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しゃっくりのスピリチュアルな意味|止まらない・噂・100回

しゃっくりにまつわるスピリチュアルメッセージ

ひっく。……ひっく。
ごはんの途中で、会議の前に、夜ふとんに入ってから。止めようとすればするほど、なかなか止まらない。「しゃっくりって、スピリチュアルな意味があるのかな」「誰かに噂されてる?」と、ちょっと気になって調べてくれたのかもしれません。

先に、この記事の答えを書いておきます。
しゃっくりは、飲み込んだ言葉や気持ちが、体の「境目」で「ひっく」と押し戻されているサインなのかもしれません。急いで飲み込んだのは、ごはんや飲みものだけじゃなく、言いかけた一言や、のみこんだ本音かもしれない。
だから、霊や悪い前兆だとこわがらなくて大丈夫。止めようと力むより、ゆっくり吐いて、下へ送り直せばいい。そんな見方をしています。

たっかぶり
たっかぶり

しゃっくりが止まらへんときって、誰かに噂されてるん?

まめたろう
まめたろう

噂かもね。……炭酸を一気に飲んだ、とかではなく?

たっかぶり
たっかぶり

夢がない!

まめたろう
まめたろう

しゃっくりは体が先やからね。そのうえで、今日はあえて見えない世界の方でも読んでみよか。

しゃっくりは、医学的には横隔膜(胸とお腹を分ける筋肉)が意思と関係なくけいれんし、すぐあとに声門(声帯のあいだ)が閉じることで起きるといわれます。ほとんどは数分でおさまります。48時間(2日)以上続く、何度もくり返す、頭痛・しびれ・力が入らないなどを伴う、といったときは、まず病院へ。
そのうえで、あえてスピリチュアル・エネルギー的な側面で切り取ってみる。そんな日があってもいい予感がします。


目次

しゃっくりが出るとき、身体で起きていること

横隔膜と声門の、小さな「ひっく」

息を吸うとき、肺の下にあるドームの形をした筋肉、横隔膜が下がって、肺に空気が入ります。
医学の家庭向け事典「MSDマニュアル家庭版」では、しゃっくりを、横隔膜が意思と関係なくけいれんし、その直後に声門がすばやく閉じることのくり返し、と説明しています。急に吸いこもうとした空気が、閉じた声門にぶつかる。あの「ひっく」という音は、そこで鳴っています。

しゃっくりが出やすい場面

MSDマニュアルによると、短いしゃっくりは、はっきりした原因がわからないことが多いそうです。きっかけになりやすいのは、こんな場面です。

  • 食べすぎ・飲みすぎで、胃がふくらんだとき
  • お酒を飲んだとき
  • 熱いもの、辛いものなど、刺激の強いものを口にしたとき
  • 笑う、話す、食べる、飲むがいっぺんに起きる、にぎやかな場
  • 速く深い呼吸が続いたとき

家でできる止め方

MSDマニュアルが紹介している方法は、息を止める、水をすばやく飲む、砂糖などを飲みこむ、舌をやさしく引っぱる、といったものです。紙袋を口にあてて呼吸する方法もありますが、ビニール袋は使わないでください。
ただし、どの方法がほかよりよい、という根拠はないとされていて、ほぼすべてのしゃっくりは、何もしなくても自然におさまるそうです。気楽に試すくらいで大丈夫です。

医療機関で相談してほしいサイン

次のようなときは、スピリチュアルな意味を探すより先に、内科などで相談してください(MSDマニュアルの説明をもとにしています)。

  • しゃっくりが2日以上続く、または何度もくり返す
  • 頭痛、手足のしびれ、力が入らない、ふらつくなどを伴う(このときは急いで受診を)
  • 胸の痛み、せき、熱、飲みこみにくさ、胸やけなどもある
  • 手術のあとや、飲みはじめた薬のあとから続いている

体のケアと、見えない世界の読み方は、どちらかを選ぶものではありません。両方あっていいと思います。


5つのエネルギー体から見るしゃっくりのサイン

5つのエネルギー体モデル(肉体・エーテル体・アストラル体・メンタル体・コーザル体)

ろばのせかいでは、人の体を5つの層で見ています。

  • 肉体:横隔膜、声門、胃、しゃっくりそのもの
  • エーテル体:気の流れ、経絡
  • アストラル体:感情
  • メンタル体:信念、思いこみ
  • コーザル体:魂、カルマ

ぼくがしゃっくりでいちばんおもしろいと思うのは、横隔膜が、体の「上」と「下」を分ける境目だということです。
上には、肺と心臓、そして頭。下には、胃や腸、お腹。デブ・シャピロは著書『Your Body Speaks Your Mind』の中で、呼吸が浅くなって横隔膜がかたくなると、思考や頭の働きの「上」と、感情や直感の「下」とのあいだに、ブロックができると書いています。

頭で「言わないでおこう」と決めたことと、お腹で感じていること。その境目で、飲み込んだものが「ひっく」と押し戻される。しゃっくりを「横隔膜のけいれん」だけで終わらせずに、5層のつながりで眺めてみると、そんな景色が見えてきます。


東洋医学から読み解くしゃっくりのスピリチュアルな意味

「下りるはずの気が、上へ」。しゃっくりは胃気上逆

東洋医学では、しゃっくりを「吃逆(きつぎゃく)」「呃逆(あくぎゃく)」と呼び、胃の気が、下へ下りずに上へ逆らう「胃気上逆(いきじょうぎゃく)」のひとつとして見ることが多いといわれます。

胃は、食べたものを受け取って、下へ送る場所です。シンディ・デールは、日本語版はまだ出ていない本『The Subtle Body』の中で、胃の経絡の役目を「気を下へ送りこむこと」と書いています。
その「下へ」の流れが、急いで食べた、冷たいものを一気に飲んだ、緊張して息をのんだ、といったことで乱れて、上へ押し返される。ろばのせかいの 吐き気のスピリチュアルな意味 でも、胃気上逆は吐き気やげっぷ、しゃっくりとして出やすい、と書きました。

吐き気が「それ、いまは受け取らなくていいよ」と押し返すサインだとしたら、しゃっくりは、いったん飲み込んだものが、まだ下へ送りきれずに、境目で行ったり来たりしているサインなのかもしれません。

もうひとつ、東洋医学には「肝気犯胃(かんきはんい)」という見方もあります。イライラや、言えなかった怒りで肝の気がつまると、そのいきおいが胃にぶつかって、胃の気が上へ押し上げられる。胃痛のスピリチュアルな意味 で書いた「肝が脾胃を犯す」と同じ話です。デールは、肝の経絡の乱れの例に、吐き気、筋肉のけいれん、気分の波や怒りを並べています。

そして、デールは「三焦(さんしょう)」という、体を上・中・下の3つに分ける考え方の説明で、上焦は横隔膜から上へ、中焦は横隔膜とおへそのあいだへ気を配ると書いています。東洋医学の目線でも、横隔膜はやっぱり「上と下の境目」なんですね。

しゃっくりと関係する経絡・臓腑・感情のつながり

東洋医学では、体には経絡(けいらく)という気の通り道が走っていると考えます。みぞおち、胸、のど、そして横隔膜のまわりには、いくつもの経絡が通っています。しゃっくりと縁が深いのは、次の7本です(通り道は『The Subtle Body』p.341・342・345・347・348・350・351で確かめ、吐き気の記事の説明にそろえています)。

  • 足の陽明胃経(ようめいいけい):目のすぐ下から始まり、鼻と口のまわりをめぐって、あごから首の前を下り、胸・お腹を通って脚の前へ、足の第2趾まで。臓腑は胃(受け取って、下へ送るところ。ペアは脾)。五行は「土」、感情は思い悩み。デールは、胃経の乱れの例に、吐き気・嘔吐・あくび、そして同じことをぐるぐる考えることを挙げています
  • 足の太陰脾経(たいいんひけい):足の親指の内側から内くるぶしを通り、脚の内側をのぼってお腹へ、わきの下まで。内側の枝が脾に入り、胃と心につながります。五行は「土」、感情は思い悩み。デールは、脾は思考の質に関わると書いています
  • 足の厥陰肝経(けついんかんけい):足の親指から脚の内側をのぼって下腹へ、肝と胆につながり、さらに上へ、肺、口のまわり、目、額、頭のてっぺんへ。感情・気・血の流れをなめらかにする経絡で、五行は「木」、感情は怒り
  • 任脈(にんみゃく):体の前のまんなかを通る道。喉元(天突)、胸のまんなか(膻中)、みぞおち(鳩尾・中脘)、お腹へ。体の前側の「陰」の経絡をまとめる海、といわれます。デールは、任脈の乱れの例に、落ちつかなさやお腹の不調を挙げています
  • 手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい):胸から脇の下へ出て、腕の内側のまんなかを通り、手首の内関(ないかん)、手のひらの中央から中指の先へ。臓腑は心包(心を包んで守る袋)。五行は「火」で、感情は喜びと、気持ちを守る鎧。人との関係にも関わる経絡といわれます
  • 手の少陽三焦経(しょうようさんしょうけい):薬指の先から腕の外側を通って肩を越え、胸の中へ。形のある臓腑はなく、上焦・中焦・下焦をつなぎ、体じゅうに気と水をめぐらせる役目。横隔膜を境目に、上と下の気を配りわける経絡です
  • 足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい):目頭から始まり、眉頭、額、頭のてっぺんを越えて背中へ。眉頭のくぼみの攅竹(さんちく)は、しゃっくりのツボとして知られています。五行は「水」、感情は恐れ

こうして並べると、下へ送る胃経と脾経、怒りの流れの肝経、前のまんなかで受け止める任脈、心を守る心包経、上と下を分けてつなぐ三焦経、そしてしゃっくりのツボを持つ膀胱経。しゃっくりは、「飲み込んだものを、どう下へ送るか」に関わる経絡が集まる境目で起きているのがわかります。経絡が乱れたからしゃっくりが出る、と言い切れるものではありませんが、自分をふり返るヒントにはなるかもしれません。

場所対応する経絡・臓腑スピリチュアルなテーマ
みぞおち任脈(鳩尾・中脘)・足の陽明胃経(胃)急いで飲み込んだものを、下へ送りきれない
胸のまんなか任脈(膻中)・手の厥陰心包経(心包)言葉にしなかった気持ちを、胸で守っている
肋骨の下・わき腹足の厥陰肝経(肝)・足の太陰脾経(脾)飲み込んだ怒りと、ぐるぐるした思い悩み
喉元任脈(天突)・足の陽明胃経(胃)言いかけて、止めた言葉
横隔膜(上と下の境目)手の少陽三焦経(上焦と中焦の境)頭で決めたことと、お腹で感じていることのすれ違い
手首の内側・眉頭手の厥陰心包経(内関)・足の太陽膀胱経(攅竹)張りつめた心と気を、ゆるめるところ

右も左もない、まんなかの症状

ろばのせかいの身体記事では、右=与える・外・行動、左=受け取る・内側・気持ちと読んでいます。
しゃっくりには、右も左もありません。横隔膜は体の左右にまたがって、まんなかで動きます。だからしゃっくりは、受け取ること(左)と、出すこと(右)のちょうどあいだ、「受け取ったけれど、まだ出せていないもの」の症状なのかもしれない、とぼくは見ています。

しゃっくりと関係する3つの経絡(任脈・胃経・心包経と横隔膜)

経絡に沿ったやさしいセルフケア

ここで紹介するのは、しゃっくりを止める方法というより、張りつめたところをゆるめる時間です。強く押さず、「気持ちいいな」くらいで。

  • 内関(ないかん):手首の内側のしわから指3本分ほどひじ側、2本のすじのあいだ。心包経のツボです。反対の親指をそっと置いて、口から長く息を吐く
  • 攅竹(さんちく):眉頭のすぐ内側のくぼみ。膀胱経のツボです。中国の研究者たちが、攅竹への鍼としゃっくりの研究をまとめる計画を発表していて、その中で攅竹は「しゃっくりを止める作用があるとされる」と紹介されています。ただ、これは計画の段階で、結果はまだ出ていません。両手の人差し指で、目を閉じてやさしく押さえるくらいで
  • みぞおちから下へ、手を下ろす:手のひらをみぞおち(任脈・胃経のあたり)に当てて、おへそのほうへゆっくり下ろす。「下りていっていいよ」と、胃の気の流れにそって3回くらい
  • わき腹をさする:肋骨の下のわき腹(肝経・脾経のあたり)を、両手で上から下へやさしくなでる

経絡を整えようとがんばるより、境目で行ったり来たりしているものを、下へ送り直す時間だと思ってもらえたらうれしいです。


しゃっくりは「飲み込んだもの」が押し戻されるサイン?

よく言われる説:誰かに噂されている・思い出されている

しゃっくりのスピリチュアルな話でいちばんよく見かけるのは、「誰かに噂されている」「思い出されている」「好意を持たれている」という説です。くしゃみの「噂されている」と同じ、昔からの言い伝えに近いものだと思います。

じつは、ぼくも2018年のブログで、しゃっくりを「誰かがあなたの文句をよく言っているサイン」として紹介したことがありました。相手が悪意に満ちているとは限らない、とも書いていましたが、今読み返すと、ちょっとこわい書き方だったなと思います。

今のぼくの答えは、くしゃみのスピリチュアルな意味 で書いたことと同じです。噂かどうかは、誰にもわからない。だったら、いい噂かどうかは、受け取る側が決めていい。「誰かが思い出してくれたのかな」くらいで、ちょっとうれしくなっておけばいい気がします。

ぼくの読み:急いで飲み込んだのは、ごはんだけじゃない

そのうえで、ぼくがしゃっくりでいちばん気になるのは、外の「誰か」より、自分の内側で飲み込んだもののほうです。

しゃっくりが出やすいのは、急いで食べたとき、一気に飲んだとき、緊張したとき、笑ったり話したりしながら食べているとき。どれも、ちゃんと味わう前に、のどの奥へ流しこんでいる場面です。
そして、人は気持ちも同じように飲み込みます。言いかけた一言。「まあいいか」と流した違和感。「ほんとはイヤ」を笑顔でごまかした瞬間。

マイケル・J・リンカーンは、日本語版はまだ出ていない本『Messages from the Body』の中で、しゃっくりを「Gasp-gulping(ハッと息をのんで、のみこむ)」という言葉で表しています。起きていることや、これから起きそうなことに、心臓がのどまで跳び上がるように「ハッ」と反応して、急に空気をのみこんでしまう。この先への不安や、出来事を前にどうにもできない感じとつなげて読んでいます。

インナ・セガールは著書『The Secret Language of Your Body』の中で、くり返すしゃっくりを、「身近な人に、本当の気持ちを伝えにくい」こと、そして人を喜ばせたい気持ちと、反発して自分のやりたいようにしたい気持ちの葛藤と結びつけています(引用はぼくの訳です)。

ハッと息をのむ。言いかけて、飲み込む。本当は反発したいのに、にこにこする。
どれも、上へ出かかったものを、急いで下へ押しこんでいる動きです。でも、ちゃんと消化できていないから、境目で「ひっく」と押し戻される。しゃっくりは、「それ、ほんとはまだ飲み込みきれてないよ」と、体がやさしくノックしている音なのかもしれません。


場面別のしゃっくりのメッセージ|止まらない・1回だけ・夜中・人前

しゃっくりが出た場面によって、受け取れるメッセージが少しずつちがいます。占いのように信じこむというより、自分に問いかけるネタとして、遊び半分でどうぞ。

しゃっくりの場面別早見表(1回だけ・止まらない・食事中・夜中・人前・お酒の席)
場面押し戻されたもの自分への問いかけ
1回だけ「ひっく」言いかけた一言いま、何か言いかけた?
止まらないずっと飲み込んできた気持ち本当は何て言いたかった?
食事中・食後急いで流しこんだもの何をそんなに急いでる?
夜中・寝る前昼間に飲み込んだ本音今日、がまんしたことは?
人前・好きな人の前「よく見られたい」緊張素の自分でいられてる?
お酒の席ゆるんで出てきた本音本当は誰に何を伝えたい?

しゃっくりが止まらないとき

まず、2日以上続くときは、意味を探すより先に医療機関へ。そのうえで、止まらないしゃっくりを見えない側で読むなら、ひとつの出来事というより、長いあいだ飲み込んできたものが、ずっと境目でノックしているのかもしれません。

上位の記事には「止まらないしゃっくりは霊障」「ハイヤーセルフからの緊急停止サイン」と書くものもあります。でも、ぼくは止まらないしゃっくりを「何かに取りつかれた」とは読みません。こわがるより、「本当は何て言いたかった?」と、自分に一回聞いてあげる。そのほうが、境目の力みはゆるみやすい気がします。

1回だけ「ひっく」と出たとき

1回だけ、ひっく。言い伝えでは「いま誰かが噂している」合図だそうです。いい噂ということにしておきましょう。
そのうえで、もうひとつの読み方。もしかしたら、いま何か言いかけて、飲み込んだのかもしれません。会話の途中なら、「さっき言いかけたこと、言ってもいいかも」のノックだと思って。

食事中・食後のしゃっくり

ごはんの途中のしゃっくりは、ほとんどが早食い・飲みすぎ・炭酸・熱いものなど、体の側の理由だと思います。
見えない側で読むなら、「何をそんなに急いでる?」。時間に追われている、次の予定が気になっている、食べながらスマホで仕事のことを考えている。ごはんと一緒に、今日の焦りまで一気に飲み込んでいるのかもしれません。ひと口ごとに、箸を置いてみる日にしてもいいのかも。

夜中・寝る前のしゃっくり

寝る前や夜中のしゃっくりは、上位の記事では「ツインレイや特定の人からのテレパシー」と書かれることもあります。
ぼくは、もう少し手前の話として読んでいます。昼間に飲み込んだ本音が、ふとんに入って力が抜けたときに、上がってきたのかもしれません。「大丈夫です」と笑ってやりすごしたこと、言わずに帰ってきたこと。夜のしゃっくりは、「今日、がまんしたことは?」と聞いてみる合図にしてもいい気がします。

人前・好きな人の前でのしゃっくり

会議の前、発表の前、好きな人の前。こういうときに出るしゃっくりは、緊張で呼吸が浅く速くなっていることも多いと思います。
見えない側で読むなら、「よく見られたい」で、本当の自分をぐっと飲み込んでいるのかもしれません。恋愛のサインと読む説もありますが、それより、「素の自分でいられてる?」と聞いてあげるほうが、ぼくは好きです。

お酒の席のしゃっくり

お酒はMSDマニュアルでも、しゃっくりのきっかけのひとつに挙げられています。飲みすぎには気をつけて。
見えない側で読むなら、お酒で気持ちがゆるんで、ふだん飲み込んでいる本音が、上がってきかけているのかもしれません。「本当は誰に何を伝えたい?」。言うのは、しらふのときでも遅くない気がします。


しゃっくり100回で死ぬ?霊障?こわい説をやさしく問い直す

「しゃっくりが100回出ると死ぬ」は本当?

子どものころ、「しゃっくりが100回続いたら死ぬ」と聞いて、本気でこわかった方もいるかもしれません。これは昔からの言い伝えで、医学的な根拠は見当たりません。安心してください。
ただ、気にしてほしいのは回数より「続く時間」と「ほかの症状」です。2日以上続く、頭痛・しびれ・力が入らないなどを伴うときは、回数を数えるより先に、医療機関へ。

霊障・悪霊・マイナスエネルギーの浄化?

止まらないしゃっくりを調べると、「霊障」「浮遊霊や生霊」「マイナスエネルギーを浄化している」「塩で清めましょう」という話もたくさん出てきます。神社でのしゃっくりを「ご神気による祓い」と読む説もあります。
見えない世界を大事にしたい気持ちは、すてきだと思います。でも、ぼくはちょっと引っかかるんです。

ぼくは2021年のYouTubeで、人から念のようなものを受け取ったと感じるときも、相手はわざと送っているというより、無意識でやっちゃっていると思ったほうが楽だと話していました。相手が悪いという目線でいると、その目線でしか世界が見えなくなる。そして、いちばん強いのは、じつは自分に向けたエネルギー。自己否定や罪悪感、「何かに狙われているのでは」という疑いの目のほうだ、と。

しゃっくりを「霊のしわざ」と思うと、こわさで体はもっと固まって、息はもっと浅くなります。横隔膜にとっては、いちばんつらい状態かもしれません。

苦しまなくていい。こわがらなくても、流れは変わる

しゃっくりを「浄化が進んでいる証拠」「好転反応」にして、止まらないつらさをがまんしなくて大丈夫です。
しんどいほど何かが落ちている、苦しんだぶんだけ守られる、ということはない気がします。苦しみや犠牲を前進の証拠にする考え方は、もしかしたら先祖代々の古い慣習なのかもしれません。

出たら、ゆっくり息をする。水を飲む。続くなら医療機関へ。それで十分です。
苦しまなくていい。こわがらなくても、あなたは守られている。好転反応については 好転反応とは?、念や「サイキックアタック」との距離のとり方は サイキックアタックとは? にも書いています。


感情から読み解くしゃっくり|言いかけて、飲み込んだ気持ち

よく言われる説:「我慢しすぎた本音」「感情のブロック」

しゃっくりの感情の話でよく言われるのは、「我慢しすぎた本音が、喉と胃で詰まっている」「みぞおちの感情ブロックが解放されようとしている」という説です。ろばのせかいの 呼吸が浅いスピリチュアルな意味 でも、横隔膜を恐れ・プレッシャー・抑圧と結びつけ、肺や横隔膜には「言えなかった言葉」がたまりやすい、と書きました。

ぼくがしゃっくりで見ているのは、大きな感情の爆発というより、一日に何度も起きる、小さな「飲み込み」です。

  • 言いかけて、「まあいいか」と飲み込んだ一言
  • 頼まれて、本当はイヤだったのに「いいよ」と言ったこと
  • ハッとしたのに、何もなかった顔をしたこと
  • うれしかったのに、照れくさくて言わなかった「ありがとう」

ひとつひとつは小さい。でも、ちゃんと味わわないまま流しこむと、境目にたまっていく。それが「ひっく」になって出てくるのかもしれません。

飲み込んだ怒りも、悪者じゃない

東洋医学の肝気犯胃の話のように、飲み込んだイライラや怒りが、胃の気を押し上げる、という見方もあります。
怒りは悪者じゃない。境界線を教えてくれる、大事な感覚です。「イヤだった」は、それだけ大事にしたいものがあったしるし。怒りとのつきあい方は 怒りのスピリチュアル的意味 にも書いています。

たっかぶり
たっかぶり

しゃっくりって、びっくりさせたら止まるって言うやん。

まめたろう
まめたろう

言うね。医学的には、どの止め方がいちばん、っていう根拠はないらしいけど。

たっかぶり
たっかぶり

ほな意味ないん?

まめたろう
まめたろう

見えない側で読むと、ちょっとおもしろいんよ。びっくりすると、人は「ハッ」と息をのむやろ。しゃっくりも、リンカーンの本では「ハッと息をのんで、のみこむ」反応やって。

たっかぶり
たっかぶり

びっくりに、びっくりをぶつけるん?

まめたろう
まめたろう

そうそう、飲み込みの上書き(笑)。……でもぼくのおすすめは、驚かせるより、ゆっくり吐かせてあげるほうかな。

しゃっくりが出やすい人の感情パターン|セルフチェック

  • 言いかけて、「まあいいか」と飲み込むことが多い
  • イヤなことがあっても、その場ではにこにこしてしまう
  • 頼まれると断れず、あとでもやもやする
  • いつも何かに追われていて、ごはんを急いで食べがち
  • 人前や大事な場面で、息をのむように緊張しやすい

信念から読み解くしゃっくり|「波風を立てないほうがいい」

たっかぶり
たっかぶり

でも、言いたいこと全部言うてたら、角が立つやん。

まめたろう
まめたろう

それはそう。全部言わなくていいと思う。

たっかぶり
たっかぶり

え、ええの?

まめたろう
まめたろう

うん。ただ、「言わないと自分で選ぶ」のと、「なかったことにして飲み込む」のは、ちょっと違うんよ。言わないと決めた気持ちも、自分ではちゃんと受け取っておく。それだけで、胸のあたりはちょっと静かになる気がする。

しゃっくりをくり返す人が持ちやすい信念

しゃっくりをくり返すときには、こんな信念が隠れていることがある気がします。

「波風を立てないほうがいい」

「わたしががまんすれば、まるくおさまる」

「本音を言ったら、嫌われる」

「早く、ちゃんとしなきゃ」

セガールの「人を喜ばせたい気持ちと、自分のやりたいようにしたい気持ちの葛藤」は、まさにこの信念と、本当の気持ちのあいだの綱引きかもしれません。

信念の4層|しゃっくりの根っこはどこにあるか

信念には、4つの深さがあるといわれます。

  • 核の層:この人生で身につけた思いこみ(例:言い返さずにいたときだけ、まるくおさまった)
  • 遺伝の層:家族から受け継いだ思いこみ(例:うちは、本音を口に出さずに飲み込む家だった)
  • 歴史の層:過去世や集合意識の記憶(例:本音を言うと、居場所を失った時代)
  • 魂の層:魂が選んできたテーマ(例:飲み込まずに、やわらかく伝えることを学ぶ)

どの層にあるかによって、ゆるめ方も変わります。誰かのせいにするためではなく、「だから、飲み込むクセがついていたんだな」と知るために眺めてみてください。


魂から読み解くしゃっくり|みぞおちの第3チャクラ

よく言われる説:第3チャクラの感情ブロックの解放

上位の記事には、しゃっくりを「みぞおちの第3チャクラにたまった感情ブロックが、強制的に解放されている」と読むものもあります。
ここは、ぼくも近い見方をしています。呼吸の記事で、ぼくは「個人的には、みぞおちの第3チャクラ(太陽神経叢)も関連が深いと感じています」と書き、第3チャクラは横隔膜と近い場所にあって、プレッシャーを感じるほど横隔膜が固まる、と話していました。

第3チャクラは「自分の力」と「自分の意見」の場所

第3チャクラは、自分の力、自分の価値、「わたしはこう思う」を表す場所といわれます。くわしくは 第三チャクラ完全ガイド にまとめています。
「わたしはこう思う」が、みぞおちまで上がってきた。でも、その上の胸(第4チャクラ)、のど(第5チャクラ)まで届く前に、境目の横隔膜で止められる。しゃっくりは、そんな「自分の意見が、上へ出かかっている」ときの音なのかもしれません。のどで止まる感じは 喉の詰まりのスピリチュアルな意味 にも書いています。

だから、しゃっくりは「ブロックを強制的に壊している」というより、「その意見、出してもいいよ」と、内側からノックしている。ぼくはそう読んでいます。

くり返すしゃっくりが伝えている3つのメッセージ

  1. 「そんなに急がなくて大丈夫だよ」:ごはんも、気持ちも、ちゃんと味わってから飲み込んでいい
  2. 「飲み込んだ気持ち、ちゃんとここにあるよ」:言わないと決めた気持ちも、まず自分が受け取ってあげていい
  3. 「あなたの意見、出してもいいよ」:全部じゃなくていい。ひとつだけ、やわらかく言葉にしてみていい

赤ちゃん・子どものしゃっくり

赤ちゃんは、よくしゃっくりをするといわれます。授乳のあとなどに出ることも多く、たいていは心配いらないとされています。しゃっくりが長く続いてミルクや母乳を飲めない、機嫌がずっと悪い、などのときは、小児科で相談してください。

赤ちゃんや子どものしゃっくりに、わざわざ重いスピリチュアルな意味を探さなくて大丈夫です。
感じる力は、子どものころ誰でも持っていた、とぼくは思っています。小さな体で、毎日たくさんの初めてを受け取って、飲み込んで、一生けんめい育っている。しゃっくりは、そのいそがしさの音くらいに見守ってもらえたらうれしいです。赤ちゃんとエネルギーのことは 赤ちゃんが泣くときの原因と対処方法 にも書いています。


しゃっくりが出たときの5層のケア

【今日】肉体|ゆっくり飲んで、ゆっくり食べる

しゃっくりが出たら、息を止める、水を飲む、など、気楽に試すくらいで大丈夫。ほとんどは自然におさまります。そのあとは、ひと口ずつゆっくり食べて、炭酸やお酒は少しひかえめに。それで十分です。

【30秒ワーク】エーテル体|みぞおちから、下へ送り直す

しゃっくりがおさまって落ちついたら、椅子に座って、両足の裏を床につけます。片手をみぞおちに、もう片方の手をおへその下に置きます。
鼻から3秒吸って、口から6秒かけて細く長く吐きながら、みぞおちにたまっていたものが、お腹へ、足の裏へと下りていくのをイメージする。吐き終わったら、手首の内関に親指をそっと置いて、もう1呼吸。3回くり返します。

【感情解放】アストラル体|「何を飲み込んだ?」を書く

ノートに、しゃっくりが出た日のことを書いてみてください。その日、誰と話したか。何を言いかけてやめたか。そして「わたし、何を飲み込んだ?」。
きれいな言葉じゃなくて大丈夫。「あの頼みごと、本当はイヤだった」「ありがとうって言いそびれた」。飲み込んだものに名前をつけるだけで、境目の力みが少しゆるむこともあります。

【信念の見直し】メンタル体|「言っても大丈夫だった日」を思い出す

勇気を出して本音を言ったら、思ったより受け止めてもらえた。断ったけれど、関係は変わらなかった。そんな経験を、ひとつでいいので思い出してみてください。「本音を言ったら嫌われる」は、思っているほど本当ではないかもしれません。

【受け取る】コーザル体・創造主|横になって受け取る

長いあいだ飲み込んできた気持ちは、言葉にしないまま、ゆるめる方法もあります。目を閉じて横になって受け取るだけのヒーリングセッション という方法もあります。ヒーリングがどんなものかは ヒーリングとは? にも書いています。

5層ケアのロードマップ

層今日今週今月
肉体ゆっくり飲んで、ゆっくり食べる早食い・炭酸・お酒の量を見直す2日以上続く・くり返すなら医療機関へ
エーテル体みぞおちから下へ息を送る内関・攅竹にそっとふれるわき腹をさする習慣
アストラル体「何を飲み込んだ?」を書く言いかけた一言を、ひとつ言ってみる小さな「イヤ」を自分に認める
メンタル体「言っても大丈夫だった日」を思い出す「波風を立てないほうがいい」に気づく飲み込まずに、やわらかく伝える
コーザル体「出してもいい」と自分に言うひと口ずつ味わう時間をつくる目を閉じて、横になって受け取る

どのくらいで変わる?

体のペースは人それぞれです。しゃっくりそのものは、ほとんどが自然におさまります。
そのうえで、「しゃっくりが出ても、こわがらずにすんだ」「言いかけた一言を、飲み込まずに言えた」「ごはんを、少しゆっくり味わえた」といった小さな変化を目安にしながら、あせらず、5層のどこかひとつから始めてみてください。


よくある質問

Q. しゃっくりが止まらないのは、スピリチュアル的にどういう意味ですか?

ろばのせかいでは、長いあいだ飲み込んできた気持ちが、横隔膜という「上と下の境目」でノックしているのかもしれない、と読んでいます。霊や悪い前兆とは考えていません。ただし、2日以上続くときは、意味を探すより先に医療機関で相談してください。

Q. しゃっくりが出るのは、誰かに噂されているからですか?

そういう言い伝えはありますが、本当のところは誰にもわかりません。だったら、いい噂だと受け取ってしまっていいと思います。そのうえで、自分が何かを言いかけて飲み込まなかったか、ふり返ってみるのもおすすめです。

Q. しゃっくりが100回出ると死ぬって本当ですか?

昔からの言い伝えで、医学的な根拠は見当たりません。気にしてほしいのは回数より、続く時間とほかの症状です。

Q. 止まらないしゃっくりは、霊障や浄化ですか?

そう書かれた記事もありますが、ぼくは霊のしわざや、がまんするべき浄化とは考えていません。こわがるほど体は固まり、息は浅くなります。ゆっくり息をして、水を飲んで、続くなら医療機関へ。それで十分です。

Q. 夜中や寝る前にしゃっくりが出るのはなぜですか?

体の側では、食事やお酒、寝る前の飲みものなどがきっかけになることがあります。見えない側で読むなら、昼間に飲み込んだ本音が、力が抜けたときに上がってきたのかもしれません。「今日、がまんしたことは?」と聞いてみてください。

Q. 赤ちゃんのしゃっくりにも意味はありますか?

赤ちゃんはよくしゃっくりをするといわれ、たいていは心配いらないとされています。特別な意味を探すより、そっと見守ってあげてください。長く続いて飲めない、機嫌が悪いなどのときは小児科へ。

Q. どんなときに病院へ行けばいいですか?

しゃっくりが48時間(2日)以上続く、何度もくり返す、頭痛・手足のしびれ・力が入らない・ふらつくなどを伴う、胸の痛みや熱、飲みこみにくさがある、手術や新しい薬のあとから続いている、といったときは、意味を探すより先に病院で相談してください。


まとめ|しゃっくりは「飲み込んだもの」をノックする音

  • しゃっくりは、横隔膜がけいれんして、声門が閉じることで起きる。ほとんどは自然におさまる。2日以上続く・くり返す・頭痛やしびれを伴うときは、まず医療機関へ
  • そのうえで、あえてエネルギー的な側面で切り取る日があってもいい
  • 横隔膜は、頭の「上」とお腹の「下」の境目。しゃっくりは、飲み込んだ言葉や気持ちが、境目で「ひっく」と押し戻されるサインかもしれない
  • 急いで飲み込んだのは、ごはんだけじゃないかもしれない。言いかけた一言、ハッとした気持ち、「ほんとはイヤ」
  • 東洋医学では、下りるはずの胃の気が上へ逆らう「胃気上逆」。胃経・脾経・肝経・任脈・心包経・三焦経・膀胱経が関わる
  • 噂かどうかは誰にもわからない。いい噂かどうかは、受け取る側が決めていい
  • 100回で死ぬ、霊障、がまんする浄化、とこわがらなくていい。苦しまなくていい。こわがらなくても、流れは変わる
  • しゃっくりは、みぞおちの「わたしはこう思う」が、「出してもいいよ」とノックしているのかもしれない
たっかぶり
たっかぶり

結局、しゃっくりが出たら、ゆっくり吐いて、「何を飲み込んだ?」って聞いたらええんやね。

まめたろう
まめたろう

うん。止めるのは体にまかせて、意味はあとから。

たっかぶり
たっかぶり

ほな、誰かに噂されてるかも、って思ったら?

まめたろう
まめたろう

いい噂ってことにしとこ。くしゃみの記事でも、そう書いたし。

たっかぶり
たっかぶり

都合ええな!

まめたろう
まめたろう

見えない世界は、楽しんだもん勝ちやからね。


この記事を書いた人

網倉彩人(まめたろう)|ろばのせかい
ヒーリングセッション経験1万件以上。シータヒーリング認定インストラクター。運営:株式会社ろばのせかい。見えない世界を、楽しみながら本気で探求しています。
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飲み込んできた気持ちを、話さずにほどく。横になって受け取るだけのセッション
光を両手で受け取るイメージ

「言いたいことを、ずっと飲み込んできた」「何から話せばいいかわからない」。気持ちを飲み込むクセがある方ほど、そう感じるかもしれません。

ろばのせかいのヒーリングセッションは、対話をメインにしません。最初に5分ほどお話をうかがったら、あとは目を閉じて、20〜30分横になっていただくだけ。うまく言葉にできなくても、受け取るだけでいい時間です。

こんな方におすすめです

  • 言いかけて、飲み込んでしまうことが多い
  • 本音を言うと嫌われそうで、いつも気をつかっている
  • がまんや苦労ではなく、軽く変わっていきたい

オンライン(Zoom)・対面のどちらでも受けられます。うまく話せなくても大丈夫です。

ヒーリングセッションの詳しい内容を見る

あわせて読みたい

参考にした本・資料

  • インナ・セガール『The Secret Language of Your Body』(Hiccups (recurring))
  • マイケル・J・リンカーン『Messages from the Body』(Hiccoughs; Hiccups)
  • デブ・シャピロ『Your Body Speaks Your Mind』(横隔膜)
  • シンディ・デール『The Subtle Body』(経絡の章:胃経・脾経・膀胱経・心包経・三焦経・肝経・任脈)
  • MSDマニュアル家庭版「しゃっくり」(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/03-消化器系の病気/消化器系の病気の症状/しゃっくり )
  • Zhang Y ほか「Efficacy of acupuncture for persistent and intractable hiccups: a protocol for systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials」Medicine (Baltimore) 2021(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7909209 )

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