己が何者かどうかは結局他人が決めることかもしれない
人生の意味も他人から見る方が劇的で
対照が鮮やかではないかな
だからもう、それらを探すのを止めてしまうんだ
もっと子供っぽく好悪の念に身を任せて
好悪すら行方不明ならば
本屋で真っ先に行くところとか
したくない事を帳面に書き出すとかして
ちょっとずつでも魂の感触を思い出せれば
あなたは誰にも止められないはずだ
頭脳が拒否するような怪しげな場所にだって
飛び込む瞬間があると思う
散らばった魂を拾い集めるかのような作業は
宇宙の秩序を行くもので
頭脳にとって安らかとは限らない
それでもその感覚は小さい頃の馴染みの感覚だから大丈夫
それに慣れる頃には個性とか人生の意味などに興味を失っていて
少しだけ高い所にいる自分にさえ手が届く気分だったりしてね
美醜や善悪を越えて
世界は美しいのだったと
思い出すよ
ペドロ