇夜の感覚的特徴

ぼくらがそういう絶望感に近い体感をすると、感情や感覚部分で起こりうることはだいたいですが、こんな感じです。

魂の闇夜の特徴
  1. 将来的な光や希望がゼロ
  2. 人生や生きる意味・目的をなくす
  3. 不安や恐怖感マックス
  4. 得も言われぬ敗北感
  5. 自分の運命や神的なやつを恨む
  6. 20億光年では比較できないほどの孤独
  7. 身体の意味不明な不調
  8. 虚無感や死へのイマジネーション
  9. etc..

もちろん、これ以外にもたくさんあると思いますが、ネガティブな感情を最大限底に落しつくしたような感覚を想起すればそれが近いかもしれません。

「どん底」期って、世界全部が敵にうつって、自分が消えそうな感覚が30億光年以上続いていきそうになるんですよね。

いやはや不思議です。

魂の闇夜を乗り越える方法

魂の闇夜を乗り切る方法っていうのは言わずもがな、個人にしかわからないことだと感じます。

ぼく自身、どん底の時はなんもしなくて、ぼーっとしてた気がします。復活したり、沈んだりは繰り返すんですけどね。

(まあ、今振り返ると別にどん底だとは思ってませんでしたが笑)

闇夜における救急箱

にっちもさっちも行かない人は、まずマイナスのマイナスからマイナスくらいにまで復帰することをおすすめします。

別にすぐにっていうわけではなくて、自分のペースでいきましょう。

闇夜からちょい復活まとめ
  1. 温泉にいく
  2. マッサージとかリラクゼーション系にいく
  3. 浄化グッズを試す
  4. 好きな音楽を聴く
  5. 好きな映画をみる(暗めじゃないのがおすすめ)
  6. 新鮮なモノを口にする(野菜とか果物がおすすめ)
  7. よく寝る(寝れなくても目を閉じれたら閉じる。できなければ横になる)
  8. 運動をしてみる
  9. 自分を甘やかしまくる
  10. etc..

ざっくりですが、こんな感じの方法をとってもいいと思います。

基本的な方針として、やらなくていいことは放棄しちゃいましょう。

「闇」なのでしょうがないです。笑

闇夜を切り抜ける方法

闇夜を抜け出す方法は人によって全然違うし、そこが抜けてみて振り返ると面白いところなんだとは思いますが、いくつか提案してみます。

闇夜を乗り切るあれこれ
  1. 観察&認識
  2. 外側に糸口を見出しすぎない
  3. 自分or信頼できる人にヒーリング
  4. etc..

乗り切る術はほんらいもっとあるんでしょうけど、こういうときは多くをしすぎないこともいいのかもしれません。

いわゆる、ペインボディの観察や認識的なやつがぼくはけっこう有効なのかなあ。と感じます。

どうにもならないときはどうにもならないし、どうにもならないことはどうにもできないですから。

ゆっくりこころと魂を休息させてあげましょう

まとめ:「魂の闇夜」「人生のどん底」は革命前夜かも

魂の闇夜なる人生のどん底は、生きていれば体験する人も多いかもしれません。闇や底というのはあくまで自分基準で主観にしかすぎないですからね。

ただ、スピリチュアル寄りの解釈と神様や『悟り』思考に偏りすぎた「魂の闇夜」はやっかいな面もあると感じます。

こじらせると、例えば、「神様は乗り越えられる試練しか与えない」的な根性論を出したり、

人生がつらいのは魂レベルが高いからです」的な不合理なマインドが顔を出します。

そして、「魂の覚醒を体感するには、絶対苦労があります。」みたいな幻想が強く色を成してくるかもしれません。

ぼくら、もう21世紀をなんやかんやでアップデートしながら生きちゃってるんで、楽々コース申し込んできている魂もぼくはたくさんあると思いますよ。

その楽々コースが案外「闇」であることも人によってはあるんでしょうが。

「闇」そのものに飲まれているまさにそのときは、こんな考え微塵も起こりえないでしょうけど、

魂の闇夜は人生一度きりの超絶レアイベントです。そして、古いコスチュームを大胆かつ颯爽に脱ぎ捨てる前の革命前夜です。

ぼくらの魂は、いろんな色彩を帯びていて、もろく壊れやすい一方で、壮大で強靭でゼロよりも美しいものなのかもしれません。

そんなおぼろげな明け方の右斜め上あたりをやんわりノックしていきましょう。

みなさんはどんな闇夜をみてきたでしょうか?

そしてこれからどんな光をみていくのでしょうか?

質問や意見があればコメント欄やSNSでぜひお寄せください。

いつも読んでくださって本当にありがとうございます。

5 COMMENTS

Yuri Sakugawa

「楽々コース」という言葉のチョイスが素敵すぎます笑

私は「楽々コース」を選んでると思うのですが、周りとのギャップで悩んだりするので「たまに悩むオプション付き」かもしれません_(:3 」∠)_

返信する
まめたろう

Yuriさん、コメントありがとうございます!

オプション付けがちですよね笑

返信する
えりまい

こんにちは。
今、感覚の闇夜にいます。

大切なパートナーと多額の貯蓄を失い、精神的にドン底。
もがいても、もがいても闇が深まるばかり。

波動まで下がり始めて、
アセンションなんてものがあるなら
私は低次元に落ちる方だわと
今までの努力が全て無駄になったかのように
絶望していました。

これが終わったら魂の闇夜、
その後は統合するかもしれませんね!

めっちゃ励みになりました。
まめたろうさんいつもありがとうございます。

返信する
まめたろう

えりまいさん、こちらこそありがとうございます!

そうなんですね><
その渦の中にいるときってなにやってもしんどいんですが、ゆっくり浮上していきましょう!
こちらこそいつもありがとうございます。

返信する
龍女A

初めまして。
スピ系の調べ物のいずれかがヒットして、このサイトに行き着きました。

私の場合は闇夜が長かったです。10年かかり、今ちょうどこれからラストスパートかも知れません。
ですので、闇夜が一度きりのレアイベントというよりは、いろんなことが幾つも起きてジワジワ追い詰められていって、光がさす時がレアイベントだった感じですね。
ゴミを徐々に積み上げていって、一気にひとふきするような。
光がさして自分がグワっと変わりましたが、身体のことや運勢的なもの、カルマ等はまだ追っ付け変わって来るのかなという感じです。過去世が相当ろくでもなかったんだと思います。
今も八方塞がりで、先日ちょっと体調が良くなって派遣の仕事をしたら1週間で切られましたが、全く違う捉え方ができるようになりすぐに立ち直れました。

詳細は端折りますが、産まれてからずっといわゆるハードモードでしたが特にこの10年は病気、怪我、倒産、リストラ等、半年に一度は何かしら起こって仕事が続きませんでした。失恋、職場いじめもありましたし、結局家も失い借金が残り生活保護になり…。
やっとその時の病気が治ったと思ったら更年期が来て、トドメにいわゆるアセンション症状そっくりな原因不明の症状で起き上がれなくなりまた仕事を失いました。
その果てに、ある朝を境にまさに覚醒したという感じです。

もしかして、個人的なアセンションなのでしょうか?

まめたろうさんのブログはとても興味深く、他に気になっている記事もあるしセッションもお願いしたいなと思いました。
他の記事にもコメントしてよろしいでしょうか?

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